701 Vリーグ女子・外国人増強のシナリオ 投稿者:ytori  投稿日: 3月20日(火)07時25分16秒

ここで、来シーズンに向けて、各チームの外国人選手増強のシナリオを考えてみることにします。なお、日本人選手の移籍の可能性は考慮していません。(特に、日立の全体移籍がならず選手ばら売りとなった場合は、事情が大きく変わる可能性がある)

東洋紡
吉原・森山というセンター線が圧倒的に強い。それに対しサイドはやや目立たず、特にレフトに不満がある。したがってサイドの大砲が望まれる。大物指向が極めて強いチームで、これは会社のトップが代わらない限り変わらないだろう。カルポリ氏とロシア協会の意向次第で、アルタモノワ復帰は現実味が高い。

久光
ダイエーからオレンジアタッカーズの時代は、当時の最強キューバ、あるいはアメリカの代表選手を増強。会社の積極姿勢からしてもキューバ選手の可能性はあると思っている。キューバ以外とすれば、チームのスタイルから考えてもアメリカのエースが適切なところだろう。

NEC
外国人選手禁止の時代に、ミニチュア韓国と呼ぶべき古典的アジアバレーのチームを作り上げた。第5回Vリーグまでは、このチームもロシアの選手を入れていたけれども、このチームに単純な大砲は適当でない。事実、ゴディナを入れた第5回リーグでは、そのゴディナに頼りすぎ、このチーム本来のよさが出ない試合が目立った。

東レ
サイドアタッカーのコマはそろっているのに対し、センターの非力さが目立ち、センター線の増強が急務。旧ユニチカの時代は、台湾の許春蓮が5シーズンにわたりセッター対角に入っていたけれども、欧米の選手になるような気がする。男子の東レは近年アメリカの選手を入れているので、女子もアメリカから?

ヨーカドー
サイドの非力さが目立ったけれども改善傾向。エースアタッカーが望まれるが、サイド全員がサーブレシーブに入っているようなのでサーブレシーブができることが必要だろう。鈴木の対角のセンターという手もある。
第3回Vリーグまではめまぐるしく外国人選手が入れ替わり、その後念願かなってガブリエラ・ペレスを獲得。ただし、これは当時総監督のパク・マンボ氏(ペルー黄金期の代表監督、ペレスの育ての親である)の力があって実現したものであることはほぼ間違いなく、復帰の可能性は低いと見る。

パイオニア
V1(実業団)から上がって間もないチームはその傾向が強いが、センターが弱く、それを増強したい。キューバ選手を入れるという噂を耳にしたことがあるけれども、真偽のほどはわからない。ただし、本気度が極めて高いことは疑いなく、大物を呼ぶ可能性も高い。

JT
ここもロシアとのつながりの強いチームの一つ、メンショーワ・オギエンコ・サフローノワ(ナターリャ)と獲得してきた。戦力バランスとしてはセンターの非力さが最も深刻なチーム。ということで、ロシアからセンターの獲得は現実味のある線。

デンソー
藤田・小野のベテランセンターは計算できるので、やはりサイドに大砲がほしいところ。しかし、最近の成績とか、男子バレー・バスケを休部にしている会社の姿勢を見ると、大物選手は考えにくい。

シーガルズ
このチームは外国人選手を使うのだろうか?どの選手もそろってパワー不足ということは、東芝の時代から常に言われ続けていることなのだが。

しかし、ほとんどのチームにとって、理想の外国人選手はリューバ・シャチコワという結論になってしまう。第5回Vで、そのリューバをいち早くおさえた日立の政治力は、大したものだった。(東洋紡だけは例外で、センター線が圧倒的に強く、サイドに非力さが感じられる。大砲を使った経歴が長く、その選手を復帰させるのが理想。なんだかんだといって、デンソーもこのあたりの事情は似ている。)

金額の問題を考えるとすれば、アルタモノワ・シャチコワ・イエリッチあたりは極めて高いだろうが、ロシアでも控えあるいは代表候補クラスの選手なら格段に安くなるようだ。欧州の有力選手はイタリアのチームによく売れているけれども、これも数人を除けばそれほど金額が高いとは考えにくい。南北アメリカも狙い目は多そうだ。(かつてパイオニアはドミニカから選手を獲得していた)要は、それほど高いお金を使わなくても、十分に有効な増強ができるはずだ、ということ。


702 Women's Volleyball European Champions' League 投稿者:ytori  投稿日: 3月20日(火)07時27分04秒

Semi-Final
Reggio Calabria 3 (25-20, 25-20, 25-17) 0 Eczacibasi
Uralochka 2 (25-19, 25-27, 25-20, 21-25, 11-15) 3 Modena

Classification 3/4
Eczacibasi 1 (18-25, 25-19, 28-30, 20-25) 3 Uralochka

Final
Reggio Calabria 0 (21-25, 23-25, 19-25) 3 Modena

イタリア勢強し。2週間前のCEV杯に続いてイタリアのチーム同士の決勝。
この結果は順当と思われる。現在のモデナのメンバーは反則ものだ(イエリッチ−フィップス、レッジェーリ−サングラード、パハーレ−Iryna Zhukova)。
キューバ選手が参戦していれば違った結果も出てくるだろうが、今シーズンはキューバ協会が選手を出さないらしい。このチームを止められる戦力のチームは見あたらない。ロシア代表大集合でやっとモデナを上回れるくらいと思われるが、ロシア代表はほかの3チームに見事に分散してしまっている。


703 イエリッチのプレーが見たいけど・・・ 投稿者:エテ吉  投稿日: 3月22日(木)04時19分25秒

バーバラ選手はヨーロッパ・チャンピオンズリーグにモデナ代表として
でていたんですね。なんかモデナには来ていないと思っていたのでうれしいです!!

フィップス選手はドイツナショナルでレフトエースをしているんですよね?
ドイツチームはテレビとかで放送がないからよく分からないのですが五輪では
ヨーロッパ代表にもなって千駄ヶ谷にはいかないですんだ強いチームなんですよね。
いつかフィップス選手のプレーを見てみたいな・・・

ytoriさんもバーバラはデンソーにくる可能性は低いと見ているんですね。
私も金銭的な問題から見るとそう思うのですが最終予選の時、デンソーはクロアチアナショナル
をバックアップしていたんですよね。ニュースで東京体育館についたバーバラのインタビュー
をやっていてその時エアリービーズのバスが映っていたのでそう思うのですが。
ということはバーバラとデンソーの間には今でも強い絆があってバーバラが来シーズン
日本でプレーするならデンソーしかないと私は考えてます。#あくまで強引な私の予想ですがー
それにバーバラが来ても以前の「拾って、つないで、イエリッチ」のパターンは前より
は凄くならないと思うので日本でレシーブ強化の目的とかで来てくれるとうれしいのですが。
だけど私はクロアチアナショナルの他のメンバーにも来てもらってロシア選手のように
レシーブ力があがってもらえればいいのになんて思ってます。
クロアチアナショナルの事を考えると生イエリッチが見たくてもなんか鬱になります・・・


704 モデナ快進撃 投稿者:ytori  投稿日: 3月22日(木)16時56分07秒

エテ吉さん、こんにちは。

チャンピオンズリーグの詳細データはないので断言はできないのですが、イタリアリーグの試合にバーバラは出ているので、チャンピオンズリーグにも出ているはず。
モデナはホームに戻って21日のReggio Calabriaとの試合でもフルセットで勝利。5日間でロシアの片割れ(Uralochka, Reggio Calabria)相手に3連勝です。メンバー的には飛び抜けているとはいえ、強い。この日の対戦ではバーバラが打ちまくった模様。アルタモノワとの対戦だと気合が違うのだろうか?

>フィップス選手はドイツナショナルでレフトエースをしているんですよね?

それはパハーレのことですね。
フィップスはアメリカの選手です。古くは代表経験もあるそうですが、それ以上に、イタリアリーグでは優勝請負人と言えるほど実績のある選手。少し前までは文句なしのリーグ最強エースだったようです。
私にとっては、どちらも見てみたい選手です。


705 Re: ドイツチーム 投稿者:ytori  投稿日: 3月22日(木)16時57分01秒

>ドイツチームはテレビとかで放送がないからよく分からないのですが五輪ではヨーロッパ代表にもなって千駄ヶ谷にはいかないですんだ強いチームなんですよね。

ドイツは、98年の世界選手権ではドミニカに負けて最下位タイ。その後に監督が交代して、それ以降一気に実力が伸びてきたようです。五輪大陸予選でも勝ち、五輪本番でもイタリア・クロアチアを上回る6位。
世界選手権後に、このままでは五輪出場の望みはない、という判断があったのでしょう。思い切った、かつ的確な判断ですよ。
それに比べると、クロアチアは実に歯がゆい。アトランタ五輪に出られなかった時点で、指導者の責任を追及して、五輪に行ける確率のもっと高い人を招聘しなければ。まともな良識のある協会なら、そうするはずですよ。


706 Re: クロアチアチームとエアリービーズ 投稿者:ytori  投稿日: 3月22日(木)17時03分36秒

バーバラがエアリービーズ以外の日本のチームに来る可能性がほとんどないという点では、私も同意します。
ただ、デンソーのチームの戦力バランスから考えて、私がプレーを見たことのあるクロアチアの選手に絞るなら、バーバラかナターシャ・レト以外はいらない。
あるいは、もう一つ下の世代の選手を呼んで、鍛えることがあり得るか?バーバラがデンソーに最初にきたときそうだったように。しかし、外国人が1人に限られる以上は、費用がある程度かかっても計算のできる選手を呼ぶべきだ。
何を言いたいのかよくわからなくなってしまったけれども、結局のところ、エアリービーズがほしい戦力と、クロアチア側の思惑がうまく一致するかどうか、疑問を感じる。
また、ロシアだと、選手の成長にどのようなメリットがあるかを考えて出しているけれども、クロアチア協会は、そこまで考えていないような気がする。(確たる根拠があって言っているわけではないので、これ以上失礼な断定をするつもりはないが)


707 春の高校バレー・第3日(3/22)(その1) 投稿者:ytori  投稿日: 3月23日(金)23時27分25秒

CSで3/22の8試合を制覇したところ。(Aコートの女子8試合)放送が午前8時からだったため、実質丸1日の遅れです。
急ぎたいので、ごく一部を除いて選手は番号だけです。本当にすみませんm(_ _)m
高校バレーについては全くの素人で、レポートも今回が初めて。東京以外のチームは全て初見です。常連さんの議論のたたき台にしていただきたいと思います。

組み合わせからして、この日は大きな山場とはわかっていたけれども、期待に違わぬいや期待以上の好ゲームが続いた。朝からいきなり血も滴るような極上のステーキ2枚ぺろり。(厳密には半分サイズ×2?)さすがにげっぷが出る。

第1試合(Special): 古川商対成徳学園

..... 古川 - 成徳
........ 2 - 0
1st ... 25 - 21 . 21 min. 7-8 16-15 21-19
2nd ... 32 - 30 . 25 min. 7-8 12-16 19-21
Total . 57 - 51 . 46 min.

成徳は、1番下村がサーブに下がったとき、ツインタワーが前衛にそろう。つまりこのローテが一番強いことになる。しかもその下村が横に曲がるなかなかやっかいなサーブを打つ。
第1セット、序盤と中盤の2度にわたって、成徳はそのサーブ順で狙い通り古川を崩してリード。しかし古川もしだいに追い上げる。成徳は、大山のサーブも効果的である。そのサーブ順で19-17と成徳がまたリード。しかしその後、古川の4番の速攻が次々決まる。成徳には、サーブレシーブが乱れたり、お見合い気味にボールを落としたりというミスも出る。終盤一気に古川が突き放し、25-21古川。
第2セットに入り、第1セット大活躍の古川の4番を成徳がシャットしたあたりから、成徳の流れになる。成徳では8番吉田の活躍が光り、一時は19-13成徳リードとなる。しかし、古川も引き下がらない。成徳ツインタワーが両方後衛のローテで、連続ブロックなどで、14-19から17-19まで追い上げる。それでも成徳はいったんは23-20まで突き放した。しかし、23-21から、成徳にサーブレシーブミス、さらに大山のスパイクミス、ついに同点。さらに吉田・荒木のスパイクが続けてシャットされ、ついに25-24古川マッチポイント。成徳は、このセット効果大の吉田のサーブがネットインとなり、28-27と再び先行。30-29場面で、長いラリーになるものの、古川のフェイントが決まる。そしてその後、サーブレシーブの乱れもあり、大山のスパイクが連続シャット。32-30で激闘を古川が制した。

古川は飛び抜けた選手はいないけれども、平均的に高い。その高さで、速攻やコンビを自在に使いこなす。もちろんブロックや守備も堅い。
セット終盤に、成徳にミスが出たり、あるいは成徳の攻撃が次々ブロックにつかまったり、結局チームとしての完成度の差が出ての結果だったと思う。

第2試合: 三田尻対國學院栃木
準決勝クラスのカード2試合の間の試合。記憶が消えかかっている。

... 三田尻 - 栃木
........ 2 - 0
1st ... 25 - 15 . 16 min. 8-3 16- 9 21-12
2nd ... 25 - 18 . 18 min. 8-6 16-15 21-17
Total . 50 - 33 . 34 min.

國學院栃木は、特に第1セットは、サーブレシーブが乱れる場面が目立って、6番と2番のエースにボールが集まって単調な攻撃になったように感じられる。それに、全体にやはり高さがない。
栗原はまだフルパワーでないと思うが、それでもほとんど決まっていたと思う。三田尻ではむしろ2番の選手の活躍が目立った。
第2セットには、國學院にサービスエースが出たり、栗原を初めてシャットしたりして、一時13-10國學院リードの場面があった。しかし、終盤になると、國學院の攻撃がことごとく決まらず、18-17三田尻リードから三田尻が6連続ブレーク、試合を決めた。


708 春の高校バレー・第3日(3/22)(その2) 投稿者:ytori  投稿日: 3月23日(金)23時32分52秒

第3試合(Special): 文京女子対熊本信愛

..... 文京 - 信愛
........ 1 - 2
1st ... 26 - 24 ..... 21 min. 8-4 16-14 21-19
2nd ... 21 - 25 ..... 20 min. 8-6 13-16 17-21
3rd ... 19 - 25 ..... 19 min. 7-8 11-16 13-21
Total . 66 - 74 . 1 h. 0 min.

文京のセッター、鶴岡は、東京予選の放送で一度見て、とにかく驚いた。トスが速くて正確ということももちろんそうだし、ジャンプトスのフォームがほれぼれするくらいきれいだ。

第1セットは鶴岡が期待通りのトスワークを見せてくれる。信愛がことごとく振り回され、ほぼノーブロックになる場面が続出する。文京は確実にサイドアウトをとった上で、信愛をサーブで崩し、13-8と先行。その後信愛が何度か追い上げるものの、追いつきそうで追いつけない。24-21で文京のセットポイント。信愛はそこから3連続得点で24-24とついに追いついたものの、25-24から信愛のサーブレシーブが乱れ、26-24で文京がとった。それでもこのセットから、有田が打てばことごとく決まる。ブロックにもかかっていない。このセットは、有田が満足に打てる場面自体が少なかった。
第2セットも序盤は第1セット同様、文京にサービスエースが連発で10-6文京リード。しかしこの後、文京にサーブレシーブ、レシーブが乱れる場面が少しずつ出てくるようになる。さらに、信愛のブロックが鶴岡のトスワークについてきた。そうなると、ブロックでワンタッチをとってつないで、有田に打たせれば全部決まる。10-7から信愛は4ローテで9ブレーク、19-13と逆転。さらに終盤には、もう一つの核弾頭の徳川のブロードも炸裂。信愛が24-18でセットポイント。その後信愛にミスがあって、文京が3点を返すものの、25-21信愛。
第3セット、序盤点数は離れなかったものの、半分以上信愛のミスで文京に点が入っていただけ。中盤以降、有田のスパイク、さらに信愛にシャットが続き、一方的に点差が離れる。しかし、マッチポイントの場面にいたって、文京が有田を初めてシャット。次のプレーでも信愛にミス、さらにその次のラリーも有田は決まらない。信愛は勝ちを急いだか、有田にボールが集中、単調な攻撃になった。最後は長いラリーを信愛7番松野が決めた。25-19信愛。24-16まで点差が開いていたので、今のルールでは逆転はあり得ないけれども、昔のサイドアウト制なら浮き足立ちかねないパターンだった。

文京を見た人は誰もが思うだろう、これはNECレッドロケッツのバレーであり、すなわち世界の壁に阻まれた全日本のバレーだと。
文京には悲しいくらい高さがないし、攻撃力もない。レシーブがそれほど悪いとは思えないけれども、有田のスパイクがことごとくノーブロックで抜けてきては拾えない。有田のスパイクに対し、ブロックにどのような指示が出たのか、疑問は感じられる。しかし、あの高さでは基本的に無理がある。ブロックの上を抜けるスパイクが極めて多かった。
竹下についても指摘されているとおり、いくら早くて正確なトスワークができても、リズムが同じでは読まれてしまう。かといって、文京に、大きいトスを打ち抜ける高さとパワーのある選手がいるかと言えば、残念ながら答えはNoである。文京にほかの選択肢はない。
高さにさほど差のない実践、あるいは大きくても荒っぽい成徳のような相手なら、あれで勝てるだろう。しかし、絶対的なエースがいてしかも守備に隙のない、三田尻・信愛レベルの相手は、あのバレーでは無理がある。

とはいえ、私にとっても文京が負けたのは悲しい。あれだけトスワークで魅了してくれるセッターは、世界中探しても見つけるのは難しいだろう。

それにしても信愛、これほど強いチームとは。三田尻と並んで優勝候補最上位、と言っていいかもしれない。有田は身長は180だが、打点は今大会で最も高いように思える。相手が低いことも多分にあるのだろうが。

第4試合: 九州文化学園対就実
すみません、この試合も印象が極めて薄い・・・
CS放送では試合と試合の間が極めて短い。したがって、文京対信愛の試合の余韻が全く抜けないまま、茫然と画面を眺めていた。

..... 九文 - 就実
........ 2 - 0
1st ... 25 - 17 . 17 min. 8-3 16- 8 21-15
2nd ... 25 - 20 . 18 min. 8-2 16-10 21-17
Total . 50 - 37 . 35 min.

就実は、第1セット第2セットとも、セット序盤に、サーブレシーブの乱れが出て攻撃が単調になって、九文に一気に差を広げられたという印象。九文は、絶対的な選手はいないけれども、やはり崩れない。第2セットは、中盤以降、就実のエース9番と10番が活躍して少しずつ追い上げる場面もあったけれども、3点差止まり。


709 春の高校バレー・第3日(3/22)(その3) 投稿者:ytori  投稿日: 3月23日(金)23時37分43秒

第5試合: 妹背牛商対養老女商

... 妹背牛 - 養老
........ 0 - 2
1st ... 18 - 25 . 20 min. 7-8 15-16 17-21
2nd ... 14 - 25 . 19 min. 5-8 10-16 11-21
Total . 32 - 50 . 39 min.

養老は4番と1番の両センターエースに特徴があるチーム。この両選手が、速攻もオープントスも打ちこなし、しかもレフトやライトに回ることもあり、攻撃のほとんどをこなす。
第1セットは序盤養老が先行、中盤に妹背牛が追いついたものの、終盤は養老のセンター4番の攻撃が立て続けに決まり、一気に突き放す。第2セットも前半、妹背牛に、コンビの乱れあるいはサーブレシーブのミスが何本か出た。さらに、養老4番のセンター攻撃はこのセットも全く止まらず、大差が付いた。
養老のセンター攻撃に対し、妹背牛のブロックがどうなっていたのかは、疑問が感じられる。(ブロックがばらける傾向があったけれども、それを修正する具体的な指示は聞こえなかった)高さとしては妹背牛のほうがむしろ高いし、養老のセンター攻撃は、大山、荒木、有田のような、わかっていても止められないほど威力のあるものではない。

第6試合: 市立船橋対豊橋中央

..... 市船 - 豊橋
........ 2 - 0
1st ... 25 - 23 . 21 min. 6-8 13-16 21-20
2nd ... 34 - 32 . 31 min. 4-8 12-16 17-21
Total . 59 - 55 . 52 min.

両チームともレシーブはよい。その一方、攻撃面ではそれほど目立つ特徴はない。とにかくラリーが長く続く場面が目立った。別の意味で極めて疲れる試合。
展開としては、第1セット、第2セットとも似ている。どちらのセットとも、序盤から中盤にかけては、豊橋がほぼ常時先行する。特に第2セット前半は、豊橋に好レシーブが続出、ポイントにつながった。しかし、終盤になると、豊橋の攻撃が単調になったところを市船がブロックで捕まえて追いつき、逆転。
結局は、高さの差が最後に出た(身長で4cm、到達点で9cm市船が上回る)という印象。豊橋は、もっと速攻を効果的に使えればよいと思うのだが。


710 春の高校バレー・第3日(3/22)(その4) 投稿者:ytori  投稿日: 3月24日(土)10時03分44秒

第7試合: 誠修対京都橘
このあたりになると、集中力もかなり途切れてくる。

..... 誠修 - 京都橘
........ 2 - 1
1st ... 25 - 20 . 17 min. 8-7 16-14 21-16
2nd ... 19 - 25 . 16 min. 6-8 11-16 17-21
3rd ... 27 - 25 . 25 min. 8-6 16-14 21-19
Total . 71 - 70 . 58 min.

前の試合と比べて、スパイク1本で切れる場面がかなり多かったと思う。ラリーが続く場面は少なかった。本日の8試合の中でブレークの割合は最も少ない。

京都橘は188cmのセンターエース8番(中国からの留学生)が中心のチーム。第1セット、その橘8番のスパイクは8本決められるものの、誠修は他の選手の攻撃はほとんど封じた。
第2セットに入ると、橘の8番のフェイントがことごとく決まる。この選手、強打は長いコースが多いので、どうしてもレシーバーが後ろに構える。前が空いたところに落とされた。誠修のエースあるいは速攻がブロックされたり、サー
ブレシーブが乱れたりして、中盤以降橘がリードし逃げ切り。
第3セット、誠修は、前の2セットに比べ速攻やブロードを多用する。それまでは、4番と1番の両エースの攻撃が目立った。前半は誠修が先行するものの、中盤で誠修にスパイクミスやサーブレシーブのミスがあって橘が追いつき、19-21から3連続得点でついに逆転。しかし、22-22の場面、橘のスパイクは、微妙な判定、オーバーコールでラインを割った。誠修が先行したままデュースに入り、26-25からの長いラリー、誠修のエース1番のスパイクが決まって試合終了。

橘は、センターエースの8番以外の選手にもう少し攻撃力があれば、と思われる。誠修は、攻撃面では4番と1番の両エース、また、随所でセッターの強気なトスワーク(ツー攻撃もあり)が目立った。

第8試合: 氷上対市立橘
もうぼろぼろです。

..... 氷上 - 市立橘
........ 2 - 0
1st ... 25 - 23 . 21 min. 7-8 15-16 21-19
2nd ... 25 - 21 . 24 min. 8-6 16-11 21-20
Total . 50 - 44 . 45 min.

第1セットは両チームにミスが目立ち荒っぽい展開。それでも後半以降、氷上がエースの3番と4番の強打で何とかねじ伏せる。
第2セットは、橘が速攻を多用するようになる。それでも、ラリーが続くと、氷上が高さや攻撃力に優り、氷上がブロックしたり、橘のミスになったりして、氷上が序盤から中盤にかけて先行。終盤、橘がやはり速攻を有効に使って5連続得点、20-20に追いつく。その次のプレー、ラリーが長く続いたけれども、橘に痛恨のタッチネット。これが試合最大の山場。直後に氷上にサービスエース。23-21からも橘がサーブレシーブミスから失点。

氷上は、内容は決して満足できるものでないとは思うけれども、結局3番と4番のエースの攻撃力の分だけ勝ったような印象。


711 イエリッチ選手への思い入れは感じました。 投稿者:原 昌徳  投稿日: 4月17日(火)21時54分41秒

拝啓 ytori様、初めまして原と申します。Russiaの歴史サイトからOEFC様のHPを経てLinkしました。
イエリッチ選手はシドニーオリンピック最終予選最終日の試合で見ました。とても存在感の在る選手でしたがロト選手や旧ソ連の選手なども頑張ってました。
日立も移転先が無く廃部で気の毒です。只ytori様は架空世界でどのような女神様を表現されているのですか?理論も素晴らしいのですが自分も書込んでないで絵で表現したいです。
中垣内選手はやはり凄い選手だと思います。それでは御元気で、失礼します。敬具

http://homepage2.nifty.com/H-revenge/index.html


712 (無題) 投稿者:ytori  投稿日: 4月26日(木)09時27分27秒

>原 昌徳さん
はじめまして。ご挨拶が遅れてすみません。

日立については、ここにきて在京企業が移籍に名乗りを上げたという記事も出ており、最後の最後まで慎重に見守る必要がありそうです。

>只ytori様は架空世界でどのような女神様を表現されているのですか?
トップページで「架空世界で」と書いたのは、主にゲームの話なのです。(ただし、最近は極めて久しくご無沙汰)
このページを立ち上げた当初は、「現実世界=スポーツ」と「架空世界=ゲーム」が、いわば車の両輪で、両方そろって「最高の女神様を」という構想でした。いくつかの事情から、女子スポーツのページだけ先行して広く公開することにしたのですが、結局今でもそのままになってしまっています。
実は1カ所だけ、私の書いたゲーム関連のページへのブリッジがかかっている場所があります。
こちらの掲示板の主旨から離れるので、この程度にとどめておきます。


713 危機的状況のお知らせ 投稿者:ytori  投稿日: 4月26日(木)09時28分48秒

みなさんにはご迷惑をおかけしますが、現時点でも正式な更新のめどは全く立っていません。
このページが、世界の女子バレー中心の現行の内容になって以来、最も危機的かもしれません。
というのは、これまでは、2ヶ月3ヶ月の長期の中断はあっても、その間ある程度は記事を書きためていました。今回はそれもできていません。3月初めから記事そのものが全く進んでいません。


714 おひさしぶりです 投稿者:エテ吉  投稿日: 4月26日(木)22時12分21秒

おひさしぶりです、イエリッチ依存病から回復できないエテ吉です。

>ytoriさん
僕は危機的状況ということでとても心配です。ここは日本唯一のバーバラのサイトなので
個人的にもっともっと盛り上げてほしいのですが。
けど今年は4年間で最もつまらない年なので仕方ないかもしれませんが。
応援してます、頑張ってください。

>原 昌徳さん
僕も感じました、バーバラ、ナターシャ、チェブキナ、グリゴ、シスコ、ヨル・・・
輝いてましたね。


715 おつかれでやんす 投稿者:風来坊  投稿日: 5月 3日(木)18時14分59秒

私は別にデンソーファンというわけではないんですけどバーバラがいた頃は自分の生活を犠牲
にしてまで応援してました。

あの頃バーバラと一緒に戦っていた藤田選手や小野選手が引退するそうですね。
なんか一つの時代が終わったような感じがしてちょっと悲しい今日この頃・・・


716 (無題) 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 5月10日(木)22時24分13秒

みなさんご心配かけてすみません。
まだ更新に時間はかかると思いますが、大きな工事が一つ終わるめどがつきました。

バーバラの今シーズンは本当にあっという間に終わってしまった。あのメンバーでイタリアのタイトルを両方とも落としたのは、どうかと思う。
欧州女王のタイトルこそとったものの、チームとしてうまくまとまっているとはあまり思えなかったし、バーバラのパフォーマンスはもっと疑問が感じられた。そのあたりの不安がプレーオフで的中してしまった。

今シーズンのイタリアセリエA1には、アルタモノワ、バーバラ、ゼトバというスーパーエースがいた。
アルは、五輪に出られることは決まっていて、そこでどこまでやれるかが問題。ゼトバは逆に、五輪は全く関係ない。対するバーバラは、五輪に出ることが全てだった。このあたりの差が、その後のリーグ戦にも出たような気がする。
あれほど絶望的な状況のチームを五輪出場まで持っていった。五輪予選最後の2試合は、ほかのどのチームのどんな選手にも見たことがない、最高のパフォーマンスだった。それがなければ、五輪出場は到底無理だった。しかしバーバラをして、それは大きな反動が避けられないことだと思う。本当にあれは、選手寿命を縮める。

>風来坊さん
藤田選手は、黒鷲のメンバーに登録されていなかっただけで、引退ではないと思いますが。
いずれにせよ、来シーズンは今シーズン以上の危機だと、心配します。


717 「PCおよびUD掲示板」開設のご挨拶 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 5月10日(木)22時25分51秒

第二掲示板(スポーツ総合掲示板・女子バレー除く)で、PCおよびUD (United Devises)の話題が大きくなりすぎ、本来の主旨からずれてきたので、PCとUDの話題を独立(隔離)させます。
またしても緊急避難で、2カ所の掲示板以外からはリンクさえない(トップページからさえ直につながっていない)状況ですが、工事は時間のあるときにおいおい進めるつもりです。

管理人の日記帳みたいになる可能性が大きいですが(^^; (^^;、ふるって書き込みをお願いします。

PCおよびUD掲示板

http://www3.neocity.to/treebbs/tree.cgi?board=105/ytori_pcud&page=1


718 気がついたら終わってました 投稿者:エテ吉  投稿日: 6月12日(火)00時29分07秒

先週までテニスの全仏オープンに夢中だったのでバレーのことは全然考えもしなかった
のですが先週末、お隣のドイツでバレーのWGPのヨーロッパ予選があったみたいですね。
さっきネットサーフィンして分かりました。
やっぱり(あまり使いたくない表現なんですが)だめでしたね。今年はバーバラのプレーを
みることさえなく終わりそうでなんか悲しい・・・。
Vリーグも近い将来なくなりそうで日本バレーも終わりみたいな感じもします。
対照的にテニスは年々規模が拡大しているのが唯一の救いです、個人的に。
バーバラほどの身体能力があればテニスをやっていても凄いんでしょうね!200キロサーブとか
うちそう(笑)。なんか話しがヘンな方向にいってすみませんでした。


719 さらに悪い知らせ 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 6月15日(金)19時32分23秒

BCVマスターズがすでに始まっていて、クロアチアも参戦していますが、
何と、バーバラが負傷のため戦線離脱とのことです。先週のWGP予選で右肩と背中を痛めていたらしく、結局最初の試合に出場しただけ。

今回のクロアチアは、センター線はチェブキナはもちろんリマッツもユルツァンもいない、さらにレトも抜き。初めから、バーバラに打たせる以外何もできないと思われるチームだったが、そこからバーバラが抜けた。これで、レギュラーで一番年上がシスコビッチ。クロアチアのジュニア以下だ。このチームに何ができるのか、監督のお手並み拝見といきたい気もするが、まず何もできないだろう。
# 今回のBCVマスターズは、どのチームもかなり「すごい」メンバーで、見どころはそれはそれでありそうだ。バーバラとレト抜きのクロアチアチーム、怖いもの見たさもあるが、発狂してテレビを破壊しかねないからやめよう。

これまで、バーバラの負傷ということは予期しなかった(あるいは、意図的に考えなかった)けれども、もともとバレーボールは怪我の多い競技、しかも普通のチームのエースの5割増しから2倍の無茶な使い方をしていれば、壊れるのも当たり前である。
今シーズンは幸か不幸か世界大会もない。だからじっくり回復させてほしいところ・・・だが、世界選手権の予選がある。
それもブルガリアと同組。バーバラ抜きではもちろん勝負にならないし、バーバラがいてもこの(WGP欧州予選またはBCVの登録メンバー)チームでは勝てるかどうか怪しい。バーバラの回復が遅れれば、世界選手権不出場すら考えられる。
不幸中の幸いなのは、その予選が8/30-9/1と遅い日程であること。

脱線ついでに: ダベンポートの一家はバレーボール一家だそうです。(ダベンポート、でかいですよね)その中でリンゼイだけがテニスを選んで、あの通りの成功を収めています。すでにご存じならすみません。


720 Ruzic? 投稿者:エテ吉  投稿日: 6月22日(金)19時15分34秒

バーバラが怪我をして戦線離脱とは・・・とても気になります。長持ちするような怪我には
ならないで欲しいですね。世界選手権の予選ではブルガリアですか・・・
あのゼトバとかいうバーバラ並の大砲がいるチームですよね。バーバラが復活すればなんも
問題ないと思うけれどやっぱりコワイですね。
クロアチアのメンバーを見るとみんな82,3年生まれの十代の選手ばかりですね。
しかも190センチを超える選手がかなり揃っていて、少しは希望が見えました。
後はイエリッチ監督の手腕次第。期待してます、いや期待したい!

それはそうとバーバラ結婚したんですか?だとしたらおめでたいですね!
これを機にもっともっと成長して頑張ってもらいたいな。


721 クロアチアについていろいろ 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 6月27日(水)07時03分28秒

世界選手権予選で、重大な注意。欧州予選の組分けの数と出場枠を考えると、ブルガリアに負けてこの組2位になっても本戦出場の可能性はある。

今回BCVマスターズあるいはその前のグランプリ予選のクロアチアのメンバーは、ジュニアのメンバーがかなり中心になっている。私としては、このメンバーでスイスまで何しにきたのか、と思ってしまう。他のチームも全く未知数の選手がたくさん入っているけれども、それにしても力の差がありすぎる。
とはいえ、ジュニアあるいはユースの世代には、少しは期待している。ジュニア・ユースとも、今年9月の世界選手権出場を決めているとのことだ。(フル代表は、チームの責任者が代わらない限り、進歩も発展もないと思っている)この世代が早く吸い上げられて、クロアチア代表がイエリッチ一家のチームから脱する以外に、望みはない。

五輪が終わった次のシーズンということもあり、バーバラが結婚とすれば、ちょうど大きな区切りがついたことになる。怪我はよくないけれども、よい充電期間にしてほしい、と願っている。


722 某所ウォッチング 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 6月27日(水)07時04分02秒

先日、久しぶりに某掲示板を見たところ(あまりにも荒れ方が酷いため、しばらく巡回していなかった)、こちらの記事がほぼ1ページにわたってまるまるコピペされているのを発見した。ぱっと見て、私の記事みたいなタイトルのスレがあるな、と思ったところ、こちらの記事のコピペ。さらに、トップページをコピペされているのも発見。
ちょっと驚いたと同時に、某所にコピペされるくらいだから少しは有名になったのか、と思った。(ただし、あの長文をまるまる掲示板に掲載するのは、問題がある)


723 欧州ジュニア・ユース事情 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 6月30日(土)23時03分12秒

欧州では一般に、若い世代で即戦力の選手・チームを作るわけではないようだ。それだけに、ジュニア・ユースで安定した成績を出す国は少なく、また、ジュニア・ユースでの成績が必ずしもフル代表につながるわけではない。ロシアは今回、ジュニア代表はその組の4チーム中3位で予選落ちしている。

その中で、まず第一に安定していると言えるのがイタリア。いうまでもなく世界一レベルの高い国内リーグを持ち、それに参加する各チームは少年少女のチームを持ち育成を行うことが義務づけられているはずだから、必然の結果である。
ポーランドも若い世代は安定して好成績を上げている。高校や大学の教育現場でバレーボールが広く行われているとのことだ。
それに続いてジュニア・ユース両方出場したのがクロアチアだから、歴史の浅さ、限られた人口を考えれば、育成の努力は認められる。ユースは開催国権限での出場だから威張れないけれども、ジュニアは大陸予選を勝ち抜き。その予選も、自国開催とはいえイタリアを破っての出場だから、高く評価していいだろう。


725 バーバラの世界選手権への道 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月 2日(月)04時11分19秒

世界選手権の予選も各地で始まっていて、欧州では出場決定のチーム(ロシア、チェコ)も出ている。
クロアチアは、ブルガリア・ギリシア・フィンランドと同じ組である。これはおそらく、世界で最もえげつない潰し合いである。
欧州では、6組で8カ国の枠。各組1位のチームに加え、2位のチームのうち成績のよい2チームが本戦進出である。したがって、格下2チーム相手にはストレート勝ちが絶対の条件、それも、失点もできる限り少なくしなければならない。それで初めてブルガリアとの決戦に進める。

前にも書いたとおり、クロアチアのジュニア世代の選手は、すでにかなりフル代表に入っている。それも、要の正セッターがフル代表とジュニア兼任のはずだ。(こんな無茶ももちろんほかでは聞いたこともない。)
今シーズン、両方の日程はまともにぶつかる。この予選が8/30から9/1、しかし、9月1日にはドミニカで世界ジュニアが始まるのだ。いったいどうするつもりなのか。

1)フル代表はグリゴロビッチをあきらめる。この場合、おそらくリヒテンシュタインが正セッター。
2)グリゴロビッチあるいはベスナの名前を両方に登録。フル代表の予選が終わり次第(あるいは、ブルガリア戦が終わり次第)ドミニカに強制送還というウルトラE。
3)ジュニアの選手権を捨てる。

常識的に考えれば、フル代表はリヒテンシュタインと心中するのが筋だろう。いずれにせよ、ジュニア側との調整をきちんとした上で、ベストメンバーを揃えること、これが予選勝ち抜きの最低限の前提である。
しかし、あの監督に、まともな考えがあるとは到底思えない。というのも、BCVマスターズ(あるいはWGP予選)でリヒテンシュタインを試していないのだ。使うと決めた選手は、何があっても使い続けて、代わりのことを全く考えない。使わない選手は全く使わない。本当にあの監督は全ての元凶だ。


726 そうですね 投稿者:エテ吉  投稿日: 7月 3日(火)23時04分02秒

ytoriさん、貴重な情報&意見ありがとうございます。
クロアチアの世界選手権予選とジュニアの世界選の日程がまともにぶつかるなんて・・・
一体どんなチーム編成で挑むのか、バーバラの復帰が間に合うのか不安だらけです。


>本当にあの監督は全ての元凶だ。

この監督がアトランタ不出場を決めた時点でチーム育成をきちんと進めていれば、シドニー
でメダルを取ることも可能だったかもしれなかったんですよね。
4年間も時間をムダにしたのだからクロアチアの協会も何らかの措置を下すべきなのに・・・
したくても出来ないとか、やる気がないとか。一体どうなってるんですかねぇ。
でもこの監督がバーバラを育てたのだから不思議です。


727 というか・・・ 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月 4日(水)05時43分30秒

>この監督がアトランタ不出場を決めた時点でチーム育成をきちんと進めていれば、シドニーでメダルを取ることも可能だったかもしれなかったんですよね。

というか、アトランタ五輪不出場の時点で、監督は首を切られていなければおかしい。まともな良識のある協会なら、そうするはずですよ。その時点でしかるべき対応をとらなかったことが、クロアチアのバレーの強化における最大の誤りであり、今に至るまで大きな禍根を残している。
さらに、シドニー五輪予選では、フル代表で使えるセッターがいないという、前代未聞の状況だった。挙げ句の果てにユース出たてのセッターをいきなり吸い上げ。五輪最終予選という大切な大会を、実戦で一度もあわせたことのないチームで戦ったのだ。この責任を不問にすることは、決して許されないはずだ。
このようなおよそ信じ難い馬鹿げた事態を招いた人物が、いまだに監督を続けていることが不思議だ。他の国ではあり得ないと思う。

とにかくあの監督は、先の大会のことを考えているとは全く思えない。誰を中心として、どのようなバレーで世界と戦いたいのか。まともな構想を一度も見たことがない。多分それを考えていないし、その能力がないのだと思う。

クロアチアの協会は協会で、やる気があるのか極めて疑問。というのは、五輪最終予選の直前、国籍変更選手の制限が決められたとき、抗議を何もしていない。
内容の是非はともかく、制限が決められた経緯はでたらめだから、裁判をすれば勝つ可能性は十分にあったはずだ。

>でもこの監督がバーバラを育てたのだから不思議です。
個人的には、バーバラを育てたのはカルポリ御大が大きくかかわっていると思っているのだが。カルポリ氏が、一時期ザグレブのチームの監督をしたことがあるとのことで、旧ソ連の選手が多数クロアチアに国籍を変更したのも、そのパイプがあるからだと理解している。
# なお、この話は又聞きのレベルなので、鵜呑みにせず、きちんとしたソースで確認をとってほしい

今からでも、世界の一流の指導者を招聘すれば、アテネ五輪でクロアチアがベスト4に入る確率は30%にはなるだろう。しかし、今の監督のままでは、出場の可能性も非常に低いと、本気で思っている。

http://www.asahi-net.or.jp/~gr4y-trwk/barbara/0001/00oqrep3.htm#special1


728 もったいない! 投稿者:エテ吉  投稿日: 7月 8日(日)20時50分02秒

>今からでも、世界の一流の指導者を招聘すれば、アテネ五輪でクロアチアがベスト4に入る
確率は30%にはなるだろう。しかし、今の監督のままでは、出場の可能性も非常に低いと、
本気で思っている。

ドイツチームが世界選手権の後に中国か韓国の監督を招聘しましたよね。おそらく守備面の強化
目的だと思うけれど、これってほんとに素晴らしいですよね。自分たちのプレースタイルに足り
ないものを手にするために従来の形式を変えてしまったんだから。クロアチアにもこれと同じよ
うな事が出来るほどやる気があれば最高だけれど、どうなんでしょうかね。
ytoriさんが仰るように、バーバラがこのチームにいるのがもったいなくて悲しすぎます。
日本に帰化でもしてくれたらいいのに(爆)。


729 愚痴はここまでにして 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月12日(木)10時41分52秒

ドイツは、昨年以来欧州2番手の位置に定着している。(五輪予選・五輪本戦・ワールドグランプリ予選)しかし、イタリア・オランダ・クロアチアあたりと、選手の力の差があるとは思われない。この差は、やるべきことをしているかいないか、その違いである。

さて、愚痴もこのあたりにして。
一番言いたいことは、クロアチアと同じくらいブルガリアにも本戦出場してほしい、ということ。バーバラがいない世界選手権など、絶望的に寂しいけれども、ゼトバがいないのも寂しい。


730 世界一忙しいセッター(?) 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月12日(木)10時42分44秒

グリゴロビッチは、もともと2年前の世界ユースのキャプテンかつ正セッター、だから今年は、ジュニアの正セッターというのが本来だ。ところが、国籍変更選手の出場制限に伴い、去年の五輪最終予選で急遽フル代表に召集。その大会でフル代表の正セッターも確実なものにしてしまった。

5月から6月もとてつもなく大変で、16日までセリエAの決勝でReggio-Calabriaに帯同、その後25〜27日に、ジュニア世界選手権の欧州予選。この組1位で勝ち抜き、本戦出場を決めている。
相手によっては、ジュニア3番手以下のセッターでも戦えるかもしれないが、今回予選はイタリアと同じ組。いかに自国開催とはいえ、本来の正セッター抜きで勝てるとは考えられない。
その後1週だけ間があるが、6月8〜10日に、ワールドグランプリの欧州予選。そして全く休みなしでスイスのBCVマスターズ。
そもそも、欧州予選・BCVのメンバーには、グリゴロビッチとベスナの両セッターに加え、ジュニア代表が半分以上入っている。ジュニアの予選を戦ったばかりの選手を、なぜフル代表の試合に引きずり回したのか。準備期間も全く取れないはずだ。これで試合になるはずがない。

そして、前の書き込みの通り、世界選手権の予選が8/30から9/1、しかし9月1日にはドミニカでジュニア世界選手権が始まってしまう。世界ジュニアでベスト8に残れば、9月9日まで試合がある。そして、22日から欧州選手権(フル代表)。

グリゴロビッチはフル代表の正セッターに確定しているのだから、常識的にはジュニアは卒業(飛び級)でいいはずだ。しかし、ジュニアにこだわりたいのは、フル代表では間違いなく両エース偏重のトスワークを強要されるからだ。彼女が流れを変えることができる最大の理由は、絶対的エースのいないチームでの経験にある、と思っている(これはリヒテンシュタインにも、キリロワにさえない。)。フル代表しか出なければ、その一番大切なところをだめにされてしまう。リヒテンシュタインの二の舞になりかねない。
ただし、現在は海外リーグへの道が開けている。特に、イタリアのトップリーグでさえ、セッターは人材難が目立つ。だから、トス回しのセンスをスポイルされる危険は低いとは思うが。


731 うちのミシェルは破壊されました 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月12日(木)10時47分42秒

うちのメインノートのミシェルは、起動自体できなくなって修理に出されました。そのため、管理人がネットに顔を出す頻度がさらに下がることが予想されます。ご了承願います。

以前もちらりと書き込みしたことがあるけれども、ミシェルのハードディスクは購入間もない時期から事故が多く、不安はあった。そのハードディスクの起動に必要な領域がやられてしまったらしい。
ミシェルが完全に死亡したのは9日だが、その前に液晶画面も一時おかしくなっていた。そのときにデスクトップマシンにデータを移転しているので、幸いにして、データの実害はさほどない。
しかし、液晶画面より先にハードディスクが逝ったのは初めてである。オクサーナにしてもマリアにしても、最初にやられたのは液晶である。タラも、ハードディスクは何ともないが、画面は危なっかしくなってきている。


732 ミシェル復活 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月18日(水)00時09分42秒

とりあえず、インターネットアクセスに必要な環境は一通り整ったので、従来通りアクセスできると思います。
不備はいろいろあるでしょうが、それは気がついたときにおいおい整備することにします。あと、大量のMP3データ移転作業が残っているのですが、現在デスクトップマシンが多忙のため、暇になったときになります。


733 世界選手権予選日程変更 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月18日(水)00時10分11秒

FIVB公式ページによると、クロアチアの世界選手権予選日程が8/27-29に変更になっている。
これは、フル代表の世界選手権予選が終わりしだい、ジュニアを兼ねるメンバーをドミニカに強制送還、という説を裏付けるものと思われる。(この予選はクロアチアホームでの開催だから、多少の変更は利くのだろう)


734 ブロードバンド到来 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月19日(木)11時01分58秒

現在話題のYahoo! BBに加入。昨日NTTの局内工事が終わり、ADSLによるインターネット接続が利用できるようになりました。この先どうなるかはわからないところがありますが、とにかく我が家にも高速・常時接続環境がやってきたことは確か。

なお、(ここから重要!)ホームページの移転は当分ありません。従来のメールアドレスも利用できます。


735 ネオシティのサーバトラブル 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 7月19日(木)11時02分42秒

一昨日あたりから、ネオシティの第3サーバにトラブルが続いているらしく、PC関連およびUD掲示板は現状アクセスできません。この状況が続くようであれば、UDおよびPC関係は第2掲示板(「最高の女神さまを求めて」掲示板)に緊急避難します。
第2掲示板が入っているサーバも、一部機能が停止している報告もありますが、表示・投稿には支障はないようです。

最近マルチキャストパケットが多い・・・(全ての掲示板に書き込むお知らせ)

「最高の女神さまを求めて」掲示板
http://www2.neocity.to/treebbs/tree.cgi?board=057/ytori&page=1
PC関連およびUD掲示板
http://www3.neocity.to/treebbs/tree.cgi?board=105/ytori_pcud&page=1


736 第二および第三掲示板廃止のお知らせ 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 8月 2日(木)03時49分18秒

掲示板レンタルを行っている業者さまの都合もありまして、本掲示板以外の二つの掲示板を、本年8月25日をもって廃止しなければならない事態となりました。
ご利用の皆様にご迷惑をかけることをお詫び申し上げます。

このお知らせ以降は、第二掲示板(女子バレーを除くスポーツ関連掲示板)および第三掲示板(PCおよびUD掲示板)への書き込みをご遠慮いただきますよう、お願い申しあげます。

これまでの投稿は全て管理人の手元に保存してあります。管理人のホームページから利用できるようにいたします。ホームページは長期にわたって更新が滞っており、ご心配をおかけしておりますが、本件に関しては大至急工事を行います。また、緊急に投稿のログが必要な方は、管理人宛にメールでご請求ください。
mailto:gr4y-trwk@asahi-net.or.jp

第二掲示板(女子バレーを除くスポーツ関連掲示板)
( http://www2.neocity.to/treebbs/tree.cgi?board=057/ytori&page=1 )
代替あるいは移行は当面行いません。こちらの掲示板に併合します。これ以降は、スポーツ関連の話題は全てこちらでお願いします。

第三掲示板(PCおよびUD掲示板)
( http://www3.neocity.to/treebbs/tree.cgi?board=105/ytori_pcud&page=1 )
移行するかどうかも含めて現在検討中です。移行を行わない場合、あるいは移行するとしてもその手続きが完了するまでは、これらに関する書き込みもこちらでお願いします。

短い間ではありましたが、これまでのご愛顧に心より感謝いたします。


737 掲示板ログ整備完了 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 8月 2日(木)09時40分59秒

下記の旧第二掲示板(女子バレーを除くスポーツ関連掲示板)および第三掲示板(PCおよびUD掲示板)廃止の件につきまして、これらの掲示板の投稿ログのアップロードが完了いたしました。
トップページからたどることができます。


738 お久しぶりです。 投稿者:nrk  投稿日: 8月 2日(木)17時03分32秒

掲示板の件、大変でしたね。
私も気になってはいたんですが、ytoriさんのPCが非常事態になったとの事で
書き込みは遠慮していました。
とにかく色々と大変でしょうが頑張ってください。
私はそちら方面の知識ゼロなので何の力にもなれないのですが…。

PS:全仏&全英テニスは燃えました〜。


739 復帰の機会を探りつつ 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 8月 6日(月)23時21分43秒

nrkさん、お久しぶりです。お気遣いありがとうございます。

全仏オープンは、準決勝まであまり盛り上がれなかったけれども、その分を決勝で一気に埋め合わせてしまった。グランドスラムの決勝で、あれほどもつれた試合を見たのは、もちろん初めてである。カプリアティが勝てそうでなかなか勝てない、クリステルスも崩れそうな気配は最後までなかった。

ウィンブルドンは、女子については最後まで今ひとつ盛り上がれず。芝のコートでヴィーナスの球速に対抗するのは、極めて困難だ。
この大会、むしろ男子の試合で盛り上がった。何年前だったか忘れたけれども、イワニセビッチとサンプラスの激闘が妙に記憶に残っていて、次のチャンスがあればイワニセビッチに勝ってほしい、という気持ちはどこかにあった。しかし、そのチャンスが来るとはまさか思わなかった。あの男子決勝は、「自分に勝て」の名実況とともに、忘れられない試合になるだろう。
敗れたラフターもすばらしかった。プレーももちろん、感服するくらい紳士である。次のチャンスがあれば必ず応援したい、と思ってしまう。

さて、試合はよかったとして、気がかりなのは、その後のクロアチア市民の熱狂ぶりである。細かく列挙はしないけれども、異常というか、ある種恐怖さえ感じられる。その様子から逆に、国情はそれだけ苦しいのだろうか、と思ってしまう。

女子テニスの次のネタは、ジュスティーヌ・エナンの予定。
今時トップ5で、あれほど見た目のさえない選手も珍しいけれども、テニスはほれぼれするくらいダイナミックだ。極めて男性的なテニスと言えるだろう。しかし、恐ろしいくらい体を大きく使うプレーだから、怪我が本当に心配である。このあたりの話をふくらませて、記事にする予定。
# しかし、テニスだけはネタが続かない。バレーボールのバーバラは言うまでもなく、フィギュアスケートのマリアも長野五輪超えてソルトレークまで6シーズンもってしまったのに、これは困る。

うちのページの更新が実質上止まったままで、大変ご心配をおかけしていると思います。8月は、世界陸上、バレーのワールドグランプリなど、大きなイベントがあり、上記のテニスの話とあわせて、このいずれかで復帰できると思います。


740 新エース「アリーナ」戦線投入 投稿者:ytori@管理人  投稿日: 8月 6日(月)23時28分12秒

次は、7月下旬からのUDに関する動きをまとめます。

ついにと言うか、うちの部隊も根本的な戦力増強に踏み切ることになった。
その最後の決め手となったのは、猛暑である。暑さが厳しいと消費が増えると一般に言われるけれども、こんなところにも影響があったのだ(なわけないだろう)。
ルルとヴィクトリアを両方稼働させるのは、電気代の負担も大きいし(マシン自体の電気代に加え、エアコンも当然相当長時間稼働しなければならない)、それ以前に、人間が暑さに耐えられないのだ。デスクトップ2台稼働の期間中、夜間ですら35度に達したことがある。

CPUはPentium4-1.7GHz、ヴィクトリアとルルが両方戦線を離れても埋め合わせができることを一つのめどとした。
ハードディスク1台、拡張ボードもグラフィックとLANのみという、極小の編成にしたこともあり、組み立ては恐ろしいほど楽だった。
一般に、CPUの冷却ファンの取り付けは難関である。特に、最近のCPUは発熱量が大きいため、ちょっとしたミスがあってもCPUが過熱して破損することが多い。しかし、Pentium4では、その部分にいくつかの工夫があり、初心者でもまず間違いがないようになっている。自作初心者が新たに高性能PCを組み立てる際には、コストパフォーマンスでは割高になっても、この点でPentium4をおすすめする。
# Athlonを燃やしたという事故は珍しくない。Athlonは、消費電力が大きいだけでなく本体の半導体のサイズが小さいため、面積あたりの発熱が極度に大きく、これが「燃える」事故が多い原因になっている。

しかし、現在のところ、このマシンはUD以外にほとんど役に立ちそうにない。特に、新しいマシンで使えるAGPのグラフィックボードがないことが判明したため、PCIバスに初代Milleniumをさしている(木亥火暴)。
# グラフィックボードの選択は悩むけれども、価格性能比と相性問題を考えれば、GeForce系以外に選択肢がほとんどないのが現状だ。もう一つ考えなければならないのがサウンドボードである。音が出ればよいのであれば、マザーボード搭載のサウンド機能を使えばいい。しかし、現在のところ音楽再生もヴィカに頼っているので、これは新しいマシンで何とかしたい。そうすると、SoundBlaster Live!あたりが必要になる。

新しいマシンの登録名は「アリーナ」(Alina Kabaeva)である。ユリアに続いて、新体操選手由来。
# フィギュアスケート選手の名前はネタ切れに近い。特に、ミシェル・イリナ・マリアを全部使用済みというのは問題である。96年以降の世界選手権と五輪合わせて7回、メダルのべ21個のうち、クワンとスルツカヤだけで過半の12個、これではネタ切れを起こすわけだ。


741 別名(ハンドル)決定 投稿者:ytori@UD_THINK  投稿日: 8月 6日(月)23時35分41秒

さらに、ネットワーク上では登録名(真の名前)を使わず、別名(ハンドルと呼ぶことにする)で呼ぶことに決めた。研究室常駐のマシンの場合、うちと研究室では当然命名のルールが違うから、以前から2つの名前を持っている。
自宅マシンのハンドルは女子バレー選手由来にする。これは、ネットワークで接続されたマシンをチームと見なす、という意味合いもある。

Victoria ←→ Barbara (Barbara Jelic)
編成が大きく、パワーも容量もうちの部隊では飛び抜けている。このマシンのイメージに当てはまるのはバーバラ・イエリッチしかない。一つだけバーバラと大違いなのは、タフさは全くないこと。特に、温度の高いときに録音作業が重なると、いとも簡単にダウンする。

LuLu ←→ Natasa (Natasa Leto)
パワーは必ずしもないけれども、安定でトラブルが少なく、多目的に使える。決定力ではトップクラスでなくても、攻守に安定したプレーのできるナターシャ・レトのイメージと重なる。

Michelle ←→ Biljana (Biljana Gligorovic)
パワーはないけれども、音声・画像以外のデータは必ずこのマシンで収集・編集され、各マシンに送られる。このイメージから、ノートマシンのハンドルは、代々セッターになる予定。

Alina ←→ Yumilka (Yumilka Ruiz)
編成は小さいけれどもマシンパワーはある(今のところ、CPUパワーだけだが)。バレー選手としては小柄でしかも細身、にもかかわらず驚異的パワーとジャンプ力のあるルイザと共通点。
突然キューバ選手になったが、ほかのマシンのCPUがPentium3なのに対しこのマシンだけPentium4なので、違う国の選手由来にする理由はある。


742 猛暑は一休み、それでも 投稿者:ytori@UD_THINK  投稿日: 8月 6日(月)23時37分20秒

戦うマシンたちにとって、この夏はとんでもなく厳しい夏になるようだ。
7月の上旬にミシェルが故障・戦線離脱したのに続き、7月30日にユリア、8月3日にイリナが立て続けに死亡。
どちらのマシンが死んだときも、最初は単にダウンしただけだと思って、研究室に様子を見に行ったところ、どうしてもマシンが起動しないことがわかったわけである。とすると、代替のパーツや工具など持っているはずもないから、結局何もできずに帰ることになってしまう。
今のところ、ユリアは電源かマザーがやられており、イリナはCPUがお陀仏の可能性が大きい、というところまで判明している。しかし、ユリアにしてもイリナにしても、マザーが死んでいるとすると最も事態は深刻である。イリナの場合、代えのCPUはある(なぜあるかは突っ込まないように)。しかし、今時Slot Aなどという短命に終わったシステムのマザーを捜すのは難しい(それに、今さらそれを入手する意味があるかどうか自体疑問だ。)

アリーナを投入しているので、戦力の余裕はあるけれども、極めて大きな痛手であることに変わりはない。
7月に入ってからアリーナ参戦まで、ユリアが完全に第一エースだった。ユリアは亡くなるまでの30日間、きっちり1日5課題のペースで進撃を続けている。それに対し、CPUのクロックではほとんど変わらないイリナ・ヴィクトリアは、1日4課題に届くかどうか。ルルは3課題と半分まで落ちている。クロック数以上の働きだったのだ。(なぜこの差がついたのかはわからない。)
そして、ユリアのダウンで頭を抱えているところに、イリナまで死亡。これでは、ルルはもちろん、ヴィクトリアにも当分休みをあげられそうにない。

条件としては明らかに恵まれているはずの研究室常駐マシンが、自宅マシンより先に倒れるとは、全く予想外、あまりにも痛すぎる。
夏場最も心配されたヴィカでさえ、しょっちゅうダウンする(そして、猛暑の中での連続稼働で、かなり危なくなっている)けれども、何度ダウンしても復帰している。ルルにいたってはトラブルらしいトラブルは皆無だ。

8/5までの通算: 1,393ステージ完了、経験値187,355、1y 26d 4: 46' 33"


743 開幕は真面目にいきます 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 6日(月)23時38分50秒

世界陸上は毎回、ネタ探しにほとんどの時間を費やすものと決まっている(爆)けれども、今回は真面目な話から入る。もちろん、男子ハンマー投げである。

一応、経過をごく簡単に書くと、
実質上、ジョルコフスキ(ポーランド、シドニー五輪金)と室伏の一騎打ち。
1投目、ジョルコフスキが81m88で1位。室伏は79m91で3位。
2投目、室伏が82m46を投げトップに立つ。この後も、室伏は81m以上を安定して投げる。
5投目で、ジョルコフスキが83m38を投げ、大逆転。室伏も82m92まで迫るが、及ばず。

私は素人ながら、82m後半までいけば、大方金メダルと思っていた。83m38とは素直に脱帽するしかない。これは本人のベストであり、世界選手権新記録でもある。
これは今回世界陸上でも、かなりの名勝負に入るのではないか。そして、ジョルコフスキと室伏は、年齢も近いから、生涯のライバルになりそうな予感がする。
見ている側としても、これで一気に気持ちが盛り上がる。今大会はよい形で入れそうだ。

しかしTBSの放送はひどい。実況はひたすら絶叫するし、選手名はめちゃくちゃに間違っている。消音で見たほうが精神衛生上よいかもしれない。さらに、いちいち選手ごとにキャッチフレーズがつくけれども、これが実に寒い。
民放のスポーツ中継(テレビ東京系は除く)は、先日の水泳にしてもこの陸上にしても、年々レベルが下がっているようだ。
さらに今回放送では、女子棒高跳びで早くも公然の「ネタ宣言」。本当に終わっている。美人を捜すという観点では、本命は三段ないし高跳び、このあたりでは何を言い出すか見当もつかない。


744 ネタに戻ります・女子走り幅跳び 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 6日(月)23時41分44秒

今回は、定番のドイツ美人がだめ(ドレクスラーは故障発生で事実上リタイア、ティードケは出場していないようだ)でがっくり。その代わりというか、ニキ・クサンスーが久しぶりに決勝にきている。
ただし、真面目に話をすると、優勝経験のあるメイ、モンタルボ、ガルキナあたりがやはり上位を占めそうだ。
# フィオナ・メイは、優勝はあるけれども、優勝できなかったときの印象のほうが強い。特に、前回の負け方が負け方だっただけに。

それにしても、予選通過ラインが6m48、トップでも6m80(フィオナ・メイ)。はっきり言うと、心配になるほどレベルが低い。世界大会では、予選通過にはだいたい6m60くらいは必要である。

http://www.asahi-net.or.jp/~gr4y-trwk/atl99.htm#ljf


745 大番狂わせと、大激闘 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 8日(水)22時52分02秒

丸1日以上遅れますが、第3日(初日は男子マラソンのみなので、印象的には第2日)の話。

女子100m、準決勝でマリオン・ジョーンズが負けて、まず驚いたのは当然。しかし、ピンツセビッチがその同じ展開を決勝で再現とは、さらに仰天。どちらのレースも、スタートからピンツセビッチがリード、それを追い上げられずに終わる。マリオンが100mのレースで他選手に先を越されたことは、およそ4年もの間なかった。焦りもあったのだろう。

この日のメインイベント、女子棒高跳びは、ライブでの雰囲気(というか、放送内容)を伝えることにします。

女子棒高跳び、ドラギラの優勝はほぼ間違いないと思っていたけれども、スタートリストを見ると、ロシアで今年4m70を跳んでいる選手がいる。少し気になる、と思いながら決勝を見始めた。

まず4m60までは、ほとんどドラギラとグリゴリエワばかりを放送。
例によってトラック競技が優先、それも女子100m決勝が迫っているから、その合間の放送。それも放送されるのが2人(+α)に限定されるから、どれくらい選手が残っているのか、様子が見当がつかない。女子100がご存じの通りの大波乱になり、頭の中はパニックに近い。
フェオファノワは、何と4m65まで一度も放送なし。TBSはここでまたやってくれる。準備してなかったのだろう、必死でキャッチフレーズを考えていたようだ(冷笑)。そして、「ロシアの翼」になった。まあ、ほかの選手に比べればましだが。
その4m65が大きな山だった。ドラギラも一度失敗、ところがフェオファノワは、2回失敗して後がなくなった。ところが、その3回目でその高さをクリア。これで、今大会最大級の大勝負に展開していくことになる。
この重要な場面が、ライブで放送がなかったのだ。

女子100m決勝をはさみながら、両者とも4m70を1回で成功。バーは4m75に上がる。フェオファノワの大会前のベストは、4m70である。先に跳ぶドラギラがまたも1回目で成功、プレッシャーをかける。ところが、21歳と若いフェオファノワ、勢いが止まらない。最初の跳躍で、自己新記録の4m75をクリア。両選手の記録更新がいつまでも続くような予感さえした。
女子100mの決勝の興奮が醒めやらぬ中でも、音声には手拍子、そして大歓声が入っている。さらに注意すると、別のアナウンサーが絶叫しているのもかすかに聞こえる。フェオファノワが4m70か75をクリアしたところだと思われる。
ところが、興奮が最高に達したこの時点で、何と時間切れシャットダウン。夜の放送まで半日待ち。この待ちは本当に落ち着かないし、興奮も冷めてしまう。

ドラギラの提案にフェオファノワが合意、バーは世界新となる4m82に上げられた。結果は両選手ともこの高さをクリアできず、失敗数の少ないドラギラが優勝。
ドラギラはもちろんこの高さをクリアするつもりだっただろうが、結果としては、数々世界大会優勝の経験のあるドラギラの戦略が勝ったと言えるかもしれない。経験の少ないフェオファノワに、世界新という新たなプレッシャーをかけた。

しかし、これだけ内容の濃い勝負が2日続くと、見る側も気力と体力を消耗する。まだ大会は始まったばかりなのに、すでに大きな山を越えてしまった、という雰囲気だ。


746 朝と夜のセッション 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 9日(木)00時05分34秒

この説明を最初にしなければなりませんね、本当は。

今大会会場のエドモントンと日本の時差は15時間。基本的に、朝と夜に放送が分かれる。(これまで2回欧州での世界陸上が続いたが、欧州の大会では、深夜にライブが続くことになる。)朝が放送のメインで生放送。夜はその日のダイジェストに加え、ライブで切り捨てられた競技・選手の補充がある。
これは本当にしんどい。ライブを見逃すわけにはもちろんいかないし、ライブでは無視される競技や選手も多い(これは極めて意図的だと思う)から、夜の放送もくまなくチェックして補充しなければならない。生活のリズムは完全に壊れるし、体力も激しく消耗する。
TBSの下劣な戦術に見事なまでにはめられているのが悔しいところだ。かといって、BSデジタルチューナーを買う資金はないし。ただでさえアリーナで散財しているところだ。


747 第5日(後半) 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 9日(木)00時06分43秒

2日連続の激戦の疲れが残っているので、ぐったり。

女子1500m: TBSはほとんどワイドショー扱い。(実際のところ、サボーはセゲリとの裁判沙汰のほかにも、いろいろあって、総すかんらしい。)しかしレースは完全にサボーの作った筋書き通り、サボーが圧勝。

女子10000m: エチオピア勢強すぎ。今、そのエチオピア勢を脅かせるのは、ポーラ・ラドクリフしかいない。そのポーラは、シドニー五輪は先行逃げ切りをはかりながら(本来のポーラの得意のレースは先行逃げ切り)、メダルに届かず。今回はあえて本来の戦術を捨て、終盤1500に勝負をかけたが、またしてもエチオピア3選手にかわされ、メダル獲得ならず。
レースの最後はエチオピアのツルとアデレのスプリントになり、ツルが優勝。
某地下掲示板では、エチオピア3選手が「黒い三連星」と名付けられた。TBSよりもよほどセンスがある。


748 女子走り幅跳び決勝 投稿者:ytori@世界陸上  投稿日: 8月 9日(木)00時10分04秒

走り幅跳びだけ別にします。

結果を先に言うと、大本命と言えるフィオナ・メイの優勝。
特に応援しているわけではないが、メイが勝つのなら仕方がないという気持ちがどこかにある。2年前をはじめ惜しい負け方が続いたのを知っていることと、某放送局が全く煽っていないことがその理由だろう。
# 顔はともかくとして、スタイルは抜群だ>フィオナ・メイ

この4日目までで、最大の収穫(?)は、この走り幅跳び銀メダルのコトワである。クサンスーを上回るかもしれない、萌え選手である。
この走り幅跳び、実はかなり熱かったのだ。フィオナ・メイが7.02mまで記録を伸ばしてリード、ところがコトワが1cm差の7.01mまで迫る。さらに、コトワの最終試技は7mを超えるかと思われるジャンプ、しかし判定はファウル。それも、1cmも出ていない極めて微妙なファウルだった。前回大会の基準なら、間違いなく白旗が上がりそうだ。(某選手の名前を連呼するのは、本人の名誉のためにやめておく)

ところが、生放送では、コトワを完全に無視、一度も放送しなかった。夜間に2回放送しただけ。世界大会での優勝はない(世界室内での優勝があり)が、7.12mの今期最高を出している実力者である。棒高のフェオファノワもノーマークだったがそれ以上にひどい。
男子日本選手の予選あるいは女子の1500など、同じVTRを何度も使い回している。走り幅跳びのVTRを入れる時間はいくらでもある。それにもかかわらず、走り幅跳び決勝は5回目で尻切れ、トラック競技に切り替わりそのまま番組終了。
TBS逝ってよし!
さらにふざけているのは、女子ハンマーでキューバの選手が70mを超える好記録(結局これで優勝)、ところがアナウンサーが叫んでいるだけで映像はまるで入らない。
TBS逝ってよし!

今までなぜこのセリフを吐かなかったのが不思議である。そうすべき機会はいくらでもあったのだ。

TBSはとにかくスポーツを中継におよそ最もふさわしくないが、世界陸上については、ロシアあるいは旧ソ連圏を特に軽視しているようだ。その観点でも、ピンツセビッチの100m金メダルは、この破廉恥な放送を見返すすばらしい快挙だった!

日数がずれていた>3つ前の書き込み。女子棒高・100mは第4日。鬱だ。
本日は現地時間午前のセッションがない半日休養。逝ってきます。


749 速報・新ターゲット登場 投稿者:ytori@UD_THINK  投稿日: 8月 9日(木)08時22分02秒

先ほどから、本日までに終わった課題をまとめて送っていたところ、新たなターゲット"RAS Protain"の課題が送られてきています。掲示板の書き込みによると、日本時間の今朝6時30分頃から配布開始のようです。
さらに、Tyrosine Kinaseの配布も開始されているらしく、すでに受け取った人がいるようです。(私は現在のところ、こちらには出くわしていない)

ターゲットVEGFが追加されたのが5月上旬、その頃は1ヶ月に1回ターゲット追加という話も出たけれども、これまで結局3ヶ月ターゲットの追加はなし。
最近ではタスクも全般に軽く、データロストなどのトラブルも少なくなったため、話題には欠く状況が続いた。
RASは画像を見る限り、SODあるいはVEGFよりかなり小さいように見える。したがって、それだけ処理も速く終わると推定されるけれども、現時点では(サンプル数が少ないが)その通りになっているようだ。

UD Monitorをご使用の方は、ud_mon.iniのProtainセクションに新ターゲットの追加をおすすめします。

-------------
[Proteins]
4057=VEGF
4058=SOD
<- これ以下に加える


750 新ターゲット続報 投稿者:ytori@UD_THINK  投稿日: 8月10日(金)03時18分09秒

ターゲットRASは、200カウントではなく100カウントのようだ。RASの課題がやたらと早く終わるのも、これが大きな要因である(当然所要時間も半分ということ。)。とすると、1カウントあたりの所要時間は、意外と従来のターゲットと差がないかもしれない。
そして、Tyrosine Kynase(以下PTKと略す)は、極めて特異な進行をする。de novo structuresの数字が増える(そしてリセットされる)ばかりで、なかなか分子の画像が変わらない。見たところ、de novo structuresが40回計算されて、やっと1%進行、つまり、1課題4000カウントということである。1回試しただけだが、課題の重さ自体はこれでもSODとVEGFの中間くらいのようだ。SODあるいはVEGFにあった40%台、90%台の壁がなく、ほとんど一定のペースで進んでいる。

朝の書き込みでターゲットの番号を書き忘れたので、追加。
344097=PTK
344098=RAS



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