新・Mr.鎌田のハミ出し新譜ジャーナル No.2      


<FUSION>

1. L.A. Jazz Syndicate / 『L.A. Jazz Syndicate 2 』
                 (MCG RECORDS MCG-4001-2)
Brian PetersとJoe Wolfeというキーボード・プレイヤーがL.A.の豪華セッション・マン達を迎えてのプロジェクトの第2弾のようです。参加ミュージシャンは、Jerry Peters, Carl Anderson, Phil Collins, Paul Jackson Jr., Gerald Albright(オルブライトと発音してあげましょうね), Michael White, Carlos Rios, Rob Mullins, Dean James, Luis Conte他。Joe Wolfeという人のオリジナル曲に加え、Babyfaceや Phil Collins(本人参加), Angela Bofillのカヴァー曲も収録。どの曲も西海岸らしい爽やかで快適なサウンドに仕上がっております。
     
 [入手先:WAVE(池袋)、TOWER RECORDS(渋谷)、ヴァージンメガ(新宿)他]

2. Doc Powell /『I Claim The Victory』 (DPR MUSIC GROUP 42132)
Luther Vandrossのギタリストとして知られる彼の新作はHigher Praiseというゴスペル・コーラスグループをフィーチャーした歌もの中心の入魂のゴスペル作。また、Ali Ollie WoodsonやDee Harveyの熱唱が聴かれる曲もあります。彼のギターも強力なヴォーカル陣に負けないくらいによく歌っております。彼のWeb Site=http://www.docpowell.comも参照してください。   [入手先:ヴァージンメガ(新宿)、カムトゥゲザー(通販)TEL;0729-57-5186 ;
http://www1.sphere.ne.jp/cometo]

3. Marion Meadows / 『Another Side Of Midnight』
                     (HEADS UP HUCD 3050)
Bob James、Norman Connors やWill Downingのアルバムでのプレイで知られる黒人 Soprano Saxプレイヤーの彼の新作。Omar Hakim, Norman Brown, Tom Browne, Dave Samuels他が参加。タイトル通り深夜、グラス片手に聴くのに最適なメロウなアルバム。
    
[入手先:ヴァージンメガ(新宿)、カムトゥゲザー(通販)TEL;0729-57-5186 ; http://www1.sphere.ne.jp/cometo]

4. Ken Navarro / 『In My Wildest Dreams』
            (POSITIVE MUSIC RECORDS PMD77788-2)
アコースティック・ギタリスト、Ken NavarroのLive盤につづく新作が早くもリリース。今回はEric Marienthalをゲストに迎えております。過去の彼のアルバムはほとんど聴いたことがない私が言うのもなんですが、本作は全体的に楽曲の出来がかなり良いのではないか?と思います。ジャケットはよく見ると結構エッチな感じなんですが、中身の方は海辺のドライヴに似合いそうな、爽快感100%のサウンドです。
            
 [入手先:WAVE(池袋)、ヴァージンメガ・ストア(新宿)他]

5. Marcos Ariel / 『My Only Passion』
                  (PARAS RECORDING PRC 1101)
ブラジル人ピアニストMarcos Arielの新作はL.A.録音。Ricardo Silveira, Victor Biglione, Lula Galvao等のブラジル勢に、 Frank Gambale, Keith Jones等L.A.のミュージシャンが参加。そして、なんとBill Cantosのヴォーカル曲が入っていてこれが結構良いんです。そう言えば彼の92年のL.A.録音にはBill CantosとKevyn Lettauのデュエット曲が入ってましたね。全体的に夏向きのブラジリアン・フュージョン作品です。     [入手先:TOWER RECORDS(渋谷)、カムトゥゲザー(通販)TEL;0729-57-5186 ; http://www1.sphere.ne.jp/cometo]

6. Clare Fischer / 『Latin Patterns』
          (MOTOR MUSIC GmbH MOTOR 557 424-2 独盤)
米ポピュラー界で名アレンジャーとして現在も活躍中のClare Fischerは本来はLatin Jazzの名ピアニスト。これは、彼の79年の『Salsa Picante』から81年までの4枚のアルバム(いずれも未CD化)から選曲されたコンピ盤。ちょっぴり大人向きのお洒落な Latin Fusion。私は昔、Baked Potetoで彼のグループのLiveを観たことがあるんですよ。とってもラッキーでした。                            [入手先:HMV(渋谷)]