カルカソンヌ・ルール和訳

◆ドイツのボードゲームが好きな人にはおなじみの「カルカソンヌ(Carcassonne、以降『通常版』と表記)」、そして「カルカソンヌ拡張セット(CCErweiterung、以降『拡張版』と表記)」のルールと操作法の説明です。


プレイ人数とゲームの目的

 2〜5人。タイルを配置して道・城・修道院をつくり、なるべく多くの得点を得ることが目的です。

ゲームの流れ

1: 自分の番が来たら、タイルを一枚自動で引いてきます。引いてきたタイルは右下に表示されます。

2: 現在フィールド(画面の左側です)に置かれているタイルに隣接するように、タイルを配置します。ただし、隣接するタイルと置くタイルの道・城・草原はつながっていなくてはなりません。例えば、置かれているタイルの城の部分にタイルをつなげたい場合は、置くタイルの城の部分がそこに接するように置かねばならないのです。

 右下のタイルの上の青い矢印をクリックするとタイルが90度ずつ回転するので、置く向きを調節した後でフィールドの置きたい場所をクリックしてください。その場所にタイルを配置します。一度配置すると取り消すことは出来ませんので、気をつけてください。

3: タイルを配置したら、部下を置くかどうかを決めます。部下が置ける場所に小さい四角が現れますので、置きたい場所をクリックしてください(もし「拡張版」の大ゴマを使いたい場合は、右上の大ゴマをクリックしてから、置きたい場所をクリックしてください)。部下が置けない、もしくは置きたくない場合は右下の赤い「X」をクリックしてください。

 部下は、すでに誰か他のプレイヤーの部下がいる道・城・草原には置けません。

4: 次の人の番になります。ただ、この時点で完成した場所があるなら、そこの得点を清算し、その場所の部下を持ち主に戻してから、次の人の番になります。

5: 以上1〜4の手順を繰り返し、タイルがなくなったら未完成の道・城・修道院、そして草原の得点を清算し、最終的に一番得点の多かった人が勝者となります。

得点計算について

道: 道はその両端が交差点や城などで途切れた時、もしくは両端同士がつながった時に完成し、その道を構成するタイルの数がそのまま得点となります。未完成の道も同様に、その道を構成するタイルの数がそのまま得点となります。

城: 城はその城壁が途切れることなく一周するようにつながり、かつ内部に隙間がない場合に完成したとみなします。その城を構成するタイルの数に紋章(盾のマーク)の数を加え、それを2倍したものが得点となります。ただし2枚のタイルだけで作られた城は、4点ではなく「2点」になります。未完成の城は、タイルの数と紋章の数の合計がそのまま得点となります。

修道院: 修道院はそのタイルの周囲8マスがすべてタイルで埋まった時に完成し、9点を得ることになります。未完成の修道院は、修道院自身を含め周囲に置かれているタイルの数だけ得点となります。

草原: 草原に置いた部下はゲーム終了まで戻りませんし、その得点はゲーム終了時にだけ計算します。草原に接している完成した城1つにつき3点の得点となります。ただし、同じプレイヤーは同じ城から2回以上得点を得られません。

※ 2人以上のプレイヤーの部下がいる場所では、その場所に部下を最も多く配置していたプレイヤー(そうしたプレイヤーが複数いる場合には、その全員)にだけ点数が入ります。例えば赤の部下2人、黄色の部下1人のいる城が完成した時は、赤のプレイヤーにだけ点数が入ります。また赤の部下2人、黄色の部下1人、緑の部下2人のいる草原からは、赤と緑のプレイヤーだけが得点を得ることが出来ます。

対戦画面の説明

対戦画面です

 左側がタイルを配置していくフィールドです。フィールドのタイルの置き具合によって自動的に縮小表示していきます。

 右上にあるのがプレイヤー情報です。各色プレイヤーの名前、現時点の得点、現在手元にある部下の数が表示されています。手番プレイヤーの名前の前後には*マークがつきます。また拡張版では、大ゴマと普通の部下のどちらを配置するかを、希望する方をクリックする事で切り替えることが出来ます。

 その下にあるのがズームスイッチです。1〜4のスイッチが拡大スイッチで、クリックすると左側のフィールドを拡大表示します。拡大表示中は、左側のフィールドでドラッグすることにより表示位置を移動させることができます。フィールド全体を表示するように戻したい場合はAのスイッチをクリックしてください。

 さらに下にあるのがタイル情報で、現在置こうとしているタイルとその向きが表示されています。タイル上の青い矢印の両端をクリックするごとに、タイルが90度回転します。タイル右下の数字は、これから配置するタイルも含めた、残りタイルの枚数です。なお、タイル左下の「Zurueck(戻る)」をクリックすると対戦画面から抜けてしまいますので気をつけてくださいね。

拡張版での追加ルール

大ゴマ: 大ゴマは得点が発生した際に、部下2つ分とみなします。ただし得られる得点が2倍になるわけではありません。あくまで、得点が発生した場所にどのプレイヤーが一番部下を配置しているか判定する時にだけ、大ゴマの効果が発揮されるわけです。

湖つきの道: 湖つきの道は、完成すると通常の道の2倍得点が入ります。ただし未完成に終わった場合、この道からは得点を得られません。またT字路型の湖つきの道は、湖が接している道1つのみにこの効果が発生します。

大聖堂: 四方が城につながるタイルの一種です。大聖堂が含まれた城が完成すると、タイル数+紋章数を3倍した得点が入ります。ただし未完成に終わった場合は、この城からは得点を得られません。

※ 直線の道路の両横に城があるタイルがありますが、この道の中央は交差点とみなします。


川タイルを使って遊ぶ方法

 通常版・拡張版のどちらでも、「/option fluss」とコマンド入力してからゲームを始める事で、川タイルを使ったゲームを遊ぶことが出来ます。

 このゲームはまず順番に12枚の川タイルを配置していきます。川タイルは、川がUの字にならないように配置しなくてはなりません。川タイルの道・城・修道院・草原に部下を配置することも可能です。全ての川タイルが置かれたら、後は普通のゲーム通りに進行します。


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