新・Mr.鎌田のハミ出し新譜ジャーナル No.1      


<BRASIL>

1. IVAN LINS / 『Live At MCG』
               (JAZZ MCG / HEADS UP HUCD 1005)
これは97年9月、Manchester Craftsmen's Guild(直訳すると、マンチェスター職人組合?)という場所でのLIVE盤です。バッキングはTeo Lima(ds), Jose Carlos Santos(b) 等ベテラン陣。代表曲を中心にNoel Rosa作品集からも2曲選曲されており、相変わらずの美声を存分に聴かせてくれます。演奏も素晴しい。
   
[入手先:カムトゥゲザー(通販)TEL;0729-57-5186 ;www1.sphere.ne.jp/cometo]

2. Olivia Hime / 『Canta Chiquinha Gonzaga』
                  (KUARUP DISCOS KCD 108)
名作曲家・アレンジャー、Francis Himeを兄に持つMPBシンガーの彼女の新作は、Chiquinha Gonzaga(1847-1935)というブラジルの歴史的作曲家の作品集。彼女の歌唱力もさることながら、兄Francis Himeのアレンジがまた素晴しい。美しく、心暖まるメロディの数々にブラジル音楽の奥深さや芸術性の高さを感じずにはいられません。
                      
[入手先:ヴァージンメガ・ストア(新宿)]

3. Quarteto em Cy & MPB-4 / 『Somos Todos Iguais』
               (MERCURY RECORDS 538 704-2)
ブラジルの2大コーラス・グループの共演による新作は、Ivan LinsとDjavanの作品集で、本人達も各々の曲に1曲づつゲスト参加しております。この2組の美しく、個性的なコーラス・ワークが彼等の名曲の数々をさらに引き立てております。
                      
[入手先:ヴァージンメガ・ストア(新宿)]

4. O.S.T. / 『Orfeu』      (NATASHA RECORDS 292.105)
ブラジルを舞台としたフランス制作のヌーヴエル・ヴァーグの傑作映画『黒いオルフェ』。それをブラジル人の手でつくりなおした話題の映画『Orfeu』のサントラ盤が本作で、プロデュースはCaetano Veloso、共同プロデュースにArto LindsayとJaques Morelenbaum。オリジナル・サントラ盤の名曲の数々からカエターノの新曲まで名曲満載の傑作盤。マエストロ、 Jaques Morelenbaum のオーケストレイション・アレンジの素晴しさは鳥肌もの!早く映画のほうも見てみた〜い。            [入手先:ヴァージンメガ・ストア(新宿)]


                          

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