コトタマの反応部位「さ・サ」 さて、キレキレのシャープな解説で軽やかに進行するコトタマの反応部位は、「あ・ア」「い・イ」「う・ウ」「え・エ」「お・オ」「か・カ」「き・キ」「く・ク」「け・ケ」「こ・コ」に続いて「さ・サ」の解説である。 「さ・サ」であるから、「あら、えっさっさー」のさである。 「えっさっさー」は江戸時代の飛脚などが物を担いで走るときの掛け声である。 また、どじょうすくいなどの民謡の囃子詞でもあるのである。 つまり、昔の人も「さ・サ」の』コトタマは、勢いをつけたいときや元気を出したいときに喚くと効果があると気がついておられたわけである。 それでは「さ・サ」のコトタマにはどんな秘密があるのか、どんな作用があるのか、実に興味はしんしん、胸はドキドキ、あそこはムキムキである。 ううむ、どうも無駄口が多いのでどーにかならんもんかと思うが、どーにもならんのは神のおすがりだからである。 おすがりではタタリの類いであるが、まあ、なんだっていいのである。 ご利益もタタリも総体的にはこの世のお楽しみである。 ううう、また無駄口が始まってしまったので、アタマを切り替えて、「さ・サ」のコトタマの反応部位は後背部の中央あたりの背骨の両側の周囲の少し内部である。 へその裏側の命門より少し上の腎兪の周囲である。 つまり、腎臓や副腎に影響のある部位である。 効果があるといっても薬ではないので、腎炎やネフローゼや腎不全などがその場で治ってしまうという効果ではないのは言うまでもないことである。 腎臓も肝臓と同様に、毛玉状態に毛細結血管が極めて密集した臓器である。 それだけ血液を必要としているわけである。 腎臓の氣道が狭窄・閉塞すると、それに連動した毛細血管が閉じで、腎機能が良好に働かなくなるのである。 それを開いて血流をよりよくするのが「さ・サ」のコトタマである。 「あら、えっさっさー」と喚けば、「やらないよりはマシ」の範囲で、腎臓の周囲の氣道を開き、血流を改善して、元気・やる気が出るわけである。 「えっさっさー」の「え」も腎臓に影響のあるコトタマであるということはコトタマの反応部位「え・エ」ですでに解説済みである。 つまり、元気を出したいときや勢いをつけたいときは腎機能を活性化すればいいということである。 この部位は「意欲」の要でもあるわけである。 逆にこの部位の氣道が狭窄・閉塞すると、腎臓への血流がとどこおり、だるい、疲れる、やる気がない、と言う状態になるのである。 もちろん、先ほとも言ったように、基本が血流改善であるので、何ごとも「やらないよりはマシ」の効果である。 ところが、氣の身体ができあがると、コトタマの効果がバカにできたもんではないということが実感できるのである。 つjまり、コトタマで人生・運命が大きく左右されているということが分かるのである。 知るものは幸いであるということである。 続く。 |