睡蓮の花(右の二つ)と浮かぶクラトーン
クラトーン(葉の器)の中には、ローソクと線香が立てられ、花やお金が入れられる。
何万もの炎を灯すのは、大変な陰の仕事だ。麦藁帽子をかぶった
おばちゃんの顔が、種火に照らされ赤く染まる。
手を離れたクラトーンの命は短い。クラトーンに入れられた小銭を子供たちが奪うからだ。しかし、とがめる人はいない。
施しとなり、徳をつむこと(タン・ブン)となるからであろう。
水面に浮かぶワット・サッシー
池の中にも竹筒が立てられ、日が火が灯される。
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