サイキンのタケウチ


〔身辺雑記〕

1月10日(火)
 くろべーに朝食をあげた時、ドッグフードが残り少ないことに気づいた。なんだか天気もいいので、昼前に買い出し下山することに。
 出かける準備をしていると、くろべーがはしゃぎ始めるのはいつものことだ。たとえ留守番でも僕がコング(犬用玩具)におやつを仕込んで置いていくので嬉しいし、ドライブ好きなので一緒に出かけられると分かればなお嬉しがる。今日は留守番させるつもりが何故か一緒に出かけられそうだと判断したらしく、僕より先に車の元に走って期待に満ちた表情をしてる。
 まあ風もなく日差しもあってあったかいようだし、たまにゃーいいかとばかりに出発。ドッグフードを取り寄せてもらってる動物病院に年始の挨拶ということにした。車内で浮かれてワホワホいってるのをBGMに、20分ほどドライブ。
 病院のご夫婦と世間話をしてたら、「このフードを食べる犬も少なくなっちゃって」と言われてびっくり。グルコサミンとコンドロイチン配合のシニア用療法食だけに、常用してる犬たちはみな高齢で、この冬に亡くなった例も多いらしい。くろべーは元気だし療法食のおかげで足腰の衰えからも立ち直ってくれたけど、同じ獣医師処方フード仲間が先立ってるのかと思うとちょっと複雑だよなあ。

 病院の後は図書館とパン屋とスーパーを回る。割りに行動パターンが保守的な僕は大抵同じようなルートを回って買い出しを済ませるのだが、天気が良くて車にくろべーが乗ってるってだけで何となく行楽気分になるから不思議だ。せっかくだからと普段は寄らない公園に立ち寄り、ここでパン食ってお昼にしようかなーと東屋を目指す。
 んがしかし。最初に目についた東屋には寝袋が一つ。どうやら先客がいるようだ。しかし今日の日中こそあったかいとはいえ、夜は氷点下だろうに寝袋野宿って気合入ってるなあ。起こしちゃ悪い&下手すりゃ袋ん中で凍ってんじゃねえかって懸念もあったので、結局公園ランチは遠慮して駐車場の車の中で済ませることに。
 日差しがあると車内はあったかくて、食後に走ってると少し汗ばむほど。窓を開けると途端に冬の冷気が入ってくるが、しばらくは気持ちいい。すかさずくろべーが開いた窓に鼻づらをつっこみ、風の匂いを嗅いでいた。

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