☆ナースセンターに呼ばれて(家内と息子)

担当の先生>   岡田さんの場合、(MRIの写真を見ながら)脊椎とかヘルニアの心配はまったくありません。しかしよーく見てください。ここの部分が白くなっています。これが原因だと思われます。現在何の回復も無いと言う事は、98パーセント車椅子、大小の排泄の垂れ流しを覚悟してください。何か質問ありますか?

家内> ?????内心何の事やらさっぱりわからん。何を聞いて良いものやら?そしたら、一生車椅子で、垂れ流しと言う事ですか?

先生> そうです。

息子> それを誰が、本人に話すのですか?

看護婦さん> それは先生が徐々に話しますし、私たちも、それとなく話しますので心配しないで下さい。

家内>・・・(事務的で、こんな冷たい言い方って許せない)あの看護婦さんの顔は一生忘れないと思った。
(先生、看護婦さんは、個々の患者に、想いを入れない事が原則)

息子> (じゃどうするんだ!あのままほって置くのか?)むなしさを感じたそうです。

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☆家族会議

息子> 昨日先生から、あんなふうに言われたけど、皆どう思ってるの?このままでいいの?俺は、駄目だと言う病院には置いておけないと思う。病院を代えようと思う。

娘(S、37、生まれ、嫁いでいる)> 代えると言ってどこに代えるの?いい病院でも知っているの?代わる限りは、よほど信頼の出来る病院じゃないと困るし。

息子> とにかく探してみよう。それにはお金もかかると思うので、家と店を売ろうと思うけど、あんたらどやねん!

家内> そりゃお父さんが、買った家やし、お父さんが作った店やから、私はいいと思うけど、どこの病院に代わるかが問題、心当たりでもあるの?

息子> ぜんぜん解らん、これから友達とか、風呂屋のおっちゃんとかに聞いてくる。

娘> でも、おとうちゃん、帰ってきて、店無くなっていたら、悲しいやろうし、淋しいと違う!

※ こんな話し合いが延々と続いたそうです。私はぜんぜん知りませんでした。

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