20世紀最後のWebmasterリソース使用率(2000年12号)

25 Dec.2000(Mon.) in なたちひかしのちょいと臭いサウナ
・Webmasterは最近出張の時、サウナに泊まってしまうことが多い。と言うのも、一人で出張の時、ビジホにて一人でテレビとか見ながら缶ビールを飲んでいるのは大変シングルベルである(謎)。寂しがりやの性分のせいか、みんなで大広間でくつろいで、サウナ内の飲食コーナーとかで酒とメシを食って、見知らぬオヤジ類と世間話をしている方が各方面のヒューマニズム定点観測としてはベターであると判断しているのである。袖擦りあうも多少の縁とはまさにサウナ用のコトバだ。それに、ビジホの風呂はユニットバスで事実上シャワーしか浴びることが出来ない。その点、サウナなら風呂の種類もいっぱいあるし、そのもの名前の通りサウナもいくつかあったりする。運動をしないでサウナに入っても苦しいだけでなかなか発汗しないが、無理して入ったサウナの後の生ビールはこの寒い冬とは言え格別である。ビジホの部屋だとコンビニで乾き物のつまみ程度しか食べれないが、サウナなら一応調理した暖かい物も食べれるのもまた良い。
・さて、今回のなたちひかし出張は2日間で作業終了の工程を立てていた。で、先日のナビブローを背景に、あの故ナビを修理するのも進歩的でない事から、Webmasterの冬のボーナス額に見合った程度のナビを新調しようかと思っていたのである。で、この手の車用品だと、横浜よりチバラギの方がマーケットも大きいと判断し、値段も安いのでは無いかと懸念して、少し多めに現金を持っていった。茨城はクルマ好きが多いのか、中古車の価格も東京に比べて安い傾向にある。カーナビも少しは安いハズだ。
・今のカーナビを買ったのは約7年前で、それ以来、新しいナビなど目もくれてやらなかったので、近頃のカーナビ事情はさっぱり解らない。店に行ってみると各社からいろいろ発売されているが、案の定Webmasterの所望する趣向の物は一切無いことが判明した。携帯電話にしてもパソコンにしても、なんでWebmasterの主張する意見はマイナー指向とされてしまうのだろうか?
・まず、価格。8.4inch程度のTFTモニタ付きでDVDで販売価格がなんと参拾弐萬圓と言うのがある。仮に初代プレリュードあたり(シートにタバコ穴とかありそうなヤツ)を5万円で買って、それにこのナビを付けると税金などは考えないとして37万円のプレリュードになってしまうが、キミはそれで本当に良いのか?って感じである。他に気づいたのはDVDの大容量性を良いことに、2Dimentionバードビューを更に進化させ3Dでレンダリングしているのがある。ビルの大きさとかもちゃんと再現しているのだ。これではまるでフライトシミュレーターかエアーコンバットさながらである。そのうちビルや家の柄までテクスチャーマッピングしてトリリニアフィルタリングまで掛けてしまい、もしビルが爆発したらナビの画面でもちゃんと爆発するぐらいにリアルになるに違いない。この3Dバードビューは間違いなくBKである。お前はそこまでしないと目的地までたどり着けないのか?と馬鹿にされていると言う認識を持ちたい。
・ここまでハナシをしてきたが、コレでおおよその近頃のナビ事情は解っていただけたと思う(本当か?)。次にWebmasterの提案するカーナビの本来あるべき機能を述べたい。これを“2000年男モデル”と銘々する。
・まず、カーナビとは運転者を育てる物であるべし。要所要所にてドライバーに課題を出し、失敗をさせて次回への布石とさせるべし。
・地図スクロールは出来るだけ高速とすべし。住所からの検索は遅くても、現在位置からの周囲だけは先読みして展開を急ぐべし。
・ VICSは首都圏を外れると殆ど意味がないと言うが、とりあえず便利ではあると思うので、積極的に採用していくのが良いと思う。尚、VICSはどうやらカーナビのセールスポイントにならないらしく、別段付いているからと言って値段が跳ね上がる事は無い。どうやら付いていて当たり前と言うレベルらしい。VICSにはレベルがあって、レベル1?3まである。FM多重とか、光ビーコンとか様々なインフラから情報を取得するらしいのだが、標準的なものはレベル1(FM多重)で、ビーコンユニット等はオプションだったりする事が多い。
・ 結局カーナビは予算が合わなくて、どういう訳か衝動買いで知る人ぞ知るスターボが\9,800で売られていたので買ってしまう。カーナビとスターボ。どう関係あるのかは不明。電波ヲタクとしてはなかなか快楽グッズである事が判明したので後日これは紹介したい。

23 Dec.2000(Sat.)晴?家の図 (C)ZENRIN
・絶倫電子地図帳:-)
・先日会社の同期から、ZENRIN電子地図帳Z for businessmanなる、まるでスパイグッズみたいな超詳密地図を貰った。図の通り、家の輪郭まで載っているのである。コレさえあれば学校に行くといぢめられるむかつくヤツの家にスカッドミサイル,気になるアノ娘をストーキングなんて事も可能である(笑)。Webmasterの仕事で使っているLet'sNoteはHDDが20GBもあって仕事の内容からするとやや多すぎるので、こういう無駄なデータをVirtualCD革命でCD-ROM4枚分をHDDに格納して、新幹線でバイモール中にこの電子地図帳でトンネルの数とか線路のコーナーリングから探って、自分の位置を確認してこの先トンネルがあるとか、右側に街が見えてくるハズだ等と予想してかなりBKな事をやって暇つぶしをしているのである...
・さて、先週珍しく自分のクルマを稼働させていたが、どういう訳かカーナビが最初のオープニング画面を写した後、画面が真っ暗になると言う現象が起こった。どうやらCD-ROMを読みに行っていない様子。ハードリセットを掛けても結果は同じ。前々からこのような現象はたまに起こっていたが、今回は重傷の様で復帰する事は無かった。仕方なくそのまま放っておいたのだが、今週再度クルマのエンジンを掛けてみようとするとまず最初に室内灯の明かりがぽわーっと光っている。何か怪しいと思いつつ、イグニッションキーをひねるも、案の定“カツッ”と言うだけである。どうやら完全にバッテリー上がりが発生した模様。最初は最近全然エンジンを掛けていないからかと思ったが、先週はしっかりエンジンも掛かったし、何か原因は他にありそうな気配がした。この時はまさかこのブローカーナビが原因とは思いも寄らなかったのである。翌日、電流計にてバッテリからの電流を調べてみた。レンジが500mAまでしか無かったのだが、エンジンも掛けずに何にもしていない状態で軽く電流計は振り切れる。推定1A以上消費している様子。コレでは40Ah程度のバッテリだと2日程度で完全に無くなる。試しに両親のクルマであるカリーの電流を計ってみるが、20mA程度。クルマには時計があるので、それのバックアップ、他にはカーステレオのメモリバックアップ等も考慮してもこの程度の消費電流が妥当である。なんでWebmasterのは1Aも消費しているのだろうか?どこかでボディアースと短絡しているのかとも思って、電流を計りながら各所のヒューズを外して検問してみる。原因はカーオーディオにあるらしく、このヒューズを抜けば消費電流は25mA程度に下がった。ここでWebmasterはピンと来たのである。カーナビはカーステレオの電源から貰っている。カーナビの電源を引っこ抜くとしっかり電流は低下する。先週のナビブローで、CD-ROMを読まなくなったが、ソフト的には電源が切れていない状態らしかったのである。カーナビはアクセサリ電源だけでなく、メイン電源(キーに関係なく、常時電圧が乗っている)も接続していることから、停止中もしっかりカーナビが動作していたらしいのである。
・と言うことで、7年近く愛用していたカーナビは遂に息を引き取ったのである。修理しようかと思うのだが、いかんせん動作がトロいので、ぼちぼち新式に買い換えようかと思っているのだが...(to be continue.)

22 Dec.2000(Fri.)晴
・暫く更新を怠っていた。と言うのもこの2週間ほど異常なほどの出張続きなのである。12/11から長野,12/14から会津,12/16に横浜に帰ってきたと思ったら、翌週またすぐ会津から呼び出し。12/17は西日暮里(鶯谷?)怪しげマックス・パイネデビューとなり寝不足で12/18の早朝帰宅したのだが、その日の会津呼び出しで2日間連続徹夜である。体の節々が痛くなるし、客の薦めでドリンク剤なるものを体内に注入してみるも、Webmasterはサイボーグなのでそんなモノは効力が無い(笑)。会津のクリーンルームでは合間を見てエアーパッキン(通称“プチプチ”)を床に敷いて爆睡すると言う始末である。昨夜は会社の人と上大岡で終電過ぎまで飲み明かし、先輩の家に泊めて貰う。そんなワケで今晩は久々に自宅でゆっくり出来る有意義な夜なのである。
・会津徹夜の時、風呂に入りたかったのでたまたま発見した会津駅からちょっと離れた健康ランドに立ち寄った。心身もボロボロであったので、風呂&サウナに入った後は缶ビールを飲み、ザコ寝スペースのやや臭めなイスであるにも関わらず極上に幸せな仮眠がそこで取れたのである。20世紀最後の幸福はこの瞬間であったと自負している。
・その間執筆活動を怠っていた訳では無い。イソターネットに接続してU/Lするヒマが無かっただけなのである。出張の移動は殆ど新幹線+ロカール電車だったので、十分執筆活動は行うことが出来た。但し、Webmasterは新幹線に乗るとすぐキヲスクに吸い寄せられて缶チュウハイのレモン味かサントリーリザーブの水割り缶とさきイカを購入してしまうのである。Webmasterはビンボー症なので、若干値段が高めの車内販売は好きでは無い。駅構内のキヲスクではAMD Athlon/ROCKET to 1GHzぐらいの速度で自分の肝臓コンディションと乗車時間と車内の混雑具合から適正アルコール摂取量の算出を行うのである。算出がハズれると無理矢理飲んでしまうので一人でベロベロとなってしまうのでJORNADAのキーボードは打てなくなってしまう。
・来週も12/29までひたちなかと新潟。来年は年末年始明けにすぐ名古屋。去年も大晦日はとある薄暗いTOXIC WASTE PLANTで過ごして新年を迎えたが、今年も似たようなモンである。

18 Dec.2000(Mon.)晴 in MAX-PAYNEやまびこ139号 bound for SENDAI.
・いつだったか、携帯電話に3.5φイヤホンジャックがくっついて、わりかし多めのメモリを積んでmp3が再生できる携帯電話が出てくるのでは?と書いた覚えがある。Webmasterの予想では、電波を通じて最新のヒットチャートがD/L出来るとか、未だ9600bps程度のトラフィックしか持たない携帯電話の事情としては若干大胆な予想をしてみたものだが、最近Webmasterの大胆予想の布石となるような携帯電話が登場して盛んに宣伝をしている。ソニーのリーサルウェポンであるメモリースティックが刺さるcdmaOne携帯が発売されたのである。勿論3.5φイヤホンジャック付きでそこにクリスタルイヤホンを刺してゴキゲンなナンバー(PAT.PEND)を聞くことが可能。Webmasterが予想したように、携帯電話は、通話待機・通話中以外には全く持って無用の長物であるのに、なぜかしっかり毎日持ち歩いている。哺乳類がここまで執着して半導体グッズを肌身離さず持ち歩くのは珍しい。JORNADAなら「今日は家に置いてきた」とかザラだが、携帯は「やべぇ今日携帯家に置いてきちまった。」と言う具合である。ここまで待遇の良い携帯電話を、外部からの通信手段だけのデヴァイスとしてしまうのは全く持ってもったいないのである。ソニーのプランニングも、Webmasterと同様な見解からフィードバックされたのは間違いない。
・ただし、ここで断言できるのは、この製品は残念ながら大して売れないと言う事である。理由はWebmasterが“こういうのあったらいいな”と思ったモノだから。Webmasterはどちらかと言うとオヤジ指向で、万人ウケ(以下シャワー)するモノは気に入らないらしいのである。更に、現状だと、近未来的なWebmasterの願望である電波を通じてD/L機能が無いので、携帯電話+mp3風プレーヤの融合価値が半減している。これこそ昔述べた携帯電話にmp3プレーヤを両面テープでくっつけておく程度のモノでしかない。加えて、この様な実用新案的な製品を出す前に、ベーシックであるメモリスティックプレーヤーそのものの売れ行きはどんなモノだろうか?恐らく大して売れてないハズである。メモリスティックなどは著作権保護等はしっかりしているので売れない。ある程度の市場を確保するまでは著作権を無視してマーケットに専念するべきである(危険な発言だ)。ただ、ソニー程の大企業はそんな暴挙に出るのも社会的に難しいところがあったのだろう。
・ちょっと昔、ページャーでニュース配信とかのサービスをやっていた。「ポケベル」と言う言葉も死語になってしまったが、あれはあれでブロードキャストメディアとしては大出力で電波を垂れ流しておけば地下にいてもキャッチできるので携帯電話+mp3プレーヤの組み合わせには格好のインフラである。高校時代にWebmasterはポケベルを所持していたが、文字化けと言うのがあるらしいので、わざと文字化けを起こしてみたかったので電波事情の悪いところで受信させてみたのだが、かなり優秀で文字化けは起こったことが無い。CRCチェックとかやっているのかも知れないのである。ただ、昔のただ鳴るだけのポケベルに始まり、数字や記号が遅れるタイプ・やがては文字が送れるタイプ等とバリエーションは豊富になったが、mp3を送る程の情報からするとバイト数は月とスッポンである。電波垂れ流しでmp3を受信させるのはもう少し技術的なアプローチが必要かも知れない。
・但し、コンセプトは結構イケていると思うのである。ラジオで決まった時間にしか放送しない番組を、その時間に頑張って聞くのより、自分の必要な番組だけ、好きな時間に聞くと言う時間軸を歪ませる事はデンワからイーメールへと変化しつつある現象と同様にそれなりにヒットすると思っているのだが,,,

9 Dec.2000(Sat.)曇
・自分の会社(と言うか、仕事内容)の事をここに書くことはなるべく避けているつもりである。理由は簡単。専門的な内容は閲覧者に対して読書意欲を無くしてしまうだろうと言う懸念があるからである。統計的にこのWebを見てくれている人のキャラクタとしては、パソコンはマザーを買って自作していて、ンはソに,ソはンと呼ぶような人間であるだろう。まぁ早い話が皆ここを訪れるヒトはある程度パソコンの知識は人並み以上にあるモノと仮定している。そう言うわけで、仕事でパソコンを扱うこともしばしばであるが、そういう話題は大いに取り入れる様にしている。他には仕事でどこぞに行ったとか、出張先で客先とベロベロになるまで飲んでグラス+氷+焼酎ボトルを単線2両ヂーゼル電車で飲んだとか、そう言う副次的な内容は盛り込んでいるが、本質的な内容はあまり触れていないのが特徴であると思う。
・で、今回は結構本質的なハナシ。いわゆるジェネラル・コンストラクター「ゼネコン」と言うのは、その会社の従業員でもって全てを担当して、最終的に建物等を建設する事はまず無い。文字通りジェネラルなので、様々な職種の人間が必要であるし、職種毎に従業員を雇っておいて、仕事が無くなったら従業員を遊ばせていると言うのは極めて非効率的であるのは解るだろう。逆に電気製品メーカー等は常に一定の生産量が見込まれるため、自社で工場も持っている場合が殆どだし、よその業者(以後“下請け”とする)にも委託はしているが、ある程度は自社の従業員の手が掛かっている。新大阪駅に本社ビルがそびえ立つキーエンスと言うセンサー屋がFA業界では結構有名なのだが、これはメーカーなのにファブレス(自社で工場を持たず、製造は全て外注)というユニークな経営体制で有名であるが、これは特殊な例である。
・ゼネコンは言い換えれば全て外注の塊である。ゼネコンが元請けなら、下請け・孫請け・曾孫請け(なんて名称あるか知らないが)と、案件の規模によっては4次・5次下請けもザラである。
・特に、日本だと商社の様な商品を流すだけで儲ける会社もあるので、例えばゼネコンが下請けに仕事を出すときも、どこぞの商社を経由したりする事もある。
・こういう縦の階層が多いシステムの場合、仕事を分担して、金も仕事内容によって分散する。建物の建設など仕様によって金額はまちまちであるから見積もりを外注に依頼して、返ってきた見積もりを積算して、後は実際自社で発生する費用を加算して、施主に見積もりを提出する仕組みとなる。次にその見積もりに対して、施主が注文書発行する。この注文書には金額が書かれている。提出した見積もりに対して、その金額のまま支払うのであれば、見積書と同じ金額が書かれている。ただし、多くはこの金額を下回る金額で注文書を切る場合が多い。これはWebmasterが入社して初めて知った名称であるが、“ネゴ”と呼ばれるもので、多分Negotiate(交渉)の略だろう。ネゴとか言うとギョーカイ語っぽいが、つまりは「もっと負けろよ」と言う文句の事である。今の時代は各ゼネコンも仕事を取るのに必死なので、ある程度のネゴには快く応じるだろう。金額で決着が付けば、これでいよいよ本当の仕事がスタートする。
・建設工事が終わると、元請けからそれに並ぶ下請けは「工事終わったから金をくれ?」となる。しかし、元請けも値切られているので、当然下請けに同様のネゴを仕掛けなくてはならない。孫請けも同じく下請けに値切られる。この不景気で施主も金に厳しくなり、元請け・下請け・孫請けも値切られて利益が少ないので、従業員にマトモな給料が払えなくなる。給料が少なくなるとその従業員はモノを買わない。モノを買わないから施主も儲からないので建設業元請けを叩く。悪循環である。
・で、この様な縦の構造が大きい業界は、往々にして調達とか購買部と名乗るネゴ専用部署がある。建設するにあたって必要な資材や作業員の調達をするのだが、資材の納期が遅れたり、作業員の質が悪かった等のネタで支払い金額を減額させる様に交渉するのである。結局、皆自分の会社だけ利益が出れば良いとしか考えてないので、客からなるべく高い金を取り、下請けを叩くと言う鉄則があるのである。
・と言うわけで、我々は何かモノを買うときは交渉して幾ら値切った等で喜んでいるが、これはヤメたほうが良い。またバブル期の夢を見たいなら、モノは全て定価で買うのが良い。しかし、こうなるとモノを横から横に動かすブローカーの利益が増えてきて、モノづくりをしている人たちが恵まれなくなる事になる。どっちが良いのだろうか?

2 Dec.2000(Sat.)晴
・続WindowsCEのナゾ
MediaPlayer forHandHeldPC・Jornadaの面白い使い方を考えてみたい。WindowsMediaPlayer for HandHeldPCと言うのがあって、コレはシステムROMにはイントルされてないので、別途M$のサイトからD/Lする事になる。ちなみに英語版しか無い。Win95だとWinampとかが有名だが、CEだとM$しか頼りは居ないのである。以前Librettoを使ってWinampで携帯mp3電蓄とかやろうと思っていたが、サイズとバッテリの持ちから考えて余りスタイリッシュでは無いし、mp3再生はそれなりにCPUパワーを喰うので、Librettoでは若干厳しい所があった。
・こういう背景から、WindowsCE機でもmp3再生などそれなりのCPUパワーが必要であると懸念され、WebmasterのJornada680は既に2世代前のマシンであるので半分諦めていたのである。で、ダメ元でMediaPlayerをD/Lしてみた。母艦パソコンからインストーラーを実行して赤外線ポートでJornadaへとイントルさせる。で、メモリーカードのmp3を再生させてみると、案外上等な音が鳴るのである。音質・音量的にはスピーカー付き通勤電車用ラジオと同じぐらい。勿論これはJornada底面に装着されているφ15mm.ぐらいの大迫力ウーハーから出力させている所にボトルネックがあるワケだが。いろいろ試してみるがレート192kbpsのモノはどういうワケか再生できなかった。まぁJornada内蔵のスピーカーで鳴らすなら、64kbps/22kHz/monoぐらいで丁度良いだろう。Libretto+Windows98+Winampの組み合わせでmp3を聞くのより幾分か安定して聞くことが出来る。それなりにトロくはなるが、バックグラウンドでmp3再生してエディタで執筆なんて事も可能である。一般的な流行はパームPCにイヤホンを刺して胸ポケットに入れて電車で聞くというのが標準らしい。
・ここで問題なのはJornada680はイヤホンジャックが無い(!)事である。近日発売となるJornada720にはイヤホンジャックがあるので羨ましい限りである。仕方ないのでスピーカーを使った場合のシチュエィションでどういうところで使えるかである。スピーカーでしか聞けないからこれはラジカセとして使うことにしよう。即ち夏のビーチである。他にはナガラ企画中にBGMプレーヤーとして使用するとか。他には最近良く若者がやっている駅等の人通りの多い所で夜踊っちゃったりしているミュージックソースにJornadaと言う提案である。行楽のお供に。レジャーに。Librettoなんかよりダンゼン電池の持ちは良いのだから、使い方はイロイロあるハズだ(?)。

1 Dec.2000(Fri.)雨
・最近寒くなり、“率先90me”ではちょいと厳しい季節である。仕方なく電車で会社に向かうことがしばしばとなった。それはそれで安全だし、なんと言ってもJornadaを使う時間が出来てなによりである。先日初めて横浜市営地下鉄に乗って往復したのだが、どちらもラッシュ時であるにも関わらず往復共に座れると言う極めてラクシャリィ電車である事が判明した。今後はあの横浜線など使わない方が良いかも知れない。但し、地下鉄は定期の値引率が悪いため、定期を買う気にはどうしてもなれない。
・で、WeindowsCEでは、WysiWygなHTMLエディタが無い。あったとしても恐らく描画に偉く時間が掛かってしまうだろうからダルくなるだろう。TrueTypeのベクトル計算を行うにもそれなりに時間が掛かるのである。で、WinCE用HTMLエディタを探してみると、シェアでもって「タグ挿入型HTMLエディタ」と言うのがいくつかある。これは普通のテキストエディタなのだが、ツールの中にタグの種類を選択出来るようになっており、選択するとその開始タグと終了タグがピコンと出てくる。WebmasterのこのページのようにString型なWebページを作成するならはこの程度のモノが最適である。しかし、そのシェアのエディタは行数が多くなってくるとどんどん動作がトロくなるのである。画面いっぱいに文字が並んでしまうとこれまた実用に耐えないレベルまで遅くなる。Win95/NTのNetscapeComposerも適当に改行を入れてやらないとトロくなるが、こっちのはどっちにしてもダメ。改行と言ってもHTML言語の改行じゃなくてCR+LFの改行である。
・仕方ないので最初からROMで入っているPocketWordでテキストエディタとしてタグまで自分で記述してやろうじゃないかと言う事になる。MSWordを使用するのは若干不本意ではあるが、現在適当なテキストエディタがコレしか無い。こうすると自分の頭の中でWysiWygしてやらないといけないのでそれなりに脳味噌にキャッシュが必要だ(笑)。あとタグライブラリも脳味噌のカーネルに常駐しておかないといけないのでそれなりにリソースを喰う。まぁこの辺はヒトの特性である「慣れ.dll」があるのでメモリの容量として表せないトコロがある。
・じゃあHTMLの知識をちょっとは覚えなくてはイケナイと言う事になる。昔、家具とか電気製品のリサイクルを販売しているお店に立ち寄った時、家具類が大量に陳列されている場所にどういうワケかJUSTSYSTEMの発売する“ホームページ作りのすすめ”なる本が売られていたのである。値段は\100.中身を見てみるとI.E.はVer2.0でNetscapeも2.0と言う結構古い頃のモノだ。ただ、さっきも述べたようにWebmasterのページは特に特殊な事をしていないので、この頃のタグだけ使用できれば充分なのである。当時買ったは良いが、そのまま部屋の片隅に放置していた。今更になって読んでみると、それなりに基本的な事が色々書いてあって結構役に立つ。今までHTMLのソースなど殆ど見たことの無いWebmasterだが、NetscapeComposer等のWygiWygなHTMLエディタを使用していると、ソース内に多量の無駄タグが目立つ。何かこれを見ているといかにもWeb初心者的なソースである。まぁ高級HTMLエディタばっかり使っているので自業自得であるが...もっと回線にローインパクトなWebpageにすべく、贅肉をそぎ落としたいと思ってしまう今日この頃である。


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