W e b m a s t e r R e s o r c e A c t i v i t y . 2001年7月号
17 Jul.2001(星期二)雨晴れ普通
・男式料理第3弾として、偽ハンバーガーの謎についてをU/Lしました。
→経済的ハンバーガーでサバイバル
5 Jul.2001(Thu.) 辛巳年五月十五(星期四)雨無し晴
・もう1ヶ月以上前に“パソコン”と言うモノを作ってみた。やはりマルチメディア時代到来と、
IT時代と呼ばれる御時世、イソターネットとEメール,それと何故か一太郎
はオヂさん達には欠かせない三種の神器なのである。
・シンポガールは、前にも書いた気がしたが、アキバ的電脳街がシンガポールらしく1つのビルにまとまっているので無駄な労力が不要な
のと、大抵の店舗入り口付近に取り扱っている品の販売価格リストがA4のコピー紙にて置いてあるので、まずはひたすらその紙を集めて、
ゆっくり考えて、アレはここ,コレはあそこ,ソレはあっちで買おうと決めて行けばほぼ間違いない。アキバでも既製PCやノート等は、
価格を載せたリストをとある裏通り(ポイントとしては珍しいおでんの缶詰を自販機で売っている付近である)にて配りまくっている輩があ
るが、個々のPCパーツに関しては価格変動が著しいから、あまりメジャーでは無い。マハポー全盛期は、どんどんの牛丼屋の前が店舗に
なっており、あの不思議な宣伝方法により、あれを聞いた人間は5ポイントぐらいマジックポイント(MP)が減ってしまうのである。
・ハナシが逸れた。で、シンガポールの電脳品であるが、アキバ価格と比較して全体的に1割程度安い感がある。さらにシンガポールは
GSTと言う消費税みたいなものが3%取られるが、こっちでは内税方式なので、表示価格そのままで買える。この差により1割〜2割程度安
く買えると言う結論が出る。
・で、今回のターゲットは非インテルなWebmasterなので(つまり安く済ませたいだけの事)AMDのAthlon Duron750MHzを考えていたのだが、
国際電話でヒロ氏と1時間に渡る議論の末、やっぱThunderBirdの方がcacheもいっぱい積んでいるし速そうでイイんじゃなーい?となって
しまい、ここで『オレはサンダーバードだけどねッ(C)』と自慢できるようになりたいが為にThunderBird900MHzをチョイスした。あとは
拘りたいビデカー(VGA)だが、最近は3DゲームもやりもしないクセにどういうワケかnVIDIA GeForce2にする。最近GeForce3が発売されたの
で随分値がこなれてきたが、GeForce2 GTSにしてしまうと今月の食費がカツカツになってしまい、パソコンを抱いて恵まれないこのパソコ
ンに暖かいミルクと電源を。と物乞いをしなくてはいけなくなるのでMX400と言う中堅どころぐらいのやつにした。サウンドはちょっと良い
(と言っても$70ぐらいだけど)のが欲しかったので、Creative SoundBlaster Live! Valueってヤツにした。魅惑の4ch.出力なのと、SPDIF
付きである。一時期はSPDIFに拘っていたが、最近のはちょっと良いのを買っておけば大抵付いてくる様だ。
・後はメモリとマザーだが、もう何でも良かった。256MBがS$100を切っていたのでそれにして、マザーはGigabyteの7I4XEと言う、AMD750
(古い!)のチップセットの一番安いやつにしてしまった。それでもThunderBirdにグレードアップしたので、結構予算はオーバー気味だった
のである。HDDとCD-ROMドライブはちょうど両親がシンガポールに遊びに来るのでついでに密輸してもらったので不要。電源は230Vなので
仕方なく捨てる気でジャンクっぽい250Wの安いのを購入($22)。
・最近のM/Bはいろいろなブートが出来るのでフロッピードライブも不要。確か昔のって、FDDが付いていないと起動すらしなかったと思っ
たのだが... WaReZな露店で買った4カ国語対応WindowsMeは、ちゃんとbootableCDなので問題無い。現場から拝借してきた3comのNICも標準
ドライバで認識され、日本から持ってきたノート(ナショナルの人シリーズ(笑))とクロスで繋がってヌルヌルなデータ交換も出来るし、
あっという間にSetupは終わってしまった。
・早速待望の3DMark2001をやってみる。はっきり言ってコレの為にパソコンを作ったようなモノである(かなりBKだな)。や〜地球が近づい
てくるぞ〜。マジ吸い込まれそう。何かMatrixのワンシーンそのものだ〜。音楽もディギディギ(爆)だしィ〜。この
madonion.comのプロデューサーはMatrixが相当お気に入りらしい。
・しかし、この後は何にもやる事が無い。別に仕事で使うわけでもないし、鯖を立てるわけでも無いし。完全なホビーパソコンなのだ。
イソターネットならナショナルの人シリーズのが環境も整っているのでそっちの方が良い。完全にWebmasterの用途からすればオーバース
ペックで有ることに今更ながらやっと気づいてしまった。誰かが石(CPU)の上にも三年と言っていた通り、同じCPUとマザーは3年は使わな
いとダメなのである。今回は僅か1年半での買い換えにしてしまった。まぁまたお古は姉カリ・カリーへと譲っていけば良いのだろうが。
母親は未だi486DX4/100MHzのPC9821メイトを喜んで使っているのである。少しは見習いたい。
・最近のパソコンは、売り文句が無くなりつつある気がする。せいぜい値段で勝負だろうか?イソターネットと音楽CD作成をソフトとし
て見るなら、ハードウェアはIntelセレロン466MHzぐらいで充分頭打ちである。FlashやJavaVMは結構重いが、そんなに気になるほどでは無
い。他に何をやりたいかと言うと特に思いつかない。Webmasterが考える唯一の活用方法は“居間に置く総合メディア電蓄”である。キャ
プチャカードを付けて、HDDは100GBぐらい。普通のシャワーなムキは、日頃のエアーチェック用に繰り返し録画のテープを十数本使い回
しているのが妥当である。これでノンウェイトかつ簡便なテレビプログラムの収録・編集が可能。これぞと言う保存版はCD-RかDVD-RAMに
保存しておけば良い。サウンドも結構良さそうなカードをおごってやれば、それなりに良い音がするのでオーディオソースとしても充分。
即ち敗北した日電“セレブ”復活論である。一応オーディオ機器と言う位置づけで堅牢なハニカムシャシーを採用、スイッチング電源なん
かもっての他でフィルタも上等なモノをおごりたい。CPU付近の高周波部分はカチッとシールドする。一応大衆受けを狙ってアンプ一体型
とか言うふざけたラインナップも良いかも。しかも真空管式である(何処が大衆向けなんだ?)。アナログのVUメーターも欲しい。橙の
ヒーター光に映えるPentiumIIIなんてのもノスタルジックな光景だ。なんかだんだん歯止めが利かなくなってきたのでここまでにする。
で、そのオーディオ機器にはなんとオマケでパソコン機能がついていて、メールも出せるしイソターネットも出来るし、ゲームも出来る
ぞ。しかし、居間の大画面テレビで秘密のアヘアヘメールを書くのはちょっと気が引けるので、やはり書斎には小さい普通のパソコンが
必要。つまりこれからはパソコンは一家に二台の時代なのだ(一台はパソコンではなく、オーディオ機器に属するのだが)。
・こうハードが変化していくと、インフラも当然それに応じていかなければならない。例えばWebmasterの実家のCATVだが、ケーブルモデム
を使ってイソターネットが出来るようになった。これからは逆で、イソターネットあってのテレビ放送なのである。全ての放送をmpegで見
れば良い。前にも書いた気がするが、受信と言う概念から、ダウンロードと言う概念への移り変わりである。これにより人間は少なくとも
情報を得るための時間軸を歪ませることが可能。ここまで記憶メディアが充実したからこそなし得る技とも言えるかも知れない。
・それでもノスタルジィに浸った意見を言うので有れば、土曜になると冬ならコタツでみかんを食べながら『8時だよ全員集合』を家族で
見る(大抵母親は台所で食器を洗っている時間である)シチュエーションが無くなるのである。時間軸を歪ませる以上、この接点の欠落は
避けて通れないだろう。電話を例にしても、玄関の黒電話(無論カリーオリジナル自作のカバー付き)から省電力コードレスホンのメジャ
ー化により、ボーイフレンド(懐)との電話を母親にワッチされる心配も無い。しかもそのうちポケベルとかも登場してからは両親が取り次
ぐ必要すら無くなった。で、今は携帯電話と言う具合の流れである。Webmasterが感じた「核家族化」と言うのは、単に年を取ってそうなる
と言うより、これらのメディアの変化が大きく作用している気がするのである(何か今回はパソコンのハナシから随分発展したな〜)。
2 Jul.2001(Mon.)激晴
続・Disableの國『マレ〜シャ』
・前回に引き続きマレーシアの神秘について語りたい。先日はJohorBahruというシンガポールから一番近い街を闊歩する機会があった。マ
ンションからバスを乗り継いで、約1時間弱の位置にある街である。前回のマラッカに比べ、随分とメトロポリッシュである(謎)。ちゃん
とデパートも幾つかあり、セブンイレブンやStarBacksやドナルド・マグもある。そういえばマラッカにてセブンイレブンなるモノは一切
見かけられなかった。最古の街なら最古のセブンイレブンがあっても良さそうなものなのにである。物価であるが、マラッカより日用雑
貨に関しては若干高いと言った程度か?しかしシンガポールよりは安いことは確かである。
・一応今回のJohorBahru(J.B.)での目的はマレーシア航空のコスチューム(どういうワケか拘っている(笑))が存在するかと言う事実の
確認と、ザラにあるらしい裏VCDの入手である。ついでではあるが、Singaporeでは最近絶滅の危機に貧しているWaReZなパソコンソフト店
がここJ.B.にあるかどうか探検もしたかった。
・しかし、自宅から僅か1時間弱の場所にあるとは言え、随分とSingaporeの風景とは異なる街である。物乞いも随分多く稼働しており、
無数に停められたバイク等を見ていると、アジア的無秩序の中で統率の取れたSingaporeと言う国の存在は奇跡と言われるのも納得と言える
。東南アジアの本来の姿は物乞いがいなくてはならないのである(本当か?)AMD AthlonやIntel Pentiumは多くがMADE IN MALAYSIAだが、
一体何処で作られているのか不思議である。
・さて、最初に入ったデパート(と言うか、小さい店の集まった汚いビル)は、VCDのお店はあったが、売っているのは全て真面目な映画
ばっかり。いづれもソースはDVDからのコピー品らしい。Webmasterの所望するのは“不真面目なVCD”なので、パス(笑)。驚いたことに、
そのビルの3階は全てが床屋であった。ざっと十数軒はあっただろうか?あんなに選び放題の床屋群が有るのも珍しい。見た所、日曜日だ
と言うのにそれほど客は入っていない。もう少し分散させた方が儲かりそうなモノなのだが...他にはマレーシア人用のパスポートの表紙
と同じデザインのパスポートカバーが売られていた。これは紛らわしくて良い。シンガポール人用のもある。値段は僅かRM.1(\35)だった
ので、とりあえず各色・各国併せて3つ買う。これをWebmasterの日本人パスポートに被せればイミグレーションの人をビックリさせてヒ
ソカにほくそ笑む事が可能なハズだ(BK)。
・次に入ったデパートは、ちゃんと禁煙でそれなりに綺麗なビルである。それなりに若者のデースポになっているらしく、各所にて手を
繋いだカポーを見受けられる。Webmasterがそこで一人バックパックを背負って汗だくでウロウロするには若干場違いである様な雰囲気で
ある。日本のデパートの場合、各フロア毎にセクションが分かれているのが普通だが、こっちのは特に決まりが無く、バラバラである。
しかも飲食店が必ず数店舗に1店は挟み込まれている。こっちの人はそれほどに食に対するプライオリティが高いのである。
・特筆すべきはこのデパートの店の中の一軒に"CD-ROM"と書かれたお店があったので入ってみる。音楽CDならゴマンとあるが、CD-ROMと
書かれているからにはCD-DAではなくCD−ROMかCD-XAの書き込まれた、いわゆるパソコン用CD-ROMが売られているハズだ。これはスゴイ!
新しいものではM$OfficeXP,ハヤリ物ではM$Windows2000Server(英語版)など、一通りのWaReZが取り揃えられている。しかも安い。OSや
ゲームに限らず、全てRM.8均一である。気になるものにグランツーリスモ2のパソコン版があるのである。これってプレステ用じゃない
のかと思ったのだが、安いからとりあえず買う。DirectXに対応しているなら、殆ど活用していないGeForce2の威力が発揮できると言うモ
ノである。そしてこれぞ真の“ジャケ買い”ってヤツだと思うのだが、画像の通りのCD-ROMも入手した。この装置CD
と言うのは一体ナンぞやとなるが、盛り込まれている内容からするとWindowsMe/98SE,Netscape6,DirectCD,Office97,Winzip,XingMPEGPlayer
等がまとめて入っている。つまり、パソコンを初めて買ったときに、このCDさえあればいろいろ使える便利なツール&ユーティリティが
入っているよ〜と言う事だろう。つまり“装置CD”とは“システムCD”の事を言いたいのだろう。どっちにしても、内容的にはネスケな
んかロハだし、他にも既に持っているアプリばっかりなので、これと言って魅力は無いが、Windows98SEの日本語版は持っていなかったし、
何よりシャッカーにお土産としてはバカ受けするグッヅであるのは間違い無さそうなので、買う。次回行った時にはWindows2000の英語版
とか繁体中国版とかもコレクションとして加えたい所である。
・次に訪れたのはまたちょっと汚いビルである。半分は衣料品のお店であったが、あいにくお目当てのMHコスチュームは見あたらない。ど
うせあんなものは観光地にしか無いのだろうと諦めていると、前々から気になっていた、ヘンな日本語
の書かれているTシャツがいっぱい売られているお店を発見したのである。今の所Singaporeで見つけた一番面白いと思っているフレーズは
“やっぱりさっぱり焼き鳥スペシャル”だが、これは女性用だったのであいにく断念。焼き鳥を“さっぱり”
と受け止める所がミソである。とにかくこの手のTシャツは女物ばっかりで残念である。しかしここで売っているのは全て野郎向け。
J.B.にしては若干値段が高かったが、一番マトモに異常だった(謎)フレーズは“球団社長と監督になってもっと野球チームを作ろう!”
だったので、買う(RM.29=\1,000)。そりゃ〜やっぱり野球チームをもっと作りたいッスよ。この手のTシャツは是非日本で流行らせたい
モードだ。他にも“東京城”とか“GPレーシング”とか、メッセージっぽく無いモノも大いに結構である。漢字は元々中国の物なので間
違いは少ないが、ひらがなとカタカナは間違いがたまにあるので要注意。勿論なるべく間違えている方が、より格好良い。
・本当は、そのままの足で夜行でまたしてもマラッカへバスで行こうと思っていたのだが、あいにくどのバス屋もマラッカ行きは今日は終
わりだよと言う事で、仕方なく自宅に帰る。帰宅して、まず気になるのはやっぱりパソコン版グランツーリスモ2である。どうやらこれは
台湾あたりで作られたモノっぽい。面白い事に起動するとHow to PLAYとか書かれていて、ストレートに“以下のようにCRACKしろ”英語で
書かれている。言われるとおりにCRACK.EXEを実行して、動作させてみようとするがWebmasterのおニューマシンではOSがWindowsMeなので
ダメらしく、Panasonicのヒトシリーズ(笑)(OS/Windows98SE)ではちゃんと動作した。せっかくデスクトップでGeForce2がブリブリに動か
せると思ったのに残念である。で、このグランツーリスモ2は、どうやらプレステEmuで動いているっぽく、やたらサイズのでかい*.PSX
と言う拡張子のファイルが吸い出したデータっぽかった。となるとDirectXもナンも対応していないかもしれない...やっぱり残念である。
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