大トッチ日記 2

2002年
6月1日(土)
 昼に一昨日のゴーヤーチャンプルーの残りを暖めなおして食べる。正直に書こう。とーーーってもマズイ。しくしく。まずさの原因は明らかで、使ったポーク缶詰が駄目だったのだ。本物を食べたのはずいぶん前なので、味のイメージが全然湧かないんだよう。今度、ちゃんとした沖縄料理屋で本物を一度食べてみよう。ああ、でも沖縄料理屋でアルコールを飲まないっていうのは、もしや、焼鳥屋で酒を飲まないくらい変な振る舞いなんではないだろうかと思うと、ちょっと足を踏み入れ難い。

 研究会。飲んだ食った笑ったの三拍子揃ってしまいヘロヘロになって帰宅。

 そうだ、手形話をしてきたついでに思いだしたこと。私の学生時代、某予備校は「創造説」の牙城でしたね。ゼミの後輩がその予備校の答案練習会で師匠の説(いわゆる通説)で答案を書いたところ、ぬぁんと0点がついたという。ま、たぶん択一合格かなんかの腐れ採点者には理解できなかっただけだろ、あんな馬鹿なところの答練受けるとそういう目に遭うのか怖いねえ、てなことでおしまい。あの後輩は、たしか卒業1年目か2年目で受かったはずだが、今頃何をしているのか。任官志望じゃなかったから弁護士なんでしょうけど。ところが話はこれで終わらず、その翌年だったか翌々年だったか、同期の友人が本番の口述試験で師匠の説で答えたら「そんな説はあり得ない」と面接官に面罵され、蒼白になって帰ってきたという逸話がある。最終合格はしたので、これもまあ半分笑い話で済んだのだが、もちろん師匠は怒った。怒って法律専門雑誌にその話をぶちまけ、非常に強い調子でその面接官(といっても名前はわからないのだが)を非難した。おお、そこまでやりますか師匠、とゼミ生の間では非常に話題になったのだが、後で聞くと、ほとんど発行即日、当の面接官(弁護士さんだったそうだ)から電話があったそうである。その話を披露したときの師匠は大変嬉しそうな顔だったので、きっと謝らせたんだろうなあなどと想像したものだが、実際はどうだったのだろう。

6月2日(日)
 サッカーはひょっとして見る者の脳を麻痺させるのではないだろうか。見終わった後、ぼーっとして思考がとりとめないものになる。

 リハビリに、最近の桂米朝師匠を描いたNHKスペシャルを見たら、ちょっと回復した。小さん師匠亡きあと、米朝師匠は落語界唯一の人間国宝である(はずだ)が、まことに「至宝」と呼ばれるべき芸である。とくに大店の大旦那を演じているときの風格は、他の噺家には真似ができない。ざこば師匠が「四十人以上いる弟子が総がかりでそのネタと知識とを共有しようとしても、絶対に全部は受け継げない」と評するほどに広く深い米朝師匠自身の教養が自然に滲み出てくるのだろうか。

6月3-4日
 起きた。疲れた。寝た。ここにほぼ同意。いや、三軒茶屋周辺がどうであるかは知らないが。

6月5日(水)
 照り焼き用のチキンに塩胡椒してカレーをぶっかけたものを「タンドリーチキン」と称するのはいかがなものか。

 珍しい人からメールが来ていた。十年間勤めていた前任校で僕のゼミからは2人の司法試験合格者が出ているが、そのうちの1人から。今弁護士修習中なんだけど、そこのボス(?)が僕によく似てるっていうメール。どこら辺が似ているんでしょうね、どきどき。

 ところで、こういう意見をどう考えるか? 堅実な「現場感覚」にもとづいていて、しかも感情的にならない議論に、僕は好感を抱いている。もちろん、いろいろツッコミを入れられそうなところはあるけど、上っ面の理屈だけ返しても幼稚に見えるだけだろう。

6月6日(木)
 おや、「ヒカルの碁」17巻が出ていますね。
 なるほど。「第1部完」ですか。僕的には、これで全巻の終わり。第2部ってのは、どうやっても蛇足になると思うけどなあ。まあ、売れてる以上、続けざるを得ないだろうけど。「HUNTER×HUNTER」も、ハンター試験で終わっとけば、萩尾望都の「11人いる!」くらいに名作だと思ったかもしれない。(「11人いる!」も、様々なタレントの持ち主が集まる過酷な条件の試験の話。ちゃんと受験者を邪魔する受験者っていうのも出てくる。)

 今日聞いた、ちょっと良い話。
 中村俊輔の大ファンだったはずのある女性。4日の日本・ベルギー戦を見た直後に
「わたし、稲本クンについていきます!」
と宣言したそうです。いやあ、良い話ですね。

6月7日(金)
 原稿が書き上がりません。うえーん。

6月8日(土)
 高校のクラス会。僕の出身校、都立国立高校は3年間クラス替えをしない学校だったので、クラスの繋がりは密接になるはずなのだが、もう10年ぶりくらいのクラス会。ところが、出席率が異様に良く、予測が狂って幹事は大変だったらしい。ご苦労様。三十代の頃は全国あちらこちらに散らばってたのが、どういうわけか、ここ二、三年の間にワラワラと首都圏に戻ってきているらしい。僕もその内の1人だけど。景気が悪くなると取り敢えず故郷に帰るのか?というような分析もあったが、偶然じゃないでしょうか。だいたい東京なんて、故郷っていうような繋がりなんか無いしね。中学校でも同級生だったMと、中学の同窓会もやりたいもんだという話をしたのだが、どうも中学校の同期生達は、家ごと越していったのが多く(これもその内の1人が僕)、誰が何処にいるのやら、調べるのは恐ろしく大変だという。国立近辺ってすごく中途半端なベッドタウンだったから、僕らの親の世代にとって「終の棲家」に相応しい家と思えるものに入居できていた人は少なかったんでしょうね。

 もうちょっとみんな老けているかと思ったのだが、顔を見た瞬間に名前がわかる。40歳位だと、まだそんなに変わらないんですかね。特に女性陣は、様子が全然変わらないので(失礼ながら)非常に驚いた。早期退職勧奨で声をかけられている者が早くもチラリホラリなど、客観的には「中高年」に分類されるようになったことは否定すべくもないのだが、自覚があんまりない人達の集まりである。だいたい去年29の嫁さんもらったTとか、25の嫁さんもらったOとか、何を考えているんでしょうね、まったく。え? いいえ、羨ましいなんて全然思っていませんよ、全然。大学に勤めてると、「若い女」への幻想なんて育つ余地が無いのだよ。

 国立駅南口「マスタッシュ」というお店。沢山のお料理と、美味しい冷酒をどうもありがとう。特につくねが美味しかった。しかし、国立も随分変わりました。時間があったら「ロージナ茶房」など行きたかったのだが、残念。

6月9日(日)
 実家に避難して、安全地帯から観戦。まあ、今日はほとんど日本のサポーターばかりだから良いのかもしれないが、来週の月曜日辺りは結構やばい。タイミングが悪いと、試合終了直後に新横浜を通過しなくちゃならなくなる。

 晩御飯は父のリクエストでコロッケ。このコロッケの作り方は以前に伝授されているのだが、まだ試す機会がない。夏休みに一度やってみよう。

 そうそう。6日の日記に書いた元・俊輔ファンの人は、大変お目が高いと思います。ミーハーの嗅覚というものは端倪すべからざるものがありますね。

6月10日(月)
 トルシエの任期が切れダバディ氏を見られなくなる日も近づく今日この頃である。トルシエ君のキャリアのためには良かった良かったと心から祝福したい。次の監督は大変だよね。次も出られて当然みたいな空気ができちゃいそうだ。

 東急とか地下鉄なんかの英語表記は目立たないし、わかりにくい。あんなのを頼りに、新横浜だの小机だのって、日本人でもアクセスしづらい駅までたどり着かなくちゃならないんだから、外国からいらしたサポーター御一行さまは大変だ。自分が「漢字も仮名文字も意味不明な絵にしか見えない人」になったつもりで駅構内や車内を見回してみると、掲示だけから入手できる情報量が非常に少なく、なんかとっても冷たくされているような心細さを感じる。もちっと、余所からいらしたお客さんにフレンドリーな環境を整えられないもんだろうか。決勝戦やるんですけど、大丈夫?

 マクドナルドとか助六寿司とかろくでもないものばかりを食べる日だった……。だって、食べてる時間がないんだもん。

6月11日(火)
 昼は、塩ジャケ。夜は完全に抜き。なにしろ、4時半からゼミで終わったのが7時40分。7時50分からはもう講義だから、レジュメと資料を印刷してせかせかと教室に急ぎ、9時20分まであんなことやこんなことの説明。てことは、5時間ぶっつづけで働いてたわけか。K君に「体力ありますね」と感心されたわけが今頃わかったぞ。

 そういえば我がゼミのN君は短答に受かったんですね。取り敢えずおめでとう。いや、3年生で受かるとはすごいことなので、他の人達は素直に感心すること。でも、「論文試験準備の抗弁」は却下なので、6−7月もちゃんと準備してゼミに出てきてね。

 帰りにあやうく新横浜で途中下車するコースを選ぶところだった。アイルランドとどこかがやる試合が10時半までで、僕が新横浜に到着するのが11時。もろに大混雑時間帯にかちあってしまうので、慌てて長津田で途中下車、田園都市戦に乗り換えてあざみ野で地下鉄に乗り換えるという迂遠なルートをやむなく選択。田園都市線の車内には2人の警備員が車内巡回してた。そして、新横浜方面からの電車はギュウギュウ詰め。ひゃあ、気がついて良かった。

6月12日(水)
 ワケあって朝も昼も抜き。ひー。

 夜、仕事でシュウマイ屋の本店で会議と食事。べろんべろんになって帰宅。超空腹でいきなり酒を飲んだんだから当たり前だ。でも、眠りは浅いんだよね。変な夢を見て4時頃目が覚めた。

6月13日(木)
 しかし、結局起きたのは昼頃であった。うつらうつらと午前中を過ごす。

 2時からチュニジア・日本戦の電話予約であるが、僕は日本戦はもうほとんど興味がないので、電話などしないのである。でもテレビは見ると思うけど。

 火曜日にゼミのN君と話したことから、ちょっと考えたこと。
 司法試験では、要は法的問題点を明確に把握していて、一応筋の通った解決を示せれば良いんだと僕は思う。実務法曹を選ぶ試験なんだから。N君がもってきた例は、善意者からもう一度受取人に手形が戻裏書されたときに、人的抗弁が「切断」されたままだとまずいでしょう、っていう話。まったくそのとおりなんで、問題は「何故それがまずいのか」ってことをちゃんと書けるか、ってことだけだと思う。ここで例えば「人的抗弁は属人的抗弁だから」なんて法技術的解決に走ると、かえって問題点がぼやけて印象が悪い論文になる危険が大きい。

 新横浜の大戸屋でランチスペシャル。新横浜駅前から競技場に通じる歩道は黄色の人たちと赤白チェッカーな人たちの御陽気な行列。

6月14日(金)
 へえ! トルシエ君、次のフランス代表監督の候補に名前が挙がってるんだって?
 まあ、ああいう指揮スタイルがフランスみたいに一流選手を集めたチームの監督に向いてるのかどうか、素人ながら疑問に思いますが、でも実現しないとしても、そういうところに名前が出てくること自体、彼のキャリアのためには大変良い話だし、トルシエ君自身だってこの3年半でいろいろ学び向上しているんだろうって期待をかけている人が沢山いるってことなんでしょうね。頑張った人がちゃんと評価されるのを見ると、なんとなく嬉しくなりませんか?

[追記]
 ああ、レトルトパウチのカレーなんぞで誤魔化してしまった。それにしてもトルシエ君、久米宏が言うように表情が違ってきてますね。貫禄が出てきたっていうか。

6月15日(土)
 ああ、次もまた火曜日か。

 さて、夏の映画のイチ推しは「オースティンパワーズ・ゴールドメンバー」でしょう。また激しく笑わせていただきたい。ええと、バート・バカラックってまだ生きてる?(←誰に訊いてるの?) なんか、舞台が日本です、って宣伝担当が言ってますが、とすると丹波哲朗も出るのかな。どきどき。

 久しぶりに出かけたデニーズで、ヒレステーキ・わさび細切り という一見変なもの。でも、わさびが意外にも美味しいので驚いた。田丸屋のわさび漬け(金印)が食べたくなっちゃった。金印は静岡じゃないと売ってないんだよなあ。ウナギ食べにも行きたいし、呼ばれたら行きますが。

6月16日(日)
 裁判なしの訴追って、また酷い誤訳ですな。日本語として全く意味不明ではないか。原文を探し出す気力がないので、いったい何を勘違いするとこういうことになるのか、さっぱりわからん。まあ、どうせまたろくでもないことを考えているんだろうってことは通じるから、それで十分か。

 ええもん見せてもらいました、スペイン対アイルランド。ああ、明日も明後日も見られないんだなあ。ちぇ。

6月17日(月)
 と思っていたら、実は今日は事情により8時半キックオフに間に合ったのだった。というわけで、ブラジル対ベルギー戦観戦。いや、これまた緊張感のある良い試合を見せて貰いました。

 昼は、なんだっけ、ほら、韓国風の、チゲじゃなくて、丼もので、そうだ、ピビンバ風丼。辛くないし、熱くもないけど、それなりに美味しい。ただし、ゆで卵を縦半分に切ったやつまで、一緒にぐちゃぐちゃに混ぜるべきかどうか悩んだ。結局、ゆで卵は潰さないことにして、大事に食べた。

 で、神大生協は、明日は日本戦を大画面テレビでみんなでみる会をやるらしい。今回は有料と書いてある。有料といっても、3ヶ月くらい有効の食券を買わないと整理券がもらえないという仕組みだから、いずれお食事というかたちで返ってくる出費ではあるが。今回「は」有料ってことは、先々週の火曜日に無料でやったら収拾がつかなくなって痛い目にあったということだろうか?

 そうそう、御食事券といえば鈴木宗男代議士の逮捕許諾請求が衆院に提出されたそうだが、今では貴族院は廃止され、かわって設けられた参議院の議員はすべて公選議員なのだから、衆院議員だけを「代議士」と呼ぶ慣わしはさすがにやめたらどうかと思うのだが、どうか?

 あ、そうだ。順序が前後するが、近所のマクドナルドが「マック東京」をやっていた。頼まなかったけど。マクドナルドのアイデンティティはどこへ行くのかに思いめぐらせるためにも、頼めばよかったかもしれない。でも、急ぐからこそ、朝食を作れなくてマックに頼る羽目になったんで、スープだのサラダだのゆっくり摂っている暇はなかったのである。

6月18日(火)
 1時間もゼミに遅れてきて言い訳なしというのはいかがなものかと思うのだがどうか?というようなことはその場で口に出して言いましょう。今日の反省。

 7時50分からの7限目、今日に限ってヘロヘロ状態で、しばしばトルシエのインタビューの如く言葉に詰まって教壇で立ち往生。別に涙目になってたわけじゃないけど。こんど詰まったら、"Et...........je....."と言ってみようか(誰にもわからんぞ)。じゃなくて、原因は明らかにバッテリー切れ。昼飯をいつものようにトンカツにしないで寿司にしたのがまずかったのだろうか。

 へろへろ状態で10時40分頃に家に辿り着くと、まだ韓国・イタリアをやっている。おや延長戦ですかそれはすごいですねあれトッティ退場させられちゃったの?と思っているうちに某嬢お気に入りの韓国の19番がVゴール(とは言わないが)。半分朦朧とした頭で猛烈に感動したのまでは覚えているが、よくわからないうちに寝る。

6月19日(水)
 テレビはもうちょっとトルシエ涙目インタビューをちゃんと見せて欲しい。

 納豆と卵とカニクリームコロッケという取り合わせは変ですか?いや、まさかコロッケの上に納豆をかけたりはさすがにしませんでしたが。

 3時から6時まで会議。またヘロヘロ。帰路、寄り道して、紀伊国屋横浜そごう店。別冊宝島REAL「闇金融」、森末伸行「法思想史概説」、田中成明ほか「法思想史〔第2版〕」などゲット。

6月20日(木)
 ちょいとした野暮用で船橋まで。なぜか本屋によってしまい、内田樹「寝ながら学べる構造主義」、田中素香「ユーロ その衝撃とゆくえ」をゲット。ウチダ先生のホームページは巡回先なので、読むまでもなくほんとうに寝ながら学べるほどに平易に書かれていることは保証付き。いや、面白うございました。(あっという間に読了しちゃった。)

6月21日(金)
 テレビにて伯イ戦、米独戦観戦。(イングランドを英と略すのはやっぱりまずいだろうな。英吉利〈イギリス〉というのはEnglishが訛ったものだから、語源的にはEnglandを示すと考えてもよさそうだけど、慣習的には「英国」というと連合王国全体を指すわけで、ウェールズやスコットランドなどの立場とゆーものをどうしてくれるということになるでしょう。そういえば、アイルランドというのは、アイルランド共和国の代表なんだろうか。北アイルランドには別に協会があるのかな?)素人目には、ブラジルはいい加減な戦法で知らないうちに勝ってたという感じがするのだがいかがであろう。ドイツはカーンがGKでなかったら、1−4くらいでこてんぱんに負けていた試合。試合の組立てや戦法や選手の能力がいくら優れていてもゴールにボールが入らなければ負けは負け。おまけにあの広いフィールド(「ピッチ」って何語?)をたった1人の主審が裁くんだから誤審がないとしたらむしろ驚く。このゲームをアメリカ人が好きになることは当分あるまい。
 夜はイタリアンだったが、隣の席の女性2人のお見合い話に気を取られて食事に集中できなかった。「あなたは今まで何人の女性とおつき合いしましたか、って訊くの?」「そんなことお見合いの席で訊けないわよ」「えーっ。一番肝心なことを訊けないんじゃ、お見合いする意味がないじゃない」「だからもっと親しくなってからよ、そういう質問は」
 うーむ、一番肝心な質問なんですかそれが。。。。

6月22日(土)
 神保町の共栄堂というレコード屋のような名前(どうしてもそう感じるんですけど、どうしてだろう?)のカフェでベンガル風カレー。辛くて御飯の量がたっぷり。焼きリンゴが名物のお店だけど、もう季節が終わったのでリンゴは秋までおあずけ!わん!
 夜は、わが生涯2度目の下北沢(なぜかあんまり縁のない街なのだ。しょっちゅう電車で通過してるんですけどねえ)にてベトナム料理。あちこちのベトナム料理屋で必ず頼むのが生春巻きだが、店によって本当にいろいろ違う。初体験で刷り込まれているせいか、静岡の「サイゴン」というお店の生春巻きが一番好きなのだが、それに匹敵するほど気に入った。えーと、店の名前も「リトル・サイゴン」だったかな?
 韓西戦はビデオで。スペインは終始もたもたしてましたね。そういえばアイルランドとの試合も、なんか点を取りに行く気がなさそうな感じでしたが。PK戦で負けちゃうのも、むべなるかな。アイルランド対韓国の方が見ていて面白い試合になったんではないだろうか。そうそう、それとやっぱり、子供も見てるんだからシャツの引っ張り合いはやめた方がいいと思います。良い子は真似をしてはいけませんよ。

6月23日(日)
 お詫びと訂正。昨日の日記に書いた共栄堂は、スマトラカレーの店でした。なぜベンガル?>自分 ついでだからリンク

 「裁判なしの訴追」問題であるが、メールを頂戴して、ラムズフェルト君が何を言ったかはだいたいわかった。ありがとう!

CNN.com
Tuesday, 11 June, 2002
WASHINGTON (CNN) --The U.S. citizen who allegedly planned to build and explode a radioactive "dirty bomb" in the United States may never face trial, Defense Secretary Donald Rumsfeld said Tuesday.

"Our interest is not in trying him and punishing him," Rumsfeld said of suspected al Qaeda operative Jose Padilla. "Our interest is in finding out  what he knows."

 trialを「裁判」と訳すのは、大抵のばあい間違いとは言えない。とすると、あとは「訴追」だな。

 と思ったのだが、上のページからたぐっていったCNNのこのページを見ると、「訴追」という日本語から想像されるような法的手続はとられないぞ、っていう記事。誤訳というより、わかっててやった?

6月24-30日
 おお!まるまる一週間経っているでわないですくわ! さすがに溜まりだした疲労とかその他いろいろございまして、日記にまで手が回らないのでございます。そもそも、メールもろくにチェックできていません。家の中も荒れ始めておりまして、今は絶対に死ねませんね。えーとこの一週間何をやっていたかというと、月曜日は授業、火曜日も授業、水曜日は会合、授業、会議。で、木曜日と金曜日は一日中眠くて眠くて実質的にはなにもできず。土曜日は都の西北の方へ研究会でお邪魔したあと、とんぼ返りで横浜に帰ってきてゼミの飲み会(というか焼き肉を食べる会)。安くて、そこそこ美味しいお肉も食べられるんだけど、火事が出たら店の中にいる人間はまず全員絶望視されるようなあのつくりは何とかならないのでしょうか。私はあの店はもう怖くて嫌です。えーと、この間に、ドイツとブラジルの決勝進出が決まりました。それで、GKカーンがなぜか日本人の魂を震わせたようで、結構人気が出ているようですな。ロナウドがあの変なヘアスタイルで自爆した反動でしょうか?
 それと、さっきケーブルテレビでレアルマドリッドの試合の録画を流していたんですが、この一ヶ月で顔と名前が一致するようになった選手が何人もいるんで驚きました。なるほど、一流クラプっていうのはそういうもんなんですね。さて、これから決勝戦でございます。

7月1日(月)
 えーと、月初めなんですが、6月分をログに回す気力がありません。当分このまま進行いたします。

 ドイツ系で「鉄壁」といえば“鉄壁ミュラー”の方を先に思い出すんですがとかなんとかわけのわからないことを呟きながら昨晩は伯独戦鑑賞。えーと、今回の総括については、ここの6月30日参照。ことサッカーに関する限りこの人に大きく依存してます。SFとミステリに関しては好みが違うので適当に受け流してますが。

 お昼は、そぼろ弁当。夜に一杯のかけそば。授業アンケートをとったが、対象が6人でなにか意味のあるデータがとれるのだろうか?

7月2日(火)
 昼にカツ丼を食べたのだが、夜にウナ玉丼というのをまた食べてしまった。ウナギは学食にしてはまあまあ。もうちょっと濃厚なタレじゃないと、ウナギに負けちゃうと思います。

 どうも前任校のころからの癖で、講義の時に「条文を見て下さい」だけで先に進められなくて(だって言うだけだとみんな読まないんだもん)つい自分で読み上げてしまうのだが、読み上げるときにちょっと変な抑揚をつけてしまうことがあるのは、実は中大名誉教授下村泰正先生の物真似なのである。いや、べつに真似しようと思ってやってるのではないのだが、あまりにも真似し易い方なので、真似が身体に染みついてしまっていて、無意識に出てしまう。今日もやってしまって、女子学生に笑われた。

 レアル・マドリッドの会長は今度はロナウジーニョを欲しがっているという話をゼミで仕入れた。ナベツネみたいな人なんですね。というか、ナベツネみたいな人格が、実はスポーツチームのオーナーのグローバルスタンダードか? とはいえ、今度ジャイアンツのビジターのユニホームのロゴを「YOMIURI」にするって話は、ナベツネに理があると思うが。Jとプロ野球は違うんだから、Jの話を持ち出しても駄目。巨人ファンのくせに「俺達は讀賣のファンじゃない」っていうのは自己欺瞞でしょう。阪神ファンを見習いなさい。駄目な親会社まで丸ごと引き受けてファンを続けてるじゃないか! もっともプロ野球は、桑田の活躍と、千葉マリンスタジアムでの観戦(ドームじゃないのと、ロッテファンの応援の仕方が、とっても気持ちが良いのだ)以外には興味がないので、どうでも良いのだが。

7月3日(水)
 久しぶりに学食のカフェテリアで昼食。御飯と生卵と野菜と挽肉の味噌炒めとひじきとキムチ。卵かけ御飯にキムチを放り込んでぐちゃぐちゃにするという技を開発したが、よく考えたらこれは「すき屋」でよくやってる食べ方でした。野菜と挽肉の味噌炒めとの相性もバッチリで、とても幸せ。ああ下品。

 今日も授業評価アンケート。今日は対象人数が多いぞ。120人くらいはいるかな? 

 すっかりオヤジ化してるなあ。ローマ字関係の固有名詞がさっと出てこない。
 橡「三井住友とか、えー、うー、何だっけほら、JTBじゃなくて」
 学生「UFJ銀行ですか?」
 ダメ過ぎ。

7月4日(木)
 今日は暑い上に湿気でモワモワ、そして空気が妙にモヤっていて、「昔ならこりゃあ光化学スモッグ日和だって思うような日だなあ」と思っていたら、ぬぁんと18年ぶりに光化学スモッグ警報が出されたという。数日前には中国だかフィリピンだかからの輸入食料品に「チクロ」が使われていたことが判明し現在回収中であるというニュースも流れていたし、なんか30年くらい前に逆戻りしたような感じ。

 ジーコなんですかそうですか。ジーコ「氏」っていうのはなんか違和感があるんですが、ペレだって「ペレ氏」みたいだしそういうもんなのか。まあ「タモリ氏」なんてのもどこかで見かけたことがあるな、そういえば。

7月5日(金)
 変な会議。なぜ会議が開かれたか、そして僕がなぜその会議に招集されたかが、開会後1時間以上経ってやっとわかったとゆー…はぁ。

 変な会議を終えてからまた学食で。鶏の和風グリルとひじきとお漬け物といんげんとシラス干し。ちょっと醤油っぽくなりすぎたかな? 今日が締め切りなのを危うく思いだして、前期試験の試験問題をつくって教務課に届ける。

 NHK金曜時代劇は高橋英樹がどうみてもお奉行様にしか見えないがしかし実は岡っ引きの茂七親分に扮する宮部みゆき原作の人情捕物帖の2回目。その後TBSの「情熱大陸」は中田英寿の密着ドキュメント。トルシエより大人に見えるのは何故?

7月6日(土)
 研究会で名古屋。大変有益であった。とくにH先生編修の2002年改正まで全部織り込み済みの商法、監査特例法、商法施行規則の条文集は涙が出るほど有り難い。しかも、昨年から4回にもわたった商法改正の全体像について、法制審議会委員直々のポイント解説つき。(いや、研究会なんだから、解説の方が主なんだけど。)これでロハたぁ(いや、ちょぴっと会費払ってるけど)勿体ない勿体ない。これで十年前から知っていたかのように商法改正について語れます。わはは。

 今回はF先生は御用があるので、前回のように夜更けまで一緒に飲んだくれるわけにいかず、駅の喫茶店でちょっと歓談。「もしもある立法がなされてしまった後で、法律の内容があまりにも複雑なため数字にちょっとしたミスがあったことに気がついちゃったら、どうしたらよいか」という、あくまでも仮定の話(いや、ほんとうに仮定の話ですよ。うん)など。姑息なやり方として「『官報に誤植があった』ということにして誤魔化して訂正を流し、原本はこっそり改竄しちゃう」というやり方を考えつく。本当にやってたら怖いぞ。

 新横浜で買い込んだ京樽の寿司を新幹線の中で食べる。夕食は、誘惑に耐えかねて、F先生に教わった名古屋名物のわらじのように大きいミソカツ定食。なるほど、草鞋ね……。もちろん肉は草鞋よりも遙かに柔らかかった。名古屋名物「矢場とん」新幹線口地下街店。

7月7日(日)
 名古屋マリオットアソシアはなかなか宜しいお部屋で、もうマリオットなしではいられない身体になってしまったような気がする。JR東海ツアーズの「出張パック」で予約すると、前日でも部屋が押さえられて、しかも割安。とはいっても、思わず朝食つきにしてしまったので結局高いのだが、ここの朝食ブフェはバターとトーストが十分美味しく、しかも良いジャムを使ってるので(これ重要)、たとえその他メニューのバリエーション(卵料理とか、温野菜とか)がやや貧弱でも許せる。珈琲はもうちっとカイゼンの余地があるような気がするが。

 というわけで、朝はわりとまったりと過ごし、名古屋駅で小松左京先生ご推奨(「首都消失」冒頭部分参照のこと)の「とり御飯弁当」を買い込み、のぞみで(! ああ、なんと贅沢になったことか。のぞみにのると、1人でタクシーに乗ったり、目玉焼きの黄身をつぶして食べるのと同程度の罪悪感に襲われる)しゃなりしゃなりと帰京。家に直行せずに、横浜そごうに寄って、紀伊国屋書店を覗く。さすがに日曜日には大勢の客が入ってる。基幹店なんだから客が入らないと債権者さんも大変なので、是非みんなで買い物にいってあげましょう>横浜そごう

7月8日(月)
 大寝坊。目が覚めると九時だった。土曜日の朝に焼いておいた食パンを半切れだけトーストしてむしゃむしゃと食べ、家を飛び出す。が……

くそ暑いぞ、ゴルァ!

はっ……。大変取り乱しまして失礼をばいたしました。
とにかくあまりの暑さに、家を出るなりゲンナリ。駅にたどり着いた時点で戦意喪失。思わずタクシーで出勤してしまった。とはいえ、新横浜までは取り敢えず電車で行って、それからタクシーに乗るというのが我ながらせこい。

昼御飯は、えーと、なんだっけ? 広東丼? いや、違うな。上海丼? でもないな。南京丼でもないし、まして北京丼でもなければ重慶丼でもない。長安丼。抗州丼。洛陽丼。ぜんぶ違う。ま、要するに中華丼である。

7月9日(火)
 不調。体調は悪くないが、アタマが……。たぶん暑すぎるせい。教室はクーラーが全然効かないし。講義もクチが空回りしている感じがするし、もうおじさんは疲れますた。今日で前期おしまいという気の緩みもあるかもね。はあ。

7月10日(水)
 しかし、神大の講義は来週もまだあるので、気を緩めていてはいられない。おまけに試験があるので、出席者も多いし。一組「私語がうるさい」って言おうかなあと思った2人がいたんだけど、様子だとどうも僕の講義の内容について隣同士で確認してるらしいので、大目にみる。

 昼御飯を食べ損ねたが、会議の後、院生との懇親会でたらふく食べようと心に誓う。しかし、会議中に「暴風雨警報その他が出たので4時限目以降休講」の知らせが。7時からの懇親会はどうなるんだろう、と心配になったが、決行された。生協のみなさん、ありがとう。しかし、帰りに見事に嵐に見舞われて散々な目に。ひい。

7月11日(木)
 晩御飯は、古典的おフランス料理屋。ここには「ヌーベル・キュイジーヌ」のnの字も届いていないと思われる。コンソメスープにはじまり、魚料理、肉料理、付け合わせの温野菜とサラダ、デザートと珈琲。魚は鯛だし、肉はサーロインステーキ。レストランに行くためにだけネクタイを締めたのは、生まれてはじめてのことかもしれない。もちろん、ネクタイをしてレストランに行ったことは何回もあるけど、ネクタイは「結婚披露宴だから」「お見合いだから」等々の理由でしていたのであり、たまたまその場所がレストランだったに過ぎない。しかし今日は、まさにレストランで食事をするというただそれだけのためにネクタイを締めた。とはいえ、ドレスコードがあるような超高級店というわけでもないので、かなりカジュアルな格好をしてきている人達もいる。が、たぶんネクタイの効用で、窓際の良い席に案内してもらえた。「古典的」というのは、そういう感じ。うーん、このニュアンスは30代以降の人にしか伝わらないかなあ。

 お味も良かったです、さすがに。ただし、サービスの人が若いおねえさんばっかりというのは気になったな。ベテランのおじさんはどこに行ってしまったんですか?

7月12日(金)
 一転して、ラーメン半チャンセットなどの日に。

7月13日(土)
 偏頭痛で一日棒に振った。

7月14日(日)
 巴里祭。

 革命とはなんの関係もなく、焼き茄子の豚肉のそぼろがけを作ってみた。非常に気に入ったので、この次僕の家で食事をする人はこれを食わされます。御覚悟を。その他、味噌汁の具のつもりで買ってきた豆腐を、気が変わって冷や奴。ついでに、これぞ夏の味モロッコインゲンの塩胡椒炒め。蓼科でインゲンといえばモロッコインゲンであり、これがまたとびきりうまいので(畑でとれたその日に売ってるんだから、当たり前だけど)、橡川家の人々は蓼科滞在中はほぼ毎日モロッコインゲンを食べているのである。今日のは岩手産だったが、そこそこ美味しい。

7月15日(月)
 昼御飯にジャージャー炒飯などというものを頼んでしまったのは、昨晩、スターウォーズ/エピソードII などというものを見てしまったからだろう。いや、すごかったっす。何がすごいって、21:00からのレイトショーなのに、満員! おまけに、三分の二くらいの人は、館内が明るくなるまで(つまり最後の最後まで)席を立たずに画面を見つめていた。つまり「濃い」人がわらわらと集まっていたのである。隣の席のカップルは「20年前には歩いてただけの×××が△△△したりするんだから、すごいわねえ」などと、スタッフロールを見ながら話し合っていた。

 後にルーク・スカイウォーカーと絡んでくる人達が、あんなところやこんなところに登場。おお、この人はあの人のお父さんでわないですか、とか、おお、あの人達は実はそういう人達だったんですかとか。それにしても、この話って、アナキンがフォースの暗黒面につかまって暗黒卿ダース・ベイダーになっちゃうこと、ジェダイ騎士はオビ・ワンとヨーダ以外全滅し、そのオビ・ワンもヨーダも帝国の目を逃れて辺境に隠れ済む羽目になっちゃうこと、元老院議長が皇帝を潜称して「帝国」を創始すること、アミダラがアナキンの知らぬ間にアナキンとの間に男女の双子をもうけ、1人はあっち、もうひとりがこっちに密かに預けられて、あっちにはオビ・ワンが保護の任に就くことになることなど、観客はまだ作られていない「エピソード3」の結末を予め知っているわけで、それを「エピソード1」とどうやって面白く繋げてみせるのか興味津々だったんだけど、うむ、面白かった。ああ、だからあの人達はああいう振る舞いをするんですか、とか、あ、それで彼は迷いなしにああいう行動をとったんですか、とか。でも、それにしちゃ彼はそういうそぶりを見せないなあ、ま、あれはボケキャラだからそれで良いのか、とか「おたく心」をくすぐる作りが素敵。チャンバラも宇宙戦争も素晴らしい出来です。ただ、コスチュームがどうも永野護を思い起こさせるぜ、と思うのは僕だけ?

 最も驚愕したのは、あのキャラが共和国を滅ぼ(以下自粛)!!

追記:茄子が嫌いな人は予め申告して下されば、無理矢理食わせたりはしません(謎)

7月16日(火)
 台風が来たが、午前中のみ。慌ただしく去っていった。いよいよ梅雨明けも近い。

 不信任は弾劾とは違う。理由がいらない。単に「もうこれ以上一緒にやってられません」ということだ。「けっ、やってられねえぜ」と一方がケツをまくった以上、あとは知事か議会のどちらかを選挙し直すしかない。で、一方はケツをまくる権限があり、もう一方は知事選挙か議会選挙かの選択権がある、というバランスの取り方をしたのが地方自治法の仕組みなのであるから、知事の選択に議会が文句つける筋合いではないのである。

7月17日(水)
 朝御飯は、なぜか某ラジオ局のスタジオで御飯とおみそ汁とサラダとふりかけ。味噌汁とサラダはコンビニで買ってきたやつなのだが、御飯だけは炊き立てなので美味しいのだ。昼は生協の唐揚げ弁当。あれ、今日はパンを食べ損なったぞ。

 手形法は今日が前期最後の講義なので、前期のまとめ。試験を前にして僕ってなんて親切なんでしょう!(誰も誉めてくれないので自分で褒める)。しかし、この大学は組織構成がいまだによくわからないなあ。なんとか小委員会って、親委員会が不明な小委員会がよくあるんですが、あれは困る。知ってる人は知ってるんだろうけど、新入りには経緯がわかんなくて困るんですよ。

7月18日(木)
 半日会議漬け(弁当付き)。普通なら「けっ、やってられるか!」と啖呵をきりたくなるところが、自分が責任者なのでそれはできないのであった。代わりに会議終了後、数人で大学近くで飲む。厚焼き卵が非常に美味しい店で、結構幸せ。が、組合の書記長さんと店で一緒になり「先生、代議員ですよね。明日、組合大会ですのでよろしく」と釘を刺されてしまい、いきなり会議の予定が増える。ひい。

 一緒に飲みに行ったT先生に「橡川さんが会合後に飲みに来るなんて珍しいですよね」と言われた。たしかに珍しいですわ。日本的組織だとこれはあんまり好ましい態度ではないのは重々承知しております。でも、ストレスに弱いんですよ。10円ハゲをこさえちゃったことあるし。酒飲みのおじさんたちは、僕には大ストレスの素です。だから、情報が多少遅れて伝わってくるくらいのことは、もう全然気にしません。それよりは、さっさとお家に帰って寝ちゃいたいんです。

7月19日(金)
 というわけで、組合大会。紛糾させようと思ったわけじゃなくて、あのままだと執行部案が否決されちゃうかなと思って「決議事項じゃなくて報告事項にしたら?」と提案したつもりだったんですよ、うん。と、こんなところで言い訳を書いてみる。ごめんなさい、たまに出席したと思ったら変な発言して。そんなこんなで、昼御飯は組合弁当。

 メールチェックしてたら、書類の催促。あれ、初耳ですそれは、というような。依頼状を読み損なったらしいです。大変御迷惑をおかけします>M先生

 明日は土用の丑の日らしい。西焼津「三昧(しゃみ)」が懐かしい。あの、とびきり旨い鰻が食いたいぞ。そのうち食べに行こっと!

7月20日(土)
 ここの記事。

政府は会社設立時の最低資本金規制を年内にも事実上撤廃する。株式会社で1000万円、有限会社で300万円以上とする規制がベンチャー企業などの起業を阻んでいると判断、会社設立から5年以内に限り、資本金の額を問わないようにする。
だってさ。経済産業省と法務省とが合意して、起業振興だかなんだかって口実で特別法作るんだそうで。するってえと、主管は経産ですか。5年以内に増資できなかったら清算かな。それに、まあ継続的な取引先はどうせ社長個人の不動産使った物上保証とか連帯保証とかいろいろくっつけて取引するんだろうけど、労働債権とか不法行為債権者とかとの間では、なんか手当が必要なんじゃないでしょうか。法律で認めちゃった以上、法人格濫用というのは言いにくいし。悪用が心配な制度だなあ……。

7月21日(日)
 と言いつつ、昨日の続き。昨日の夕方、買い物に出たら、ゼミのNクンから電話。商法の2問目についてあれこれ。えーと、

 Aは、平成14年4月1日、Bに対し、同年5月31日を満期日とする約束手形を振り出した。
 Bは、同年4月10日、白地式裏書の方式で、この手形に裏書人(第1裏書人)として署名した上、Cに手渡すべく、この手形をBの使用人Dに託した。ところが、Dは、無断でこの手形の満期日の記載を「平成14年6月30日」と書き換えた上、Cに手渡さないまま、同年6月10日、この手形に自ら裏書人(第2裏書人)として署名し、これをEに譲渡した。Eは、平成14年7月1日、この手形を支払のために呈示したが、Aによりその支払を拒絶された。
1  Eは、Bに対し、手形上の責任を追及することができるか。
2  Eは、Dに対し、手形上の責任を追及することができるか。


こんな問題だったらしいが、こんな↓ところかな?

 Bの裏書は交付欠缺で、Dは手形を使者として預かっただけの無権利者。そこでまずはEに手形上の権利が帰属するかが問題。原文言では期限後で流通期限切れだから、流通保護制度である善意取得は適用できないようにも思える。でも、善意取得は外観保護の規定なんだから、外観上の満期を基準にすれば足りる。(2ちゃんねる方面では「期限後裏書」っていう意見が散見されるが、この手形に有効な裏書署名は一個もないので、厳密には期限後「裏書」の問題じゃない。)で、形式上は裏書連続してるから、あとは善意悪意の場合分け。当然悪意だったり重大な過失があればもうだめ。

さて、小問1
 E善意だったとしても、Bの裏書行為は交付欠缺により未完に終わっており担保的効力も生じていないのではないかということが問題で、これは振出の交付欠缺と同様に、権利外観で補ってやって責任発生を認める余地がある。とはいえ、帰責性があるのは変造前の文言についてなんですけど、どうしましょう? これは、69条の趣旨に鑑みて原文言優先とすべきで、原文言の支払呈示期間を徒過した時点でBの責任成立の余地なし。おしまい。

小問2
 やはりE善意だったとしても、前述のとおりDは無権利者なのだからもともと裏書署名は無効。とはいえ、権利移転的効力は生じないことは自分でわかってて裏書した以上、担保的効力は認めてやってもいいのではないか、というのが問題点。で、Dの裏書が無効なのは、先行するBの裏書が交付欠缺で無効であるせいだから、これは7条の類推で解決しちゃって良いんではないだろうか、と。後は典型論点で、7条政策説とり、裏書責任も政策上の法定責任だから、類推の基礎ありとする。でもDの裏書が期限後っていう問題はあるが、やはり69条の趣旨から、Dはそういう抗弁をできない。

だけど、こんなにたくさん、1時間で書けるのか? いやあ、受験生って凄いなあ。ていうか、ちょっと欲張りすぎの悪問じゃないかあ。小問1だけで十分では?

 ネパール料理を食した。インド料理とほとんど同じ。モモというシュウマイと、名前のわからないヌードル料理が美味しい。

7月22日(月)
 試験監督。他人様の科目の試験の監督と、自分のと。自分の科目の監督は気楽でいいですね 。

7月23日(火)
 明日から蓼科に行く両親の荷物の積みおろしなどの手伝い。冷蔵庫など片づけてしまったので、夕食はピザーラのピザ宅配。年寄り向きの食い物ではないと思うのだが、2人ともお気に入りで、こういうちょっとした“行事”のときにピザ食べるのが好きなようだ。胃にもたれるとかいうこともないらしい。頑健な胃と言うべきであろう。そういえば、僕も胃は強い方か……。

7月24日(水)
 試験監督。自分の科目。久しぶりに(たぶん十年ぶりくらい)、2講堂に分かれての大試験。いや、一杯のお越しでどうも。採点が大変だわ、こりゃ。またあちこちのデニーズに御迷惑をおかけすることになるのか。(試験の採点は、デニーズでコーヒーを飲みながらやらないと、どうしても進まないのである。長年の習慣。)
 午後から、関内に移動して会合。わあわあ好き勝手なことをしゃべって、そのうえ御馳走してもらう。表通りに面した、さほど大きくない中華料理屋だったが、これがとても良い店で驚く。ありふれたメニューが、ほんのちょっとした一工夫でとっても美味しくなるのだ。また来ようっと!

7月25日(木)
 明日の会議の準備で一日が暮れてしまった……。夕方から、中大ゼミコンパ。カラオケで絶叫。男ばかりだとどうもお下品になりがちなようなのだが果たしていかがなものか。

7月26日(金)
 なぜか夏休みに入ってから一日も休めないんですけど、どうしてですか?(涙)
 というわけで、今日は昼前から缶詰会議。
 しかも、明日からは箱根で2泊3日学部丸ごとカンヅメ会議でいっ!!(でも、僕は明後日の朝からの参加ですが、それは明日用事があるからです。)
 昨日は昼をうっかり抜いてしまったが、夜のコンパ会場の居酒屋で真っ当な食べ物が出てきて嬉しかった。今日は、会議弁当。中身なんて覚えてませんて。はぁ。

7月27日(土)
 熱中症でバッタリ倒れて死んじゃいそうな暑さの中を都心へ。車の数も平日ほど多くなく、出歩いている人の影はまばら。真夏の昼下がりの街の風景には妙に寂しさが漂っている。もっとも、新宿駅や渋谷駅では浴衣姿のお姉さんその他が溢れかえっていたが。

 帰りがけに東横デパートで鰻重のお弁当を買ったらおまけのお茶のペットボトルがついてきたので、このペットボトルの始末をするため手荷物の整理をごそごそやっていると、見知らぬ老婦人に話しかけられ、二、三言葉を交わした。母と同年代くらい。これくらいの年代の人って、こういう風に街場で買い物してるときに気軽に通りすがりの人に話しかけるんですよね。母もそうです。きっと、昔の東京(どれくらい昔かというと、多分40〜50年くらい)では、当たり前にこうやって見知らぬ人同士で会話してたんだろうな。

7月28日(日)
 朝6時起床。荷造りとかごそごそしているうちに7時になってしまい、慌てて出発。夏休みの日曜日の午前中なので混雑は覚悟していたのだが、大したことはない。御殿場ICに着いたのが8時35分で、この時点で遅刻を覚悟したのだが、御殿場から仙石原は実は近いのであった。開始5分前に神大の箱根保養所着。9時からの会議になんとか間に合う。途中昼食休憩を1時間強挟んだだけで、6時までみっちり会議。他の皆さんは昨日の午後3時からこの調子でやってるのだが、あまり疲れた様子が見えないのは、たぶん、えらく建設的な雰囲気で話し合いが進んでいるせいだろう。
 正直言って今まで半信半疑でしたが、これはいけそうな気がしてきましたぞ。こういう風にスタッフが協力していけるんなら、たぶん大丈夫でしょう。というわけで、われわれ法学部スタッフは、2004年神奈川大学法科大学院(ロースクール)開校を目指します。

 夕食後、酔った勢いで生まれてはじめて人を相手に囲碁を打つ。5子置かせてもらって、なお、60目くらいの大差で惨敗。でも楽しかった。序盤で滅茶苦茶になりかけたときに、どういうわけか頑張ってしっかり黒地を確保したりできたし。

7月29日(月)
 朝食後、積み残しの論点で更に話し合い続行。昼前に解散。僕はその足で蓼科へ。箱根から3時間。さすがに遠いな。

 僕はもう育ち盛りの子供ではないので、父親の分のトンカツの半分を引き取って食べたりしてはいけないのです、本当は。お腹が張り裂けそうなんですが……。けぷ。

7月30日(火)
 蓼科での何よりの楽しみは朝食なのである。朝、軽く散歩をして(といっても、何しろ山の中腹なので結構きついアップダウンの連続なのだが)、お腹がぺこぺこになったところで、近所のパン屋が毎朝焼いている食パンのトースト、とれたての野菜、果実たっぷり(砂糖もたっぷり)のジャム、5分間の半熟卵(高地なので水の沸点が低く、平地より長めに暖めてちょうど良いくらい)、カルキ臭のない簡易水道の水から涌かした湯でいれた紅茶などの朝食を、森の中の涼しい澄んだ空気の中でいただくと、心からくつろぐ。(そしてぶくぶくと太る……。)

 とはいえ、今回はさっさと横浜に帰らねばならぬのだ。ちぇ。

7月31日(水)
 おや、こういうのを「先行自白」と言います(言わないって)。では、9月には遠慮なく……。

 案の定、一日で1キロ太った……。そういえば、去年、蓼科に3泊4日した兄が最終日に「4日で4キロ太った!」と悲痛な叫び声を挙げていたが、同じペースじゃないか。

 横浜は暑い。あまりにも暑い。今日も一日会議で暮れた。会議弁当。はあ。でも、会議の後、懸案だった別の仕事をさらにやっつけたので、結構気分が良い。
 

  • 波津彬子「雨柳堂夢噺 其ノ九」(朝日ソノラマ)
  •  お久しぶりの九巻目。待ちかねた! しかし蓮くんは、だんだん年齢不詳になってくる。最初の頃はたしかに14才くらいに見えてたんだけど、なんか「ポーの一族」のエドガーみたいな感じになってきてませんかね。お、そういうツッコミ禁止!という作者のあとがきがついてるぞ。(「ポーの一族」を知らないという怪しからん人は、本屋さんに行って「萩尾望都(はぎお・もと)のぽーのいちぞくを全巻下さい!」と唱えましょう。全巻っていっても、たかだか4〜5巻なので大丈夫よ!)


    8月1日(木)
     一日呆けていました。だって暑いんだもん。いや、尋常の暑さではありません。こんな日に大学なんか行ってられるか!
     

    ・酒井邦嘉「言語の脳科学 脳はどのようにことばを生みだすか」(中公新書)
    『言語を生みだす本能』とほぼ同じ主張の本のようだが、(おそらく故意に)やや挑発的な書き方をしている点が特徴的。挑発されて「むっ」とする人向きではないが、「むむっ?」となる人には向いているかな。言語に関する様々な俗説・俗信に対する明解な反論が痛快。しかも、サイエンティストらしく事実に対する慎重で堅実な態度も併せ備えている。新書にしてはやや厚めだけど、言語をめぐる科学を俯瞰するには、最低でもこれくらいの量が必要ということかな。まだ最初の方だけど、この先が楽しみ。
    8月2日(金)
     ちょっと久しぶりに焼きたてのパンをトーストした。やっぱりメーカー製のとは全然違うわ。パン焼き機壊れたら困るな。大事に使おう。昼は吉野家の牛丼の冷凍パックに、砂糖とサケとせうゆと卵をさらに混ぜて鍋で更にあたため、そこにキムチをどばっと入れて、丼飯にかけて食べた。これじゃあ吉野家じゃなくて「すきや」風だけど。

     今日も死ぬほど暑かったが、しかし雲が出ていた分、昨日よりは楽。と思って油断していたら、夕方からすごい雷雲が出てきて、数時間、大学で足止め。夕立の後は、涼しい風がでてきて、大変過ごしやすい。

    8月3日(土)
     昼は刺身と、茄子の挽肉甘辛あんかけ。夜は、鶏手羽元の酢醤油煮と茄子の甘辛煮にジャガイモを添えてみた。手羽元の酢醤油煮は、酢半カップと醤油半カップ水1/4カップ砂糖大さじ3の他に、ショウガの薄切りと、ニンニク一片をつぶしたのと、ネギの緑のところを香り漬けに加えて沸騰させたところに、手羽元4本とゆで卵の殻を剥いたのを2個ごろんといれて20分ぐつぐつ煮るだけ。20分で十分味がしみる。突如こんな料理を作ったのは、もちろん来訪者があったからである。

    8月4日(日)
     一転して簡単な昼飯。中大の院生N君が郷里讃岐から送らせたうどんを前に分けて貰っていたので、これを煮ただけ。本当はぶっかけにするためのものだが、今日はネギと卵を入れてやや濃いめの汁の暖かいうどんにした。コシがあり喉ごしの滑らかさは絶品なのだ。東京うどんとは全く別の食べ物である。

     スーパーで買ってきた幸水が甘くて水気がたっぷりで食べ頃。この夏はこの暑さだから、果物は全般に甘くて美味しいに相違ない。モモも甘いのが食べられるんだろうなあ。そういえば、朝食に食べた地のトマトもなかなかの出来映えだった。蓼科のトマトには及ばないが。

     夜、すごい雷。と思ったのだが、意外にもあっさりと通り過ぎた。しかし、十分間くらいはBS放送が非常に見づらいことになった。

    8月5日(月)
     突如デンパが俺に命令する。法職講座の集中講義や校務やけんきうで一生懸命働いて帰宅するのは日付が替わってからのA教授と、暑いからといって仕事をサボって自宅研修のため外出しないB助教授、それぞれの夏休みの過ごし方を比較検討せよという命令を。なに簡単な命令だ。検討するまでもないのである。今は昔、いそふぉのふぁぶらすが「アリとキリギリス」(本当は「アリとセミ」?)というお話に書いているではないか。そうさ、どーせ冬に蓄えが無くなって野垂れ死ぬのは俺だよ。だったら短い夏を楽しんでやる。そうだ、これは「夏休みなんだから遊びましょう」というデンパの命令なのだそうだそうに違いないけけけけけ。

     というわけで自棄のやんぱち、デンパに唆され、炎天下に涼を求めてTDLのスプラッシュパレードを「スーパーずぶぬれゾーン」で見学してきた。なにしろハッキリとこのゾーンの観客を標的にしてホースや水鉄砲で水を発射するのだから、涼しくならないはずがない。が、ずぶぬれになるためには、開園直後にダッシュして整理券をゲットしなければならないのだ。暑いというだけの理由で自宅でのらくら研修しているような人間にそんなことが可能であろうか(反語)。いつもは冬にしか会えないスキー仲間で、実はディズニーフリークのOM嬢(年間パスポート所持)が、わざわざ整理券のためにだけ早起きして獲ってくれたのだ。その後は俺達と落ち合うまで園内で遊んでいたのかと思ったら、隣の駅まで移動して、葛西臨海公園の人工渚で日影を見つけて寝転がっていたんだそうだ。そうか、年間パスポート所持者は、こんな暑い日にわざわざ長時間並んだりしないのだな。うむ、深い。夕暮れどきのビッグサンダーマウンテンは白昼乗るよりも格段に趣があって長く感じるなど、何事につけても、その道を極めんとする人の案内を得られると奥深い体験ができるものである。

     食事はTDLにしては真っ当なものが食べられるカフェテリア方式のレストラン(『不思議の国のアリス』の赤の女王の経営)。ミートローフにマッシュポテトの付け合わせの他に、トマトとパルメザンチーズのサラダ。ダイエットの神様ごめんなさい、チーズケーキも食べました。

    8月6日(火)
     しまった。黙祷するのを忘れていた。

     御飯を炊いたのが中途半端に残っていたのが気になったので、チキンライス。にんにくも一欠片放り込んでみたら、炒飯なのかチキンライスなのか曖昧になってしまうというアイデンティティの危機を招いてしまった。ごめんね、チキンライス。

     昨日に輪を掛けて暑い。こんな日に限ってどうしても大学に行かねばならないのだ。自分で設定した日程なので誰を恨むわけにもいかない。セミの鳴き声と風鈴の微かな音しか聞こえない白昼の古い住宅街をとぼとぼと歩いていく。キャンパスに辿り着いても人気(ひとけ)がほとんどない。しょうがないので山下達郎の「セールズマンズ・ロンリネス」など口ずさんでみると、寂しさもいや増すのであった。

    8月7日(水)
     かねてからの懸案を片づけに、横浜労災病院へ。5月の定期健康診断で「要再検」の項目があったので、再度検査してもらうためである。ま、検査の方はその場で(といっても1時間くらい待ったけど)結果も出て「心配なし」ということだったので、それはよろしいのだが、軽くショックを受けたのは、お医者さんが明らかに僕より若い女医さんだったこと。医者いらずってほどではないのだが、ここ十年以上は街の開業医のところで始末がつくような病気しかしてないので、こういう大病院に来たのは非常に久しぶりなのだ。街の開業医は大方高齢化しているので、「医者といえば年上の男」という子供の頃からの固定観念が強化されていたらしい。それが、診察室へ入ったら、僕からみると学生っぽい感じがまだ抜けきってない若い女性がお医者さんだったので、「うげ。俺も歳とったんだ〜」と実感させられてしまった。はぁ。

     念のため(検査の邪魔になるかもしれないから)飲食をしないで病院に行ったので、朝食が午後1時頃になってしまった。僕は朝食は絶対に抜かない主義。主義に反することはできない。したがってこれは昼食ではなくて朝食なのである。その証拠に、いつもの朝食のようにトーストと卵がメニューだ。夜は、残り物処理のため、卵とジャガイモとタマネギを使ってわけのわからないもの。とても他人様には食べさせられません。

    8月8日(木)
     朝3時起床、4時出発……の予定だったのだが、いきなり予定が狂った。原因は、NHK総合テレビ。目覚まし代わりにテレビのタイマーをセットしておいたのだが、この時間には延々と音楽と映像を流している。宇宙とか外国の風景とかが多いのだが、今朝はなぜか80年代のポップス・歌謡曲のヒット曲が次々とかかり、映像も80年代の風俗(「フーゾク」ではない)を映したものが流れている。ついテレビに目も耳も奪われてしまい、出発の準備が疎かになってしまうではないか。思いだしたこと。ストレートパーマ。マイコンブーム(記憶媒体がカセットテープだ!)。ゲーム喫茶。六本木心中。

     というわけで出発が30分ほど遅れたが、早朝につきどの道も空いていて、50分で国立府中IC着。ぶっ飛ばして、朝8時前には蓼科着。朝食に悠々間に合った。いや、涼しいです。横浜の朝4時の空気は「どよん」とした感じだったのに、ちょいと寒く感じるくらい。また1日1キロペースで体重が増えてしまわないようにせねば。今夜は天麩羅だそうです。危ない危ない。

    8月9日(金)
     両親は、ここらの別荘居住者の親睦会のバス旅行へ。昨日の夕食のときに「あそこのテンプラはなかなか美味しかった」と話題になっていたので、昼食はさっそく、すぐ御近所にできたそば屋で天ザル。こういう風に、食べるものが連続してても実はあんまり気にならないのだ。記憶力の悪さというのは、こういうときにはむしろ有利に働くな。そばは典型的な信州ソバだが、のどごしがツルツルしてて、好きなタイプ。茅野駅前の有名なそば屋には多分かなわないけど、あそこも最近行ってないから、どうなっているやら。で、テンプラは、揚げ具合とかそういうことよりも、材料の野菜が新鮮だし、かぼちゃなんかは厚切りだし、そういうところがわが家で評判が良い理由かも。

    8月10日(土)
     今朝、散歩の途中で通りかかったお家のお庭で車に荷物を積んでいる人と「おはようございます」と挨拶を交わしたが、よく考えたら川上監督(もう監督じゃないけど、僕にとっては川上哲治といえば「監督」なのだ。なにしろあらゆる野球マンガで「監督」として出て来たんだから)だった。たしか父と同い年ではないだろうか。しかし、どうやらゴルフ場に行くところらしかった。うへー、元気ですね。いや、何より。

     と思わずミーハー心を刺激されてしまったが、その後は淡々と過ごす。夜、食前に枝豆。でっぷりと太り、まるでバター炒めしたみたいに濃厚な味。堪らん。煮豚、ゆで卵、こうや豆腐など。空が澄んできた。木々の合間から見える夜空は、ジョン・ウィリアムズの音楽とともに "Episode IV : A New Hope "に始まる英文が手前から流れてきそうな一面の星空。ついでに、遠い昔の恥を思いだしてしまった。。。。ひー!許してくれ!

    8月11日(日)
     「野球は巨人、司会は巨泉」って、「巨」の字の地口だったんですね。今頃気付いた……。ああ、見事に何事もないので、そんな事しか思い浮かびませんことよ、おほほほ。

     夜は蛙。じゃなくて鮭。単純に塩焼きだったけど、バター焼きしたみたいに脂がのっている。

    8月12日(月)
     ふもとの街まで買い物に行った。暑かった。お盆休みに入ってとにかく主要な道はどこも県外のクルマで一杯。しかし、涼しい山からわざわざ下りてきて、いったい何処へ行こうとしているのだろう、このクルマの群れは。いや、買い出しなんだろうと思っていたら、ショッピングセンターはまだガラガラだったのだ。昼は「讃岐味ひやむぎ」。讃岐うどん同様、コシがあって喉ごしがすばらしい。夜は鶏の唐揚げとカボチャの煮付けとモロッコインゲン。今夜はペルセウス流星群の日のそうだが、残念ながら薄曇り。もし晴れていれば、かなりたくさん見えるはずなのだが。

    8月13日(火)
     空が高くなってきた。肥えてきたのは馬ではなく自分だが。青空の青がだんだん深い色になってきている。が、朝から18度「も」あってなかなか暑い(というように、人間というのは実に簡単に堕落するのである)。

     昼はそこらにあったいろんな余り物と、お隣からもらった、いなかご(訂正:いかなご)の釘煮という、要するに小魚の佃煮だが、これが軽々に「要する」わけにいかない上等品。えーと、お店の名前を忘れました。兵庫県揖保郡という住所は覚えているのだが、とにかく、そんじょそこらでは手に入らない代物であるという能書きと共に頂戴したらしいが、たしかにこういう上等な佃煮はなかなか食べられるものではない。が、橡川家の人々は遠慮会釈なく、ばくばくと喰らうのであった。こういうものを貧乏くさく勿体ながってケチケチ食べていると、不味くなったりダメにしたりするので、さっさと食べてしまって「とっても美味しかった!」という記憶に留めておくようにするのが正しい対処の仕方である。夜はこれまた余り物で冷凍してあったという春巻きと、昼間に行った温泉で売っていた「枝豆こんにゃく」という不思議な食べ物。

    8月14日(水)
     テレビというものがないと、世の中で何が起きているかだんだんわからなくなってくる。多摩川になぜかアザラシが住み着いているとかいう話題があるらしいが、もちろんそんなことも知らなかった。(もっとも、多摩のローカルニュースみたいだが。)

     今日の新聞に、M2(35〜49歳男性)層はテレビ局から見放されている、という記事があった。でも、それはお互い様だと思う。こっちも、今のテレビはほぼ見放していて、各局ニュースとNスペと教育テレビ以外はほとんど見ない。作ったものが面白くないのは、まあ、いろんなことの巡り合わせでしょうがないってこともあるが、面白くしようというか、質を高めようという志がほとんど感じられないんだもん。ただし、それを声高に言うのは実は憚られる。なぜって、テレビ番組を作っているのもM2だから。つまり、同世代のテレビ屋の創造性のなさに、自分でうんざりしているという構図が実はあるような気がするんだな。(もちろん何事にも例外はある。三谷幸喜とか。でも三谷氏はどちらかというと演劇屋の人か?)まあ、見る方も若くして団菊爺ってのもいかがなものかとは思うが。そりゃあ「ゲバゲバ90分」や「NHK少年ドラマシリーズ」は実に面白かったのは確かだけどさ、昔のことは昔のことっしょ。

     夜はウナギ。本当は兄夫婦&一番下の姪と一緒の夕食のはずだったが、事故渋滞のせいで遅くなった。

    8月15日(木)
     敗戦の日の話。

     父は当時は大学院生だったが、実家の寺(西本願寺派)に戻っていたそうだ。「玉音放送」が終わると村の人達が
    「いったいこれからどうなるのか?」
    と不安そうに父に尋ねに来た。なにしろ山奥なので寺の住職というのは普段から村一番の知識人ということになっており、しかも、その長男で大学まで行ってるのだから、なんか知ってるだろうということで頼りにされたのだろう。
     しかし父だって大したことを知ってるはずがない。東京で学生をやっているというだけなんだから。が何も言わないわけにもいかず、概ね、こんな答え方をしたという。

    「アメリカ軍が日本を占領しにやってくることになるが、アメリカ人というのは大半がキリスト教徒だ。キリスト教の宗旨というのは親鸞上人の教えに大変よく似ていて、そういう信仰をもっているアメリカ人がやたらに乱暴なことをしたりするはずがない。だから安心していて良いと思う」

     わざわざお寺に尋ねに来た人々はもちろんみな門徒なので、この答えを聞いてほっとした様子で帰っていったそうだ。
     今考えると、日本軍が外地でどういう振る舞いをしていたかを皆が知っていたら、こんな理屈では誰も安心できなかった、というか、かえって不安が募ったに違いないのだが。

     母も岐阜の実家に戻っていたという。その頃、祖父は仙台に勤めていて、家族と一緒に仙台の官舎で暮らしていた。しかし食糧事情その他状況がますます悪化してきて(なにしろ勤務先の大学の研究室の前の庭で芋畑をつくったりしていたという。収穫直前に根こそぎ盗まれたそうだが)、これはもう自宅に戻った方が良いということになり、8月に入ってから遠路仙台から岐阜まで戻ってきたそうだ。しかし、東京まで辿り着いたところで、岐阜まで行く汽車が出ないということが判明。だが、東京の親戚の家は既に空襲で跡形もなくなっており、取り敢えず掛川までは行くけど先はわからない、という東海道線の列車に乗り込むしかなかった。列車は進むうちに「浜松までは行く」「豊橋まで」「岡崎まで」「名古屋は確実」という風に段々と終点が先に延びていって、結局その列車で岐阜まで乗って行けたそうである。とはいえ、途中で何度も長時間の停車があって、大変な時間がかかったという。何しろ機銃掃射の目標などにされたらひとたまりもないわけで、慎重に進まざるを得なかったのだろう。機銃掃射の件はおくとして、一番怖かったのは、磐田の駅で停車し「いま、浜松が艦砲射撃されているので、それが終わるまでは動けない」という知らせが伝わってきたときだったそうだ。磐田は、天竜川をはさんで浜松の反対側にある町である。数年前、浜松駅のすぐそばで不発弾が見つかり東海道線を止めて処理するという騒ぎがあったが、もしかしたらそのときの艦砲射撃のものだったかもしれない。

     それにしても、本州のど真ん中にある浜松が空襲ではなくて艦砲射撃の的になり、これに対して海軍も陸軍も為す術を知らないというのでは、もう降参する以外に選択肢がないことはさすがに誰の目にも明らかだったろう。「本土決戦」なんて言ってる本人も、それが実現不可能なのはわかっていたはずだ。にもかかわらず、そういう馬鹿げた言動で降伏を遅らせ広島・長崎の惨劇を招いた者の罪は、よくよく深く暗いものがあると言わねばなるまい。現実から目を背けて問題を先送りしたいという甘美な誘惑の先には、そういう深い深い落とし穴が待っているということは、よくよく肝に銘じておかなければ。

    8月16日(金)
     昨日は一日雨模様、偏頭痛を起こして寝ていたのだが、今朝は一転して上天気。全員でドライブ兼ハイキングへ繰り出す。だがお盆の行楽地を甘く見ていた。どこもクルマと人の群れ。昼食を食べるのに2時間かかった。おかげで目的地の車山に登る時間も遅くなってしまい、頂上に着くと同時に一点俄にかき曇った空に大慌てで山を下ったが間に合わず、どっと降り出した大粒の雨に襲われてしまった。

     昼食は、天丼。しかし、そんじょそこらの天丼ではなかった……。ので、夕食はほとんど食べずに済ませた。

    8月17日(土)
     平謝り(謎)

    8月18日(日)
     桃を5キロ1000円で売っている所を兄に教わった。なるほど。
     兄一家があまり家で食事をしなかったので、食材が大余り。今日は何が何でもトンカツだと母が息巻いている。煮豚など、どうみても食べきれないものの一部を僕が持ち帰ることになる。

    8月19日(月)
     激しい雨をついて中央道を帰京……。死ぬかと思いました、いや、マジで。どーーーしても帰らねばならない用事がなかったら、もちろん引き返してましたとも。自業自得ですが。

     夜、「探偵濱マイク」鑑賞。ひょえー、カックイーーーー。14日の日記は撤回します、ええ、しますとも! あ、でも、これ作ったの石井聡悟聰亙(K嬢御指摘による。感謝。)監督かぁ。。。映画の人じゃん。

    8月20日(火)
     カウボーイ・ビバップなどを見呆けてしまった。これまたカッコイイんだよねえ。でも、これって、たしかDVDが先行して出て、それからWOWWOWで放映して……って順番じゃなかった? やっぱテレビの人って見る目無い〜っていう話の例証のような……。

     昼は、すかいらーくで鶏の唐揚げタツタ揚げ。

    8月21日(水)
     仕事で大学へ。瞬く間に終わらせて気分良くしていたら、うっかり別の仕事までゲットしてしまった。こいつぁうっかりだ!

     温泉卵とコンソメゼリーのペッカリーニ(だっけ? 伊太利風素麺)(カペリーニだよ。とほほ。)。食後にリンゴ・タルト。今日は特別にケーキを食べても良い日に指定されたのである。(誰に?)

    8月22日(木)
     前に使っていたPCからデータをバックアップしておいたMOが、いろんな莫迦な事情で読めなくなっていたのが、やっと回復した。で、もう5年以上前にとあるMLに出したメールのログがひょっこり出てきたのだが、大笑いしてしまった。こんなことを書いている。

    先日、中一の姪の宿題だとかで、「身近な人の職業調査」というのに協力させられました。
    「仕事の種類」「仕事の内容」は良いとして、
    「なぜその職に就いたか」
    「いつその職を志したか」
    「なぜその職を続けているか」
    という質問にろくな答えが思いつかず、仕事と私生活がだらしなく混合している毎日の生活をちょっとばかり反省させられました。

    #と言いつつ、セミ合宿と称して学生をひきつれてスキーに行ってきたばかりなのですが・・・

    もっともその姪は橡川のことを、北杜夫の「ぼくのおじさん」にでてくる、ぐうたらなおじさんそのものだと思っているそうなので、はじめから大した答えは期待されていないようでしたが。

    すっかり忘れていた。こういうことを言うのは真ん中の姪だな。しかし、小学生の時分に「ぼくのおじさん」を読んで、たしか「こういう大人になりたいものだ」と思ったはずなので、ちゃんと初志貫徹している自分は偉いと思う。(ヲイ)

     昼は、煮豚を食した。本当はカボチャも炊こうと思っていたんだけど、結構ボリュームがあったのでやめ。ネギの味噌汁。出汁を変えたら美味い。

    8月23日(金)
     いつも思うんだけど、雑誌の編集の人って断れない筋から原稿を依頼するのがうまいなあ。さすがプロ。というわけで、引き受けざるを得ない。締切がタイトだけどしょうがないなあ。でもさあ、会社法改正がらみの話って、僕自身が法学教室の特集号とか読んでふむふむなるほどとか言ってるクチなんですけど、解説なんて書けるのか??と思っていたら、今度は研究会の報告がぁ!うげげげ。

     マンション法改正はなんかひどいことになりそうだ。自民党ってやることが本当に露骨だなあ。今度は地上げ屋じゃなくて取り壊し屋暗躍促進法ですか?

     また煮豚。だって、これ以上とっておくとダメになっちゃうんだもん。

    8月24日(土)
     ううむ、共謀罪新設ですか。構成要件は共謀だけになるんだろうか。共謀をすることそれ自体を犯罪と捉えるんだとすると、共謀しているということの認識が故意の内容なんでしょうかね。でも、冗談を取締るわけにもいかないから、なんらかの実行行為を起こそうって意思はやっぱ必要だよねえ。刑法を勉強したのは遙か彼方昔のことなのでよくわからんが、共謀共同正犯とか未遂とか予備罪とかとの線引きはどうなるんでしょう?

     という疑問を胸に抱きつつ(嘘)、六本木アマンド前(!)で待ち合わせて(ひえー、恥ずかしいざんすっ)、ウェンディーズで用足しなどして調子を整えてから、麻布十番へ。商店街は、まるでお祭りでもあるかのような雑踏……ではなくて、麻布十番納涼祭りの雑踏で芋の子を洗うが如き有り様。さすがに麻布のお祭りで、イタリアンレストランAVANTIの出店が本当に出ていたり、花魁道中をしていたり、出店ではダイアモンドや金の延べ棒なども売っているのだった[一部、面堂終太郎による報告に基く]。

     フランス料理店の出店でソルベをいただいたり、韓国料理店出店の、早くも名前を思い出せないが、円筒形の細長いお餅で食感がニョッキに似ているもの等をつまんだりして、最後に、韓国家庭料理のお店に入って鶏料理など。どうせ全部辛いから、と口直し用にトマトサラダを頼んだら、トマトにも辛いソースがかかっていた。ドイツのレストランで、あまりにも料理が不味いので「これなら不味く作りようがないだろう」とジャガイモの塩ゆでを頼んだら、オリーブ油がたっぷりかかっていて全てを台無しにしていた、という父の哀しい体験談をふと思いだした。いや、トマトサラダはおいしかったんですよ。

    8月25日(日)
     ピーマンと豚肉があったので、単に塩胡椒で炒めた。トマトがいかにも「もう季節終わりだよ〜」という色をしていたので代わりに買ってきたプチトマトも添えてみたが、これが酸っぱい(怒)

     非常勤どう?とお誘いがあったが、申し訳ないがお断りした。後期は3コマ増えるんですけど、昨年の経験からしておそらくこれが体力的な限界です。ちょいと無理するとたちまち体調を崩すんですなあ、これが。ヘタレなことでどうもすんません。

    8月26日(月)
     ツルちゃんですかそうですか。かなり近いぞ。ていうか、よく歩いて行くところだよ。

     濱マイク。松方弘樹、渋い!お父さんにどんどん似てきてる。あの美麗な殺陣をまた見たいなあ。品川"焼津の"隆二氏はご健勝だろうか? けしからんぞ、このバカタレめ!バカたぁなんだよバカたぁ、こ、この、おから野郎!!DVDとか出ていても良さそうな気がするが、どうだろう。

    8月27日(火)
     案の定、こんなところがあった。そうか、やっぱりあの殺陣は皆が賞賛してたんだな。《スターウォーズ》シリーズ見てると、あの殺陣をひっさげて堂々登場!して欲しいと思ったりする。帝国側でも良いから。ライトセーバーって、あれ、日本刀の殺陣がやっぱり一番似つかわしいと思うんだ。

     センター南近くの「フォルクス」でフィレステーキとサラダバー。ファミレスで食事しておいて客筋に文句言うのは間違ってるっていうことは百も承知だが、しかしあのさ、いくら御近所の話題だからって、ステーキ食ってる人の隣の席で、大声で一家3人殺しの話とかしないでくれませんか?そこのオバハン!!(怒怒怒)ああ、こういう場合、黙って怒ってないで「申し訳ないがもう少し小さな声でお話ししていただけませんか?気持ち悪くなるので」とちゃんと言った方がいいのかなあ。

    8月28日(水)
     昨日のニュースなのだが、「隣の官舎残し民家買収は違法 公園拡張の認可取り消し」。また藤山雅行裁判長である。え?何が「また」かって? Googleだけでも十分面白いことがわかります。たしか極右の某知事に「変人」とかって罵られてたっけね。

     辛口のチキンカレーとカボチャを甘辛に煮たやつ。カレーがやけに辛いので、カボチャは正解だった。

    8月29日(木)
     この前ゲットしちゃった仕事を片づけに大学へ。ところが、片付いたところで、また別の用件をゲットォォォ!何やってんだか…。

     気が付くと2時間もコピー機の前にいた。えーい、のろくさい機械め。今時、信じがたいほどトロいコピー機なのである。総務もちゃんとユーザーの意見を聴いてから機種決定してくれよ、まったく。ぷりぷり。

     デニーズでジャンバラヤ。これを頼むと、♪チャンバーラー屋とーはへんてこりんな名前(トニー谷「チャンバラマンボ」) と唄いたくなるのだが、もちろん我慢した。♪チャンバラマンボ フェンシングマンボ 剣劇マンボ フェンシングマンボ♪

    8月30日(金)
     カボチャが残っている。アジの干物を焼くとぴったり合うな。でもそれだけだと足りないから、えーと、茄子でも焼きましょうかね。そうそう、ショウガもまだ残りがあるし。う、なんか塩分多すぎるかな?

     半蔵門線が東武線と繋がるという。これは困りました。神保町から乗ったときに座れなくなっちゃうじゃないか。半蔵門線は年々混み合うようになってきてて、以前は永田町で乗れば必ず座れたのに、最近じゃ九段下あたりでも席が空いてないことが時々ある。神保町で乗るときにはたいてい死ぬほど重い荷物を抱えているので、ここで座れるかどうかは死活問題なのだ。重い荷物抱えたまま、田園都市線のあざみ野まで立ったまま(それも渋谷から先は相当混雑する中を)行くのは、かなり辛い。あざみ野から東武日光線まで一本でいけても嬉しいことは何もないし。TCATに直結してる水天宮駅に行ければそれで良いのだ。ぶつぶつぶつ。

    8月31日(土)
     ネット上でのお知り合いにみずから「痛風仮面」と名のる自虐的な方がいらっしゃるのだが、どうやら「痛風仮面2号」が誕生したようである。お大事に。僕もかつて「γ-GTP1号」などと呼ばれたこともあるので他人事ではないのだ。とぉぉぉぉ!

     「ザクとは違うのだよ ザクとは  GCカードはちょっと違う 入会金・年会費無料 GCカードVISA」(記憶に頼っているので一部不正確かも)という車内広告が銀座線に貼ってあって思わず吹き出したが、しかしこれは誰をターゲットにした広告なんだろう。これで笑えるのは30台後半以上40台前半以下またはガンオタしかいないと思うのだが、笑えたからってカードに入ろうと思う人達なんだろうか?

     う、おたく日記のようになってしまった。大人な日記にせねば。
     えーと、銀座三越のカフェで待ち合わせ、タクシーで木場の東京都現代美術館。横尾忠則・森羅万象展。主として画家としての横尾の作品を60年代から現在に至るまでかなり網羅的に展示しており、大変面白かった。去年の横浜トリエンナーレで見たいろいろな作家のさまざまな現代芸術と比較して考えてみると、現代画家としての横尾作品にはかなり優れたものが多いように感じた。都現代美術館という場所も大変よろしいところで、なにしろ空間がたっぷりととってあってくつろげるのが素晴らしいのだが、それだけに、とても採算がとれるとは思えない施設なので、いつか例の極右知事に気付かれて潰されてしまわないか心配だ。あ、だからわざわざ「三島由紀夫と横尾忠則」みたいなコーナーを作ったのかそいつぁ気付かなかったぞ! 勝鬨に移動して、晴海トリトンスクエアで、焼き鳥など。

    9月1日(日)

    「『ノドン・テポドンにはオヤコドンによる食糧支援で祖国敗北主義的革命的連帯をっ!!』
     『ノドンテポドンオヤコドン!!!』
    をぉー革命的スローガンとしてぇー戦い抜いて行こうではないかっ!!」
    (うーしっ! ようしっ! そうだっ!) (ナンセンスッ! ナンセーンスッ!)
    という文書を思いだしてしまって、わざわざGoogleで探しだす。そうそう、アジってポン! でしたね。

    吉野家の牛丼の冷凍パック。だって暑くて買い物に出られないんだもん。

    [追記]
     クリスタルでたまらなくアーバインな前知事、あっという間(開票開始の1分後だよ)に当選確実。他県の保守系土建屋知事なみの勢いだ。

    9月2-4日
      都内某所で中大のゼミ合宿。疲れをものともせず、初日に予定の勉強を全部終えてしまった。いろいろ手違いとか勘違いとかが重なって夕食抜きになったのに、あんまり文句も出ないので不審に思っていたのだが、要するに2日目に目一杯遊ぶ予定が最初から入っていたのだ。おそるべし、ゼミ長Kのバイタリティ。こちらは学生諸君が遊び回っている間も泣きながら原稿執筆。まあ、温泉に入ったりもできたし、不満はございませんが。人間いつも鼻から息を吸えるとは限らないとか夜中にあんまり怖い話をしないで欲しいんだよマジでトイレ行けなくなるからさ等様々な教訓や今後の課題などが提起されつつも無事終了。(トイレに行けなくなったのは私です……)

    9月5日(木)
     疲労? よくわかんないが調子悪いので一日寝ていた。
     夕方回復したけど、んー、なんだかな。一月以内に同じ症状が出たら医者に行くこと>自分

     ちょうど良いので、昨日帰りがけに本屋にうっかり寄ってしまい、思わず買ってしまったものを読んだ。
     

  • ロイス・マクマスター・ビジョルド「ミラー・ダンス」(上・下)(創元SF文庫)
  •  「戦士志願」に始まる「ヴォルコシガン」シリーズの一冊。このシリーズははずれがないのが特徴なんだけど、なかでも際だって面白い。天才戦術家の主人公が大活躍するかと見せておいていきなり戦死、まわりの人間が「主人公の死体探し」でキリキリ舞いするっていうプロットがいかにも冒険SF。シリーズの他の作品で活躍するいろんなキャラクターがそれぞれ見せ場をもらっていて、シリーズ物の醍醐味もたっぷり。えーと、このシリーズを読むときには、「戦士志願」の次に「名誉のかけら」を読むのがよろしいのではないかと思います。後は適当な順で良いけど、刊行順に読んでいくと年代が前後にぶれて、『ポーの一族』シリーズを発表順に読んでいくような気分になれます。
    9月6日(金)
     大雨。野暮用。ていうか自分のミスの処理。いや、参った。

    9月7日(土)
     いか屋さんで活イカ料理と松茸づくし。松茸は当然中国産であろう。そうでなかったらこんなお値段であんな大きいもんが喰えるはずがない。活イカはぴくぴくしてるようなやつだが、余すとかえって祟られそうなので、イカ一杯分、上から下まで(どっちが上でどっちが下なのかはともかくとして)頂戴した。夜半過ぎから大雨。雷も。

    9月8日(日)
     昨日だか今日だか、「青大将」氏が自分で山小屋建てて子育てする話(?)の最終話があったらしい。ラヂオでも話題になっている。中島朋子ちゃんが「蛍」っていう役名だとか、寅さんの甥っ子の役の子が出てるとか、それくらいのことは知ってるんですけど、見たことないなあ。ああ、富良野は一度行ってみたいなあとは思うんだけど、ただ、あそこはたしか西武系のスキー場。西武系のところって、ゲレンデ自体はまあ良いとしても、ろくな食事ができないことが多いのが困ったところ。キロロは食事はいいけどゲレンデが物足りないとか、スキー場もなかなか「ここで決まり」っていうのがない。今までに行ったことのある北の国のスキー場で他人にも奨められるところっていうと、ルスツと安比なんだけど、どちらも空港からすごく遠いし。札幌国際は、温泉を主スキーを従、と考える人向きです。

    などと、現実逃避を図る日々……。

    9月9日(月)
     蓼科に電話して呆れる。母と、御歳81歳の父と、多分79か80で女性の西洋史研究者の草分けMY先生と3人で中華料理を食べに行き、御飯をお代わりして、計5杯も食べたと言う。ひょっとして僕よりもたくさん食うのではないか? こちらは、学食で鶏の唐揚げとキュウリの酢の物。一日、ぐずぐずした天気だったが、夜、大雨。

    9月10日(火)
     わははは! ここ

    福田康夫官房長官は「まだ19歳でしょ。随分稼ぎましたね。悪くないんじゃないですか。少子高齢化の時代なので子供をたくさん産んでもらいたい」と、人間性が透けて見えるようなコメントをした
     成功おめでとう。僕はロケットとか宇宙とか大好きだし、こういうプロジェクトはぜひ成功して欲しい。それに、これ、今後も継続して成功しないと天気予報が大変なことに……。

    9月11日(水)
     去年は日光で大雨に降り込められていた。湿気むんむんの酷い宿だったね。あんまり安いところに行くとああいう目に遭うのだ。

     そういえば、去年1月におきたインドの大地震のとき、叔父がまさに震源地で宿泊中。当然安否不明になったんだけど、2、3日後に別の町のネットカフェからメールが届いて、無事が判明したってことがありました。いつもの旅行で使っている安宿はペッチャンコに潰れてて、もしそこに泊まっていたらアウトだっただろうということでしたが、その時は実にたまたま、どこかの役所からお金が出ている公式の用務の大名旅行だったもんで、高級ホテルに宿をとっていて助かったんだそうです。やっぱりお金はちゃんと遣わないとね、っていう教訓だろうか。

     が、かと思うと、阪神・淡路大震災のとき、何も気が付かないまま安アパートで昼前まで眠りこけていて、「パチパチ」という音がうるさくて腹を立てながら目を醒まし、何だよまったくと起きあがって窓を開けてみたら、裏の家がパチパチと音を立てて燃えているのを見て吃驚。大慌てでアパートを飛び出してそのまま大阪まで逃げていって無事だった、という人もいたりして、これがもし防音性の高いマンションだったらそうはいかなかったんじゃないだろうかとか考えると、運命というのはどこでどういう風にころがって行くんだかわかりません。

     僕の父とか母の知り合いは妙に運の良い人が多いなあと思っていたんですが、それは話が逆で、あの世代の人達は運の良い人だけがしぶとく生き残ったんだ! ってことにあるとき気が付いてぞっとしたことがあります。冷静になって人口比で考えると、「だけ」っていうのはちょっと言い過ぎかもしれませんが。それにしても「若い頃は胃弱だったのが、ほとんど食べる物がなくなったのが一種の断食療法になって、戦後は胃が丈夫になった」とか、そういう困った人(父ですが)の濃度は確実に高まったはずです。

     そうやって「運の良い遺伝子」だけが濃くなっていって、ついには全世界の人間が運の良い人だらけになって、誰も突発事故で死なない世界になりました、という妙てけれんなアイディアのSFを書いている人がいますが、もちろん、運のあんまり良くない人でもそこそこ生きていける方が好ましいことは言うまでもありません。しかし僕だって、そもそも日本という国に1961年に生をうけたっていうのはかなり運の良い部類に入るわけです。この運を無駄に使うのは罰当たりってもんですね。貴人の義務とかそういう気取った話じゃなくて。

     手抜きして、スーパーで買ってきた鮭弁当。デザートに種なし巨峰。

    9月12-14日
     山梨県某所で神大ゼミ合宿。都内某所よりも遙かに近いのであった。まったりと過ごしてきました。勉強もしたけど。山梨県は市町村合併を強力に推進してるらしい。「南アルプス市誕生へ」のニュースはどうやら全国ニュースになったらしいが、有権者アンケートの結果小淵沢町は周辺の町村合併には加わらないことがほぼ決まったという話と、同じく有権者アンケートの結果、大月市は都留市との合併をめざして首長会談を申し入れることになったという話が県内ニュースで流れていた。つまり、あちこちで一斉に合併に関する住民アンケートをやってたわけだ。

     明石山脈を南アルプスと呼称するのは、昔の山登り達のアルプスへの憧憬が偲ばれる微笑ましい慣習だと思うけど、公式の地名にしてしまうのはいかがなものかという気もする。隣の長野県の話だけど、北八ヶ岳の横岳の「日本ピラタス」に至っては、蓼科から女神湖、白樺湖、霧ヶ峰一帯の観光地としてのイメージをかえって損ねるだけだと思う。麓の茅野市の人はどう思ってるんだろう。「蓼科高原」って漢字だけでちゃんと避暑地のブランドになるんだから、ピラタスなんて唐突にスイスの地名を持ち出した昭和40年代の恥ずかしい命名はもう引っ込めて「蓼科ロープウェイ」にしてくれ、って県の企業局に申し入れたら、知事もああいう人だし、すぐ通るような気がするけど。

    9月15日(日)
     寿司買ってきて食べた。

    9月16日(月)
     スパゲティ煮ました。アサリクリームソースにしました。もちろんレトルトパックのやつ。

     「受刑者が『骨髄を提供したい』とドナー登録のための2時間の刑の執行停止申し出。法務省認めず」というニュース
     「いったん認めると、別の受刑者に『反省しているなら骨髄などを提供すべきだ』という圧力がかかりかねない」という懸念が省内で指摘されたという。犯罪者(特に政治犯)が自動的に臓器バンク送りにされ、生きながら臓器をどんどん採られていく、という悪夢のような社会を、1970年代に既に想像していたSF作家がいたっけ、そういえば。おっと、「運の良い遺伝子」を考えた人と同じだよ。

    9月17日(火)
     学食のチキンソテーがやたらに胡椒辛い。

     相変わらず、カードの切り方が上手い。最も効果的に切ってきた。これで拒むと今度はこっちがあまりにも狭量ということにされて、周りの評判を落としかねないという出し方。似たようなカードはこちらの手持ちにも昔はあったはずで、別のプレーヤー相手にもタイミングを見計らってびしびし出せたはずだが、身内にブタカード扱いされてもう腐ってしまった。

    9月18日(水)
     昨日に引き続き学食で昼食。12時ちょうど頃は混雑するので、12時半頃行ってみたら、たしかに空いていたが、教職員だらけ。まだ夏期休暇中で、営業している食堂が一箇所しかないので、こういうことになる。カレーがどうしても食べたくなったので、チキンカツカレー。ちょっと塩辛いような気がするなあ。もっとスパイス辛くしてくれても良いと思うけど、いろんな好みの人がいるから学食のカレーって難しいんだよね。

    9月19-26日
     いろいろありましたが、基本的にはしんどい一週間でございました。これから2週間ちょい、まだまだしんどいと思います。

     神大は月曜日が休みだったので、まだ本格稼働したっていう気分にはなれない。ていうか、いまそれどころじゃないので、ちょっと手抜きをさせてもらってる。すまぬ。

     中大の方は、うーんと、ある講義の受講者の皆さんは、僕より英語ができるようです。ばりばり先へ進めるようですね。しかも、英語でわかんないところがあったら遠慮なく訊いてしまえる。場合によってはこちらの読み間違いを指摘してもらえるかもしれない。大学における理想の講義形態ではないだろうか? わくわく。

    9月27日(金)
     「菅原伝授」は地味な演目なんだそうだ。それがあれだけ面白かったんだから、もっとせっせと文楽を見に行きたい。文楽を面白く見るために、歌舞伎にもせっせと行きたいね。ただ、高いのがアレなんだよねえ……。

     道を歩いていたら、なぜかムラムラとマンションが買いたくなってきた。伊東マンション。などという痛いネタもすぐに頭に浮かぶのだが。「御通行中の皆様、お騒がせしております。こちらは神奈川県知事候補、みげる、みげるでございます。知事わミゲル、知事わミゲル……」とか。反省して天正時代に逝ってきます…。

    9月28日(土)
     渋谷の東急本店の8階にあるリストランテ(? だと思う。が、トラットリアかもしれん)Tanto Tanto で夕食。前菜の盛り合わせの生ハムメロンのメロンが非常に甘い。生ハムと一緒にするのはやや勿体ない。パスタはツブガイのクリームソース。さすがプロの茹で加減。絶妙。メインは、牛肉を網脂で巻いてローストしたものを、ドリアの上に載っけてある。中にこってりしたソースが入っていて、肉を切るとドロリとソースがドリアの上にひろがる仕掛け。それと、エビを多分炭火で塩焼きにしたもの。デザートは、フロンマージュ・ブランっていうんだろうか、チーズとヨーグルトの中間みたいなもの。醍醐ってこういうものだったとか。言われてみると、醍醐天皇って変なおくり名ですね。今風に言えば「ティラミス天皇」? 好きだったんでしょうか。それとも意味が既に変わっていたのか。あるいは、醍醐天皇に対して含むところがあったのか。識者の御意見をうかがいたいものである。ま、とにかくこれでお一人様5000円以下なのだから、まあリーズナブルなのではないだろうか。皆様も是非どうぞ。ただし、あんまり変な格好で行かないこと。ジャケットまではいらんが。と言いつつ、ジーンズで入ったのは私です。反省してガンダーラに逝ってきます。(それはゴダイゴ。)

    9月29日(日)
     急に不安になってメールサーバーを何度も見たり。何をやっておるのでしょうか。マック。牛乳がぶ飲み。

    9月30日(月)
     午後遅くに急に偏頭痛に襲われ、早退。帰ってから台風が近づいていることを知る。気圧の下がり始めで痛み出すという話をNHK教育で見たばかり。わかりやす過ぎ。昼食は、学食で生卵、チキンソテー、ひじき、御飯。牛乳をガブガブ飲む。夜も軽く食べた方がよさそうなので、カスタードメロンパンと牛乳。

    10月1日(火)
     都民の日であるが、関係ないのであった。しかし、台風で5限目以降休講。せっかく公開ゼミの準備をしていた中大ゼミ生はゼミ長以下残念そうだったが、安全確保という観点からさっさとお引き取り願う。その他、知らないうちに「アメリカ会社法」が総合政策学部の「商法1」との合併授業になっていたなどの騒ぎもあり、朝食以降ろくな食事できず。とどめにPCを法学部教員控え室に置き忘れるというポカをやらかし、散々な日。

    10月2日(水)
     早起きして泣きながら車で八王子までPCを回収に行き、横浜にとって返して神大で講義会議会議講義講義。大学に集積している学生個人情報の取扱い規範の確立は喫緊の課題であるはずなのだが、そういう認識はまったく共有されていないことが判明した。どさくさに紛れて個人情報保護法案にメディア規制なんか盛り込むから、肝心の問題が国民にまったく浸透していないのである。総務省逝って良し。「特選海苔弁当」とかいうお弁当。牛乳。お茶。

    10月3日(木)
     妙に暑い。が、クーラーは運転していない。そりゃそうだ、十月だもんねえ。でも、暑いのです。市営地下鉄ではちゃんとクーラーが入ってたぞ。一応私立なんだから、お役所よりお役所仕事的っていうのはマズイんじゃないだろうか。

     久しぶりに両親宅へ。母は「ケーブルテレビの番組の録画の予約」という高等技術をマスターしたらしい。僕にも既にわからない境地である。リモコンを3つ駆使しなければならない素晴らしい技なのだ。トマトシチューとおからと若布の酢の物と鶏肉のグリルとバタールと御飯と辛明太子と安物のボルドーワインという、統一感のないところが大変わが家らしい献立の夕食だった。

    10月4日(金)
     労働法のS先生に函館土産のバター飴をもらった。修道院で作った飴だそうだ。不二家のバター飴というのは、子供の頃かなり嫌いな部類のお菓子だったのだが、さすがに本場のものは美味しい。

     S先生はいろんな事情があって今年は他学部の民法の講義をも受け持たれておられる。「Tの債権総論、Sの債権各論という素晴らしいラインナップ」とか呟いている方がいらっしゃるとかいう情勢ではまったく他人事ではないので、テキストはどうしてるのか尋ねてみると、特に指定していないとのこと。しかし何故かというと、本当は「ダットサン」を使いたかったんだそうな。しかし一粒社がアレでナニしてしまっているので、在庫がどれくらいあるか不透明なため、指定できなかったという。ダットサンの版権なら余所に売れると思うんだけど、まあ、時間はかかるだろうなあ。。。

     鰺の自家用干物、おから、若布の酢の物、納豆その他と味噌汁。おお、とても昼御飯らしい昼御飯だ。

    10月5日(土)
     SIGHT 13号。「信じろ!投票所で自民党は倒せる!!」という特集につられて購入したが、まだ全部読んでいない。勝谷誠彦「私が見た『日本国の予備選挙』としての長野の陣」という記事だけ。前回の田中初当選時の選挙で田中陣営の演説会の会場の周りで棒を持った男たちが徘徊して妨害していた話を核にして、反田中陣営を「棒を持った外道」と総括。田舎選挙では珍しくもない話ではあり、情緒過多なのが気に障るが、田中知事の「長野を『夜明け前』に戻すのかが問われている」という演説が田中流の大げさな自己宣伝と見えたのは外野からの見え方で、実は切実な問題についての訴求力のあるキャッチフレーズを選び取っていたのだということはよくわかった。記事では連合長野の悪口しか書いてなかったが、自分の系列議員たちが「外道」と見られていることに気付いていないのか、気付いていたが何ら指導力を及ぼせなかったのか、いずれにせよ本来は田中側に立つべき政党にいるはずなのに手を拱いていた某元首相は連合以上に問題だろう。彼の政権が極めて短命に終わったのは、別に当時の政局のせいではなくて、当人の力量不足が原因だったわけだ。選挙中の言動から推測するに、そんな人物の県内人脈など切り捨ててしまって構わないという戦略は、Kはたてられるが、Hにはできないらしい。日本の(近い)将来のためには大変困った話。

     デニーズでブラウンソースハンバーグ。このブラウンソースが、どうしてどうして、馬鹿にできないお味。

    10月6日(日)
     そういえば、前期7月に実施した、学生授業評価アンケートのアンケート用紙の束が送られてきた。学生による評価結果について教員コメントがあれば何か書いてケロということであった。全体としては、良の上くらいでしょうか。中には「法学系の授業の中でもトップクラス」などという有り難いことを書いてくれた学生もいるけど、まあ、どんな変な講義にも「固定ファン」っていうのはいるので、こういう突出したデータのことだけを覚えていてはいけません>自分。でもここで自慢しちゃうもんね。
     不満が多かったのは、「声がでかすぎ(マイクの使い方を考えろ)」というのと、「部屋が狭すぎる」ということ。前者については、申し訳ないことである。時々気付いて小さい声にするんだけど、何しろ地声がでかいんでね。でもマイク使わないと疲れ果てちゃうし。もっとマイクのこと、意識しよう。後者については、後期はいきなり受講者数が減ったのでもう手遅れなんだけど、何しろ非常勤の頃も合わせて考えると十年以上神大で講義していて、こんなに受講生が集まり、かつその数が最後まで減らなかったのは初めてだったので、「おお、教室満員じゃないの。こりゃええわい」などと悦に入ってたのだった。もっと大きい教室に変更すべきでしたね。

     炒飯チキンライス風。(鶏肉じゃなくて豚肉なんだけど、ケチャップ味にしてみました。)ピーマンの味噌汁。

    10月7日(月)
     台風のどさくさで忘れていたが、こういう文章を書いたせいで、「『えー、どうも。』の先生」と一部で呼ばれているらしい。さて、どれくらい応募があったことやら。

     ここ読んでる方々は概ね事情は御存知と思いますが、そういうわけで来週の火曜日までは日記更新しません(できません)。じゃ!

    10月10日(木)
     あーる田中こーいち と口の中で呟いてみた人間は僕だけではあるまい。
     このまま田中さん(誰も「先生」と呼ばないな……)おめでとームードのどさくさで学会もうやむやのうちにおわってしまうとかいう風になってくれないだろうか……。と現実逃避しに来てしまった……。

    10月11日(金)
     Nクン、すごいぞ。おめでとう。さあ、最後の詰めだ、頑張れ。

    10月13日(日)
     更新しませんとか書いといて、頻繁に書き込む俺である。

     日本私法学会第1日目。私法学会は1日目は個別報告、2日目がシンポジウムという段取りである。個別報告は、新人のお披露目式といった位置づけで(俺もやった。もう十年くらい前だなあ)、なにしろ若手が居並ぶ大先生の目の前で報告するのだから、その緊張感は相当なものなのだが、実は1時間の枠で報告45分が目安で、ディフェンスには10分少々費やせば足りるし、フロアに「サクラ」を仕込んでおけばさらに楽になるのである。ところが、ワークショップという形式の、いわば小研究会があり、これは枠が一時間半もあり、報告者は、その問題に関心の深い(つまり色々余計なこと…あわわわ有意義な情報と御意見をお持ちの)面々から、およそ40〜50分もの間質問反対意見罵詈雑言を浴びつつ自説を擁護しなければならないわけで、これはハードです。で、そのハードワークをやってきました。驚いたのはK先生、Y先生、U先生といった、最前線でバリバリやってる方々と、金融実務の方からも多数の御出席を頂戴したこと。俺のような、これといった目立つ業績のない半端モンには過分の御関心を寄せていただき、まことに汗顔の至りである。しかし、司会の労をとって下さったO先生の的確な進行と、友達甲斐のあるNS先生の非常に有り難い適時適切なフォローにたすけられ、大変楽しいワークショップになった。ありがとうございました。これで今年一番の大行事は終わった。ふう。

     弁当券買っておいたのだが、報告直前で食欲わかず。千円損した。国立の街もずいぶん変わったよね。

    10月16日(水)
     というわけで、なんとか日常に復帰。
     昨日は中大の「アメリカ会社法」の本格的講義の実質第1回目。うーん、総合政策と国企の混合は正直いってやりづらいなあ。やっぱり素人さんにレベルを合わせざるを得ないんで、国企のみなさんには、欲求不満の講義になってしまったのではないだろうか。すまないことである。ちょっと、やり方を考えてみないと。ま、もっとも、昨日は1時間で閉鎖会社全部やろうという野望があったからね、はじめから計画にやや無理があったわけで、来週はもうちょっと落ち着いてやる予定。ところで、遅刻した人は自己申告しないと欠席になっちゃうよ、ってことに気付かないのだろうか。それとも出席をとってること自体を知らないのかな? 少なくとも3人は遅刻者がいたはずだけど、「私も出席してました」と申告してきたのは1人だけだったが。ゼミの方は、3年生Nクンが司試論文合格した件でなぜかゼミ長に問い合わせが殺到して大変だったそうだが、都内某所での合宿の成果がちゃんと見られていてなかなか良い感じ。株式やる前に証券化の勉強っていうのは、正しい方針だったな。秋の遠足もちゃんとやろうね。

     今日は、神大の講義が三つ。二日間で講義5ゼミ1はさすがに疲れますた。後期はちゃんと乗り切れるでしょうか。

     学食で唐揚げ、煮物、冷や奴、ワカメのおみおつけ。午後、新人アルバイトが作った下手くそなカフェラテ(泡があっというま消えちゃった)。

    10月17日(木)
     上天気。久しぶりにぶらぶらとアテもなく渋谷に。ハンズに行って工作キット購入。ブックファーストへまわって、小川一水『導きの星2』、谷甲州『戦闘員ヴォルテ』、田中芳樹『銀河英雄伝説外伝6/7』。最後のは大失敗。もう持ってたぜ。でも、こういう軽い本をしこたま買えるのは気分が良い。小川一水は本格的文明SF。眉村卓の『司政官』シリーズをなんとなく思い起こさせるが、もっと軽いキモチで読めます。昼は、吉牛並ギョク付き。

    10月18日(金)
     午前中から『私法』に載せるワークショップ報告原稿をコリコリと書く。14時過ぎくらいには概ね出来上がった。調子良い。デニーズでジャンバラヤ。夕方からは、いろいろ乱読。

    10月19日(土)
     院生の論文指導で大学に。途中で通る公園は大賑わい。そうか、土曜日は小中高は休みなんだっけね。デニーズで(またか)、この前美味しかったブラウンソースハンバーグ。火曜日の準備しなくちゃ。おっと、パンも焼かないと。

    10月20日(日)
     10月に入ってから東京では夏日が10日くらいあったそうだ。どうりで今日は寒く感じる。普通の秋の日なのだが。でも、安易に「地球温暖化が」とか言ってはいけません。地球温暖化っていうのは(そもそも実証されているとは言い難いのだが、それは措くとして、仮に事実だとしても)複雑な現象なんで、必ずしも横浜や東京で気温が上がるという現われかたをするとは限らないのだ。とは言え、単なるヒートアイランド現象にしては、急過ぎる変化。さすがにもう少し大きな気候変動の一部ではないだろうか。十年くらい前なら、エルニーニョが犯人に指名されていただろう。

     ガストで、マグロ丼とかき揚げうどん膳。喫煙席は大混雑だが禁煙席はゆったりしている。大変快適。そもそも他人が食事している脇で煙草をふかすという根性が間違っているのである。そういうことをしても赦されるのは世界中でフランス人だけである。フランス人はしょうがない。だってフランスなんだもん。

    10月21日(月)
     K先生と色々な相談。今年度はやっと半分が過ぎたところなのだが、早くも来年度の講義担当など決めなければ、時間割の決定やシラバス印刷などの日程が間に合わないのだ。そうこうしているうちに、どうして僕が研究室にいることを嗅ぎつけたのか、学内のあちこちから電話がかかりまくる。が、お陰で種々の懸案が一挙に片付いた。で、相談の結果、来年は新しい科目を2つ引き受けることになった。会社法4単位がその1つ。会社法の講義は実はかなり久しぶりかもしれない。ガバナンス絡みの一連の改正が一段落したところだし、タイミングとしてはちょうど良いかな。

     生協で買った「おまかせ弁当」とかいうお弁当。中身は忘れた。まかせっきりにしちゃったから。

    10月22日(火)
     一日うまくいかない日。アメリカ会社法の講義もわやになってたし、ゼミ面接も予定時間大幅超過。

    10月23日(水)
     学外の某団体のための懇談会。おかげで講義が二つ休講に。本末転倒なのだが、いろいろ事情があって致し方ない。そういえば僕が学生や院生のとき、先生方はやたら忙しくて学生指導をする時間をとり辛そうにしていたが、僕もあの頃の先生方と同じ年恰好になってきてるのだな。前任校にいたときには、夜中まで自主ゼミにつきあったりしてたんだけど、いまはそういう余裕もないし体力もない。

    10月24日(木)
     今になってふと気が付いたのだが、今年の司法試験の商法2問目について、前になんかすごい勘違いなことを書いていたようである。気付いた以上、改めておく必要がある。

            Aは、平成14年4月1日、Bに対し、同年5月31日を満期日とする約束手形を振り出した。
            Bは、同年4月10日、白地式裏書の方式で、この手形に裏書人(第1裏書人)として署名した上、Cに手渡すべく、この
           手形をBの使用人Dに託した。ところが、Dは、無断でこの手形の満期日の記載を「平成14年6月30日」と書き換えた
           上、Cに手渡さないまま、同年6月10日、この手形に自ら裏書人(第2裏書人)として署名し、これをEに譲渡した。E
           は、平成14年7月1日、この手形を支払のために呈示したが、Aによりその支払を拒絶された。
           1  Eは、Bに対し、手形上の責任を追及することができるか。
           2  Eは、Dに対し、手形上の責任を追及することができるか。

     満期が変造されているので、変造のルールにしたがって考える必要がある。手形法69条によれば、要するに署名時の文言にしたがって各自責任を負いなさい、ということ。そうすると、署名者毎に異なる責任が一枚の証券に表章されるという厄介なことになるのだが、変造というイレギュラーなことが起きている以上しょうがない。
     で、小問1は、対Bとの関係なので、この手形の満期は5月31日という前提で話を進めねばならない。そうするとBは、Eが期限後の裏書によって手形取得しているとして、善意取得などの手形法的保護が受けられない譲受人であると主張できることになる。となると、Dは明らかに無権利者なので、Eも無権利。善意取得できない以上、権利外観の保護も受けられない。ということで、前に書いたことは全然間違いだ。あーあ、こんなにたってからやっと気が付くとは、頭悪いぜ俺。なぜ間違えたかというと、権利帰属は誰か1人に決めないといけない、と何故か思いこんだから。
     しかし、小問2のDは変造後の文言で責任を負うのだから、期限後の裏書の問題は訴訟の場に持ち出せない人である。なので、この手形の満期は6月30日であるという前提で話が進む。そうすると、ここでEはDの横領の事実に付き善意であれば、権利外観による保護を主張できて、手形上の権利者であることになる。もちろんBの裏書は交付欠缺で無効なのだが、Dはそれを承知で裏書署名していることでもあるし、手形法7条を類推して、Dに裏書責任ありとしてよろしい。もちろんE悪意なら、そもそも権利外観で保護されないので、無権利の抗弁に直面することになる。
     ということで、小問1はあっというまに終わらせて、小問2では典型論点である裏書の独立性の問題を考えることになる。

    10月25日(金)
     あざみ野。父の話。日本のトップレベルの知識層に、どうしてドイツ観念論が広く受け入れられ根付いたのだろうか、という問は面白い問だね、という話。父の説だと、朱子学には華厳の教えが実は入り込んでいることはよく知られた話だが(もちろん僕は今まで知らなかったが)、この華厳の教えというのが密教の要素を含んでいて、これが日本の知識人の精神の基層を形作っていたのではないかと。そして、密教とヘーゲルは、その体系の壮大さと内容の空疎な点がヘーゲルによく似てるね、というわけ。要はヘーゲルの悪口なのだが、非常に父らしい話の持って行き方で面白かったのでメモしておこう。その話を聞いて、我妻民法学への丸山真男の感想についてちょっと考えたことがあったのだけど、ここに書くのは憚られる。

     ビーフストロガノフ。

    10月26日(土)
     某大学で研究会。新株予約権。I先生の報告を聞いて考えたこと。オプション価格についてのブラック=ショールズの基本的アイディアが非常に単純であり、それ故汎用性が高いというのはわかるけど、さて、単純であるが故に、規範的議論にもってくるときには細心の注意が必要だろう。とりわけ、オプションに代えて購入すると想定する金融資産(「双子株」と言うらしいが)にどのような金融資産をもってくるべきなのか、具体論は難しい。新株予約権の有償発行の場合、どうもトラッキングストックを想定しなければならないように思えるのだが、トラッキングストック自体がなんか胡散臭いので、そういうものに置き換えてみても、真っ当な価値評価ができるとは思えないのである。それに、I先生は有償発行が原則だというお考えのようだが、むしろ無償・譲渡禁止型を原則と考えるという方向の方が正しいような気がしてきた。とすると、U先生が発表した差止・無効についても、広く差止・無効を認める線で良いように思える。不公正発行も無効原因にして良いのでは?

    10月27日(日)
     昨日のつづき。I先生は、一見したところ、ロー&エコノミクスの手法を用いて、新株予約権が資金調達目的で有償発行される場合が想定し得ると言っていたように見えるのだが、主張の中身をよくよく検討してみると、言っていることは正反対で、現実には日本の現状の制度の下では新株予約権の有償発行に経済合理性を見出せる事態などはあり得ないということを主張していたのだった。じゃ、どういう制度整備が必要なのかとか発展性のあるテーマだと思う。問題は、法律家へのプレゼンをどうやるか。中身は正しくてもプレゼンの手法を間違うと誰にも理解してもらえず悲しい思いをするので、これは大事な問題だ。

     適切なプレゼンをやると、発表しているうちに、自分自身の理解まで深まり、しかも適切な質問や批判で、さらに克服すべき問題点と、その先にあるより豊かな可能性への展望という思わぬ贈り物がもらえる。これは今年の学会での教訓だけど、ゼミの報告でも同じだよね。ゼミの報告者は、参加者に対して「自分が理解したことで、皆さんがまだ知らないことを、皆さんにも無償でプレゼントして差し上げます」という態度が望まれる。そうすると、贈り物をもらったほうも、そのまま貰いっぱなしだと居心地が悪いので、なにか「お返し」ができないかというキモチになる。そこで、質問とか意見という贈り物が束になって返ってくるのだ。これが幸福なゼミナールの進め方ではないだろうか。

     伽哩屋伽哩・チキンカレー。ちょっとボケた味。スーパーで買ってきたお総菜の「健康ひじきサラダ」は、名前の怪しさにもかかわらず美味しかった。

    【特報】中大ゼミ3年生Nクンから昨日今日と連続架電。口述試験のホットな感想を伝えてくれた。昨日は考えもしなかった質問をされたとかで相当テンパっていたが、今夜は余裕ぶっこいている。さて、「これに比べれば論文試験なんて楽なもんです」「もう二度と受けたくない」「吐きたくなる」ほどのプレッシャーに耐え、無事最終合格に漕ぎ着けるのか。Nクンの明日はどっちだ!

    10月28日(月)
     一日目一杯働きました。ゼミ→組合大会議長→院生修論指導→ゼミ→講義→大学院講義。その合間に、組合の常任委員というものに就任。何をやるかも聞かずに引き受けてから、昨年から引き続き常任委員を勤められるS先生に「どういう仕事なんですか?」と尋ねる始末。日曜日に、そのS先生から別件で頼まれた仕事をすげなく断ってちょいと引け目を感じていたところに書記長から依頼の電話があり、「そういえばS先生てば、お忙しいのに常任委員やってたよなあ」とつい弱気になって引き受けてしまった。まあ、組合の仕事をやると、普段おつき合いのない方とも面識ができて、それなりに面白いこともあるのだが。静大の組合のときは芋煮会なんぞやったな、そういえば。そうだ、静岡県国家公務員組合共闘会議(県国公)というようなおどろおどろしい名前の会議に出たり、さらにその上部団体?の、県評(静岡県労働組合評議会)という、なんと総評(日本労働組合総評議会)県組織に由来する由緒正しい名前の、しかし実はきっぱり某政党系ナショナルセンターの下部組織の中央委員会に出席するという、珍しい体験もした。(「総評」「ナショナルセンター」という用語がわからない悪い子は、自分で調べてみよう!)ひょっとして公安に目をつけられたかもしれんが、私ゃ義理でしょうがなく出る羽目になっただけですので、そこんとこよろしく。

     お昼は、組合大会に出たら議長を頼まれたので大急ぎで幕の内弁当をかっこみました。胸焼けがした。

    10月29日(火)
     Nクンは、口述試験での不出来の顛末をクドクドと繰り返し愚痴っていた。すっかり酒場でカラむ酔っぱらいオヤジ状態である。昨日から(ひょっとして土曜日から?)あれに付き合っているNクンの彼女の忍耐強さというか懐の深さというか海より広い心にはまったく敬服する。あの状態で一緒にTDSなんぞ行っても、そりゃあつまらなかったでしょうに。Xデーの13日まで暖かく見守っていきたいというNHKニュース的まとめでそこんとこよろしく。

     昼は、ペデ下で売っていたカツ丼弁当。カツも出汁もあんまりおいしくなかったが、御飯が美味しかったので許す。夜も食べた。豚キムチ鍋。暖まった。美味しかった。

    10月30日(水)
     講義会議会議講義大学院と、またしても目一杯働いた。前期の試験に書くべき事は書いたはずなのにどうしてあの点数なのか納得いかないので教えて欲しい、という学生さんが研究室に来たので、金曜日までに調べて回答するとお約束した。大変熱心で感心なことである。帰りは夜10時頃になるのだが、厚手のジャケット一枚では、死ぬほど寒かった。コート着てくればよかった。帰宅して大慌てで風呂を入れて、本を読みながらゆっくりつかる。

    10月31日(木)
     昼から大学に行って仕事をするつもりだったのだが、腰が抜けたような状態になってて、今日が締切の『私法』の原稿をメール出稿などしているうちに、午後になってしまう。3時頃になってようやく出勤。思ったように仕事が進まず、明日に積み残し。昼もマックで済ましてしまった。メンチカツバーガー、うまいじゃないか。しかし、フレッシュネスバーガーとどこがちがうのか、というような感想はたしか前にも書いたような気がするぞ。とにかく、期間限定は惜しい。恒常メニューに加えても良いのではないか。それにしても、大学のマックは(神大にもマックがあるのだよ>中大の諸君)、禁煙コーナーが狭すぎる。教育的配慮からいっても、あれは逆にすべきだろう。

     夜は実家へ。けんちん汁だった。「建長寺汁」というのが語源なのよ、という母の科白で、テレビか新聞にレシピが載ったからさっそく作ったことがすぐ知れる。でも、うまかった。

    11月1日(金)
     というわけで、歯医者が終わってすぐさま出勤。仕事に精励したおかげで、夕方には終わった。一昨日訪ねてきた学生さんに、答案を見せながらどこに問題があるか説明した。納得しながらも悔しがっていたのが、頼もしい。説明しながら思いだしたんだけど、おまけして合格点にすべきかどうかちょっと悩んだんだった。これなら不合格にした甲斐?がある。来年は大丈夫でしょう。

     おまかせコースのみでお一人様×万円という恐るべきお店の予約をとった。うふふふふ。(ちょっと壊れたかも)
     かなり評判が良さげなところなので、楽しみたのしみ。

    11月2日(土)
     メールボックスを開けてみると、『私法』編集担当のT大M先生から、一昨日のうちに返信が来ていた。「締切厳守していただきましてありがとうございます」という文言にちょっと笑った。みんな守ってないんだろうなあ。さて、学会報告の原稿をちゃんとした論文にせねば。『私法』のは、ただの実施報告だからなあ。あ、T社のあの本の原稿もあるし、来年、新しい講義科目が一挙に3つも増えるから、そろそろ講義ノートの準備にもかからないといかん。うにゃ。

    11月3日(日)
     講義ノートで思いだしたんだけど、この前中大でゼミの諸君に渥美東洋先生の講義がいかに素晴らしかったかを力説したのだが全然わかってもらえなかった。まあ、「それが、すごく難しいんだ。ちっともわかんないんだ。だけど素晴らしい講義なんだ」っていう説明で分かれって言う方が無理なんだが(笑)それにしても、難しすぎてちっともわからないけど素晴らしい講義、っていうのは、中大でももう全然支持されないんですかね? 師匠の木内先生の講義もそんなんだった。とにかく一生懸命ノートはとったんだけど、なにがなんやらわかんなかった。一年くらいたってノートを読み直してみて、やっと、ああ、これのここんとこをこういう風に説明したのか、ってうっすらとわかったくらいで。だけど、素晴らしい講義だと思ってたのは僕だけじゃなくて、いつも教室は満員だった。僕の講義はよく「わかりやすい」っていうお褒めの言葉を頂戴して、まあ、分かりやすい講義を目指してやってるんでそれは嬉しいんだけど、にもかかわらず内心忸怩たるものもちょっと感じる。僕が分かり易い講義を目指すのは、それしかできないから。難しくて素晴らしい講義をするだけの学識が全然不足していることを自覚してるからなんだな。父はよく「言っていることや書いていることが難解である学者は、大抵の場合、自分でも主題について十分に理解していない」と言ってて、それはたしかにそのとおりだと思う。でも、例えば木内先生にせよ渥美先生にせよ、その場ではわからないけど、後になって考えればちゃんと腑に落ちる筋道で話をされていたわけで、ただただ難しくてわかんないだけでもなかった。

     きっと「素晴らしい」っていうのは、講義が終わってからもああでもないこうでもないと考えた挙げ句に講義の筋道がちゃんと見えたときに覚えた感動のことを言いたかったんだ。ちょっと考えるとひどく「効率の悪い」講義だし教育方法だけど、本当はとても親切で効果的なんではないだろうか。だって、わざわざ僕らに「自分で考えて筋の通った議論を組み立てる機会」を与えてくれていたんだから。尤も、これって、僕らの側に「この先生の言うことが間違っているはずがない。俺はまだ知らないが師匠は知っていることがあり、あのわけのわからないお話がその謎を指し示しているに違いない」という確信がないと、そして、先生の側も僕らがそうした確信を有していることを知っていなければ、成り立たなかった手法ではある。

     今日も午後から休日出勤。神大フェスタをやっていたので、昼御飯のかわりに、出来立てでほかほかの焼きそばをはふはふと食べた。ごちそうさま。でもどうせなら、焼きそば作って売るだけじゃなくて、自分たちがどういうサークルで普段どんな活動しているのか、ちょこっとでも宣伝すれば良いのに。

    11月4日(月)
     今日も休日出勤なのである。といっても、今日はほとんどただの客だった。
     神奈川大学法科大学院シンポジウム。「身近な司法改革と法科大学院」
     特徴は2つ。(1)地域に根ざした法曹 (2)地方行政において働く法律専門職 の養成
     国際業務とか金融ビジネスとか、そういうハッタリはかまさないのである。町医者ならぬ町弁ってことです。はい。

    11月5日(火)
     思い出せる限り書いておこう。
     松の実を散らした柿の白和え、カラスミを蕪ではさんだもの、アワビの貝殻に詰めたアワビのステーキのグラタン、河豚のお造り、朝鮮人参とフカヒレの天麩羅、ウニの殻に詰めたウニ入りコンソメゼリー、鰆のねぎま風しゃぶしゃぶ、河豚の白子の雑炊、梅酒のゼリー入り豆乳。お腹一杯。こじんまりしていて、落ち着いて静かな雰囲気の、とっても良いお店でした。あんまり良い店だったので、場所も名前も秘密。

     ところで、食事中だったりデート中だったり授業中だったり、その日の中でもっとも具合の悪いときに携帯に電話してくる奴がいるのだが、どこかから俺のこと監視してるのか? (キミのことだよ、N君!(笑))

    11月6日(水)
     某ラジオ局で朝御飯。四ヶ月ぶり。朝御飯終了後その足で大学へ。寒い。寒すぎる。なにしろ暖房が入らないのである。室内だというのにコートが脱げない。まるでソ連のラーゲリ(強制収容所)だぜ。本部へ用事があって行ってみたら、新しいビルで気密性が高いので、暖房なしでも暖かい。なるほど、そういうわけでしたか。文句をつける電話をかけないと駄目っぽいな、これは。

    11月7日(木)
     いやあ、酔っぱらいが文章を書くとこうなるのか。いえ、昨日と一昨日の日記の話。(さすがに直した。)

    11月8日(金)
     一昨日は何故酔っぱらっていたかというと、水曜日の夜に「法学部講演会」があって、これが暖房がないのに夜の六時から七時半までやっていたもんだから、身体が冷え切ってしまい、しょうがないので出席者で誘い合って中華料理屋に繰り出したからだった。講演会は弁護士の鳥飼先生による「企業経営における法務と税務」というテーマでのお話。税理士は訴訟はネゴシエーションの道具だと思っているが、国相手の税務訴訟は闘争だから、法務戦略が必要。しかし、課税庁も裁判官も、税法など知らない。通達さえあれば適法に課税できると思いこんでいる。裁判官を変えなければ、この国に法の支配など実現されない。弁護士・判事の人事交流が重要だ。と、熱く語って下さった。

     会社法改正についても、税法の手当がないと動かない制度が多い、と具体例を挙げて指摘。気付いていなかったことが多く、大変参考になった。例えば、成果型報酬としてストックオプションを大幅に導入すると、未払報酬の後払いたる退職慰労金は支払う謂われがなくなるので、任期途中でもいったん退職したことにしてこれまでの分の退職慰労金を支払うべきことになるが、それをやると所得税法上非常に不利益なことになる(退職一時金としての控除を受けられなくなる)ので、結局、ストックオプションの導入を見送らざるを得なくなる、とか。

     あるいは、面白い例で、中小企業で1株だけ、配当は劣後的だが広範な事項につき拒否権を有する種類株式「拒否権株」というのを発行して(種類株式の大幅規制緩和で、条文上は確かにそういうのも発行可能だよね。)、オーナーのドラ息子が、その「拒否権株」1株だけ相続したとしたら、相続税法上、その株式の価値はいったいどう算定すれば良いのか、など。

     骨付き鶏肉入りカレーライス。

    11月9日(土)
     フィットネスクラブでバイク漕ぎをやりつつテレビを眺めていたら、ガンダムSEEDをやっていた。いったんバイクから降りてカウンターでイヤホン借りてきて、じっくり見ながら再び漕ぎ漕ぎ。いきなり第6回を見たって設定がよくわかんないし、さすがに、おじさんはこういうものを見てももはや大して燃えないのだが、エンディングテーマを鑑賞したかったのである。いや、あれ作ったの、同じ高校の同じ部活出身で(ずっと年下だけど)チャット仲間なんだわ。それでもって、いきなりオリコン5位だとか。あちゃこちゃのヒットチャートでも十位以内に顔を出してるみたいだし、昨晩はNHK-FMでも、番組冒頭にいきなり曲がかかってた。なんか、知り合いがいきなりブレークしちゃうって、こういう風に嬉しいのかぁ。で、エンディングは非常にカッコ良かった。なるほど、こりゃヒットするわけだ。それゆけsee-saw!

    11月10日(日)
     銀ブラ(死語)した。「スケ」で紹介されていたという、代官山のケーキ屋さん「キル・フェ・ボン」の銀座店を探し当てた……が、死ぬほど混雑していて、喫茶部の方は2時間待ちとかで、尻尾を巻いて退散。「キル・フェ・ボン」はもともと静岡市街にある小さなケーキ屋さん。静岡の本店は、店内には食べるスペースがないのだが、買ってすぐ食べたいお客は、お店の人に「公園で食べます」と言うと珈琲をサービスしてくれるので、お皿とカップを持って近所の「青葉通り公園」まで移動して、青空の下ベンチに座って食べる、というシステムになっている。新鮮なフルーツたっぷりのタルトなどが評判になって駅に近い丸井に出店した。その頃静岡大学のケーキ好きの学生などには「あそこは、丸井に支店を出してからちょっと味が落ちた」などと言われていたが、その後、代官山や原宿にも店を出して大評判をとった。で、このたび銀座進出ということらしい。今では東京のケーキ屋さんだと思っている人も多いだろう。代官山のお店にも行ったことがあるけど、やっぱり僕は、あの、青葉通りをちょっと入ったところにある小さい小さい本店が一番好きだ。あ、そうそう、そのお隣のイタリアンの小さなお店も、なかなかよろしいところです。

    11月11日(月)
     せっかく一年生がゼミ見学に来てくれたのに、レポーター大遅刻で台無し。S君、大失態です。サークルの後輩に良いところ見せるチャンスだったのに。

     大学院の商法関係のM2の皆さんによる修論中間発表会が始まった。他人の話を聞いているといろいろとアイディアがわきあがってくるので、こんなことやあんなことも考えられますね、こういう角度からの考察も入れてこういう風に話をもっていくと面白い、などと自分の理論を押しつけて発表者を困惑させてしまった。すまん。

    11月12日(火)
     中大。なんとなく調子悪い。講義でしゃべっていると、アドレナリンを大量に分泌するらしく、やたらハイになるのだが、講義が終わるとぐったりする。風邪かも。

    11月13日(水)
    特報! 中大・橡川ゼミ所属のN君が、司法試験最終合格!! 3年生で在学合格というのは大変素晴らしいことです。お祝いしましょうね。(業務連絡。言われるまでもなくいろいろ考えてると思うけど、ゼミ長は企画をたてること。費用については応相談。)

    11月14日(木)
     やっぱり風邪。今日は一日家でおとなしくしてるつもりだったのだが、1時から院生と修論の相談をする約束だったのを思いだして、(自分の中では反則技なのだが非常時なので)車で大学へ。大学の駐車場は客以外は使えないので、近くの100円駐車場にとめた。用事が済んだらさっさと帰るはずが、誘惑に抗しきれなくなって、いつもの(といっても、最近とんとご無沙汰してしまっているが)イタリアンで、ほうれん草と茄子のボロネーズ・スパゲティ。

    11月15日(金)
     俺も歳をとりました。しみじみ。静大の学部1年生のころからよく知ってるNY君が、つい最近、博士課程後期なんだってねえへえなんてメールをやりとりしたなあと思っていたら、なんと来年から大学教員だそうな。俺が静大に赴任したときも、たぶんかなりの人からそう思われていたであろうことは確実なのだが、心の中に棚を作って、

    「おい、大丈夫か? Z大!」
    と、N君司法試験最終合格よりでかいフォントでツッコミを入れたくなるのだ。すまん、NY助教授(予定)。(尚、Zというのはその大学の頭文字ではありません。が、まるっきり無作為に選んだわけでもない。)

    11月16日(土)
     業務連絡。木曜日に中大2年生から「政治学科で法律全然やってなくて女子学生なんですけどトッチ君のゼミで大丈夫ですか?」という趣旨の問い合わせメールが来ました。嘘をつくわけにもいかないので「司法試験組が多くて今のところ来年は全員男子なんですけど」というお返事だしときましたので、おそらく彼女は二次募集にも応募してくれないと思います。以上。がっかりするな。

    11月17日(日)
     かつてNY助教授(予定)は俺に向かって「先生はうじうじしてますからね」と宣ったことがあるそうな。俺は忘れていたが。
     NYは「先生はそれをすっかり根に持って、その後しばらくの間、会う人ごとに『いやあ、僕はうじうじしてますから』と言って回っていた」と言っている。指導教官(厳密には指導教官ではなかったが)に面と向かってそういうことを言うのは人としてどうか、という御意見もあるだろうが、そういうエピソードがあったとしても全然不思議ではない。そういう奴なのである。それに、俺のことはNYよりも俺の方がよく知っているから断言できるが、それは「根に持って」いたんじゃなくて、格好の自虐ネタをもらって「すっかり喜んで」触れて回っていたのだ、絶対。そういうのを喜ぶというのは人としてどうか、という御意見には激しく同意する。まあ、そういう奴であり、そういう俺であるので、一昨日のような感想も自然に出てこようというもの。以上、補足説明。

     おっと、当然ながら、NY助教授(予定)は、当然、相手を選んだうえで爆弾発言をする程度の配慮は当時から弁えていたので、学生諸君は、そうかそういうことを教授に言っても良いのか、と早合点しないこと。

     昨晩チキンのホイル焼きを作った余りの材料で、チキンライス。

    11月18日(月)
     指導院生の修論中間報告会。んー、もうちょっと練習しとけば良かったですかね? 失敗失敗。

     生協の唐揚げ弁当。なんか月曜日っていうとこれだな。。。

    11月19日(火)
     国企の諸君に会社法の基礎の基礎の質問をしながら楽しくお勉強しようとしたら、目論見がはずれて、恥をかかせることになっちゃった。ごめんね。でも、あれくらいはすぐにわかってほしいな。法学部なんだし。

     K君に「先生は頑張り過ぎです」とたしなめられる。たしかに、7限目の講義の後半は、もう電池切れ状態。しばしば絶句するし、椅子に座ってしゃべるのも既に当たり前になってきた。ジョギングでもして基礎体力つけた方がいいかしらん?なんちて。ジョギングだけは絶対にしません。走るのは小学生の頃から大嫌いなのです。

     昼、若鶏タツタ揚げ丼弁当。一口食べてから、実は先週もこの弁当を買ったのを思いだした。羽根が生えてくるでしょうか? 最近は火曜日は夜もゼミ生と一緒に食べてます。だってゼミが当たり前に2時間半以上続くんだもん。というわけで、カレーライスをかきこむ。

    11月20日(水)
     手形法の講義で、シラバス1回分ぶっとばしてしまった。失敗失敗。まあ、でも、あそこはやってもやらなくても良いところだから、後回しね。

     関内に移動して、某協会懇話会の最終回。修論中間発表の新株予約権の話が聞きたかったんだけど……。

    11月21日(木)
     いくら体力に自信があっても、ある程度の年齢になったらあまりに激しい運動は控えた方が良いという教訓なんだろうか。まあ、ジョギングすら大嫌いという人間にはあまり関係がなさそうだが。というように、なんのことを言っているのかわからないことを日記に書くと、半年くらいたって読み返して自分でも本当に何について述べた日記なんだかわからなくなっていることに気付いたりするのだ。ところで、桂宮という人がいるということを(多分)初めて知った。三笠宮家は3兄弟だったんですね。2兄弟だとばかり思っていたのだが。

     またトリ肉ですよ。ただし、鴨。グワッ!

    11月22日(金)
     急に思いだしたのだが、中大のSK教授が「今年は『ゼミ合宿有り』のゼミは応募者が軒並み減ったらしい」と言っていた。最近の学生諸君を見ていると今さら驚くような話ではないし、今まで減っていなかったのが不思議なくらいではあるが、しかしちょっと心配な傾向だと思う。あんまり良く知らない人達との一緒の旅行は、たしかに面倒で厄介でうざったい側面があることは否定し難い。でも、学生という深刻な利害関係のない身分で、全国津々浦々からいろんな家庭環境、いろんな価値観を背景にして集う連中と、生身で付き合って(大げさに言えば)「世界」の広さを知ることは、法律や政治や国際関係を学ぶ上でも大事なことだし、人生にとってはもっと大事なことだと思う。まあ、大学だけがそういう機会を提供しているわけじゃないけど、大学みたいな「ユルイ」ところでもそういうことを嫌がっているような奴が、どこか余所(例えばピースボートみたいなとこ)へ乗り込んでいけるとも思えないし。ま、とにかく、ウチのゼミがゼミ合宿をやめるということは、僕が病気で倒れるとかしない限りは、あり得ませんです。そうだ、そろそろスキー旅行の企画も進めないと。合格者N(コードネームみたいだな)が担当じゃなかったっけ?

     今まで食わず嫌いしてたのだが、最近は訓練(?)の甲斐あって辛い食べ物にもだいぶ慣れてきたので、生まれてはじめてタンタン麺というものをいただきました。見た目ほど辛くなくて美味しかった。

    11月23日(土)
     お祝い事にて、友人宅で鍋大会。ゲップ。腹張り裂けそうです。
     ところで、テレビはほとんど見ず、ラヂオはほぼJ-WAVE専門だと、聴いている音楽がひどく偏ることが判明。「ごまっとう」がなんなのか、まだわからない。ゴマキが娘。からスピンオフしてできたユニットという理解で良いでしょうか?しかし、アヤヤとは何者? どこから湧いて出た? なにしろ、J-WAVEでは娘。系の音楽はまず絶対にかからないからなあ。そのくせ、小林旭の「アキラの自動車ショー歌」はかかったりするのだ。俺がリクエストしたのだが(本当)。

    11月24日(日)
     最近多いぞ、日曜出勤。ついでに、学部長と来年度のあんなことやこんなことについてご相談。そしたら、なんかすごいことをさらっと言われた。ひーん。おまけに、組合の方でも欠席裁判を喰らっていた。でも欠席裁判のおそらくは首謀者であるS先生には、お返しに別の仕事を振った。その後で、お互いに「来年はしょうがないけど、もう、僕の仕事はあなたに、あなたの仕事は僕に、っていう不毛なパス回しはやめようね」と誓い合うが、いま、極度のヒューマンリソース不足に陥っているので、こういう約束は反故になりそうな気がしてしょうがない。こういう不吉な予感は当たるのだ。うーん、中大のアメリカ会社法、今年限りにさせて欲しいなあ。と、ここに書いても返事はないと思うが。

    11月25日(月)
     ゼミ見学1名。ああ、たぶん来ないね、彼は。

     しまった、また唐揚げ弁当を買ってしまった。

    11月26日(火)
     さて、またやってくれました、藤山雅行裁判長。2週間くらい前にもたしか何かやってたけど、もう忘れた。
     今回は、米国会社からもらったストックオプションを給与所得として課税するのか、一時所得として課税するかという話。
     実は、先々週の水曜日の「法学部講演会」の講師をお願いした鳥飼弁護士が、この訴訟の原告側代理人だったのだ。鳥飼先生は「多分勝てます」と自信たっぷりだったが、その通りになった。しかし、藤山裁判長の扱いだったというのは、(どうせ国側は上訴するから)控訴審での不安要因かも。

     先週まではスエヒロの弁当を買っていたので、今日は生協の弁当にしてみた。焼き肉弁当。牛肉ですき焼き風の味付けが気に入りました。

    11月27日(水)
     喉が痛い。しょうがないので生協でのど飴(カリン+蜂蜜)を購入。半日ずっと舐めていたが、なにしろ講義が続くのでどんどん悪化する。ぐげ。

     何故手が勝手に唐揚げ弁当をとってしまうのでせうか?

    11月28日(木)
     炒飯を作ってみた。なかなかの出来になったので、他人様に振る舞ってみたくなった。喉は悪化しつつあるようだ。

    11月29日(金)
     中大橡川ゼミ・秋の遠足。M君が自主的に遠足幹事を買って出てくれて、ブッキングから何から全部仕切ってくれたので、僕はふらふらと集合場所に出かけるだけで、することなし。楽ちん楽ちん。もっとも集合時間に遅刻したのも遠足幹事Mだったが。

     遠足は東京証券取引所見学。東証アローズの株価表示板に「中央大学・橡川ゼミナール」と表示してもらって、記念撮影。その後、ためになるセミナー。ここで実は秘かに危惧していた事態が勃発したのだが、あんまり思い出したくないので書かない。

     遠足終了後、なぜか歌舞伎町に移動して、合格者Nの合格祝いの宴会。しかし、実態は単なる遠足打ち上げだった。指導教員自身が、途中で宴会の主旨を忘れてたし。5時から飲みだしたため、6時過ぎには出来上がり、7時半には終了。勢いでボーリングになだれ込んだのが、個人的には敗因だった。Hさんが意外にもボーリング上手であることが判明。惜しむらくはゼミのときもあれくらいの勢いがあると良いのだが。別に発言しちゃいかんなどということはないのですぞ。ていうか、最近合格者Nが増長(笑)して五月蠅いので、他のゼミ生はNを黙らせるように努めること。

    11月30日(土)
     というわけで、ボーリングなぞしたので腰が痛いのだ。酔っぱらって2ゲームもやってはいけません。しかも、団体戦なんかにしたもんだから、喉が嗄れている。ただでさえ風邪で喉をやられていたのに、完全に逝ってしまっている。げほげほげほげほ。

     夕方、渋谷。昨日の歌舞伎町といい、街場を歩いている人達の平均年齢が著しく低いように見える。もっとも、俺がおじさんになっただけかもしれぬが。

    12月1日(日)
     大学入試センター主催「法科大学院適性試験試行テスト」プラスαの試験監督。ブラスαというのは、「小論文実験テスト」というのも急遽実施されたため。「適性試験」の方は、150分の長丁場。「適性試験」が終わった後、希望者だけ対象に「小論文」が30分。適性試験は、推論能力か論理構成を把握する能力を見る問題がほとんど。法学部3年生くらいなら、楽々ハイスコアとれるでしょう、あれなら。小論文は、「大学の講義中に、教室の隅っこで携帯メールうってるアホに『メール打ちを止めるか、教室から出ていくか、どっちかにしろ』と注意したら『誰にも迷惑かけてないし、授業料払っているんだから教室にいる権利がある』とアホに反論された教師は、どのような主張を展開すれば説得力がある再反論になるか」という問題と、自分で考えたその再反論について、個人的にどういう感想を抱くかというような問題。説得力といって、いろいろあるからなあ。実弾を込めて安全装置をはずした拳銃を取り出す、というのも、説得力のある主張のような気がするが、そういうのは「主張」とは言いませんか、日本語では……。

    12月2日(月)
     む。むむむ。半コマ増やされた…。ぶつぶつぶつぶつぶつ。ふんっ!(怒)

     様々な事情に鑑み、来年は中大出講日は金曜日に移します。裏に大した授業も無いようなので(大暴言)、ゼミは4・5時限目。金曜日はサークルが、とか寝ぼけたことを言う奴は来なくてよろしい。あ、今は“お怒りモード”なので、落ち着いたら別のことを言い出すかもしれんが、とにかく今はキレてるので、明日は腫れ物に触るようにして扱うこと。

     それにしても、総合政策の商法Iは、前期が手形法、後期がアメリカ会社法で通年4単位? 合併授業なんかにするからそういうことになるんだけど、そういう体系無視のカリキュラムの作り方は、ちょっと無理というか無責任なんじゃないのかね、学生に対してさ。相乗りなんてしてないで、総合政策学部が自前で非常勤頼めば良いじゃん。(八つ当たり)

    12月4日(水)
     昨日はほぼ半日昏々と眠ってました。機嫌は一昨日の夜、BSで久しぶりに「さびしんぼう」を見たらたちまちなおってしまったのでした。富田靖子、可愛かったなあ。悶々と過ごしていた学生時代をふと思いだしてしまったことである。

    12月5日(木)
     咳がちっともおさまらない。喉は荒れる一方で、おまけに腹筋が痛くなってきた。やむを得ず、市販の咳止め薬を買い込んで飲む。効くのはいいのだが、眠くなるのが困る。が、楽になった。昼に大学1号館8階の食堂に行ったら、クリスマスランチなるものをやっていたが、スパゲティ・カルボナーラにケーキという炭水化物だらけのメニューなのでやめにして、牡蠣フライにした。この食堂は晴れた日には眺めが良く、MM21からベイブリッジ、川崎方面まで一望できる。もっと空気が澄んでいると、新宿副都心まで見えるのだが、今日はちょいと霞んでいた。

    12月6日(金)
     40歳過ぎると心配なので年に一度の緑内障検診。異常なし。視野検査は非常に疲れます。なぜ疲れるのか考えてみたのだが、普通にしていると上瞼で視野が狭められているために(つまり目が小さいの)、検査の間中(これが結構時間がかかる)目を見開いていなければならないからだった。

     朝寝坊してしまったので、朝はマックチョイスになってしまった。ベーコンレタスなんたらにしようとして、「某ハンバーガーショップではレタスを漂白して出しています」という話をふと思いだして気分が悪くなり、ダブルチーズバーガー+プチパンケーキ。マックの珈琲は前より美味しくなったという説もあるが、運悪く昨日スタバで飲んだばかりだったので……。

    12月7日(土)
     冷たい雨に降られて、街を彷徨った〜の。と唄いながら歩いたりはしていません。誓って。

     今井委員長の「選挙で選ばれたわけではない委員会に多数決はなじまない云々」という弁明の是非について論じなさい。

     という問題が出たらどう論じますか? 「お前がそれを言うか!」という問題はさておき、たしかにあの委員会は(法律の根拠はあるとはいえ)政治的正統性がほんとにあると言える組織なのか、そこでの多数決の決定にいかほどの政治的権威を認め得るのか、疑問ではある。実は、後から内閣の権威でカバーしちまえば何の問題もないのだが、さて、内閣を総理する方にその覚悟があるのかないのかわからんので、一瞬説得力がありそうな気がしてしまうのである。

     とはいえ、そんなことよりジェダイ評議会は共和国の機構上どういう位置づけなのかということが気になる俺は、ご明察のとおり、昨日発売されたばかりのエピソードI・II両方プラスα収録のDVDを買ってしまったのである。どうも「共和国」といいつつ国連に毛が生えた程度の体制のようにも思えるのだが。とすると、ジェダイ騎士は国連軍、ジェダイ評議会は、安保理の下に置かれる「軍事参謀委員会」ってところか?

    12月8日(日)
     名優・大滝秀治の3時間に及ぶ熱演を前から4列目という好位置でしっかりこの目で見て参りました。今年は討ち入り300周年とかで忠臣蔵関係の企画が多いようですが、裏忠臣蔵すなわちアレ、あれですよ、「嗤う伊右衛門」の伊右衛門さんが出てくる、お馴染みのあのとっても怖い怪談(あんまり怖くてずばり書くのが憚られます)、あの話を伊右衛門さんの一味の按摩宅悦の視点から喜劇仕立てにした劇団民藝公演「宅悦」です。大滝さんの心地よい軽みのある演技を目の当たりにできて、言うことありませんです。

    12月9日(月)
     雪。大雪、というほどではないが、足元が適度に不愉快?なぐちゃぐちゃさ加減。電車も中途半端に遅れ、駅のタクシー乗り場の行列もあまり長くはないが凍えるには十分な程度には並ばされた。

    12月10日(火)
     晴れているが、空気はかなり冷えている。2月末くらいに信州のスキー場にいるような感じ。おかげでおさまっていた咳がぶり返し、講義にならない。夜、9時半過ぎぐらいに車に乗ろうとしたら、ガラスの部分が全部凍結していて、溶かして発進できるようになるまでに10分くらいかかった。実家に戻ったので、久しぶりにテレビ鑑賞。マスコミ辞令を覆して管直人が代表返り咲き。票読みできない組織だっていうところはかえって好感がもてるが。「ぷっすま」のすごくお下品な企画を見呆ける。

    12月11日(水)
     講義レジュメのファイルを打ち出そうとしたら、なぜかHDDから消え失せている。おかしいなあ。しょうがないのでレジュメ無し・メモ無しでアドリブでしゃべりまくる。かえって問題点を強調できて、良い講義になったようなならなかったような……。

     年末になると気ぜわしい。一日でいろんなことがありすぎ。急場に弱く、すぐに頭の中がホワイトアウトしてしまうという欠点は一向に是正されない。要するに基本的に頭悪いんだよね。まあ、高校時代からわかってたことではあるのだが。ふん。

    12月12日(木)
     二ヶ月ほど前にちょっとした手違いで炊飯器を駄目にしてしまって買いにいかねばと思っていたのだが、最近になってフライパンのフッ素加工の皮膜がちょっとずつはがれてきて(つまり、調理中に食べ物の中に欠片が少量ずつ紛れ込んで)いることに気付いて、まあ口に入ってもたぶん害はないんだろうけど気色悪いのでこれも買い換えることに決定。というわけで、買い物に出て、炊飯ジャーとフライパンを買ってきた。炊飯ジャーは、3〜4合炊きくらいで十分だからせいぜい数千円の予算のつもりでいたが、要らない機能がくっついているせいかやたら高いのが多い。が、8千円で使いやすそうなのを見つけたのでゲット。炊飯ジャーの高機能もデフレ下の貨幣愛には勝てないのであった。

     炊飯器を買った某家電量販店でデビットカードを使ったら、暗証番号を打ち込む端末に、なんの覆いもついてないのをよこした。周囲に衝立その他遮蔽物が一切ないカウンター式の勘定場なのに。こらこら、そんなものを使うんじゃありません。「私は見てませんから」って、そういう問題ではありませんですよ。

    12月13日(金)
     「忠臣蔵」五段目の定九郎(山崎街道で、猪と間違えられて勘平に射殺される悪党)の装束や髪型が江戸時代の歌舞伎役者・初代中村仲蔵の創案になるものであるということは、「中村仲蔵」という人情噺などで広く知られているお話ですが(その証拠に僕でも知っている)、文楽にも取り入れられて(逆流して?)いるとは知りませんでした。

    12月14日(土)
     討ち入りの日。そういうわけで、昨晩は国立劇場で文楽の「忠臣蔵」を観たのだ。いつもより女子トイレが空いていたそうな。「忠臣蔵は女性好みじゃないのかも」と推測してみた。そういえば、男子トイレはいつになく混み合ってたぞ(w

     昨日帰ってから考えたこと。NHKの人形劇「新・八犬伝」の“さもしい浪人”網干左母二郎(あぼしさもじろう・漢字はちょっとあやふや)の頭(かしら)は、定九郎がモデルでは? (といっても、どんな顔つきだったか、実はもうほとんど覚えがないのだが、なんとなくそんな気がして。)

     小澤=サイトウキネンの「第九」のDVDを買ってしまった。CDを試聴した限りでは、実はあんまり僕の好みの演奏ではなかったのだが、映像が見られるというのと、3楽章の冒頭の弦楽器が泣きたいほど美しい演奏だったから。実際に観てみたら、全体にとってもよかった。店頭での印象と、家でゆったり聴いたときの印象は違いますね。

    12月15日(日)
     一日家に閉じこもっていた。新しいフライパンで炒飯を作った。うまくいった。コツは、(1)暖かい御飯を使う (2)溶き卵は御飯を入れる前にフライパンに入れ半熟状態にする の2点。

    12月16日(月)
     遂に年内最終週となった。試験問題提出の最終日であることにギリギリで気付いた。ちゃんと教務課に持っていきました。あ、しまった、学長室(事務室)に寄る用事もあったのに〜。ちぇ。

     学食で食べた「ビーフカツ」が激しくまずかった。あれはなんですか内臓肉かなんかですか。スポンジ脳になりそうです。やっぱり学食でフライ物を食べてはいけませぬ。反省。

    12月17日(火)
     昼間はそこそこ暖かかったのだが、日が落ちてから急に薄ら寒くなった。しかし教室は暖房が全然効いていない。教室に空調スイッチが無いっていうアホな仕様を決めたのはどこのどいつだ? いかにも70年代の設計だよね>中大

    12月18日(水)
     6限目の講義は、待てど暮らせど受講生が1人も教室に現れないので、流れてしまった。十年以上前に、やっぱり神大でそういうことがあったな。うーん、俺の講義が悪いんだろうな。激しく反省します。

    12月19日(木)
     昨晩の7限目で年内の講義終わり。気が緩んで、院生の皆さんと某所でちょちお酒を飲んだだけでなく、帰宅した後、エピソードIIのDVDにどっぷりハマったため、睡眠不足でへろへろ。

    12月20日(金)
     急ぎの用事だったので車で大学に行ったのだが、大学の近所の100円駐車場が塞がっていて、あやうく遅刻するところだった。やっぱり都心部で車を使うのはリスキーだ。電車+徒歩で行けば確実に40分で行けるのがわかってるのだから、遅れられない用事であればあるほど、そっちのルートを使うべきなのだ。でも、焦ってると、つい車を使いたくなるんだよ。

    12月21日(土)
     名古屋大学法学研究科シンポ。法科大学院におけるIT技術を用いた実技指導。文字で書かれた企画を読むだけなのと、実際に目で見てみるのとでは、印象が大違い。ああいう使い方なら、なにも実務演習だけじゃなくて、学科の講義・演習でもいろいろ使えそうな気がするし、FDにも使えるだろう。何より、大学を超えて成果を共有しようという基本姿勢が素晴らしい。

    12月22日(日)
     昼御飯にキャベツとめかじきのしょうゆ風味バター炒め というのを作ろうとしたのだが、めかじきをスーパーが売っていなかったので、バター炒めで美味しそうなホタテに変更。ホタテも良かったのだが、キャベツが甘みがあって美味しかった。冬至なのでカボチャも甘辛に炊いてみたが、このカボチャもモノが良かったらしくホクホクに炊けた。

    12月23日(月)
     大学で用事を済ませて某所に携帯電話から電話をしようとしたら、折悪しく、給費生入試(約5千人受験)の終了時間にぶつかってしまい、おそらくは“「試験終わったよ」電話”が集中したせいで、まったく電話が通じない。ショートメール機能を使おうとしたが、やはり通じない。携帯電話は結構脆弱な通信手段であることを改めて思い知る。時々こういう目に会うのだが、すぐ忘れるのだな。こういうときはやはり公衆電話は有り難い。テレホンカードを持ち歩いていて助かったよ。これ、使ったのは2年ぶりくらいだけど。ありがとう、NTT。

    12月24日(火)
     この期に及んで年賀状を買い忘れていたことに気が付くおマヌケが1人。

     田中圭一「神罰」という超お下劣マンガに脱力。こりゃぁ、たしかに著者には神罰が下りましょう。この場合の神様は、クリスマスとはあまり関係ない、ベレー帽を被り分厚いメガネをかけた神様。尤も、コミケに行くとこういうのはたくさん売ってるのでわ、という疑問もあるが、あんな怖そうなところに行く気はおきないので、街の本屋さんで買えるというのはそれなりに意味があるのか。

     昼御飯は、大戸屋で豆腐ハンバーグきのこあんかけ定食(名前が長いな)。持ってきた店員のお姉さんが「ポークハンバーグでございます」と言ったように聞こえたので、あやうく受取拒否しちゃうところだった。

    12月25日(水)
     年内最後のお仕事で朝から大学へ。さすがに構内はひっそりしていて、教職員の姿がぽつぽつと見受けられる程度。しかし、家に帰ってみると留守番電話に新年早々にとりかかるべき新しい仕事の指令がふきこまれていた。電話機は自動的に消滅したりはしなかったが。みっしょん・あんびりーばぼー! わほぅ!!(ちょっと壊れた)

    12月28日(土)
     今頃になって26日付の朝刊を読んだりしているのだが、キャピタルゲイン→資産収益 って言い換えは、かえって意味不明になるような気がしますが。じゃあ「インカムゲイン」の方はどうするのかも気になる。インフォームド・コンセント→納得診療という言い換えは、たぶん「情報操作の意図があるんじゃないか」とか、かなり噛みつかれるだろうな。フレックスタイムの言い換えにもなんかそういう臭いがしなくもないんですが、陰謀史観ですかね?

    12月29日(日)
     砂糖と酒と醤油が一斉に切れてしまった。買い出しに行かねば。年賀状も書かねば。ねば、ねば、ねば。。。。納豆喰いたい。

    12月30日(月)
     クロネコ君が年末モードになっていて、ちっとも仕事をしてくれない(しくしく)。荷物を受け取らないと実家に帰れないんですが。しかし、webで調べた限りでは、荷物はかなり遠くで滞っているようなので、やむを得ず砂糖その他の買い出しを済ませたが、まだ来ない。しょうがないので、パスタを茹でてレトルトのポモドーロソースと混ぜ混ぜして食したが、それでもまだ来ない。洗い物を済ませてもまだ来ない。結局、もうどうでも良くなって実家に移動。夜は鍋。牡蠣を久しぶりに食べた。

    12月31日(火)
     午後アパートに帰ってみたら、タッチの差で荷物と行き違い。営業所まで出向こうと思ってクロネコ君に電話してみたのだが、「まだトラックで運んでいる最中ニャ。」何時になったら再配達できるの?「わからニャイ。」
     しかたがないので年内の受け取りは断念した。一応来週半ばに受け取りということにしていおいて、適当な時に営業所に行くことにする。別に腐ったりするものではないので、ちゃんと保管しておいてくれるんならそれはそれで良いの。

     てなわけで、2002年も暮れました。今年の僕自身が体験したことで印象に残ったことは何かなあ? ワールドカップを生で見たこと、スキー旅行でルスツに行ったこと、文楽の面白さを発見できたこと、あたりかな。

     てなわけで、また来年。