96年5月
熊野〜十津川の旅
前月のQラリー伊勢志摩編で1日に走行時間10時間以上、600キロ以上走行(詳しくはこちらで)というのに懲りたので、
今回はテント持参で臨んだ初のキャンプQラリーとなりました。

 家を10時前頃出発、阪神高速〜西名阪と乗り継いで郡山ICで降りる。国道24号を南へ向う。畝傍で国道169号に入り、第1CP池原ダム目指して走る。橿原の辺りは交通量が多く車も渋滞していてペースが上がらないが、壺阪山を過ぎると道も空いてきてペースがやや上がる。
 吉野を過ぎると道は、いよいよ山中に入り険しい道が続いていく。大分整備はされたとはいえ、まだ1車線のところや、片側対面通行のところもあって、酷道と言われる国道169号の厳しさを知る。
 2時間以上嫌になるくらい山道を走って、第1CP池原ダムに2時過ぎごろ着いた。Qの丸い石をチェックしてすぐにスタートする。
 途中で国道309号に入り、熊野市で国道42号に入り、第2CP獅子岩に向う。
 第2CP獅子岩は、その名の通りライオンのような形をした岩だった。

県道141号を走り新宮へと向う。熊野市郊外の追い越し禁止の地点で前を走る遅い車を抜いたら、ちょうどその場所に警官がいて停止を求められたが無視して逃げた。しばらく飛ばしてミラーを見たら追いかけて来ていなかったのでスピードを緩める。4月のQラリー中長浜で、スピード違反で捕まってからまだ2ヶ月経っていなかったので、ここで捕まる訳にはいかなかった。だがいつも逃げられるわけではないので、その後は違反しないように注意して走る。
 新宮市内のCPをチェックしてOPTの太地へと向う。国道42号を走っているとついに雨が降ってきた。
 OPTの梶取岬は雨のせいか誰もいなかった。鯨供養塔の前で写真をとり再び新宮に戻る。
 

 新宮で国道168号に入り最終CPに向う。
 最終CP熊野本宮大社に着いたのはもう5時半ごろだった。神社に隣接する売店樹の里でQをチェックする。遠方で梅雨時のせいか、土曜日だというのに今日は、他のQラリーストには一人も出会わなかった。
 樹の里でめはり寿司など食料を買い込んで、川湯温泉のキャンプ場に向う。大雨の中ずぶ濡れになりながらテントを張って、隣接する公衆浴場で温泉に入る。
 テントに戻るともう辺りは真っ暗で、食事をしてから、テントに落ちる雨粒の音をBGMにして寝た。

雨の中テントを撤収して8時半ごろ出発する。もう体中雨でびっしょり濡れている。
 国道168号を北に向かって走る。時折深い緑色の十津川の水面が見える。道の両側には切り立ったような崖が続いている。
 雨がだんだん小降りになってきて、谷瀬の吊橋に着いた頃には雨はすっかり上がっていた。
 谷瀬の吊橋を渡る。この橋は地元の人にとっては生活道路の一部で、バイクでこの橋を渡るそうだが、歩いて渡っても結構揺れて怖かった。足元を見ると下のキャンプ場でキャンプしている人が豆粒位の大きさに見えるが、それがより一層高さを感じて、怖さが増す。
 

 再び国道168号を北に向かう。いくつか長いトンネルを抜けると道は幾分緩やかになり、五條の市街地が近づいてくる。
 五条で国道310号に入る。しばらく走ると道は金剛山地に差しかかり急坂にコーナーが連続する。 県境を過ぎ、しばらく走ると道はなだらかになる。
 河内長野で国道170号に入り、富田林で国道309号に入る。
 三宅ランプから阪神高速に乗って、そのまま高速で武庫川ランプまで走り、家に帰った。

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