で、初の赤城山。県道4号=赤城道路で標高をどんどんかせぐ。道幅もけっこうあるので、走りやすい。高いところに行くに従って木々は黄色や赤に色づいている。まさしく秋、紅葉の季節なのだ。 山頂付近は雲の中。レストハウス前の展望台からも何も見えない。もっと天気のいいときに来たいなあ〜と思った。大沼・小沼もショボく見えちゃうよ。雲がすごい勢いでやってきて通り過ぎていく。そのたびに視界が悪くなったり良くなったり。そしてけっこう寒い。持ってきたグローブのインナーを装着して冬バージョンに。(→赤城山を北側に少し下ったところ。と思う。) 赤城山を北側に下っていくと、ようやく少しずつ晴れ間ものぞき始めた。紅葉した山に日が当たって、ちょっといい感じに見えるようになってきた。ここから沼田方面から来る国道120号に入って、日光へ向かう。だいぶ前に人の車の後ろの席に乗って通ったことがあるくらいで、初めても同然。ま、どってことないでしょ。走っていけばいいのだ。とちゅう、「吹割の滝」という観光スポットを通った。国道の両側に駐車場やら土産物屋やら、雑然とした雰囲気で日本のよくある観光地であった。興味はないので素通り・・・と思ったら、一つだけ気になるものがあった。『イボ、魚の目でお困りの方とってあげます』という謎の看板。しかもバカみたいにデカイ。土産物屋でやるらしい。滝と関係ないだろ!観光に来たところでわざわざイボや魚の目とるか?センスがよく分からない観光地であった。情けな度140%。
腹を満たし、再びバイクを走らせる。タンクキャップに穴をあけたのが功を奏したか、エンジン停止の持病も発生しない。金精峠付近までは気持ちのいいワインディング。かなりすり減ったタイヤを気遣いながら、走る。今回の走りでまた相当減るだろう。そしたら来月の車検まではおとなしくしておこう。金精トンネルをぬけると、眼下に奥日光の観光スポット湯の湖と、日光のシンボル男体山が。こりゃ〜いい眺め!でもパーキングと呼ぶにはあまりに狭いスペースに長居はできず、早々に下る。この辺まで来るといいかげん人が多い。さすが日光だ。湯の湖畔の湯元温泉街でGSに寄ったがなぜかしまっている。オイオイ日曜なのに。しかたなくこれまた人と車とバイクでごった返す戦場ヶ原脇を通り、中禅寺湖手前のGSへ。もーかってんだろうなあ。(←男体山と湯の湖をバックに) バイクの腹を満たしたら、ちと戻って光徳牧場脇を通って奥鬼怒林道へ。林道といってももちろん全舗装。前半は紅葉の中、気持ちよく走る。何回か止まって写真を撮ったり。日光の中心地ではないので、通る車も少なく静かでよろしい。気に入った写真を撮りたいなら、少なくとも道を1回は往復する方がいい。行きと帰りでは景色がずいぶん違って見えるものだ。ミラーの中も気にしながら。ここだという所で迷わずとまる勇気も必要だね。こういうときは走る気はだいぶトーンダウン、隙だらけなオレ。
霧降高原道路は初めてだったけど、何とも気持ちのよい道。でも登り始めたとたんに霧(っていうか雲)の中にはいっちゃった。こりゃ名前の通りだ、霧の中で写真でも撮ろうかなんて考えていたら、雲の上に出た!ワ〜オ!そんでまた都合のいいところに谷に架かる橋が!橋の上からはすぐ下の谷間に入り込む雲、遠くに見えるは雲の水平線(宮崎駿のアニメみたい)、その向こうに山。おお〜素晴らしい。自然はすごい!こんな感じ。 日光宇都宮道路にはすぐ乗らず、杉並木などを眺めつつ東へ。でも道が混んでいるので、大沢というICで乗った。20000kmまではあと50kmもない、これは完全に高速上だ。しばらく走っていくと、栃木インターをすぎたあたりでメーターが20000kmに!ここぞとばかりにタスキ掛けに肩にかけたPENTAXで写真撮りまくり。暗くなり始めていたのでフラッシュも使って。けっこう混み始めてたんだけど、周りの車は何やってんだろうと思っただろうな。ピカッ!ピカッ!てね。一定速度で流れている中でないとこんなことはできん。去年10000kmは11月末に伊豆でだったな。11ヶ月で1万、同じペースだ。 めでたく到達したら、後は帰るだけ。しかし平地に入り群馬〜埼玉辺りで雨に・・・なんじゃ〜カッパも何もないぞ!久々に雨の中、丸腰で走る。幸いだったのは全身濡れネズミになるほどの降りではなかったこと。上半身と足下は膝からしたぐらいが濡れただけですんだ。パンツまでビタビタじゃかなわんからね〜。夜7時半過ぎに帰宅。12時間半か。本日は最終的に20,100kmでした。 |
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