タイトル別に見る戦後30年間の米英映画の変遷


2年前に、「ITエンジニアの目で見た映画文化史」(四六判ハードカバー384頁)という書籍を新風舎から刊行しましたが、ご存知のように新風舎は倒産しました。従って恐らく版権などの問題がなくなったものと思われますので、この「ITエンジニアの目で見た映画文化史」の全文をホームページ上で公開することとしました。多くはないながらもこの書籍を買われた方もおられ、「わざわざお金を出したのに!」と思われるかもしれませんが、以下の理由によりホームページ上に無料でオンライン公開することとしましたのでご容赦願います。

1.既に刊行から2年が経過している。
2.プリントしない限り、オンライン上では読みづらい。
3.プリントしても、ハードカバー書籍とコピーでは、質や読みやすさにおいて大きな違いがある(書籍には触覚に訴える側面があることは、「華氏451」(1966)における描写やマクルーハンの議論によっても明らかなところでしょうね)。
4.書籍に含まれていた挿絵は、オンライン上に公開したものには含まれない。
5.(半ば冗談ですが)自分でプリントしたコピーはオンラインサイトや古本屋等ではusedとして売れない。

もともと2年前の時点までに書き溜められていたホームページ記事のまとめ的な書籍であり、個人的には既に過去のメモランダムのような存在になっているようなところがあります。書籍は勿論縦書きなので、以下のWord文書をダウンロードしてフォーマットを縦に変更した方が、本文部分については読みやすいかもしれません。また、出来る限り最終稿に近いものを提示するようにしましたが、最後の最後に原稿上で赤入れした修正は含まれておらず、たとえば「ヒチコック」は最終的には一般的な表記である「ヒッチコック」に変更した等の語彙単位での違いは若干存在します。尚、タイトルがもともとヌエの如くイマイチであったこともあり、ドルー・キャスパー氏の「Postwar Hollywood 1946−1962」(Blackwell Publisher)を若干まねて「タイトル別に見る戦後30年間の米英映画の変遷」と変更しましたので悪しからず。なにしろ、昨年IT企業を退職し、取り敢えずはIT系の実務/テクニカル翻訳+ノンフィクション系の出版翻訳の道を探っているところなので「ITエンジニアの目で見た映画文化史」とは看板に偽りありも甚だしいということになってしまいますので。

◎Word文書(215頁)のダウンロード
◎オンラインで直に参照
IEでなければ正しく表示されないかもしれません)


2008/02/08 by Hiroshi Iruma
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