ニューヨーク(96年)

 1996年4月24日水曜日にニューヨーク着。ホテルは日本で予約していたアメリタニアホテル。このホテルはニューヨーク一番の繁華街のタイムズスクエアを中心としたブロードウェイと呼ばれる地区のちょうど北のはずれくらいにあり、場所的にはかなり良かった。朝早くホテルの窓から通りを覗いたところ

 まずはメトロポリタン美術館に行こうということになり、歩いてセントラルパークを抜けて行くことにした。ところがニューヨークというかアメリカにはおもしろい店がたくさんあり、一軒一軒覗いて行くので、少しも前に進まない。特にレクターズというキッチン小物の店が気に入った。500m進むのに1時間以上かかってしまった。

 セントラルパークの隣には、以前ジョンレノンが住んでいて、小野洋子は今でも住んでいるダコタハウスというアパートがある。そこからセントラルパークにはいってすぐの所がストロベリーフィールド(イチゴ畑)と呼ばれている。ジョンレノンを記念して整備されている所で、道路の真ん中に大理石の埋め込みがあったり、記念碑があったりした。
 公園の中は静かで自然が残っていて、森や丘や林がたくさんあり、小鳥やりすをあちこちで見かけた。不思議の国のアリスの銅像もあり、そこで写真を撮った。
 たくさんのベビーシッター達が子供を連れている姿をあちこちで見た。働く女性の多いアメリカにはなくてはならない存在なのだろう。彼女たちはほとんど黒人だった。

 いよいよ最も楽しみにしていたメトロポリタン美術館へ。建物は、ヨーロッパの美術館よりは簡単な作りでも日本とは比較にならないくらい立派。よく日本に来る作品は印象派にしても日本人好みの絵しか来ないと言われる通り、見たことのない作品がたくさんあって、ともかく感動した。ゴッホのアイリス、セザンヌの静物画、モネ、ターナー、ルノアール、スーラなど。エジプトの古代文明のフロアーも見たい気がしたが、19世紀ヨーロッパ絵画に絞って見た。それでも一日がかりだった。
 途中で主人がお腹が痛くなったので、ビーナス風の彫刻のある中庭で少し休む。その間私はアメリカの建築史のフロアーを見て回った。

 メトロポリタンの帰りは、バスにした。ニューヨークのバスの特徴はなんといってもマナーの良さで、席に座っている人は、前に自分より少しでも年をとった人が来ると席を譲る。バスが停車して人が乗り込んでくるたびにみんな自然に席を譲りあっていた。私はこの光景を見ながら、素晴らしい、と感心していた。で、私の前に白髪のおじさんが立ったとき、「どうぞ」と席を譲ったが、そのおじさんは「僕は古めかしい格好をしているだけで、年はとっていないんだよ。レディファーストなんだから、どうぞ座ってて」と大声で笑っていた。私は、真っ赤になってまた自分の席に座った。バスを降りる時、連れのご老人と一緒に大きな声でバイバイと言ってくれた。まさに、紳士の国アメリカ!

 次の日、ニューヨークのはとバスに乗って観光。二階建てバスの二階の屋根がないので街をじっくり見ることができる。バスはタイムズスクエアから30分おきに出ていて、どこで乗ってもどこで降りても良いので、気に入ったところで降りて散歩ができる。タイムズスクエアの看板も豪華だが、壁にちょっと描いてある絵も芸術的。セントラルパークの西側を通って、ハーレムへ行った。あの有名なアポロ劇場があった。
 北の方をぐるりと回ったあたりで、バスの調子が悪くなり全員バスを降ろされた。低速でバスは帰って行ったが、燃料タンクが漏れていて、道路にガソリンを撒きながら走って行った。道端で煙草を投げ捨てるとかなり危険なのでは、と思った。

 近代美術館、通称MOMA。ここの見所は、庭にさりげなく置いてあるピカソの山羊、20m位の壁一面に描いてあるモネの「睡蓮」、ピカソの「アビニョンの娘達」、マチスの「ダンス」、不可思議な近代絵画などである。この近代絵画というのが、ピカソの物など分かりやすい方で、2m四方のキャンバスを真っ白に塗った絵や、真っ黒に塗った絵や、真っ青に塗った絵など、絵というよりもその存在自体に圧倒される。

 昨日のバス観光の続きで、南の方を回ることにした。グリニッチビレッジというニューヨーク大学があったりする緑のきれいなところで途中下車した。街は古道具屋があったり、中古レコードや、古い感じのレストラン、コーヒーショップなどいかにも学生の街という感じ。また、公園があったり、緑の並木も多く落ち着くところだった。この街はヨーロッパ調でブロードウェイのように摩天楼はなく3〜4階建てのきれいなアパートの続く街並みだった。
 しばしの散歩のあと再び二階建てのバスに乗り、もっと南へ向かった。貿易センタービルなど、脇を通ると高すぎてよく見えないくらいだった。世界の金融の中心地ウォール街は、狭い道の両側に高いビルがぎっしりと並びまさに壁の街というのがぴったりだった。
 途中で自由の女神が見えたので写真を撮ったが、親指の先くらいでよくわからない。自由の女神を見たのはこれが最初で最後だった。

 週末までニューヨークでゆっくりして、いよいよ月曜から主人の仕事の関係でニュージャージーへ出かけた。私は、オフィスの近所のショッピングセンターでお買物をしたり、友人のリンダにアウトレットストアーに連れていってもらったりした。また友人のスーホンにプリンストン大学まで案内してもらった。大学の構内に、ピカソの像があるとスーホンが教えてくれたので、驚いて見に行く。それは「婦人の頭」という題の彫刻で、2メートル以上はあった。ピカソがプリンストン大学に寄贈したのだという。帰路、スーホンは学生時代に、東京女子大に交換留学生として短期留学していたことを聞く。江東区に住んでいたらしい。日本の印象はとても良かったようで、特に清潔なところが良かったよう。日本人もとても親切だったと話してくれた。
 また、別の日にリンダにチェスタービレッジという古い田舎町を案内してもらった。

 週末は再びニューヨーク。街は若干肌寒かった。おみやげを山と買い込んだ。(といっても、友人や家族に頼まれたものがほとんど。)夜は、モータウンカフェやハードロックカフェなどへ出かけた。モータウンカフェで、(カメラを持っていくのを忘れたのが残念。)席が空くまでバーでビールを飲んでいると、隣の60歳くらいのおじさんが握手を求めてきて、「楽しんでくれ、ワッハッハ..」という感じで歓迎してくれた。こういうおおらかなところがアメリカ、という国を良く現している。
 なお、タイムズスクエアのバージンメガストアで、ジョーンバエズのCDを買ったあと店を出ると、タイムズスクエアの南の方で直径3mの水道管が破裂したらしく道路中が水浸し。車も渋滞で進めないし、人も道路を横断するのに水が曳いている所まで行かないと渡れないし、地下鉄の排気口からホームに大量に水が流れ込んで、地下鉄はストップするし、レストランも水が出ないので営業を中止したり、ホテルも水が出ず、たいへんだったみたい。うちのホテルはブロードウェイの北のはずれだったので何も影響はなかった。

 あまりに荷物が多かったので、いくらかは船便で日本に送った。その20kgの小包は、6週間後くらいにやっと届いた。4週間くらいと聞いていたため、かなり心配した。かといって、普通の郵便なので、控えも何もなく、調べようは、なかったが・・・

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信州旅行

 四国から東京に引越した頃、5月の連休や夏の休暇の時に信州には何度か行きました。信州では何といっても白樺が好きで、山道に車を停めて、林の中を歩いたりしました。また、うっそうとした杉の林も、いわゆる森林浴ができて、気に入っていました。信州には牧場もあって、たくさんの牛が石の上においてある塩をなめていました

 白樺湖の周りも避暑地という感じです。主人と二人乗りの自転車で湖を一周しました。私は小さいときから馬が好きでいつか乗馬をしたかったのですが、生まれて初めて乗馬ができて感激でした。ただし、係の人がずっとひもでひいて歩いただけですが...

 信州には、美ヶ原高原美術館という近代彫刻が野外に展示してある所があります。ここで、私が最も好きな彫刻の一つ、「サモトラケのニケ」を見つけて大感激しました。気に入った彫刻を見つけて、ちょっと真似をしてみました主人もやっぱり真似をしました。あと、私はトウモロコシが好きで、輝く金色のトウモロコシを見つけて思わずかじりついてしまいました

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京都・秋の青蓮院

 青蓮院は京都で最も好きな寺院の一つで、京都でもあまり有名ではなく、ガイドブックにも載っていなかったりしますが、京都に行くと必ず訪れます。建物・庭と池・裏山など全体で一つの世界を形作っているようです。

 まず、建物の中をゆっくり見て、座敷に座って、を眺めたり、裏山と池の造形で醸し出される雰囲気を楽しみます。ここで、おはぎと抹茶を頂くこともできます。(友人のリンダとヴィッキーと来た時の写真です。)ちょうど秋真っ盛りで、紅葉がきれいでした。

 それから庭に降りて、池のまわりを散歩し、裏山をぐるりと廻ることができます。裏庭には蔵があります。木も色々な種類のものが植えてあるらしく、秋でも深い緑の木と紅葉が混ざっていたりして、何とも言えない雰囲気です。裏庭のはずれには鐘があって、自由につくことができます。私はここで生まれて初めて、鐘をつきました。静粛の中に響く鐘の音が何とも言えません。

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ニューヨーク(97年)

 今年もニューヨークへ行って来ました。11月5日から1週間行ってきました。ちょうど1週間前に決めたので、航空券もぎりぎりだし、ホテルの予約も大変でした。ホテルは、ベルベデアー・クォリティ・エディソンと3つのホテルを2〜3泊ずつ泊まりました。値段的にも場所的にもエディソンが一番いいでした。($115)

 48丁目のベルベデアー・ホテルの窓から覗いたところです。薄ぼんやりとエンパイア・ステート・ビルが見えています。この日、6日は42丁目のポート・オーソリティというバス乗り場から、ウッドベリー・コモンというアウトレットストアに行って来ました。

 5番街もうろうろしましたが、ロックフェラー・センターの例の金色の像です。また、その前の小径も噴水があって、いい感じです。ここの角に、メトロポリタン美術館のショップがあって、主人はピラミッドの本やクレタ文明の本などを買っていました。今回もメトロポリタン美術館に行って、エジプト美術を中心に見てきました。石棺のところで写真を撮っていたら、係の人に「触らないで下さい。」と怒られてしまいました。

 夜、ニューヨークの友人のデイブとビッキーに招待されて、72丁目に新しくできたシュガーバーというお店に行きました。ここは、アシュフォード&シンプソンが開いたお店で、最近有名らしく、デイブの情報によると、この間ビッキーとディナーに行った時、隣の席でマイケル・ダグラスが食事をしていたそうです。室内はアフリカの調度品で飾られ、料理もアフリカ風の味付けで、ちょっと変わった感じでおいしいでした。

 42丁目も行ってみました。42丁目と6番街の角の写真です。それからニューヨーク公立図書館に行きました。2頭のライオンの像が工事用のヘルメットをかぶっているのが不思議です。入り口の左側には女性の像、右側には男性の像がありました。また主人は看板のところでちょっとだけ覗いています。図書館の裏には公園があって、公園の木々とビルの組み合わせが絶妙です。

 あと、ワールド・トレード・センターにも行って来ました。ビルの中庭に、変わったオブジェがありました。このビルは大変高く、下から見上げると迫力があります。また、近くには古い建物も見えていて、コントラストがおもしろいでした。

 ソーホーは、本当に古い建物が残っていて、ヨーロッパに来ているようでした。お店もユニークなものが多かったと思います。エボリューションという化石のお店がおもしろいでした。ソーホーから歩いてグリニッチビレッジにも行きました。ここも好きな街です。ここにはたくさんのジャズ喫茶があります。

 ラジオ・シティではもうクリスマスが始まっています。クリスマス・ツリーのイルミネーションがきれいでした。道路の反対側にある噴水の所も、木々にイルミネーションが飾られ、こちらも大変きれいでした。

 今回の旅行のクライマックスは、ミュージカル、「レ・ミゼラブル」です。チケットを半額で売っているtktsで、開店の1時間前から並び前から10列目くらいの席が半額で買えました。場所はインペリアル劇場です。私にとって初めてのミュージカルでした。3時間があっというまでした。最後にバルジャンが床に伏しているときにファンティーンとエポニンが現れて一緒に歌うシーンには感動して、涙してしまいました。

 今回、ニューヨークは2回目でしたが、また好きになってしまいました。住んでもいいくらいだと思います。主人にはニューヨークに住めるよう向こうの会社に勤めるように勧めているのですが...

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韓国旅行

アメリカン航空のマイレッジがたまって、アジア圏内で家族2名のチケットがもらえることになったので、韓国のソウルに行ってみることにしました。アメリカン航空は、日本航空と提携していたので、日本航空を利用しました。ホテルは、ガイドブックを見ていくつか電話して、安いところ(メトロホテル)を予約しました。主人は出張で2回行ったことがあって、韓国のファンです。実は私はあまり気乗りしませんでしたが、いろいろとショッピングができそうだし、ダラスで気に入っていたギャラリアもあるので、ショッピングを楽しみに出かけることにしました。

5月13日(木)
 朝4時半に起きて、東京駅7時発の成田エクスプレスで成田へ向かいました。そこでとんでもないことが起こってしまいました。なんとパスポートを忘れていました。と言うか、主人が私の古い方のパスポートをバッグのなかに入れていて、確認し忘れていました。
 なにはともあれ、JALの窓口で本日分をキャンセルしてもらって、明日のウェイティング・リストに載せてもらいました。(キャンセル待ちのリストのようなもので、明日の朝窓口に並ぶと、正式なキャンセル待ちになるそうです。スタンディングバイ・リストと言うそうです。)公衆電話で韓国のホテルに電話して予定を1日延ばしてもらいました。
 家まで帰ってパスポートを取ってから再び成田へ来て、その日は、成田のセントラーザホテルに1泊しました。
 鰯専門店で夕食。あんなに新鮮でおいしい鰯を食べたのは生まれて初めてで、千葉出身の友達が、「魚は鰯に限る。」と言っていた真意がよくわかりました。

5月14日(金)
 朝6時35分の送迎バスで成田空港へ行って、受付開始の7時にはスタンディングバイ・リストへ登録してもらいました。9時40分に座席が取れ、走ってゲートへ向かいました。ソウル便は意外とキャンセルが多いそうです。待っていた10人くらい全員が乗れました。
 飛行機は10時発で、12時20分ソウル着。飛行機の昼食はいつものことながらおいしくありませんでした。
 空港でリコンファームしました。ここで、またまたとんでもないことが起こりました。なんと、帰りのチケットがキャンセルされていました。しかも帰りの便は満席で席は取れないとのこと。いったんメトロホテルにチェックインし、ソウルのJAL支店に電話して帰りの便の予約を交渉しました。10分以上の交渉の末、予約を確保しました。どうもウェイティングリストに載せたとき、係の人が昨日の便の予約をキャンセルし忘れていたらしく、今朝、今日の便の予約が取れた時点で、昨日の分と帰りの分がまとめてキャンセルされたようです。(複雑です。)

 まず、ロッテデパートへ行ってみました。地下の食料品売場がおもしろいでした。見たこともない多くの種類のキムチが圧巻でした。それから、弘大(ホンディプク)へ地下鉄で向かいました。街を散歩。埃をかぶった小さな店で人形2ヶと額縁を買いました。
 喫茶店で休憩。アイスティーがアメリカのアイスティーでした。ミルクティーを頼むとミルクはついてきますが、最初からレモンが入っていました。

5月15日(土)
 朝食は明洞(ミョンドン)の Paris Croissant。
 それから、南大門(ナムデモン)を散歩。キムチと海苔をたくさん買いました。また、明洞を散歩。竹塩石鹸・竹塩泥パック・竹塩クレンジングなどを買いました。ホテルのそばの食堂で昼食。主人はカルビタン、私はピビンパブを食べましたが、ピビンパブは今一つでした。

(道端の露店で売っていた人形です。百面相と言うか、形を変形させていろいろな顔ができるものです。子供達へのお土産で一番人気でした。)

 午後から念願のギャラリアへ出かけました。ダラスのギャラリアと違って、普通の高級品のデパートで、がっかりでした。
 地下鉄で仁寺洞(インサドン)へ行き、街を散歩しました。観光客向けの陶器や骨董品の店が並んでいました。韓国の伝統茶を出す喫茶店があるということで、探しましたが、結局見つけられませんでした。道端で丸いお菓子を売っていて、並んで買って食べてみると懐かしい甘さのあるお菓子でした。
 夕食は海鮮しゃぶしゃぶ。おいしくて、種類も多く、量も多くて、大満足でした。
 帰る途中、コンビニの前に日本人らしき一団が一列に並んでいました。「何だろう?」と見ていると添乗員らしき人物が、「では、15分したら、店の前に集合して下さい。」と言っていました。日本人の観光客が観光の一環としてコンビニに入ったようです。いったいどんな珍しいものがあったのでしょうか?

5月16日(日)
 ホテルで朝食。値段のわりには今一つでした。
 朝から景福宮(キョンボックン)に行き国立中央博物館を見学。石器時代くらいからの韓国の歴史がわかりやすく展示してありました。大変感動しました。文化の上で、本当に韓国は日本のお兄さんなんだな、と思いました。また、青磁と白磁のコレクションが豊富で、これも感動しました。(主人が言うには、日本の食堂でよく見かけるプラスティック製の灰緑色の湯飲みは、青磁の湯飲みをマネしている、とのことです。そう言えば・・・)
 景福宮の入口には立派な門があって、屋根や瓦の彩色がきれいでした。また、門の中にも模様が描かれていました。
 博物館でうどんとキンパブ(韓国風海苔巻き)を食べましたが、おいしくありませんでした。(おいしい料理とそうでないものの落差が大きいような気がします。)
 帰りに仁寺洞のはずれの陶器のギャラリーと一緒になった喫茶店で休憩。落ち着いた雰囲気の店で、陶器もたくさん飾られていて、買うこともできました。お皿やマグカップなどを買いました。
 ホテルにいったん帰り、昼食はカルビグイ。ハサミでちょきちょき切りながら食べるもので、日本のカルビと違って白身がほとんどついていなくて、ジューシイで柔らかく、大変おいしいでした。
 この日、以前主人が仕事でお世話になったことがあるリーさんの家に招待されていたので、ロッテデパートでお土産のケーキを買いましたが、フォーションのケーキでたいへん安いでした。
 リーさんの家の近所の民族博物館で食事。店の入口に何とかじじいと呼ばれている像木製の像が置いてあり、建物の中は、昔の韓国の生活を偲ぶ人形館になっていました。結婚式の様子蚕棚の前で働いている様子新年に孫がおじいさんとおばあさんに挨拶しているところ、などが印象的でした。また、壁に当時の刺繍が飾ってありました。
 帰りに富川のショッピングセンターに寄って(日本でもよく見かける、普通のスーパーでした)、そこから地下鉄で帰りました。

5月17日(月)
 近所のパン屋でパンを買ってきて、ホテルで朝食。まず足マッサージへ出かける。こんな人に効果があります、と言うパンフレットがおもしろいでした。言葉はなくともうまく表しています。時間は1時間半くらい。足の裏を指圧棒でまんべんなく押しましたが、ともかく痛くてくすぐったい。終わって見ると、足のサイズが小さくなったようで、足のむくみが完全に取れていました。食べ過ぎでもたれていた胃の調子も良くなったようでした。6000円で少し高いかな、と思いましたが、充分その価値はありました。このためだけに韓国に来てもいい、とさえ思いました。ちなみに、主人は私以上に効果があったようで、足のむくみが取れ、ズボンのベルトも余裕ができ、食欲もでて、夜もぐっすり眠れるようになったようです。日本に帰ってきてからも、足つぼの本を買ってきて、指圧棒も買って、夫婦ですっかり足つぼにはまっています。肩がこったときとか、腰が痛いとき、お腹の調子が今一つの時など、それぞれのつぼを刺激するとたいへん楽になります。
 昼食はサムゲタン。鳥の中に餅米とナツメ、高麗人参などを詰めて長時間煮込んだもので、見るからに薬効成分が効いて、体に良さそうでした。味は、どちらかというと淡白なので、私はキムチをいれて食べました。
 そのあと、1日明洞を散歩しました。太極拳をやっているような子供の図柄のTシャツをあちこちで売っていて、主人が気に入って買ってきました。
 夕食は、ロッテホテルのレストランで韓定食。大変おいしかった。
 ホテルに石鹸がついていなかったので、初日に近所のコンビニで竹塩石鹸(1個120円くらい)を買いましたが、2・3日するとびっくりするくらい体がすべすべになりました。そこで、近所のコンビニで石鹸を10個以上買い占めてしまいました。

5月18日(火)
 朝は近所のドトールコーヒーで朝食。帰りの飛行機は13時30分でしたが、帰りの便の予約でもめたので早い目に行って、ともかく飛行機に真っ先に乗り込もうと考えました。9時半のホテルの送迎バスで空港へ。ところが、チェックインはすんなりいきました。
 時間はたっぷりあるので、空港の免税店で買い物。手のひらサイズの容器に入ったキムチがいろいろな方へのお土産に便利です。たくさん買い込んでしまいました。

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