回れ右

逆襲のヤコブ


2001年3月06日

ルーラー:あんだしょ−

参加キャスト
サティ・ヨーク・ベニマール(コロナ=ステラ=オービス):ナルト
 なかなかレアな血統の持ち主の女性。戦闘では支援を担当。つーか、支援専門。
レイラ・レットーリ(グラディウス=エルス=アダマス):NosKe
 リザベート配下の女性騎士。銀色のグリフォンを連れている。
エルフィ・E・エルファンドリーク(フルキフェル=エフェクトス=イグニス):トヲル
 隠密好きのエルフっ娘。通称はエル。なぜか最近お色気担当に…。

概要
 リザベートに呼び出された三人は、一人の少女の護衛を頼まれる。その少女はパメラと言い、リザベートと懇意にしているエターネ伯ボンレスの娘で、リザベートの元に預けられていたのだが、エターネ伯の跡継ぎであった伯の息子が事故死したため、親元に呼び戻されたらしい。それだけなら、大した護衛なぞいらないのだが、その事故の影にヴィンス公の配下が動いていたらしい。とゆーわけで「この娘も危ないかも知れないので、守ってね♪」と、頼まれる。ちなみにレイラは部下なので、拒否権はなかったり。
 さっそく馬車を用意して、旅路をいそぐ一行。

 場面は打って変って、どこかの闇の中。仮面を付けた男が遠見の水晶球(まあ、そうゆーもんもあるだろう。ファンタジーだし。)で、その様子を眺めている。
「リザベートめ、また証拠にもなく聖痕者を呼び寄せたな。しかし、そう易々とは行かんぞ…。」
とかのたまうと、闇の中から別の男の声が。
「そ奴らの相手、この私に任せては貰えませぬか?」
「ほう、そちが行くと申すか、ヤコブ。許す、行くが良い。良い成果を期待しておるぞ。」
「ははっ!」
とかやり取りがあったりするが、一行はあずかり知らぬ事であったり。(ちなみに、ヤコブは前回登場したキャラクター。詳しくはこちらで。)

 毎度のごとく彼女らは、宿場町があっても素通りし止りもしない。エルが《不眠》を持っているので、真夜中だろうが突き進む。

 そうしてしばらく進んでいくと、道ばたに踞っている人を発見。流石に放って行くのは非道いかな、と声をかける。するとその人は初々しい少年で「仲間とはぐれちゃったんだ。隣村まで乗っけて。」とのたまう。派手に怪しみつつも乗っけてあげる。

 その夜、ふと御者台にいたレイラが振り返るとその少年がパメラの方に忍び寄っているのに気が付く。こっそりエルに声をかけると、エルは少年の足下に即座に弓を放つ。「ちっ、気づかれたか。」と言って馬車から飛び降りる少年。流石に馬車を戻していては間に合わないので、逃げられる。

 その後は何事もなく、エターネ領の領主の城に到着する。サティはエターネ伯とは叔父姪の関係にあるので(コロナの《血縁》)、「お久しぶりです。」とか挨拶し、パメラを送り届けることに成功する。「任務完了!!」とか言ってさくさく帰ろうとするが、「今宵は祝宴を用意いたしたので、是非。」と言うので、一泊することに。

 「祝宴が開かれるまでの間、ゆっくりと旅の疲れを癒してくれ。」と言われた一行は、サティの「ここは温泉で有名なんですよ。」とゆー一言から湯浴みに行くことにする。レディースキャンペーン(キャストが全員女性のこと)ならではのサービスシーンがGMの意図とは関係なく発生。まあ、いいか。
 浴場でいろいろやり取りしつつ、さっぱりした一行は祝宴に向う。

 祝宴でしこたま酒かっくらって自分の宛われた部屋で眠っていたエル。ふと目を覚ますと、ベッドに何故かサティが(ステラ《運命の邂逅》で登場)。最初はびびるが、サティにいろいろ悪戯してみたり(どんなことかは秘密だ。)。そうこうしてるとレイラも部屋にやってくる。
 ふと、なにやらイヤな予感がするので外を覗いてみると、外には誰もいない。見張りに立ってるはずの歩哨すらも。どうも様子がおかしい。館の中にも人の気配が全然しない。どうもやばそうなので、パメラのとこに行ってみる事にするサティとエル。その間、レイラは鎧を着込むことに。

 さっそくパメラの部屋に行ってみると、もぬけの殻。しかし、サティは慌てず騒がず、秘儀魔法《正義》でエターネ伯をサーチ。すると地下で反応があり、伯は鉄格子の中にいることが。レイラを合流しつつ、そこへと向う。

 地下の牢獄の入り口の錠をぶった斬って侵入する。牢獄には城の人々が閉じこめられていた(悪徳その1)。その中にはやつれたエターネ伯の姿も。話を聞くと、「一週間前、ヤコブとゆー男がやってきた。そしたらみんな操られて様になって…。それずっとから監禁されておった。もう死にそう。出してー。」とのこと。さらに、「なぜだか知らんが、奴は北の塔にいる筈だ。」と言うので向うことに。結局、牢屋は倒してから開いてあげることにする。

 で、北の塔に行くと、中にはヤコブとその側に佇むフードを被った人。そして、入り口付近に無造作に転がされている死体の山(悪徳その2)。その中にパメラの死体が。怒る一行に対し、「この前は良くも私の計画を邪魔してくれたな。今度はそうは行かんぞ!」とぬかす。そしてさくっと戦闘に。

 で、ヤコブに襲いかかろうとした一行に、死んでいたはずのパメラが襲いかかってくる。実はこれは偽物であった。《擬死》《変身》で化けていたのだ。バスタードソードと一体化し(《融合》&《埋込》)、デュ●ルの様な金属チックな姿に変る(《攻性化》)、偽パメラ。ヤコブの説明によると馬車に乗ってきた少年も、出迎えたエターネ伯もこいつが化けてたらしい。「行け!!ナタリー!!」とのヤコブの命に従い、エルに襲いかかる。
 一方、ヤコブに突撃したレイラの前にフードの人が立ちふさがる。フードを脱ぐと顔に見覚えが。こっちが本物のパメラだった。どうやら《人形遣い》で操られているらしい。斬るのは流石にまずいので盾でド突く。そりゃもう、容赦なく。一撃は耐えるものの、派手に血吐きながら昏倒するパメラ。むごい…。

 結局、ヤコブはド突き倒されると「後は任せた!!」とのたまい、あっさり逃げる。無事ナタリーを倒し、エターネを救う、一行。

 無事リザベートの依頼を果たせた一行。エターネ伯とパメラは、三人に礼を言う。
その後、例によって闇の中で、
「フェリックス様、ヤコブの奴がしくじりました。いかが致しましょう?」
「放っておけ。奴はまだ使える。」
「ははっ、仰せのままに。」
とかやって、お終い。

感想
 妙にお色気シーンが続発した。とくに意図したわけではないのだが。元々はPLの一人の絵師がエルの水浴びシーンをお描きになり、それに触発されて「風呂はいる。」とかみんなキャラに言わせだしたのが原因。サービスシーンで、お風呂を創ったわけだが、「ここに殺戮者出して良い?」とか言ってみたり。すると「まさか、覗きが悪徳?!」と返される。まあ、結局略脈がないので出さなかったんだけどねぇ。
 ちなみに、殺戮者ナタリーの元ネタは、『T2』のT1000である。そのまんまだけどね。


 

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