新・Mr.鎌田のハミ出し新譜ジャーナル No.2      


<日本のアーティスト>
※J-POPという言い方にはちょっと抵抗があるのでこんな表現になってしまいました。(笑)

1. 傅田 真央(でんだ まお) / 『あなたとふたりで / やさしい気持ち』
    (MAINDISH / (株)グルーブ グル・エンタテインメント GMD F003)
作詞、作曲、演奏、コーラス、アレンジを自らこなす19歳の天才DIVA 、真央ちゃんのデビューシングルに続く待望の5曲入りMAXIシングルが遂にリリース。冒頭の美しく心洗われるようなコーラスからノックアウト間違いなし!素晴しい完成度です。彼女の最大の魅力はそののびやかな声、そして独特のハーモニー感覚をもったコーラス・ワーク。作曲のセンスも実に洋楽的で、英語の発音も使い方もとっても自然なので、きっと幅広いファン層を獲得できることでしょう。これからどんなものすごいアルバムをつくるやら・・・今から楽しみです。皆さんぜひ聴いてください。その他彼女についての詳しい情報は彼女のオフィシャル・サイト[http://www05.u-page.so-net.ne.jp/rb3/gr-guru/mao/]をご覧ください。
                             
[入手先:HMV(渋谷)他]

2. Elli & Petz Gelato / 『Movie Theater Story』
       (MAGIC ISLAND RECORDS / PIONEER LDC MLCN-3018)
小悪魔的魅力の歌姫Elliとベーシスト、コンポーザー&アレンジャーの近藤洋史氏の Ellisにつづく新プロジェクトの早くも第2弾!どこかリッキー・リー・ジョーンズを思わせるキュートで透明感溢れるElliの歌声に、JazzyでPopでハイセンスな近藤氏のサウンドが実に耳に心地よい。岩田浩史(g)、野口明彦(d)、秋元カヲル(g)、松田真人(k)の好サポートも光ってます。SOY なんかにも負けないくらい本当によいアルバムなのでぜひ聴いてみてください。
Live情報等は、彼等のオフィシャル・サイト[http://www.big.or.jp/~ellis/]をご覧ください。                   
 [入手先:ヴァージンメガ・ストア(新宿)]

3. 中村 善郎 / 『いつか君に』     (LITERARIO LYN9801仏盤)
日本のジョアン・ジルベルト、中村善郎さんの新作はフランス録音でフランス先行発売のようです。ピエール・バルーが制作に深く関わっているようで、ゲストには他に Bia, Richard Galliano 等が参加しており、歌詞は日本語、ポルトガル語そしてフランス語で歌われています。ジョビンやバーデン・パウエルのカヴァー曲やオリジナル曲に加え<言葉にならない言葉(村井邦彦/山上路夫作)>これは誰のカヴァーかど忘れしましたがそんなのも入ってます。いつもながらのダンディでスタイリッシュなボサノヴァを聴かせてくれます。日本盤も近いうちにきっと出ると思います。    [入手先:EL SUR RECORDS TEL ; 03-5485-9967]

4. 仙道さおり/ 『Mosaico』(モザイク)
               (RIP CURL RECORDINGS RCIP-0014)
東京のJAZZ CLUBシーンで大活躍中の若手女性パーカッショニストのデビュー作。吉田和雄のプロデュースのもと、マルコス・ヴァーリ、ジョタ・モラエス、テコ・カルドーゾ他ブラジルの豪華ミュージシャンが参加。多彩なパーカッション・プレイはもちろんのこと、キュートなヴォーカルも披露しており、オリジナル曲もブラジル・フレイバー溢れる佳曲が多数です。今度絶対にLIVEを観に行かなくっちゃ。

5. EPO / 『Peach』   (キティー・エンタープライズ KTCR-1643)
EPOの新作は、初期の頃の明るくてPOPな作風に戻ったような感じです。アレンジやバッキング陣も清水信之やセンチメンタル・シティー・ロマンス等気心の知れたメンバーが中心になっております。また、名ギタリスト笹子重治氏とのコラボレーション曲も入っています。そして、本作の中での私のハイライトは大大大好きな<キミとボク>の作者ヴァージョンなのです。鈴木蘭々ちゃんヴァージョンもすごく良かったけどやっぱりEPO本人のが聴きたかった。ほんと名曲中の名曲です。


                          


マ新譜ジャーナル No.1へ