研究テーマ->着メロ・着うた->QuickTimeProで着ムービー
オリジナルの着うた(着声・着ボイス)・携帯ムービーの作成と使用についての情報を提供します。  

元ファイルとツールを用意する
元ファイルとなるムービーファイル と変換ツールを用意します。ここでは、sample.aviという元ファイルと、QuickTime Proを使用する方法を紹介します。QuickTimeは最新版を入手し、登録を行って、プロ版にしている必要があります。
QuickTimeで元ファイルを開く
QuickTimeが起動したら、メニューの「ファイル(F)」で、「ファイルを開く(O)...」を選びます。

(1) 「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されるので、「ファイルの種類」で「ムービー」を選択します。
(2) 「ファイルの場所」で、元ファイルの保存場所を指定します。ここでは、「サンプル動画」というフォルダにある「sample.avi」を指定します。
(3) 「開く」ボタンをクリックします。
ファイルを書き出す
   
メニューの「ファイル(F)」で、「エクスポート(E)...」を選びます。「エクスポートフィアルを保存:」というダイアログボックスが表示されます。「 エクスポート」のプルダウンリストで、「ムービーから3G」を選択します。

「オプション」ボタンをクリックします。タイトルバーに「3Gエクスポート設定」と書かれたダイアログボックスが表示されます。

DoCoMo用の場合、次の設定を行います。
ファイルフォーマット 3GPP(Mobile MP4)
ビデオ ビデオフォーマット MPEG-4
データレート 64キロビット/秒
イメージサイズ 176 x 144 QCIF
320 x 240 QVGA (対応機種のみ)
フレームレート 15〜30
オーディオ オーディオフォーマット AAC-LC(ミュージック)
データレート 128kbps (変更可?)
チャネル ステレオ (変更可?)
フレーム/サンプル 1 (変更可?)
出力のサンプルレート 48,000 kHz (変更可?)
エンコードの品質 高品質 (変更可?)
au用の場合、次の設定を行います。
ファイルフォーマット 3GPP2(EZムービー)
ビデオ ビデオフォーマット MPEG-4
データレート 64キロビット/秒
イメージサイズ 176 x 144 QCIF
320 x 240 QVGA (対応機種のみ)
フレームレート 15
オーディオ オーディオフォーマット AAC-LC(ミュージック)
データレート 56 kbps (変更可?)
チャネル モノラル (機種によっては、ステレオ可)
フレーム/サンプル 1
出力のサンプルレート 24,000 kHz (変更可?)
エンコードの品質 高品質
auで上記が上手くいかない場合(古い機種の場合)、次の設定を行います。
ファイルフォーマット AMC(EZムービー)
ビデオ ビデオフォーマット MPEG-4
データレート 32キロビット/秒
イメージサイズ 128 x 96 SubQCIF
フレームレート 7.50
オーディオ オーディオフォーマット QCELP(スピーチ)
データレート 14,000 kbps (変更可?)
チャネル モノラル (変更可?)
フレーム/サンプル 1
出力のサンプルレート 8,000 kHz (変更不可)
エンコードの品質 最高品質 (変更可?)
vodafone用の場合、auやDoCoMoと類似の設定を行い、ファイル変換をすると、3Gの元ファイルは作成できます。しかし、このあと、携帯番号を元に、HUFという方式(?)でファイルを暗号化しないと、携帯電話で使用することができません。このHUFについては、詳細が公開されていないため、vodafone用のファイルを作ることが出来なくなっています。
「OK」ボタンをクリックして「3Gエクスポート設定」ダイアログを閉じます。
ファイル名を設定して、「保存」ボタンをクリックします。ここでは、ファイル名に「sample.3gp」と入力します。
「ムービーをエクスポート中」というメッセージが表示されて、ファイルが書き出されます。