来日コンサート・プログラム(1980年)
シングルジャケット
Lotta Love / The Angels Rejoiced Last Night Rhumba GIrl / Last in Love Give a Little / Mexican Divorce
溢れる愛/歓喜の天使(79.2) ルンバ・ガール/ラスト・イン・ラヴ(79.5) ギヴ・ア・リトル/恋するメキシカン(79.8)
Ooo-Eee / Straight from the Heart I Only Want to be with You / How can We Go On
ダンシン・ジョーンズ/愛にさよならを(79.12) ウー・イー/真心こめて(81.4) ふたりだけのデート/愛のゆくえ(82.7)

Links!

Nicolette Larson Tribute WebRing(日本語) New

ニコレット・ラーソンをボーカリストとして尊敬しているというmichico*さんの作るページ。日本にも新しいニコレットのサイトが登場してうれしい限り。プロフィール、ディスコグラフィー、参加曲リスト、リンク集など充実しています。michico*さんはバンドを組んでニコレットの曲のカバーもしていて、サイトでコピーの音源を流す予定もあるそうです。

A Tribute to Nicolette Larson(英語)

バイオグラフィー、追悼コンサートの紹介、彼女が関わっていたUCLA小児病院の寄付について、グラハム・ナッシュ、ジャクソン・ブラウン、ダン・フォーゲルバーグ、ボニー・レイット、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスなど友人からの追悼メッセージほか。

Nicolette Larson - Radioland(英語)

コンサート写真、リアル・オーディオのクリップ、バイオグラフィー、ディスコグラフィー、追悼コンサートのプログラム、ニコレット・ラーソンに関わるミュージシャンのサイトを集めたリンク集

Discography

In the Nick of TIme Radioland
Nicolette ('78) In the Nick of Time ('79) Radioland ('80)
All Dressed up & No Place to Go Say When
All Dressed up &
No Place to Go
('82)
Say When ('85) Rose of My Heart ('86)
Sleep, Baby, Sleep
Sleep, Baby, Sleep ('94) Nicolette Live at the Roxy ('79) The Very Best of Nicolette Larson ('99)
No Nukes Arthur
Lotta Love / Nicolette Larson & The Doobie Brothers from "No Nukes" Fool Me Again / Nicolette Larson from "Arthur"

追悼 ニコレット・ラーソン

鈴木康之  


 一年ほど前に、懐かしい人のCDを新宿のタワーレコードで見つけた。ニコレット・ラーソンの『Sleep, Baby, Sleep』。ニコレット本人とおぼしき人が娘らしき女の子と写っている。「親と子供が一緒に楽しむ音楽」というシールが貼られていて、「quiet songs for quiet time」とある。
 しばらくレコードを出してなくて、92年のニール・ヤングの『ハーヴェスト・ムーン』や93年の『アンプラグド』では、バックコーラスに顔を出していたけれど、ソロとしての活動は、ドラマーのラス・カンケルと結婚して以来、辞めたものと思っていた。
 小さい子と一緒に親が聴くCDらしい。こういう「ナントカのための音楽」みたいなのは苦手なのだけど、懐かしいニコレット・ラーソンだから、試しに聴いてみようと購入した。
 聴いた感じは、なかなか良かった。ニール・ヤングが曲を書いたり、デイビッド・クロスビーやグラハム・ナッシュやリンダ・ロンシュタットとデュエットしているナンバーもある。「いろいろありましたけど、あたし、ほんとうにやりたいことを見つけました」って感じだ。

 ビージーズのホームページを作るのに、中古レコード店を回ることが多いのだが、それから数か月後、仙台の中古レコード市に出かけた。レコード市は、いくつかのレコード店が、ひとつのフロアにずらりとレコードを並べるものだ。急ごしらえのものだから、レコードはそんなにちゃんとは分類されていない。
 普通なら、ビージーズのレコードを探すとき、「B」とか「A、B、C」のコーナー、「ビージーズ」のコーナーを探せばいいのだが、レコード市では、たとえば「ロック」という中を、自分の探しているレコードを求めてえんえん見ていかなければならない。
 手間はかかるのだけれど、目的のレコードを見つけたときの喜びはひとしおだ。話が長くなったが、つまりそういう理由で、ビージーズのレコードを探しているときに、ニコレット・ラーソンのレコードを何枚か見つけてついでに購入した。
 そのあとも、三鷹のレコード店でニコレットのレコードを何枚か見つけた。現在、新品のCDとして唯一手に入るデビュー作『愛しのニコレット』も買った。

 だいぶレコードも集まったので、ささやかなニコレットのページを作ろうと思った。そして、他にページがないか調べてみた。もちろん日本にはない。アメリカにもYahoo!で探して、ひとつしかなかった。そこにアクセスしてみる。A Tribute to Nicolette Larsonを見ると、ニコレット・ラーソンの文字の脇に、「1952-1997」とある。ん......? ドキドキしながら、クリックして彼女のプロフィールを読む。最後のほう......「Nicolette passed away in December of 1997.....」、passed awayって確か......、念のため辞書を引く.....やっぱり.......。
 彼女、ニコレット・ラーソンは、7歳の娘を残して、97年12月16日、45歳で脳浮腫で亡くなっていた......。

 しばらく何も手に着かなかった。でも、ニコレット・ラーソンのページを作ろうという気持ちはずっと強くなった。彼女は、7枚のソロアルバムを出しているだけでなく、ニール・ヤング、エミルー・ハリス、リンダ・ロンシュタット、マイケル・マクドナルド、クリストファー・クロスなどのアルバムでバックボーカルを務めている。
 また、そのあと、the UltimateBand Listで見つけた、もう一つのニコレットののサイトRadiolandによれば、演劇もやっていたし、映画『ツインズ』には、歌うシーンで登場しているそうだ。

 こうしたニコレットの歩みをできるだけ詳しくまとめてみたい。まだ7枚のアルバムのうち1枚は手に入れていないが、とりあえず、ジャケットと曲目を掲載した。
 ニコレットのバックボーカルとして参加しているアルバムについての情報、日本公演のデータや資料、あなたにとってのニコレットの想い出など、よろしければ、suzuki.yasuyuki@nifty.ne.jpまでメールをお寄せください。(98.12.1)
映画『ツインズ』より、ニコレット・ラーソンがキャバレーで歌うシーン。ギターはジェフ・ベックが弾いている。

Nicolette LarsonThe Pigeon Post