SIMONS 狩り日記  (00. 12. 1.〜 12. 31.)
 
                                      


'00. 12. 27. (Wed)
 年末というか世紀末押し迫っての「狩り」だが、今までと何が変わる物でも無し(笑)。まずはついこの間まで A.O.R. 系 LP のセールをやっていた神保町「D」へ行く。何故セールが終わってから行くかと言えば「忘れていたから」(笑)。まあ、今自分のウォントリストに載っているアイテムは、ちょっとやそっとで出てくる様な物ではないし、たとえ間違ってあったとしても「キワモノ」過ぎて普通の人が見れば鼻も引っかけないだろう(爆)。中古フロアーである2Fに上がってみると「残り物」とはいえ、かなりの枚数の A.O.R. 系 LP が並んでいたのでさっそくチェック... 人気の定番物はほとんど無いし、あっても「D」としてはかなり高めの値段設定となっているので、David Meece / David ('76 Myrrh)Paul Clark / Minstrel's Voyage ('80 Seed) という「知る人ぞ知る」C.C.M. アルバムを比較的安価で購入する。2枚とも内容的には自分のテイストよりメロウなのだが、好きなアーティストの作品なので値段次第では欲しかったアルバムだ。後者などはベスト盤であり、収録曲自体はオリジナルアルバムを持っているので全曲聴いているので買わなくても良かったのだが...
「だってでっかいジャケットが欲しかったんだもん(爆)」
 この界隈でさらっと数店見てみたが、あまり大した物が無かったのでふと思いついて今月オープンしたいつもの「B」のチェーン店へ行く事に。新しい都営地下鉄・大江戸線の超狭い車内に驚きつつ下車したのが市谷柳町駅... こまごました通りにあるマンションの1Fにあるこの店舗は数多い「B」のチェーン店の中でもちょっと他店と違う品揃えの様でなかなか面白い。C.C.M. Female Vo. の名盤 Patty Cabrera / S.t. ('91 Word) や CD はめったに見なくなってしまった The Brothers Johnson / The Kickin' ('88 A&M) などを買うが、前者は既に Word 傘下のレーベルである Dayspring リリースの CD を持っているし(内容・収録曲は同一)、後者は以前レンタル落ちでジャケット不良だった CD の買い直しなので、実質的には「ただ増えてるだけ」だったりもするのだが(自爆)。しかし探せばあるもんで、今日の出物はずっと探していたが不思議と中古で出てこなかった D. Foster & J. Graydon ネタの 来生たかお / ジグザグ ('77 Kitty) の CD !! ... とっても嬉しいのだが、ジャケットがオリジナルそのままではなく歌詞なども付いていないので結局 LP も手放せない様な気がするなぁ(笑)。多分、これが今年最後の「狩り」だろうが振り返ってみるとなかなか収穫の多い一年だったと思う。このコーナーの読者もかなりいるらしいし(笑)、来年もより一層頑張っていくので何とぞ応援よろしく... 加えてネタや情報の提供もよろしく(爆)。


'00. 12. 14. (Tue)
 昨日反省したからという訳ではないが、新譜関係のチェックも兼ねて新宿の「D」へ。1F フロアーに入って「あっ、そうだ。Cool Sound から B. Hibbard の新作なんぞが出てるんだよな〜... 内容いいって話しだし、やっぱり買わないといけないな。でもどうせ買うなら直接通販で買った方がシールも付くしいいよなぁ」などと自問自答しながら現物を見ていると、ふと隣りに同じ CD を眺めている人が一人。何気なしに見てみると、あらこれが何と <新譜ジャーナル> でお馴染みの K氏じゃあ〜りませんか(爆)。日頃から色々連絡取っていたりするが、実際会うのってライブ会場か CD 屋でしかないっていうのが嬉しいやら悲しいやら。この後、一緒に B1F に行ってパタパタしているうちに結局新譜買うの忘れた私ってば何でしょ(笑)。この日は K氏と別れてから 6F に行くと A.O.R. フェアをやっていて M. & S. Omartian や P. Clark なんかの C.C.M. LP がかなりの量まとめて置いてあったが、いずれも2000円〜3000円程度といった感じ。まあ、欲しい人にはどうぞといったところか。でもいくらネタ物とはいえ、Rah Band が8000円とか9000円とかしちゃいけないよな。そんな事をつらつら思いながらも地道に「狩り」は続き、産業系の Spy / S.t. ('80 Sony) や C.C.M. の Mylon & Broken Heart / Greatest Hits ('88 Word) などのマイナー品を格安で購入。加えて「D」の Jazz 館では Michel Colombier / S.t. ('79 Chrysalis)Dan Siegel / Clalrvoyance ('88 Cowntdown) といった「今まで買おうと思ったけど、値段と相談して買っていなかった」物を買う。う〜ん、このままだと新譜はいつ買う事になるのだろうかぁぁぁ....


'00. 12. 13. (Wed)
 今日は先月オープンしたばかりの、都内唯一の路面電車の終点駅であるW大学そばの「W駅前店」に。最近はここのチェーン店しか行っていない様な気もするが、この手の「一律○○円」的な店の方がいわいる「掘り出し物」に当たる確立が大きいのでついつい足が向く。さすがに先月行っているのでさほどの物は無かったが (それとも誰かが先にざっくり持っていったのか... 笑)、それでも Average White Band / Shine ('80 RCA) という定番モノや White Heart / The Millinuem Archives ('00 Home Sweet Home) といった 新譜まで数点を購入。店自体がそんなに大きくは無いので、今度来るのは今あるブツが一回りしてからかな?... ここまで来たついでに、すぐそばにあるオールディーズ系の「Z」へも寄ってみる事に。店じまいをする訳でも無いだろうが、何故か全品オフセールをやっていてついつい余計な物まで買ってしまった様な気もするが (実はそれが狙いだったりして...笑)、SIMONS ではお馴染み David Diggs / Nothing But The Truth ('89 Artful Balance), C. Christian プロデュースで豪華ミュージシャン参加の Marilyn McCoo / The Nobody Knows ('91 Warner), A. Belew が手掛けた C.C.M. というちょっと異色の作品だが、邦盤もリリースされた今時の1枚 Jars Of Clay / S.t. ('95 Essential), スコットランド・フレーバーの入った独特の雰囲気にファンも多い Love And Money / Strange Kind Of Love ('88 Fontana) の邦盤仕様などをゲット。たまには「B」ぱかりじゃなくて他の店も見回りしておかないと、何が出てくるか判らないからな〜... 特にこういった古くからやってる所は。おっと今月はボーナスが出る事だし、そんな事ばかり言ってないで今まで未購入の新譜&再発 CD もちゃんと買っておかないと。「あるうちに買うときや〜」だからねぇ... 自分(爆)。


'00. 12. 6. (Wed)
 「チェーン店は当たりが止まるまで行け」という鉄則通り(本当か???... 爆)、今日も一仕事終わった後に来た烏山にある「B」の一店舗へ。車でないと行けない様な立地の為かあまり荒らされていないのでそう頻繁には行かないが、あまり放置しておくとざくっともって行かれてしまうので2,3ヶ月に一度はチェックする様にはしている。そんなに期待していた訳ではないのだが、そういう時に限ってイケる事が多いのは世の常か... この日もまずは B, Champlin, B. Kimball, J. Williams, J. Scheff という A.O.R. 界を代表する面々の歌声が存分に堪能できる West Coast All Stars / Calfornia Dreamin' ('97 Music Gerden), そして Graydon モノとしては説明不要の Planet 3 / S.t. ('90 Capitol) らの定番品をゲット。「これは何か有りそうな感じ」と思っていると早速出てきたのが Gary Herbig / S.t. ('88 Headfirst) という1枚。 Fusion Sax 奏者の今作はプロデュースを「Baked Potato Super Live」でお馴染みの G. Mathieson が手掛け B. Champin の Lead Vo. が 2曲で聴けるという隠れた逸品である。更に進んでいくと、これも珍しい Marilyn Martin / S.t. ('86 Atlantic) を発見... P. Collins との名デュエット曲 < Separate Lives> 収録のこのアルバムは、結構売れた割には CD が見つけられないので嬉しい所だ。加えて C.C.M. モノも Sandi Patti / The Finest Moments ('89 Word), 4 Him / S.t. ('90 Benson) という、その辺では売っていない様な珍しい CD があったりしてかなりいい雰囲気である。「これは何かどかんと来るぞぉぉ」という予感通り、見つけてしまったのが激レアアイテムの1つ Frank Stallone / S.t. ('84 PolyGram) !!! ... HP の A.O.R. 編でも紹介済みのこのアルバムだが、CD は欧州盤のみのリリースだった為今でも問い合わせが後を絶たない作品なのである。過去にもあったが、得てしてこういうのを1枚見つけてしまうと後でそこそこの物を見つけても「何だ、大した事ないじゃん」とリリースしてしまいがちなのでここはこれにて終了... 一応、この後 JR 中央線荻窪駅前にある「B」にも寄って W. Wiebe ネタの 久石譲 / Melody Blvd. ('95 Pioneer LDC) や CISCO のフリーペーパーでピックアップされていた A. Persons 絡み の Keats / S.t. ('94 EMI) といった所も購入したが、あんまり嬉しくなかったりしたのは言うまでもない。後者などは自分の持っている米盤 LP と曲違いもあって、かなりの物だと思うのだが...