Sieji Ozawa's Page


Beethoven/Symphony No.9
New Philharmonia Orchestra

初めて買った小澤征爾のレコードです。2楽章の小気味よさがたまりません。この1楽章や2楽章の畳み込むような演奏は、ロックに通じるところがあります。また3楽章の揺れるようなメロディの歌わせ方も最高です。1楽章から3楽章までは、今まで聞いたことのある9番で個人的にいちばん好きです。

Brahms/Symphony No.1
Boston Symphony Orchestra

出だしのティンパニーと弦の重厚さ、これだけでこの曲を聴く価値があるかもしれません。小澤征爾も出だしのティンパニーにはかなりこだわっていたというエピソードを聞いたことがあります。また、この曲の4楽章はどうしてもあの曲を連想してしまって、なかなか好きになれません。が、最後の盛り上げはさすがです。
斉藤記念でのブラームス1番も出ていて、こちらもすごい演奏らしいです。また、噂では朝比奈もいいらしくて、今度この3枚を聞き比べてみましょう。

Tchaikovsky/Symphony No.5
Boston Symphony Orchestra

1楽章の重い感じや2楽章の牧歌的雰囲気から叙情的に歌い上げるところ、3楽章のワルツもいいのですが、なんと言っても4楽章の最後のマグマが盛り上がってきてドカンと爆発する感じが最高です。興奮してしまいます。

Ravel/Orchester Musik
Boston Symphony Orchestra

小澤+ボストンの京都公演で感動して買ったものです。ラベルのフルオーケストラの曲がほとんど網羅されています。ラ・ヴァルス、優雅で感傷的なワルツ、ダフニスとクロエ、ボレロがよい。他は曲自体が起伏に乏しく平坦な感じがします。この頃は彼らの爆発力を期待しているので、ラ・ヴァルスに感動しました。
ダフニスとクロエは組曲版でアンセルメを持っていましたが、第2組曲の初めの方で、初夏の光が木漏れ日になって、枝が風で揺れて木漏れ日がゆらゆらと揺れていく、とても幻想的な感じでした。

Ives/Symphony No.4 & Central Park in the Dark
Boston Symphony Orchestra

アイブスは、音楽大学で12音階を習ったあと保険会社を作ってビジネスマンとして成功した人です。仕事の合間に音楽を作っていました。(合間というか、仕事以外はすべて音楽だったらしい。)交響曲の4番は、不思議な交響曲です。何度も聴く曲ではないかもしれません。セントラル・パークの方は、セントラル・パークの雑踏を音楽にしたものです。これは前衛ジャズのようなところもあり、なかなかの名曲です。(このへんの曲はクラシックではなく、コンテンポラリーですね。)
アイブスは退職後多くの人に音楽に専念することを期待されましたが、なぜか完全に引退して、曲は作らなかったそうです。

Baltok/Miraculous Mandarin
Boston Symphony Orchestra

これも前衛のロックのような曲です。(前衛のロックがバルトーク風なのかもしれません。)出だしの切り裂くような弦と叩きつけるような管楽器とドラムが素晴らしい。
裏面には、「弦、打楽器とチェレスタのための音楽」が入っています。

Rimsky-Korssakoff/Sheherazade
Boston Symphony Orchestra

シエラザードというとバーンスタインを連想します。バーンスタインが末広がりの台形とすると、この演奏は末広がりになっていない矩形という感じです。悪く言っているわけではありませんが、このレコードはあまり聴いていませんね。あと、曲自体もあまり好きではないかもしれません。二つくらいの旋律で全楽章最初から最後までやっているような印象です。(この曲はバイオリン協奏曲なのでしょうか?)

Respighi/Ancient Airs and Dances
Boston Symphony Orchestra

このレコードにはびっくりしました。小澤+ボストンというとハードな現代曲を取り上げて激しく演奏するというイメージがあったので(そう言う曲しか聴いていなかったからかもしれませんが)、このバロック音楽のような民謡のような全編落ち着いた雰囲気に驚きました。聞けば聞くほど味が出てきます。このレコードを買ってしばらく、1年くらいは毎週日曜の朝かけていました。日曜の朝にぴったりの気分です。(今でも聞くときはよく晴れた日曜の朝ですね。)

Berlioz/Symphonie Fantastique
Boston Symphony Orchestra

まさに小澤+ボストンにぴったりの曲です。ずっとライブのテープを持っていたため、CDはあとで買いましたが(この曲からレコードではなくCDです。)、時期的にはラベルよりも前の録音です。(今調べてみたら、なんとベートーベンの9番の前の年の録音でした。)断頭台の行進から5楽章のフーガにかけて、何というかすごいとしか言えない演奏です。チャイコフスキーの5番のラストに通じるものがあります。
ところで、小澤征爾のボストンとの初めての録音はどの曲なんでしょうか?それと最後の録音は?今度調べてみましょう。

Tchaikovsky/Serenade for Strings
Saito Kinen Orchestra

さて、上のCDまでが70年代の録音で、ここからが90年代になります。なぜか80年代のものがありません。今度80年代の録音を調べてみましょう。
この曲はバーンスタインのものをテープで持っていました。揺れる旋律がたいへん美しく、他の演奏を圧倒していると感じました。で、小澤征爾と斉藤記念オーケストラのライブがテレビであるというので、妻と二人で見ました。何というか、ともかく感動のあまり涙しながら二人で聞きました。早速次の日にCDを買ってしまいました。
このCDには他に、モーツァルトのディベルティメントニ長調K.136とアイネ・クライネ・ナハトムジークが入っています。この2曲も素晴らしい。このオケには女性が多く、コンサートマスターも女性で、弦の透明感や艶やかさに関係があるのでしょうか?

Beethoven/Symphony No.7
Saito Kinen Orchestra

弦楽セレナーデを買ったときについでに買いました。小澤征爾らしい躍動感がよく出ています。2楽章での透明感もさすがです。管楽器が強い演奏をよく聴きますが、この演奏はさすがに絶妙なバランスです。
なおこの2楽章は、当時「悲しみのアレグレット」という題でシングル・カットされたそうです。

Beethoven/Symphony No.6 Pastoral
Saito Kinen Orchestra

これも勢いでついでに、という感じで買ったものです。実を言うと田園はずっとレコード/CDを持っていなくて、これが初CDになります。曲自体がたいへんよくできているのでだれが演奏しても同じようになりそうですが、聞いてみるといろいろな違いがあって、それぞれ特徴を付けていたので(特にバーンスタインがくどかった)、なかなか買う気になれず、結局斉藤記念版が一番普通の演奏なのかもしれません。


小澤征爾の指揮では、他に、ボストンでシェーンベルクのグレの歌とホルストの惑星、シカゴでムソルグスキー/ラベルの展覧会の絵とブリテンの青少年を持っています。デジカメで撮り忘れました。
 戻る  だんなのページに戻る