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ここでは、音律について記述します。  
 

 
十二平均律について
現在、演奏される多くの楽器は、十二平均律という音律でチューニングされています。電子ピアノをはじめとする電子楽器だけでなく、アコースティックピアノも、ほとんどが、十二平均律で調律されています。
十二平均律の周波数
ラ (下のラ) 220.0Hz
ラ# 233.1Hz
246.9Hz
ド(真ん中のド) 261.6Hz
ド# 277.2Hz
293.7Hz
レ# 311.1Hz
329.6Hz
ファ 349.2Hz
ファ# 370.0Hz
392.0Hz
ソ# 415.3Hz
ラ(時報の音) 440.0Hz
ラ# 466.2Hz
493.9Hz
ド(上のド) 523.3Hz
十二平均律の周波数は、1つ前の音に1.0595を掛けることによって求めることができます。なぜ、1.0595かというと、1.0595を12回掛け合わせると、2になるからです。これは、音楽のルールで、12半音上の音を1オクターブと呼び、この音の周波数は、元の音お周波数の2倍になっていなければならないとなっているからです。たとえば、上の表でも、下のラの音は、220.0Hz、オクターブ上のラの音は、440.0Hzになっています。(表で、多少、計算のあわないところは、計算上の誤差です。)ドに対する倍率だけとってまとめると下の表のようになります。
基本となる周波数
基本となる周波数の1.122倍
基本となる周波数の1.260倍
ファ 基本となる周波数の1.335倍
基本となる周波数の1.498倍
基本となる周波数の1.682倍
基本となる周波数の1.888倍
基本となる周波数の2.000倍
毎回、同じ値を掛け合わせることで、次々と周波数を求められることから、「平均律」と呼ばれています。平均は、同じ倍率ということを意味しています。
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