2001年12月 フィールドノート        目次に戻る  top↑

12/01 秋ケ瀬〜彩湖
そんな寒くなく、風もない、子供の森では、シロハラがあちこち、ゴルフ場のそばで今季初のルリビタキのキレイなオスがそっと枝に現れた。デジカメでも撮れそう、と、準備していざっ、あれっ?、いない。そんなに待たせたのか・・・。あとは野鳥園の上を2羽のオオタカの立派な成鳥が鳴きながら飛び回った。他、アカハラ、シメ、アカウソがいたらしいけど見てない。
トウカエデの下は落ち葉の絨毯 オオタカ

彩湖 はツリスガラのメスが2羽、今季初。まだベニマシコに会えない。チョウゲンボウがキーキーないて飛び回っている下に、オオタカの若がじっと止まっていた。
他はミコアイサのメスが入っていたことぐらいか。今日は風の原っぱだけにした。



12/08 多摩川河口
今日は少し寒く、風がないのが有り難い。着いた早々、ツグミの群れが賑やかに飛ぶ。汐は上げ気味で、中州は消えていくところ。空気が澄んでいて、青い空も映す川面もキレイ。鳥は少ない。ユリカモメとオナガガモとオオジュリンとハマシギがかなりいてあとは少しずつ、ヒドリガモやマガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、ハジロカイツブリは1羽、トビが16羽で空高くタカ柱を作っていた。カモメもハマシギも対岸にいて、つまらない。ハマシギの中に1羽だけシロチドリがいた。他、ホオジロ、タヒバリ、バン、ムクドリ、ジョウビタキはメス、ヒヨドリは群れでたくさん飛び交っていて、ネズミモチの実を食べていた




12/09 六郷干潟
午後のこのこ出掛ける。この前のオグロシギの赤いのとアオアシシギ1羽、がまだいた。1時30分〜4時までのんびり座り込んで観察。オグロシギはセイタカシギ30羽ぐらいの中に入っていて、飛ぶときも一緒。でも降り立った時、足の長さが短いので胸まで浸かったオグロシギはスゴスゴと浅瀬に向かう。あとはタシギが14羽、芦原から出たり入ったり、クイナも芦原をぬっていた。他、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ハマシギ、イソシギ、カモはホシハジロ、オナガガモ、コガモ、アメリカコガモはオスが1羽、芦原からにょきっと現れてそのうち、上流の芦原の陰に隠れてしまった。




12/15 奥多摩
山友と軍畑駅から高水三山、高水山(759m)〜岩葺石山(793m)〜惣岩山(756m)〜御嶽駅というコースを歩いた。平溝通りという舗装された沢沿いをずっと歩くと、キセキレイ、カワガラス、エナガの群れ、シジュウカラなど、魚はみつからなかった。
車道がようやくなくなって、いきなり急な登りで、砂防ダムを通って、ずっと高水山まで。杉や桧の山、暗くて鳥はジョウビタキの声、ルリビタキの声、遠くにヒヨドリなど。高水山の下の神社はおおくにぬしの尊だけど、こま犬は、飼い犬みたいなので笑ってる。ウサギじゃない。
途中に霜柱の3センチぐらいの立派なのができてた。岩葺石山の頂上は360度の展望が開け、ちょっと気を良くした。そこでちょうどお昼ごはん、大きな爆弾オニギリ2個とあったかいお茶、ミカン、お菓子。ゆっくりして・・・、


岩葺石山から御嶽山方向をのぞむ 岩葺石山頂付近の林
でもクマタカとか飛んでいなくて・・・、それからは寒風吹く雑木尾根、次は惣岩山、この間は途中新宿方面が伐採された斜面に開けたぐらいで、やはり杉林。惣岩山に1時30着、古いお堂がぽつんとあって、木彫りで、カメとか、おじいさんとカエルとか、四面に彫ってあった。そこも暗い杉と桧かサワラ林、そこからもうひとつ小さな山を越えて御嵩山駅に降りる。降りたらガビチョウの声が1羽分だけとトビがのんびり旋回。駅に3時着、御嶽渓谷を少し歩いて待ち時間をつぶし電車に乗る。

12/16 秋ケ瀬〜彩湖
秋ケ瀬は先日ルリビタキを見た野鳥園のところへ直行、いない。誰もそのあと見てないようだ。ウソも見えない。鳥友とおしゃべりしながらあちこちうろうろしていると、オオアカゲラ〜という声でちょっとびっくり!レンジャクの丘の後ろで枯れた幹をつついていた。ほとんど鳴かないのでよく探せたと思う。ビクニックの森のオスだと思うけど、結構広範囲に行動、たくましく越冬してくれているようだ。
彩湖は風の原っぱでツリスガラのぼんやりしたのをちらっと見た、オオジュリンと、この前見たコジュリンは残念、堤防の上からキンクロハジロ、ハシビロガモ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミコアイサ、オオバン、ユリカモメなど。あとはチョウゲンボウぐらいでおしまい。ガマの穂か?雪のようにたくさん飛んでいた。

12/19〜24 九州紀行 アップしました。