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雑感

6月22日 政策秘書試験受験、「攻め」と「守り」、原宿歩行者天国廃止

 今日は午前中は永田町へ。国会議員の政策秘書の面接試験を受けるためだ。

 面接では、役所で働いて見た時の感想や、なぜやめたのかなどを聞かれた。主査の人は内閣法制局長官を勤めた人のようで、私の元勤務先の先輩にも知り合いも多くいるとおっしゃっていた。通産省や大蔵省の力は強くて大変だっただろうなどと言われ、まあそうですけど、最近は変わりつつあるようだ、と応答した。司法試験を受けていることも告げたら、自分は弁護士もやっていたとおっしゃっていた。司法試験は勉強すれば受かるよなんてことも言われた。うーん、辞めてから3年も経って受からない私は一体・・。

 面接終了後、昔のアルバイト先の事務所で、国政報告ニュースの原稿のレイアウトを手伝う。事務所の近況を聞くと、選挙準備(参議院)が全然進んでいないとか、村山前首相へのインタビューをまとめた本の出版が、党からクレームがついたために後れているという。うーん、相変わらずの体質だなあ、この党は。もう滅亡近いんだから、開き直ってどんどん前進するしかないのに、急いで出版しないと参議院選挙に間に合わなくなる。この村山首相へのインタビュー本、聞けた話の中身は濃いもののようだ。ただ、そのまま活字になるのはやばいと感じたのか、元首相自身によるかなりの手直しが入ったようだけれど。ちなみに題名は「そうじゃのう・・」。第三書館から刊行予定である。

 遅い昼食を済ませ、帰宅後、憲法のテープを聴く。何を今頃という気もするが、セミナーの井上先生のこのテープ(芦部憲法読解講座)、なかなかいい。芦部先生の本を読んで今一つすっきりしなかったところがなるほどという気になるのだ。もっと早く聞いておけばよかったと後悔する。井上先生は、憲法はとにかく一つの先生の学説でいくのがいいという考え方の人だ。合格した先輩もあれこれ説を混ぜるのはよくないとおっしゃっていた。とにかく試験までに芦部説を網羅的に理解しなければ。

 そうそう、ページの表題を変えました。あまりに大仰なもので。いままでの表題は副題にしてあります。


 さて、世の中は景気とサッカーの話題でもちきりである。

 サッカーの日本対クロアチア戦は、横浜の実家に帰ってテレビで観ていた。前半からパスミスが多いなあと思っていたが、結局パスミスから奪われたボールがそのまま決勝ゴールにつながったのは、周知のとおりである。「失敗」のこわさを間近で見たきがした。

 振り返ると、試験というものについても、失敗をしない、ということの重要性を、これまでの履歴を振り返り、ひしと思い知る。1科目でもひどい成績の科目があると、総合成績がうんと下がってしまうのだ。もっとも、受験再開のころは、全ての科目がひどい成績だったけど(自爆)。
 もっとも、失敗をしないよう守るといっても、守りっぱなしでは勝てないんで、時機をとらえて攻めに出ることも必要なこともある。しかし、守りがしっかりしてこその攻めなのであり、突拍子もないことはしない方がいいことはもちろんである。ああ、過去の失敗がよみがえる・・。

 ところで、サッカーに戻ると、アルゼンチン戦前後の盛り上がり方は本当に尋常じゃなかった。まあ、4年に1度の世界の祭典だし、唯一の明るい希望だったことを思えば無理もない。でも、サッカーを見なければ人にあらず的な気分が、ラジオを聞いているとするのはちょっと嫌だ。私は家にテレビがなく、ラジオで聞いていてもつまらないので、(アルゼンチン戦は)結果だけ後でラジオで聴いて知ったのだが、アルゼンチン戦翌日のラジオでは何と、サッカーの時間に他チャンネルを見ていた人を捜せ!という企画をやっていた。まあジョークだろうけど、魔女狩りみたいで、何かムッとくるものがある。

 サッカーと言えば、チケット騒動、あれは何だ。もっと事前にきちんと確認を入れておかなかった旅行社もちょっとだらしがない。フランスの手配人に強く言えなかったのだろうか。いずれにせよ、なあなあで済まさず、向こうの手配会社にきちんと損害賠償を請求すべきだ。そうでないと、日本の旅行社はなめられて、これからも今回と同じようなことが起こるだろう。それは旅行社のみならず、旅行社を利用する旅行客の不利益にもつながる。(フランスの手配会社に対する)毅然とした対処を旅行社に望みたい。


 原宿の歩行者天国が正式に廃止されるという。同時に、原宿駅から表参道にかけての歩行者天国も試験的に廃止されるそうだ。車の違法駐車や渋滞で、付近の商店街から苦情が来ているからだという。でも、違法駐車や渋滞って、歩行者自身がもたらす害ではないはずである。それなのに歩行者天国がなくなるというのは、何か変だ。まあ、商店街にとっては竹の子族よりも車で来るお客さんの方が重要っていうことなんだろうか。車に乗っている人たちはただ通過するだけのような気がするのだが・・。竹の子族やバンドを追い払って、何が若者の街なんだろうか、という気もするし。それとも、最近の竹の子族や若者の行状が余りにも目に余るということなんだろうか。

 ただ、そもそも、都心を自家用車で疾走するというのがちょっと非常識っぽく感じる。これだけ公共交通が発達しているのだから、渋滞解消さらには環境保全のために、都心への車の乗り入れはもっと規制すべきなのではないか。そうすれば鉄道やバスの利用者も増えて、鉄道会社やバス会社の経営も改善され、値上げも見送られるのではないだろうか。過激かもしれないが、環状7号線の内側は、少なくとも自家用乗用自動車は乗り入れ禁止とすべきだと思う。こうすればタクシーやバス、鉄道の需要が増えて雇用増にもつながるし、環七の周辺には駐車場が相次いでできる結果、土地の需要も増え、地価下落にも歯止めがかかるだろう。とにかく日本は米国と違って国土も道路も狭いんだから、自動車が我が物顔で都会を走りまくるのはやめてほしいものだ。鉄道好きの私としては、路面電車の復活がなされれば一番いいのだが。


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