松丘小学校5年1組 あゆさん、えりさん、しーさん、ホチョノさん 橋本先生へ
お元気そうで何よりです。電子メールありがとうございました。
沖縄は連日25度を超える夏日が続いていますが、東京はいかがですか?
では、ご質問ですね、さっそく分かる範囲でお答えいたします。
>1、沖縄の人口は、何万人ですか?
1997年2月現在、1,285,741人です。
たぶん、2000年には130万人に達するでしょう。
>2、沖縄の有名な行事は何ですか?
ハーリー 5,6月頃
沖縄各地で行われるハーリーという、手こぎの船を使った船のレースです。
約600年前に、中国から伝わったと言われるレースですが
香港のドラゴンボートレースにとても似ています。
ハーリーが終わる頃、梅雨が明けて沖縄には本格的な夏がやってきます。
那覇(なは)大綱ひき 10月10日頃
長さ160メートル、重さ18トンの大綱を、東軍、西軍に分かれて
引き合うお祭りです。誰でも参加することが出来ます。
この、大綱ひきは、世界一ばかりを集めたギネスブックにものっています。
那覇マラソン 12月
ハワイの、ホノルル市と姉妹都市になったことを記念して始まりました。
そのほか、宮古島トライアスロンや、自転車競技のツールド沖縄ほか
たくさんのスポーツの国際競技が行われます。
嘉手納(かでな)カーニバル 7月はじめ
アメリカ軍嘉手納空軍基地の、"アメリカ建国記念日"のお祭りです。
このお祭りのある3日間だけは、日本人も基地の中に招待されて、ゲームや
コンサートや、屋台の食べ物などで楽しみます。
基地ごとのお祭りは嘉手納基地だけでなく、他の基地でも行われます。
横須賀や、横田基地にも同じようなお祭りがありますね。
>3、沖縄の名物は何ですか?
これは本当にたくさん有ります。
沖縄料理と呼ばれる食べ物の中には、豚の料理がよく
出てきます。その他、変わった野菜も料理します。
豚の角煮(ラフテー)や、あばら肉(ソーキ)を使った料理とか、その他にも
沖縄では、豚のどこも残すところが無いくらい全部、料理に使います。
沖縄そば うどんのような太く白いメンを使い、豚の三枚肉や、ソーキ、内蔵
(なかみ)をのせて食べます。美味しいですよ。
豆腐よう お豆腐を、泡盛という沖縄のお酒につけこんで、紅麹(こうじ)で
着色した、赤いお豆腐です。ワサビ漬けのような臭いです。お酒の好きな人は
大好きなようです。
泡盛 沖縄のお酒です。タイ米を使っているため、独特の臭いがありますが
これを倉や、鍾乳洞の中で何年も寝かせて、古酒(クースー)という美味しい
お酒にします。30年以上も寝かしたお酒が今も残っています。
あと、沖縄の美味しいビールはオリオンビールです。
ゴーヤーチャンプルー ニガウリ(ゴーヤー)を使った、野菜炒めです。
最初は私も、ちょっと苦いなと思いましたが、今は大好物です。
ナーベラ・ンブシー これはへちまの炒め物です。皆さん、へちまは知って
いますよね?へちまが、なすびくらいの大きさになった頃が食べ頃です。
サーターアンダギー 沖縄のドーナツです
黒糖 どんなお菓子にも使われるお砂糖の原料の、サトウキビから採った
最初のお砂糖です。サトウキビは沖縄の特産物で、たくさん畑があります。
ブルーシールアイスクリーム 毎日食べても良いくらい美味しいアイスです。
パイナップッル 沖縄の暖かい気候で育った甘いパインは、そのまま食べたり、
カステラや、ジュースにしたり、パインでお酒を造ったりもします。
紅イモ サツマイモの原種、おイモの身が紫色をしています。美味しいですよ。
その他では
琉球ガラス もう使わないコーラの瓶などを、溶かしてガラス工芸として
再生した物といって良いかもしれません。リサイクル工芸品ですね。
焼き物 沖縄には古くから焼き物の町がたくさん有ります。丘の斜面に作った
伝統的な登り釜で焼きます。有名な焼き物はシーサー(獅子)像です。
シーサーは守り神として、家の屋根の上や玄関に、今でも置かれています。
紅型(びんがた) 沖縄独特の、着色織物です。その昔、琉球国の、王族や、貴族
だけが身につけることが出来ました。今はお土産でも売っています。その他にも
織物には、帯のようなミンサーと呼ばれる物の他、たくさんあります。
琉球舞踊 琉球王朝時代の宮廷の踊りや、豊作の喜びの踊りや、結婚を祝う踊り
そして、たくさんの琉球の歌があります。
名所としては、琉球の城の首里城、玉泉洞(ぎょくせんどう・鍾乳洞)、万座毛
(まんざもう・海の見える絶壁)他たくさん自然の綺麗な名所があります。
那覇公設市場 沖縄の人が食べる食材が、たくさん見られます。豚や、魚や、
お菓子、果物、色々ありますよ。見てるだけで楽しいです。中には海ヘビや、
ハブ(毒ヘビ)の粉なんかも売っています。
4、生活の中で工夫していることは、何ですか?
沖縄は、南の島ですから、夏から秋にかけての台風の影響をたくさん受けます。
そのため、風から家を守ることが必要です。昔から沖縄では家を、石垣で囲んで
そんな台風からの被害を避けてきました。今は建物も丈夫になり、石垣のある家は
減ってしまいましたが、小さな島や、村に行くと、今も見ることが出来ます。
ただ、そうした石垣の石と石の間に、ハブ(毒ヘビ)が住みつくことがあります。
そのため、石垣を、ブロックに変えたり、石垣の隙間を、コンクリートで固めたり
しています。
|