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かんな流し本場址 本場とは、たたら製鉄の原料である砂鉄をかんな流し(水洗比重選鉱法)によって採取する施設を指します。4カ所の砂溜と下に続く大池、中池、乙池、樋と呼ばれる長方形の溝で砂鉄を順番に沈殿させ、選別していきます。 この本場址は、現存する遺構としては全国で唯一のものです。 |
![]() 羽内谷 ここは奥出雲・横田町の東端に位置 し、鳥取県の日南町に近いです。 |
![]() 羽内谷 第1出切 上流で採取された砂鉄は、ここ から選別がはじまります。 |
![]() 第2出切 1 第1出切と第2出切の接続点です。 ここで「足水」と呼ばれるきれいな 水を加え、撹拌します。 |
![]() 第2出切 2 ここを流れる間に比重の重い 砂鉄分が下部に沈殿し、軽い 土砂と分離していきます。 |
![]() 大池 1 第2出切と大池の接続点です。 ここでも「足水」が加えられます。 |
![]() 大池 仕切板 大池の途中にある仕切板です。 これで水の流れを調整します。 |
![]() 中池 画面向こう側が大池、手前側に乙池があります。 池の終わりの方になると、砂鉄分は最終的に90%位にまで高まります。 ここは、最盛期には一日2〜4トンもの砂鉄を採取していました。昭和47年に 稼働を終えましたが、いつでも再開できるように保存されています。 この本場址は、横田町の町指定文化財にもなっています。 |