home

back


#佐治谷話(さじだにばなし)


さじだにばなし
 [佐治谷話](さじだにばなし)
・この地域には、「佐治谷話」(さじだにばなし)と呼ばれる古い「滑稽民話」が伝承される。
その一つを紹介しよう。その昔、佐治のある村に木こりの親子が住んでいた。ある日の事。親父が息子にヤスリを買ってくるようにたのんだ。息子は、ヤスリの意味も知らないままに、町にでかけたのだ。町に出かけた息子は、ヤスリの看板を探すが見当たらない。あちこち探し歩くうちに「薬屋」の看板を見つけた。まあいいか。「クスリ」から一つ引けば「ヤスリ」になるからと、もち銭ををはたいて「クスリ」を買って、勇んで帰ったそうな(くすり知らず)。雪深い生活の中で生まれた文芸は、時代を超えて読み継がれている。冊子・「さじだにばなし」全125話がある。
© TanesaRock




Copyright © TanesaRock.All Rights Reserved.