研究テーマ->ジャンル研究->不思議な音楽->森羅万象と音楽 を結びつける
自然界にある色々なものを利用して音楽をつくることができます。
たとえば、大きなレベルでは、天体運動は周期性をもっていますし、小さなレベルでは、素粒子も振動しています。これらを音楽に置き換えてみることができます。
音楽は、音の配列と考えることができますが、大小、色々な事象から得られたデータを音の配列に置き換えて音楽を作ることができます。 それらの事象を支配している法則を音楽に置き換えてみたとき、面白い結果が得られることがあります。これは、物理的な法則などと、音楽の法則が同じような宇宙の法則によって支配されているからかもしれません。このように一見、関係のないことから、アートの元を引き出すことはファウンド・アートと呼ばれています。
 
天体運動と音楽
音楽と結びつけて考えられる最も大きなスケールの事象はおそらく天体運動です。
ケプラーをはじめ、色々な天文学者が天体運動と音楽とを関連づけて、「天球の音楽」なるものを考案しています。ケプラーの
ケプラーの惑星音階についてはこちらをご覧ください。
地形と音楽
地形の起伏をもとに音楽を作ることができます。こちらで紹介しています。
原子、分子と音楽
音楽と結びつけて考えられる最も小さなスケールの事象はおそらく分子や原子の運動、あるいはその配列です。
大野博士をはじめ、
DNAの塩基の配列をもとに、遺伝子から音楽をつくることを行なった人たちがいます。また、ステルンナイメールという物理学者は、素粒子のもつ振動数を音楽とを関連づけて「素粒子の音楽」というものを考え、DNAやたんぱく質の配列と結びつけて「たんぱく質の音楽」という考えに発展させました。詳細は、「たんぱく質の音楽」というサイトで紹介されています。