もう一つ予想外だったのは、チェコがドイツ相手にとんでもない激戦をしたこと。もともとドイツのほうが地力もあり、ホームの有利も当然あるから、楽に勝つものだと思っていた。
GER3 (25-20, 28-30, 25-22, 25-27, 15-13) 2CZE
この先、ドイツ・ブルガリアに加えてチェコまで気が抜けないとなると、日本が次のラウンドに進むのは絶望的なほど厳しく思える。
もうすぐ日本戦の放送が始まるので、日本戦以外の気になった結果だけメモ。
Pool C: USA3 (22-25, 25-22, 25-23, 19-25, 15- 8) 2RUS
結果を見た瞬間、ロシアがついにやってしまったかと思った。ロシアは昨シーズン以来アメリカをかなり苦手にしている。また、シャチコワの離脱以来、崩れると立て直しがきかない。
しかし、次の瞬間気がついたのは、この試合は負けるが勝ちということである。
もしC組を1位で通過した場合、次のラウンドではD組1位(中国がほぼ確定)と同じ組に入れられてしまう。C組2位通過の場合、次のラウンドの対戦はA組1位(順当ならイタリア)と同じ組である。イタリアも手強い相手だが、本気で優勝を狙うのなら、こんな早い段階で中国と対戦するのは馬鹿である。
旧ソ連時代以来、ロシアは、この種の戦略にかけては上手いようだ。
CHN3 (25-23, 23-25, 25-17, 25-23) 1BRA
中国が、世界一に向けて第一関門を突破である。
BUL3 (25-19, 25-22, 25- 9) 0CZE
昨日はゼトバにエンジンがかからずどうなるのかと思ったけれども、やはりブルガリアは相当の難敵のようだ。
まずは、第2ラウンドの組み合わせを記す。現時点でほぼ確定と思われる順位には、国名を入れている。
第2ラウンド組み合わせ
E組: A組1位、B組2位、C組2位=ロシア、D組3位
F組: B組1位=韓国またはオランダ、A組2位、D組2位=ブラジル、C組3位
G組: C組1位=アメリカ、D組1位=中国、A組3位、B組3位
まず、前日の書き込みで、A組の1位は順当ならイタリアと書いたけれども、これは撤回しなければならない。第2ラウンドでわざわざロシアと当たりに行く馬鹿はいないからである。昨日ロシアがアメリカに負け、中国との対戦を回避したのと同じ理屈である。
現時点では、キューバのB組1位の可能性はほとんど消えたと考えてよい。カナダにも2セットを落としており、セット率でも不利である。B組の1位は韓国が有力、オランダにも可能性がある。いずれにせよ、F組には、イタリアを脅かすほどのチームは来ない。イタリアは、A組の2位になってF組に回れば、第2ラウンド1位で準々決勝に上がれる可能性が極めて大きい。
イタリアの対戦順は、本日がチェコ、最後2日にドイツ・ブルガリアとの連戦を残している。すなわちこれは、この組の順位を自由に変更できることを意味する。とすれば、イタリアが、本日のドイツ対ブルガリアの勝ったほうにA組の1位を譲る可能性は高い。
この先、B組のチームにとっては、高い順位で進出するほど次のラウンドで有利になる。特に、この組の3位になれば第2ラウンドで中国・アメリカと同組、ベスト8が極めて困難になる。韓国・オランダ・キューバの順位争いが激しくなるはずだ。
また、イタリアの意向にかかわらず、本日のドイツ対ブルガリアが事実上ベスト8をかけた対戦になることに変わりはない。
舞台準備は整った。ここから先が本当のガチンコ勝負である。
ここまでの仮定による決勝トーナメント予想
準々決勝 準決勝 決勝
E組1位=ロシア vs F組またはG組の3位 ロシア対中国 ロシア対イタリア
ロシア優勝
G組1位=中国 vs E組2位=ドイツ(or ブルガリア)
F組1位=イタリア vs E組またはG組の3位 イタリア対ブラジル
F組2位=ブラジル vs G組2位=アメリカ
・プエルトリコがドミニカ相手に予想外(と言っては失礼か)のストレート勝ち(25-19, 28-26, 25-22)。C組の3位戦線になぐり込みをかけている。
・ギリシアは地味に2連勝。欧州選手権以降さえない成績が続いていたものの、世界選手権予選最激戦区を1位で抜けたチームは、やはり侮ってはならない。ポーランドは大エースのグリンカがほとんど出場していないため、このままならギリシアがこの組の3位抜けの可能性が高い。
・オランダはレフェリンクが復帰、しかしブリンクマンが外れている。キューバの駄目さ加減と合わせて、B組は実にさえないグループになってしまった。
・(訂正)ブルガリア対チェコの第2セットのスコアは、正しくは25-23です。お詫びして訂正します。
久しぶりにやって来ました。
今日のガチンコ2試合はどうですか?解説もよろしくお願いします。
●ドイツ−ブルガリア
ブルガリアの方が好調そうだが、ドイツも地元だし意地を見せるだろう。
ただパハ−レ抜きでは迫力を欠いているのではないか?
●キューバ−オランダ
キューバの調子は相当に悪そう。ただ負けると3位なので今日は頑張るはず。
レフェリンクの調子はどうなんでしょう。
障子さん、こんばんは。
キューバ対オランダは解説する前に結果が出たので、ドイツ対ブルガリアに話を絞ります。
実力的に言って:
ここまでの試合は、意外と、昨年の欧州選手権の順位通りに進んでいる。とすると、当然ブルガリアが優位である。しかし、当然ながらドイツのホームアドバンテージは侮ってはならない。
(欧州選手権と比較して、まずいと思われるのはグリンカ不在のポーランド、立て直しできそうなのはギリシア)
ここまでの2試合、統計を見ると、ゼトバの数字が全く上がらない。この組の下位が予想される2チーム相手で、決定率は3割台である。その代わり、センター線がスパイク・ブロックとも活躍し、ゲルマノバも好調である。ゼトバの状態を悪い材料と見るべきか、切り札を使わずに楽に勝ったことを好材料と見るべきか、はっきりしない。
ここで一つ付け加える:
キューバがオランダにストレートで快勝した。(25-19, 25-19, 25-20)
韓国対オランダがまだ残っているが、これでどうやら、B組の1位韓国、2位キューバ、3位オランダは確実と思ってよさそうだ。他会場の結果がどの程度遅れて伝えられるのかは分からないが、遅くともドイツ対ブルガリア戦の早い段階で、この結果が入るのではないか。とすると、キューバの調子が次第に上がってきたことを踏まえ、ドイツはこの試合にあまり勝ちたくないと考えるかもしれない。
(E組はロシア・キューバ、G組は中国・アメリカ、それならGのほうがまだましと普通は考えるだろう)
ブルガリアは日本戦という懸念材料を残しているため、選択の余地はない。とにかく勝ちに行くはずである。
# ただし、ブルガリアがドイツに勝って日本に負けると、各チーム(特にドイツ)にとって面倒な事態が発生するが、時間がないのでここの考察はパス。前段で「かもしれない」と曖昧に表現したのはそのため。
よって、ブルガリアの勝ちが濃厚と読む。
リアルタイムスコアボードによると、26-24, 25-23, 25-20のストレートでブルガリアがドイツを下した。
ドイツ対ブルガリア点数経過メモ
第1セット: 1-3, 3-4, 3-7, 4-8, 4-9, 4-10, 4-12, 7-12, 8-12, 9-13, 10-16, 11-17, 11-18, 13-19, 15-21, 18-21, 20-22, 22-24, 24-26
ブルガリアがロケットスタートを見せて12-4と大量リード。いったんは追い上げられるが18-11と再び突き放す。ドイツお得意の終盤での粘りにあうも、デュースで三度突き放した。
第2セット: 1-1, 3-3, 6-6, 8-7, 10-10, 11-12, 13-16, 14-19, 16-19, 18-21, 20-21, 20-22, 23-24, 23-25
中盤まではほとんど差がつかない展開、そこからブルガリアが抜け出し、19-14の5点リードとした。そこから21-20の1ブレーク差まで追い上げられるものの、この差を守りきった。
第3セット: 2-0, 2-2, 4-3, 5-6, 7-7, 8-7, 8-8, 10-10, 14-11, 15-13, 16-13, 17-14, 18-16, 18-17, 18-18, 18-20, 19-21, 20-22, 20-25
中盤、この試合(多分)初めてドイツが3点リードと先行した。得意の終盤の強さから考えて、このセットはドイツがとるかとも思ったが、18-15(または16)からよもやの連続失点。最後もブルガリアの連続得点で、ストレート勝ちをおさめた。
ブルガリアがどうせ勝つのなら、これでよかったと思う。というのは、これでブルガリアの第2ラウンド進出がほぼ確実、モチベーションが下がるはずだからだ。(最悪はフルセットでブルガリア勝ち)
しかし、日本にとって、ブルガリアがガチンコ勝負では勝ち目のない相手であることははっきりした。
フルメンバーがそろえば、ブルガリアはかなりやるのではないかと密かに期待していたのだが、ここまでは期待通り、いや期待以上かもしれない。
↓の書き込み、うがちすぎだった気がする。
しかし、イタリアあるいはドイツのようなお金のある国に比べて、ブルガリアの場合、このような国際大会でよいところをできる限り多く見せて、よいクラブチームに移籍させなければならない。
つまり、全部の試合に勝ちにいく可能性が高い。
ARG2 (25-23, 23-25, 19-25, 25-17, 13-15) 3PUR
プエルトリコがなんと3連勝。
ひょっとしたらケニアにも負けるのではと、失礼な予想をしてしまったのだが、これで第2ラウンド進出の快挙を確実なものにした。
ytori@BJFC様、お久し振りです。お返事の事はお気になさらずに☆
フィギュアの件ですが、8月22日の読売新聞の記事以来、私は新聞でこの事件が扱われるのを見ておりません。テレビも同様ですし、インターネットでもまだ新しい情報を見ていません。それだけに、余計に不安になります。FBIの動きはどこまで進んでいるのでしょう。エレナ&アントン、アニッシナは、それぞれ北米のメディア等を相手取り、名誉毀損で告訴をするそうですが、果たしてどうなるのでしょう。そして、今後の彼ら、ひいてはロシアとフランスのスケート連盟の立場は・・・?
それにしても、日本の一部のメディアの対米追従ぶりは情けないを通り越して悲しいです。SLCの時は朝日新聞が、かなりアメリカ・カナダ寄りの論調でムカムカしましたし(でも毎日の村田隆和氏のように、わりと冷静な報道をして下さった方もおられた)、トフタホノフ容疑者の起訴が決まった日には、なんとNHKまでが、例のベレズナヤたちのミスシーンばかりをクローズアップして取り上げており(ミスした分のTMはちゃんと引かれているのだから、本当に不適切かどうかはまだ分からないのに!)・・・もう、何と言ってよいのやら。
ところで、今になってロシアの審判が言い出してきましたが、「アメリカのジャッジが、ロシアと中国の審判に5・8以上を与えるなと圧力をかけてきた」というのは本当なのでしょうか。
長々と愚痴っぽくなってしまい、すみません(−−)
ところで、今はバレーボール世界選手権の最中ですね。私はテレビでの試合は全く見ていなかったのですが、ytori様の解説を、とても興味深く読ませて頂きました。何だか面白い展開になってきたようですね。これからどういう結果が待っているのでしょうか。楽しみです♪
火ノ瀬流さん、レスありがとうございます。
とにかく、女子バレー世界選手権のグループリーグ終わるまではこのペースで突っ走り、ちょっとフィギュアの話題には入れそうにないですが。
JPN3 (16-25, 25-22, 25-20, 25-22) 1BUL
本日の日本対ブルガリアの対戦を考察すると、まずはセッター小玉に交代したことが全ての流れを変えた要因だったと言える。とにかく、攻撃の流れが全く違う。ここまで今ひとつ乗り切れてなかった熊前、戦犯名指しされていた大友とも、実に気持ちよく打っている。セッター大貫に固執していたら、ストレート負けは確実だっただろう。
また、3試合目までの集計を見ても、ブルガリアのサーブレシーブが悪いことははっきりしており、それを突くことができたのも勝因である。
グループの戦況を考え合わせると、すでにご指摘のあった通り、ブルガリアは1セットを獲得した時点で、第2ラウンド進出確定した。このリーグの上位は負けるが勝ちの奇怪な状況に陥っているため、ブルガリアにとってはもはや1セットとる必要すらなかった。そのあたりの要因が微妙に影響して、土壇場からの逆転が起きた。
それにしても、なぜ直前になってセッター大貫などと考えたのか。それこそ、気が狂ったとしか思えない。五輪最終予選時のクロアチア以上の無計画・無軌道である。
さて、日本が連取した3セットしか見られなかったけれども、その中でも、ブルガリアがここまで3連勝した理由はうかがえた。まずは高い。ブロックの高さはこのグループの中でも最も高いと思われる。さらに、攻撃の威力もこのグループでは最強だろう。どの選手をとっても打球の威力はかなりのもので、ゼトバのワンマンチームという見方は撤回せざるを得ない。(ゼトバの強打を味わえなかったのは残念だったが)
しかしながら、バレーが粗っぽく、特にサーブレシーブには難点を抱えたままである。これは4年前とあまり変わっていないようだ。また、フェイントはほとんど使わない。
なお、今大会のブルガリアは、意外とサーブを強く打っていないようだ。これは日本戦だけでなくそれ以前の試合の数字でもうかがえたことで、エースも少ない代わり、ミスは極端に少ない。
ITA3 (25-18, 31-29, 25-22) 0GER
ようやく予選A組の落ち着くところが見えた。
ちなみに、イタリアがドイツ戦に手を抜くことはあり得なかった。なぜなら、ここで負けると、最も重要なポジション(A組の2位)をとれなくなるからである。
イタリアがドイツに(万が一)負けていた場合を考える。翌日のブルガリア戦に勝つと、当然貧乏くじのグループ1位になる。それに対し、ブルガリアに負けると、グループの3位になってしまう。(この場合、1位はブルガリア、2位はドイツになると思われる。)
(さすがにストレート勝ちはないと思ったが・・・というのは、3タコにしてしまうと、これも翌日のブルガリア戦でストレート負けしか順位逆転の可能性がなくなり、面倒なことになる。しかしそれをやってしまった。)
いずれにせよ、ドイツが負ければ、日本にはその時点で自力3位の可能性が出るわけで、本日の手応えからすれば、チェコには問題なくストレートで勝てるはずだ。逆にドイツにとっては、この試合で負ければほぼ第2ラウンド進出の可能性はなくなる。実にグループ最大の山場はここだった。
しかし、政治的工作入りまくりのリーグになりそうだ。そもそも、予選リーグが4グループで、それを次のラウンドで3グループに絞るという時点で、矛盾が出てこないはずはない。さらに、開催国は最上位シード扱いの優遇があるから、必然的に面倒なことが起きる。
さらに、事態をやっかいにしたA級戦犯はキューバである。素直に全勝すれば、ロシアがグループ2位をとって、第2ラウンドE組に動くだけですんだ(これは、99%狙ってやったのだと思っている。)。キューバが韓国に負けるからさらに複雑怪奇になったわけだ。
乱文がさらに続きますが、もうしばらくおつきあいください。
表向きの順位で物事を考えるから奇妙に見える。
最も実力のあるチームが、最も有利なポジションをとると考えてみよう。とすれば、イタリアがこの状況で2位をとる(第2ラウンドF組に回る)というのは、予約されていると思ってよいかもしれない。
とすれば、ブルガリアと日本には、残る2つのポジションしかない。この2チームが逆転する可能性は既にないので、ブルガリアが1位でE組に、日本が3位でG組に行くことになる。
これは、逆になるよりは、両チームにとって幸せであるような気がする。
強打だけのチームなら、高いブロックと食らいつく攻撃力で対抗できるのがブルガリアである。これは4年前からそうだった。一方、早いコンビを使うチームには弱い。(これは、世界大会出場が少なくアジアのチームと対戦がほとんどないという事情から考えて、必然とも言える。)
とすれば、中国・アメリカのG組に行くよりは、ロシア・キューバのE組のほうがまだましだろう。(特に、中国は絶対対戦したくない相手のはず)特に、今シーズンのキューバ相手なら、ミスを先に出さなければ面白い試合ができるかもしれない。
逆に日本にとって、時折の「かっこいい」レシーブはあっても、ロシア・キューバの攻撃を守るのは難しい。(グランプリでロシアに1回勝っているが)ワールドグランプリを初めとして何度も対戦があり、「目先を変えてみてうまくいった」ということも、全くと言っていいほど期待できない。G組のほうが、アメリカに勝つ期待が持てるだけよいだろう。
さて、開催国が予選ラウンドで敗退という、興行的にはあってはならない事態が起きてしまいそうだが。
考えてみると、A組というのは何気に激戦区である。本来このグループは、開催国優遇のため、強いチームは回ってこない。実際、組分けが決まった当初は、シドニー五輪まで言っていたところの「世界四強」がいない分楽かと思った。しかしふたを開けたらとんでもなかった。
今大会は額面割れのチームがいくつもある。
キューバも世代交代期に当たり苦戦を強いられ、ブラジルも選手の大量離反が起こり、国際経験のほとんどない選手で立て直しを余儀なくされている(*)。中国も総入れ替えに近く、また今シーズン前半にセッターが故障したため出遅れている。ロシアはシャチコワ離脱で極端に安定感を欠いている。
キューバ・ブラジルは論外、中国・ロシアでもイタリアとさほど変わらないレベルまで落ちている。
* ただし、代表離脱したブラジル選手の気持ちは分かる。あんな変なバレーを押しつけられたら、誰でも怒るだろう。
ところが、A組には額面割れのチームはない。イタリアはもはやメダルの有力候補と言える力を付けている。
さらに、ドイツにとっての決定的打撃は、何と言っても、ノーシードの枠でブルガリアを当てられたことだった。今大会ノーシードのチームの中では、とんでもない強さである。ノーシードでは、ギリシア、そしてプエルトリコあたりも侮れないが、それとは桁が違う。
昨年の欧州選手権の3位は地元開催だから差し引いて考えるにしても、第3シードのオランダ・アルゼンチン・豪州よりは確実に強い。実質上、上等シードがもう1チーム余分にいるようなものである。
気がついてみれば6連投・・・それも余力を持ってだから我ながら信じられない。
丸一日遅れたけれども、これだけは書き込まなくてはならない。すごい試合だったらしいのだ。
POL2 (31-33, 25-16, 23-25, 27-25, 14-16) 3GRE
POL-GRE final set
3-3, 5-5, 7-5, 8-6, 8-9, 9-9, 10-10, 11-11, 12-11, 14-12, 14-14, 14-16 !!
この試合は現地時間の夜8時開始。深夜に近づいた激闘だった。
これでギリシアは3連勝、第2ラウンド進出を確実にした。ブルガリアも3連続ストレート勝ちのロケットスタートで第2ラウンド進出を確実にしている。(翌日の日本戦で負けながらも次への進出は確定)
振り返ってみると、ギリシアとブルガリアは、今大会の大陸予選で同じ組だった。そしてそのグループにはクロアチアも入っていた。
本来1枠プラスα(2/6)の出場枠しかない組から、2チームがベスト12に進出したわけである。特にブルガリアは、この後の対戦がきつくなりそうだが、実力的にはベスト8以上の可能性も大きい。バーバラ抜きのクロアチアごときに、勝ち目があったはずがない。
そして、もう一つ言わなければならないことがある。
なぜ1つのグループ(本戦出場枠1つ)に、これだけ強いチームが集まるのかな?
(声を大きくして)どうしてかな、FIVBさん?
ブルガリアのドイツに対する勝利予想お見事でした。さすがですね。
>ところが、A組には額面割れのチームはない。
二つあったと思う。一つは開催国のドイツ。大黒柱パハ−レが抜けて精彩を欠き
ブルガリア、イタリアにストレートで連敗を食ってしまった。
地味ながらアトランタ、シドニーと連続出場しているドイツ。
欧州予選で切符が取れなければアテネ最終予選で日本に来るだろうが再起を期待したい。
もう一つは言うまでもなく我が日本。
狂気の沙汰としか思えない、大貫先発に固執した不可解な戦術で1次予選敗退の
瀬戸際に追い込まれたが、結果的にイタリア、ブルガリアに救われた。
この先の2次リーグも不安が多いが、それよりもアテネ最終予選が思いやられる。
>そもそも、予選リーグが4グループで、それを次のラウンドで3グループに絞るという
>時点で、矛盾が出てこないはずはない。
以前のようにA、B組の各上位3チームをE組に、C、D組の各上位3チームをF組に集める。
ただし、1次予選の対戦成績は2次リーグに持ち越しとする。手抜きをさせないため。
最後にE、F組の各上位4チームが準々決勝に進めるものとする。
この方がまだ理にかなっていると思います。
いずれにせよA組は最大の激戦区でした。喫茶にも書きましたが「死のA組」と呼んで
いいでしょう。
さて、今日ガチンコでないと思われる2試合がある。
●ロシア−プエルトリコ、イタリア−ブルガリア
実はこの2試合は連動している。
イタリアはE組のロシア、キューバを避けてF組に行きたい(ブルガリアに負ける)。
だがロシアもキューバを避けてF組に行こうとする(プエルトリコに負ける)。
すると今度は、イタリアがロシアを避けて再びE組を選択することもありうる。
この2試合の開始時間はロシア戦が30分早いだけである。
奇怪千万な結果も起こりうる。
気がついた頃にはもう始まっていたなんて、、今日のニュースで日本が予選敗退と知って初めて気付きました。バレーを語る資格がないけど書き込みしてしまって悪いんですが、どーも、このラリーポイント制になってから番狂わせやつまらない試合が多くなったと感じてる人結構いるんじゃないでしょうか・・
バレーの勢力図、ガラリと変わってますね。ギリシャ?ポーランド?プエリトリコ?なんか知らないけど強いんですね?これじゃ五輪の最終予選でクロアチアは選ばれるどころじゃないって事?バーバラの顔さえ思い出せなくなってる!バレーはたまにプレーするだけのものになって、4年に2度くらい芸能人に煽らせられるあの人達と同等のおばかファンになります。(もともとおばかですけど)
PS.ytoriさんからレスが来て無くてショックでした〜うぅぅぅっ(涙)愚痴っぽくてごめんなさい。
この前、くずわ監督がお昼のサイコロ投げる番組で案の定バーバラの事愚痴ってました。見た人いますか?それともう一つ、ガチンコって?
エンドさん、お久しぶりです。
ガチンコ(ガチ)ってもともと相撲用語で、手抜きをしない本気の戦いのこと。
反対がヤオ(八百長)。最近はプロレスでも使っているようですね。
今度の世界選手権、何か変だと思いません?
キューバ、ロシア、中国がそれぞれの組の2位になっているんです。
キューバは韓国に、ロシアはアメリカに、中国はギリシャに負けてます。
中国なんかほとんど控え選手で戦って2位を取りに行ったとしか思えない。
ヤオをやっているんです。
こんな事が起こるのもシステムが悪いせい。「政治的工作入りまくり」状態です。
イタリアの監督さんがブルガリア戦の後に言っていたけど、酷い大会になってしまいました。
次期2006年の世界選手権は日本であるそうです。またかよ!
今度はもっとましなシステムに変えてほしいですね。
それではまた。
今年の欧州選手権予選でもドイツ、ポーランド、スロバキア相手に4連敗
しているけど、クロアチアの復活あるんでしょうか?
もう半永久的に世界から消えてしまったりして。
バーバラとともに伝説になっていくのかなあ。
お久ですね、障子さん。
そっか〜、ガチンコってそーゆう意味なんですね。勉強になりました、ありがとうございます!
反対語でヤオンコ(言いづらい・・)って有効かな(笑)。
バレーって日本以外でもドロドロしたものがバックに存在してるんですねぇ。
fivaにも構造改革が必要ですね、これじゃ。
それにまた日本で世界選手権あるんですか!せめてイタリアとアメリカで開催してからじゃないと権威丸つぶれですよねぇ、、選手達が可哀想。おそらく日本でバーバラを見られるとしたらこれが最後となるかもですね。
バーバラ・・舞台に出られない今のあなたを思うと涙が止まりません。。。
どんな形でもいいからはやく帰ってきて、、、
エンドさん、お久しぶりです。寂しい思いをさせてしまい、本当にごめんなさい。
障子さん、こんばんは。
クロアチアについては、全く期待を捨てたわけではない。しかし、ほとんどあきらめている。
クロアチアの現状は、欧州選手権予選で4連敗、Bカテゴリー転落が決まっている。そのため、2003年はもちろん、05年も欧州選手権には出場できない。
2004年頃には、世界ランクで全てのポイントを失い、ランキングなしに転落する。そのため、次回世界選手権予選では、ロシア・イタリアを筆頭とする強豪と対戦する可能性が大きく、そうなれば出場の望みはない。
すなわち、どんなに早くても、世界の舞台に戻ってこられるのは2007年頃である。
ここで別のチームの話をしよう。
クロアチアチームがアトランタ五輪最終予選で壊れた隙間をぬう形で、出場を果たしたのがウクライナである。
その後、ウクライナは低迷の一途をたどり、一時は欧州選手権本戦出場もできなかった。ところが、世紀が変わってからは上昇傾向に変わった。
昨年の欧州選手権では4位に入っており、現在の力はフルメンバーのブルガリアとほとんど差がないと見る。
さらに先日、ジュニア選手権でも新たなエースが打ちまくり、準優勝。若い世代からの底上げもできれば、ロシア・イタリアに次ぐ勢力として、五輪出場も夢ではない。
クロアチアが奇跡的五輪出場を果たしたのは、アトランタの次のシドニー五輪である。とすると、2007年頃に急浮上して、北京五輪を狙う、というのはひょっとすると可能性があるかもしれない。
ただ、再三繰り返しているとおり、それもまずは世界に通用する指導者を招聘することが絶対の前提である。
クロアチアの協会は、全くやる気がないわけではなく、全く金がないわけでもない。というのも、他の国がなかなか手を挙げそうにない、ジュニア・ユースの国際大会を、立て続けに招致しているのだ。
しかし、肝心の代表チームがこの有様では、普及の努力もほとんど意味がない。金を使う順番が、はっきり言って間違っている。
中国が動く可能性を全く考えていなかったのは、実に恥ずかしいことだ。(^^;; (^^;;
中国は、F組でもG組でも、余裕で1位通過のはずである。だからこそ、予選リーグでわざわざグループ2位をとって、決勝トーナメントの組み合わせが有利になるF組に回ると考えるのは、全く必然のことである。
さて、このような政治的工作を防ぐのは、別に難しいことではない。
・最も有効な手段は、予選リーグの対戦結果を次のラウンド以降に持ち越すことである。これだけでもほとんど八百長はなくなるはずだ。
・2次リーグが3グループというのも問題の一因(前のラウンドの対戦を持ち越しというのも原理的に無理)、2グループにすべきである。
・さらに、準々決勝というラウンドもなしにしたほうがよいだろう。8チームのトーナメントでは力の差が大きくなるため、楽な対戦を選ぶ余地が生じ、工作が入りやすくなる。リーグ戦の結果でベスト4まで決めるべきだろう。
障子さんが別のところで書かれていたとおり、前回世界選手権の方式は、政治的工作を防ぐ観点からは理想的で、ヤオの入る余地は全くと言っていいくらいない。
ブルガリア戦を見た限りでは、チェコ相手なら楽勝と思ったのだが・・・見る側としても、油断したところがあったのかもしれない。
実はこの試合、第1セットを痛恨の寝ブッチしてしまった。その第1セット、日本にいくつか簡単なミスも出たらしく、流れを決める重要な何かがあったように思うのだが、放送を見た人の言葉から推測するしかない。
決定的な要因は、第2セット以降をぱっと見た限りではわからなかった。日本につなぎのミスがいくつか、重要な場面でスパイクミスしたり決められなかったりしたのががいくつか。あるいは、チェコに上手いプレーを決められたのもいくつか。それぞれ2,3本ずつくらいの要因が重なったように見えた。
# リチェロバの移動攻撃は、高さも切れ味もかなりのもので、あれを勝負所でやられるとなかなかやっかいである。欧州であれを上回る移動攻撃をするのは、ティーシェンコくらいだろう。
欧州のチームだと、クイックの割合が多く、移動攻撃があっても切れ味はさほどない。特に、ブルガリアは移動攻撃が極端に少ないチームだが、これはライトに絶対的エースのゼトバがいるチーム編成とも関係があるのだろう(ライトの攻撃がかぶる)。
初めからセッター小玉でいっていればという議論も、必ずしも単純でない。おそらくドイツには勝っただろうが、ブルガリアに負けた可能性が大きくなる。(ブルガリアが日本相手にあっさり3セットを落としたのは、セッター小玉の対策をしていなかったことが大きな要因、と考えている。)そして、チェコ戦は逆に小玉と心中のような形で実際落としている。
とはいえ、直前で先発セッターを変更するという狂気の沙汰が、熊前・大友あたりの調子を不必要に狂わせたことは間違いない。
とにかく、これが今の日本の実力ということだ。
日本には、レベルの高い試合、真剣勝負の経験があまりにも不足している。結論としては、これしかないだろう。
国内リーグでは外国人選手は基本的にいない。(外国人禁止が2シーズン、その後もほとんどいない)つまり、全日本選手にとっては格下の相手ばかりである。だから、高さと強打があって、最低限の守備とつなぎができる(欧州選手権本戦出場くらいの)相手と真剣勝負すると、たちまちおどおどする。気持ちで押されて、できるプレーもできなくなってしまう。
各国が中心選手が「メジャーリーグ」イタリアセリエAに選手を送り込みレベルアップを図っているのに、日本だけ時代に逆行する鎖国政策をとってどうするのか。この強い危機感を記事にしたのは、前回世界選手権終了後のことである。(その危機感が、この後のページの方向性を決定的にする原動力にもなっている。)しかし、現実はこのときの想像を超えて進行している。
日本の手の内が知れた上でガチンコで勝負したら、日本を破るかもしれない相手が、欧州にはすでに10カ国もあることになる。今回日本に勝ったドイツ・チェコとも、前回の欧州選手権の順位で10位前後である。
前回五輪予選から比べても、全日本は恐ろしく弱くなった。五輪予選では、ウェールシンク・レフェリンクのいたオランダには勝ったし、バーバラ・レトのクロアチアにももう一歩のところだった。当時の日本なら、今の欧州勢で勝てないのは、ロシア・イタリアだけである。今の日本は、そのレベルのチームと対戦したら、まず勝負にならない。ブリンクマンしかいないオランダとか、レトしかいないクロアチアにすら、勝てるかどうかわからないのだ。
前回五輪予選で日本が敗退したとき、その主力のほとんどは、Vリーグに世界トップレベルのエースが多数いた時代を体験している選手だった。ところが、その後世代交代は進み、今の日本代表の多くは、鎖国リーグの経験しかない。鎖国の本当の悪影響は、ようやく出始めたばかりだ。http://www.asahi-net.or.jp/~gr4y-trwk/barbara/9899/98chrep2.htm#japan
こんにちは。まずは手短に。
中国がF組1位を他国に譲る可能性は如何?
E組3位よりG組2位の方が弱いのは明白か?
今回出てないチームでは最強かもしれないですね。
ベテランが多いブルガリアよりも今後が有望かもしれない。
一時期低迷したが昨年の欧州選手権4位で復活を遂げ、今年の欧州選手権予選でも
うるさいルーマニア、チェコ、ハンガリー相手に4連勝している。
組合せに恵まれれば、来年の欧州選手権本選でロシア、イタリアについでの3位さえ
考えられる。日本で行われるアテネ最終予選にやって来そうな予感もあります。
今、日本−ウクライナでガチンコ勝負したら予想はどうですか?
日本勝利を断言できない所がつらい。
BUL3 (19-25, 28-26, 25-14, 25-16) 1KOR
ブルガリアが、4年前の福岡での快勝を見事に再現した。そして、ブルガリアが明日残す試合はプエルトリコ戦であり、ベスト8進出もほぼ確実なものとしている。
ライブスコアを見ていたところ、第1セットは韓国が終盤にかけて確実にリードを広げていき、第2セットもほぼ終始韓国先行で展開していた。その第2セットを最後の最後でデュースに持ち込み逆転すると、第3セット以降はいずれも一方的展開で2セット連取した。
第1セット、ブルガリアは韓国の速い攻撃にとまどっていたけれども、第2セット粘っているうちに次第にそれが見えてきた。第3セット以降は、韓国のやることは全てお見通し、とばかりにブロックの網に掛けまくった様子が、ライブスコアからも見えてきそうである。
韓国には、ブルガリアに勝つための必須の武器が一つ足りない。それは強いサーブである。このあたりも4年前と同じである。ラリーポイント制にルールが変わったため、強いサーブなしでブルガリアに勝つことはより難しくなっている。
CUB3 (32-30, 17-25, 25-22, 26-24) 1ITA
キューバがいよいよ底力を発揮してきたようだ。ライブスコアによると、第1,4セットとも、序盤から中盤にかけてはイタリア先行、イタリアの4点くらいのリードという場面もあった。それをいずれも終盤に追いついて、逆転してしまうのである。
ちなみに、タイトルは、本日9月7日がAntonina Zetovaの誕生日だからである。ベスト8進出を確実にする大勝利、これ以上ないHAPPY Birthdayとなった。
本日の結果、中国がF組1位を譲ることのできる条件が整った。その条件は、韓国にストレートで負けることである。この場合、F組各チームの成績をまとめてみる。(ブルガリアはプエルトリコにストレートで勝つとしている。)
.... W-L Set -> W-L Set
CHN: 2-0 6-0 -> 2-1 6-3
KOR: 1-1 4-3 -> 2-1 7-3
BUL: 1-1 3-4 -> 2-1 6-4
E組の3位でイタリアが進出することがほぼ確定しているので、中国がこの工作を行う可能性はかなり高い。
とすると、準々決勝の組み合わせは、次のようになり、大会四強が順当に準決勝に進出すると予想される。
RUS vs. BUL
USA? vs. CUB
KOR vs. ITA
CHN vs. ? (Pool G 2nd)
このような政治的工作がよいことのはずはない。しかし、見方を変えれば、八百長だと陰口をたたかれるのも省みず、強いチームが確実に最後に残れるように、必死で舞台を整えているのである。そして、観客にとってもそのほうがよいに決まっている。要は、問題の根本は大会のシステムにある、ということである。
(前にも書いたとおり、上位チームでありながら、キューバはA級戦犯である。これのせいで、中国がたびたび余分な手間をかけなくてはならなくなった。)
ウクライナ対日本について:
初回の対戦ならば、日本が勝つ可能性は高い。ウクライナも、世界大会出場がないため、日本の手の内を知らず、アジアチームとの対戦もほとんどないからである。(このあたりの事情はブルガリアと同じ)
5回対戦すれば、日本の負け越しの可能性が極めて高いと思っている。
中国が韓国戦で工作を仕掛ける可能性は高いと思う。すでにギリシャ戦での「前科」
があるわけだし、中国が誘えばベスト8に入りたい韓国も乗ると思われる。
そこで問題はE、G組の3位の比較。イタリアもギリシャにはストレートで
勝つだろう。そこで得セット6、失セット6。
問題はブラジル−オランダ戦。オランダが勝てば問題なしだが、ブラジルがフルセット勝ち
だと、3位のオランダは得セット7、失セット7。イタリアと率は全く同じ。
結構可能性としては高いかもしれない。
これでは、イタリアもセットが落とせない。
ちなみにブラジル−オランダ、イタリア−ギリシャ戦が同時で、中国−韓国戦がその後。
今日も目が離せない1日。
2次リーグ最終日結果
Pool E: ITA 3-0 GRE, RUS 3-1 CUB
Pool F: BUL 3-0 PUR, KOR 3-0 CHN
Pool G: BRA 3-1 NED, USA 3-0 GER
準々決勝組み合わせ
RUS(E1) vs. BUL(F3)
USA(G1) vs. CUB(E2)
KOR(F1) vs. ITA(E3)
CHN(F2) vs. BRA(G2)
中国は韓国にストレート負け、F組の1位を譲る形としている。
障子さん、予想お見事です。2日前の時点でこれを予想していたとは。到底私などの及ぶところではありません。
結局のところ、予選リーグ各組の上位2チームずつがきれいにベスト8に残っている。そして、準々決勝がこちらの予想通りの結果になるとすると、各組1チームずつベスト4に残る。予選リーグの組分けは、意外と公平だった。そして、ベスト8の顔ぶれには全くのフロックなし、現時点での実力上位8チームがそのまま残ったと言える。驚くほど順当なところに落ち着いている。
その最後の結論だけを見れば、波乱もなくスムーズに進んだように見えるかもしれない。しかし、これだけの舞台を準備するのは大変だったのだ。とにかく今回の勝ち抜きシステムは複雑かつ奇怪な代物で、そのために、何度も政治的工作が行われることになった。特に、中国は2度も露骨な動きをとっている。
(なお、いろいろな状況を考えてみたところ、キューバあるいはイタリアの動向が変わっていたとしても、2次リーグ中に一度は工作が必要となる可能性が高い、という結論に達した)
前に書いたことを繰り返すが、予選リーグが4グループで、それを次のラウンドで3グループに絞るという時点で、矛盾が出ないはずはない。さらに、開催国は最上位シード扱いの優遇があるから、面倒が起きることは確実だ。
こんなひどい方式は今回限りにしてほしいものである。
こちらこそいつも恐れ入ります。
こんな滅茶苦茶なシステムでも順当に8強が出揃ったのはほとんど奇跡と言うしかない。
なぜなら2次リーグ第2日にとんでもない試合があったのだ。
ytoriさんもフォローしていないし、私もノーマークでした。
アメリカ3(25-15,18-25,25-17,21-25,15-13)2オランダ
大熱戦だったが、もし第5セットをオランダが取って勝利していたらどうなったか。
シュミレーションしてみます。
第3日のイタリア−ギリシャ戦。順当にイタリアがストレート勝ちする。
同じくオランダ−ブラジル戦。2勝しているオランダに対し絶対勝ちたいブラジル。
モチベーションに差があり、やはり3−1あたりでブラジルが勝つ。
最後の中国−韓国戦。いずれにせよ中国が鍵を握る構図となる。
結論から言えばやはり中国は負けることになる。
●韓 国3−0中 国
ロシア−ブルガリア、アメリカ−キューバ、韓 国−オランダ、中 国−ブラジル
●韓 国3−1中 国
ロシア−ブルガリア、アメリカ−キューバ、中 国−オランダ、韓 国−ブラジル
●韓 国3−2中 国
ロシア−韓 国、アメリカ−キューバ、中 国−オランダ、ブルガリア−ブラジル
セット率の兼ね合いでオランダとブラジルが入れ替わるかもしれないが大差はない。
イタリアが消えていることに注意して頂きたい。
結果的に中国は韓国を生かし、イタリアを消すことになる。
さらに下半分のドローで中国の敵はいない。銀メダルが確実だったのである。
イタリアはやはりブルガリアあたりにA組の1位を譲ってロシア、キューバ
を避けるべきだった。このシステムでは2次リーグで2勝しないと安心できない。
ブルガリアはそれで助かった。ロシア、キューバと同居ではリスクが大きすぎる。
ベスト8に残った国を負け数で分類してみます。()は負けた相手。
0敗 アメリカ(唯一の無敗国!)
1敗 ロシア(アメリカ)、韓 国(ブルガリア)
2敗 中 国(ギリシャ、韓 国)、キューバ(韓 国、ロシア)、
イタリア(ロシア、キューバ)、ブラジル(中 国、アメリカ)
3敗 ブルガリア(日 本、イタリア、中 国)
9位以下の「格下国」に負けたのはギリシャに負けた中国と日本に負けたブルガリア。
でも前者は明らかに中国の手抜きだし、後者もアジア勢との対戦不足が原因に見える。
こうして見るとここまでいろいろあったが、極めて順当な実力通りの8強と言える。
8強に残れなかったドイツと日本は敗因を冷静に分析して再建してもらいたい。
>なお、いろいろな状況を考えてみたところ、
たぶんアメリカ−オランダ戦勝敗の逆ケースも想定されていますね。すみません。
アメリカ対オランダ戦は、最終セットだけライブスコアで見ていた。オランダが途中12-9とリードしたときには相当驚いた。そして、それをアメリカが5連続得点で一気に逆転したので二度びっくり。
前の書き込みでいろいろ考えたとありますが、この試合でオランダが勝った場合のシミュレートは、恥ずかしながらしていません。「いろいろ」と書いたのは、主に、キューバが順当に予選リーグ全勝した場合と、イタリアが普通に(!?)考えてA組の1位を明け渡した場合です。
開催国ドイツとしては、チェコだけではなく、アメリカにも足を向けて寝られない。
シドニー五輪までに比べると上位チームの力がいずれも下がっており、明白な八百長がたびたびあるなど、ここまでの世界選手権は、明らかな失敗と言える。開催国が予選リーグで敗退したらもちろん致命的である。しかし、もしオランダがアメリカに勝って障子さんのシミュレート通りの結果になっていたら、実力でおそらくベスト4・資金力でナンバー2(のはず)のイタリアが決勝トーナメントに残れなかったら、これでも十分に決定的な打撃である。
このどちらかが起きていたら、今回世界選手権は史上最悪レベルの失敗とされ(少なくとも私がFIVBの役員だったらそう評価する)、少なくとも女子の世界選手権は欧州開催も当分難しくなっただろう(日本恒久開催に近くなる?)。
この先は、順当に実力上位の国が勝ち進みそうなので幾分救われそうだが。
結果が順当になっているというもう一つの理由に、昨年の大陸別選手権との絡みがあります。
残った8強国を見ると、ヨーロッパ選手権1〜3位のロシア、イタリア、ブルガリア、
アジア選手権1、2位の中国、韓国、北中米選手権1、2位のアメリカ、キューバ、
南米選手権1位のブラジル。怖いくらいに順当なんです。
いずれにせよ、ここからはすべてガチンコ勝負なので自然と盛り上がっていくでしょう。
イタリアが韓国に勝ってベスト4に残りました。
これはもちろん史上初ですが、いわゆる東欧でない西欧勢で4強入りしたのも
史上初です。(旧東ドイツも東欧に入れてます。)
女子バレーもイタリアやオランダが大活躍した男子バレーに近づいているのかもしれない。
日本にとって厳しい時代になりそうですね。
決勝がアメリカvsイタリアって一体どうなってるんですか?いくら離脱者が多くてもあのキューバが準決勝止まりなんて、、、凄い時代になりましたね女バレも。決勝くらいは放送してくれるのでしょうか?まだ一試合も見てないバレーファンの空言でした。
キューバは準々決勝でアメリカにストレート負けしたんですよね。
昨年の北中米選手権でもやられたし、苦手になりつつあるかもしれない。
でもキューバ、何とか5位に入りました。
決勝もいい試合だったけどイタリアが勝ちました。
アメリカvsイタリアなんてカードはまるで男子バレーの世界。
これじゃこの先日本もしんどくなりそうだ。
スケートアメリカが始まりましたね。
ショートを終わって、クワンがトップでした。
http://www.2002skateamerica.com/
お久し振りです。火ノ瀬流です。
スケートアメリカの結果は、昨日の朝刊で知りました。
女子は予想通り?クワンが優勝。7度目だそうですね。すごいです。大学での法律の勉強も忙しいでしょうに・・・。
あと、中野さんがトリプルアクセルをきれいに決めて7位の大健闘・・・何と、5位に入ったロシアの新星、ネリディナ選手(中野さんと同じ17歳だそうです)も、中野さんから30分も経たずしてトリプルアクセルに成功したそうですね。女子もいよいよトリプルアクセル時代に本格的に突入でしょうか。それにしても、トリノの女王候補が次々といろんな国から出てきて、今シーズンはますますフィギュアから目が離せませんね!
男子の方では、ヤグディンがまさかの棄権・・・頭の中が真っ白になりました。彼は、生まれつき臀部に何か良くないところが(不適切な表現だったらごめんなさい;)あったようですね。しばらくの間は休養を余儀なくされるようですが・・・1日も早く回復し、彼がまたリンクの上で私達を魅了してくれる事を願って止みません。
アブト君が今大会2位の大健闘!私はSLC以来というまだ短いファン歴ですが、とても嬉しかったです(^^)
スケートカナダですが、女子は、五輪女王のヒューズが右ひざを怪我して
GPシリーズを欠場するそうです。
スケートカナダでは村主さんと五輪4位のコーエンの争いになりそう。
あとは、若手の活躍に期待でしょうか。
男子でも、スケートアメリカを臀部の故障で途中棄権したヤグディンの出場が微妙な状態。
本田くんにとっては昨年のNHK杯に続くGPシリーズ優勝の大きなチャンスとなりそう。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/sports/20021031k0000m050175001c.html
はじめまして、JUN ANAMIと申します。
東欧の選手はほとんど好きですが、最近は、中国ペアのQin Pang/Jiang Tong
が特に好きです。
テニスではスロヴァキアのハンチュコーヴァを応援しています。
さて、スケートGPシリーズですが、パン&トン組がスケートアメリカ3位ということで嬉しいですね。彼らの演技スタイルって、とても東欧のスタイルに近いと思いませんか?
最初の書きこみで長々とすみません。これからも東欧選手を応援していきましょう。
一昨日、学校の図書館で朝日新聞の英字版?を読んでいたら、嬉しい事にヤグディンがグランプリシリーズに復帰してくれるそうです。
身体のほうはもう大丈夫なのでしょうか・・・。流石にこればっかりは私達には確かめ様がありませんから、完全に不安を拭い去る事は出来ませんけれども、またあの力強く美しい演技で私達を魅了してもらいたいなと思います。
(怪我から復帰したばかりなのに、ちょっとずうずうしいお願いかな…ごめんなさい、ヤグ--;)
あと、ドイツ大会では、プルシェンコが貫禄のV4を達成し、アブトも2位に入る大健闘を見せてくれましたね。ロシア勢の大ファンとしてはとても幸せです^^
スケートアメリカ クワン スケートカナダ コーエン
ドイツ大会 恩田美栄 フランス大会 コーエン
後はロシア大会とNHK杯です。女子のロシア勢はどうなんでしょう?
>テニスではスロヴァキアのハンチュコーヴァを応援しています。
フェドカップの優勝は見事でした。準決勝のイタリア戦でフサロヴァがファリナ・エリア
に勝ったのがびっくり。
来年こそロシアの初優勝なんてのは無理かな?
女子のロシア勢ですけど、ロシア大会はスルツカヤとネリディナが出場、NHK杯はスルツカヤが出るようです。多分双方ともスルツカヤが優勝だと思います。また今シーズンも素晴らしいスケーティングを見せて欲しいです☆ただ、何の大会か良く分からないのですが、とある非公式戦を病気で欠場したとか・・・早く完全回復してくれることを願っております。
ネリディナ選手はスケートアメリカでトリプルアクセルを決め、練習では四回転トゥループも成功させたロシアの期待の星。彼女の演技も楽しみです^^
火ノ瀬流さん、ありがとうございます!
スルツカヤはまだまだやってくれるんですね。少し休むのかと思っていました。
ネリディナも楽しみな選手です。
さて、今期のNHK杯は京都なんですね。知りませんでした。
私は神戸に住んでるので、行こうと思えば行けるんですが。
今日、マイケル・ワイスとアンジェラ・ニコディノフの欠場が発表されました。
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=021120141248F412&genre=spo
障子様、レスが遅くなり申し訳ございませんm(−−)m
スルツカヤは、今年の世界選手権の後、「子供を産みたい気持ちもあるから、少し休みたい気持ちもある」というような事を言っていましたから、私も、暫くは彼女の演技を見られないのかな・・・と、淋しい予感があったのですが、今シーズンは試合に出てくれるようですね。とっても幸せです(^^)
ネリディナについても、私はまだ彼女を見たことが無いのですが、読売新聞のスケートアメリカについての記事で、彼女が中野さんから30分も経たずしてトリプルアクセルに成功した事を知り、「ロシアに、すごい選手が出てきたんだな!」と、驚きと喜びを感じました。
長野での世界選手権の直後には、ロシア女子で、スルツカヤとボルチコワ、ソコロワなどの他にこれからアマチュアで活躍してくれそうな選手を思い浮かべる事が出来なくて、ロシア選手ファンとしてはとても不安だったのですが、これからはスルツカヤ達と共に、ネリディナの活躍に大いに期待したいところです!!!
今期のNHK杯、古都・京都ですか…私も大好きな場所です(^^)外国の選手たちにも、日本の風流を肌で感じて頂ければなぁと思います。
ただ、ワイスとニコディノフの欠場が残念。ワイスにはもう一度本田君との対決を見せて欲しかったですね。ニコディノフは、まだ調子が元に戻らないのでしょうか…。
今月末から始まるNHK杯、とても楽しみです。頑張れスルツカヤ!!!
火の瀬流さん懐かしいですね〜
って・・・多分忘れられてると思うんですが。。(苦笑)
ところで、NHK杯見ました。
女子は見事恩田選手の優勝で、ジャンプもさることながら
演技もここ一年でよくなったと個人的に思いました。スルツカヤは
世界選手権おわって気が抜ける時期かもしてませんがあのスルツカヤに
勝てるとはおもってなかったんで、結構驚きました〜
ただ、3アクセルはまだちょっと遠いみたいですね。。
あれほど実戦で試してれば一度くらいは決まるんじゃないかと思ってるですけど。。これはあくまでも素人の意見です(笑)
一方男子は、本田選手の優勝を期待してましたが、、、、
内容はあまりよろしくなかったみたいで。。。2位にはいれたのも結構ラッキーだった、とように思いました。。あと世界で名前が売れてきてるのが現れてるなぁ、と感じがしました。
中国の選手のほうが結構4−3回転とか決めてましたし。。まぁ、今はあまり調子がよくないみたいですし、早くコンディションを戻してほしいですね〜。
あと中野選手がトリプルアクセルきめたって本当ですか?!
すごいですね〜。でもニュースにならないんですか?結構すごいことだと思うんですが。。。?
なんかわかりにくいですね。
恩田選手とスルツカヤ選手の話がまざちゃって。。?
一応恩田選手主体に書いてあるんでよろしくお願いします。
日本語苦手ですw