ワールドカップ観戦記(第6-8日, 11/10-12)

第6日(11/10)
ロシア対ペルー
イタリア対チュニジア
日本対クロアチア
ブラジル対アルゼンチン
キューバ対韓国
中国対アメリカ

第7日(11/11)
ロシア対チュニジア
イタリア対クロアチア
日本対ペルー
ブラジル対アメリカ
キューバ対アルゼンチン
中国対韓国

第8日(11/12)
ロシア対クロアチア
イタリア対ペルー
日本対チュニジア
ブラジル対韓国
キューバ対アメリカ
中国対アルゼンチン


第6日

ロシア対ペルー

この2試合は、クロアチア戦で完全に集中力が切れたのでぼけぼけの状態だった。(放送順では、日本戦と同じ会場の第1,2試合が最後になる)

ペルーは相変わらず粘ることは粘るけれども、サーブレシーブが乱れたりラリー中で二段トスになると、ロシアの高さの前に何とも手の打ちようがなくなってしまう。この日はゴディナの調子がかなり悪く、シャットされたり、スパイクミスやサーブミスも多かった。それでもこんなものである。なお、MIPはリューバが2度目の獲得。

第3セット、控えセッターの16番セーニコワが先発。しかもバシレフスカヤもコートの中。ロシア、ツーセッター???と思ったら、どうやら監督が選手の番号(6と16)を書き間違えたらしく、すぐにゴディナと交代。監督生活20年(以上?)の大御所にして、こういうミスもあるものだ。これも余裕の現れか。秋の珍事であった。

       RUS - PER
         3 - 0
1st     25 - 19   18 min. 7-8 16-15 21-17
2nd     25 - 17   17 min. 8-5 16-11 21-14
3rd     25 - 21   19 min. 8-5 16-11 21-17
Total   75 - 57   54 min.

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イタリア対チュニジア

第2セット序盤は、レベアイのサーブが思ったより強く、しかもイタリアに気の抜けたミスが続いたためチュニジアが何と3連続ブレーク、よもやのスコアでTTOを迎えた。イタリアはさすがにこれで目を覚まし、直後に6連続ブレークですぐに逆転した。

第3セット、開始直後からイタリアが13連続得点(12ブレーク)。ラフラフィのスパイクがネットに当たりぽとりと落ち、幸運な当たりでようやくチュニジア1点。その後も6連続ブレーク、3連続ブレーク、最後はチュニジアのサーブミスで25点目。チュニジア相手となるとどのチームもサーブで前後に揺さぶったりネットぎりぎりを狙ったりというテストをするのだが、(そのためサーブミスが意外と増える)イタリアは第3セットに入ってもその気配なし。それでもチュニジアは速攻の打てるアタッカーもいないから、サーブが甘くても、単調な攻撃を止めるか拾って打ち返せば簡単にブレークできる。25-3というのはこんなセットだった。

       ITA - TUN
         3 - 0
1st     25 - 11   16 min. 8-4 16- 8 21- 9
2nd     25 - 13   17 min. 4-8 16- 9 21-11
3rd     25 -  3   13 min. 8-0 16- 1 21- 2
Total   75 - 27   46 min.

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クロアチア対日本

       CRO - JPN
         1 - 3
1st     25 - 27        25 min. 8-2 16-11 21-17
2nd     19 - 25        23 min. 4-8 11-16 16-21
3rd     36 - 34        33 min. 3-8 12-16 18-21
4th     22 - 25        24 min. 8-5 13-16 19-21
Total  102 - 111  1 h. 45 min.

思い出すだけではらわたが煮えくり返るような試合である。いくら何でもクロアチアがここまで弱いとは思わなかった。さすがに、この負け方は許せない。
技術的な問題もともかくとして、勝負というものが全くわかっていない。ラリーポイントで20-13リードからセットを落とす。これ以外の説明は不要だと思うし、思い出すだけでも腹立たしいからしたくない。第2セット終わったときには、さすがに怒りを抑えきれなくて、おまえら、クロアチアに帰れ!!とテレビの前で叫んだ。会場にいてもおそらく"Go Home!!"と怒鳴っただろう。
このような試合しかできないのなら、本当に出てくるな!実力はそれほど変わらなくて、出たくても出られない国が、欧州にはたくさんある。そのような国に失礼だ。もちろん私としてはバーバラが見たいけれども、実力がなくて出場できないのなら仕方がない。本当に強いチームが出てきてやればいい。
バーバラの調子は、それほど悪くなかったと思う。しかし、力任せにスパイクを打ってシャットされる、無理に打ってミスするなど、これまでの悪いところが全くよくなっていない。エースでキャプテンなら、ここ一番というところほど冷静にプレーをしなければならないのに、失格である。国際大会に出場してもう5年以上になるのだから、もう少し精神面で成長していてほしかった。この試合のバーバラは、まるで国際大会出たてのルーキーだ。

これで今大会上位進出の望みはなくなった。選手が目標を見失うという可能性も大いにある。それだけに、順位ではなく、内容が問題となる。目先の勝ち星は意味がない。バーバラ一人に頼るのでは、世界で勝負にならないことがはっきりしたのだから、使えるときには、センターの速攻、コンビを増やさなければならない。それも、相手が強いときほど、勝負所ほどそうしなければならない。そしてサーブレシーブを常にきっちり返すこと。この大会を、組織で戦えるチームを作る第一歩にするのだ、そのような明確な意識を持って戦わなければならない。しかし、あのメンバーがこの意見に聞く耳持っているとも思えないが。

トス回しの観点では、リヒテンシュタインの頭の中身が全くセッターになっていないこと、柔軟な考え方というか応用ができないこと、(これは大貫セッターにも指摘されたことである)これが問題だと思う。技術がないわけではない。チュニジア戦では速攻やコンビも入れていたのだから。

しかし、今のメンバーで続けてよくなるという望みは、この試合限りで捨てた。この試合で明らかになったのは、チーム作りの決定的な失敗、その方法が根本的に間違っているということである。今すぐにでも、チームの抜本的改革に着手しなければならない。そのためにシドニー五輪を捨てるのであれば、それは仕方がない。どのみちこのままではシドニー五輪出場はないのだから。もしクラブチームなら、すでに最初の3連戦でスタッフの責任問題が浮上しているはずだし、後任のめどさえついていればこの敗戦で解任決定のはずである。

はっきり言えば、バーバラは見たいが、このようなチームは二度と見たくないし、バーバラをこんなチームで二度とプレーさせたくない。このチームでは、シドニー五輪も次の世界選手権もワールドカップもおそらくないだろう。このままバーバラが国際舞台から姿を消すことになるとすれば、本当に耐えられないことである。

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ブラジル対アルゼンチン

第1セット5-4から、ディアスのスパイク、コインブラのノータッチエースで、2ブレーク、ブラジルが7-4とリードする。しかしこの後、ブラジルにはサーブミスやスパイクのミスが極端に多く、アルゼンチンの攻撃がそれほど決まっているわけではないのに、点差が離れない。19-17から、アルゼンチンの速攻がフェイントになったところをロドリゲスが止め、さらにサーブレシーブの乱れからチャンスボールをコインブラが決めた。ようやくの2連続ブレークで、21-17とする。最後はディアスのスパイクで、25-22でブラジルがとる。

第2セットは序盤にブラジルにブロックが多く出て、7-2とリード。さらに、バロスのサーブでアルゼンチンを崩し、サービスエース1本、エースに近い得点2本、コスタグランデのバックアタックをブロック、コンデのスパイクミスで、5連続ブレーク。この後アルゼンチンはブロックで2ブレーク。しかし、ディアスのスパイク、アルゼンチンのミスなどで、19-9までブラジルのリードが広がる。この後アルゼンチンの強打がようやく決まりはじめる。しかし、この大差では焼け石に水で、最後はコンセイソンのクイックで25-18ブラジル。

第3セットも、序盤にコインブラがミューラーの移動攻撃を2度シャット、コンデのバックアタックも止めて、アルゼンチンのミスもあって9-4とブラジルリード。12-7の場面から、コンデのスパイクミス、コンセイソンのクイック、オリベイラのライトスパイクで、ブラジル3連続ブレーク。この後、ブラジルのスパイクミス、オリベイラのバックアタックを止めて、アルゼンチンも3ブレーク。しかし、20-15から途中交代で入ったワレウスカのノータッチエース。さらに、次のソウザのサーブ順でもアルゼンチンを崩し、2ブレーク。最後はオリベイラが決めて、25-17。ブラジルが順当にストレートで勝った。
MIPはロドリゲスが選出。ブラジルはこれまで勝った5試合、全てMIPが異なる選手となった。

ブラジルは全体的には今ひとつの内容だったけれども、点をやってはいけない場面では必ずしめるあたりはさすがである。

さて、試合内容であまりコメントが思いつかないので、アルゼンチンチームについて少し書く。
このチームは、女子では通常3人制のサーブレシーブのところ2人制、スパイクレシーブも全体的に前加減で守っているという。一言でいうと、男子バレーに近い守備のフォーメーションである。これは各選手の個人能力がよほど高くないとできない。
監督がイタリアセリエAのクラブチームの監督を歴任、選手もイタリアリーグで活躍する選手が多いこともあり、バレースタイルはイタリアに非常に似ている。しかし、個々の能力ということではイタリアを上回ると見る。このチームは、所属チームとの折り合い、あるいはアルゼンチンバレー協会の財政事情などにより、来日したのは何と開幕前日。そのためチームプレーでのミスが多く、また特にセンター線が思うような動きができていない。しかし、経験を積めば、恐ろしいチームになる可能性がある。
将来最も期待される選手が2番のコスタグランデ。まだ19歳、187cmの大型のアタッカーで高さもパワーもある。南米大陸のシモーナ・リニエーリといったところか(顔も似ている)。

       BRA - ARG
         3 - 0
1st     25 - 22   19 min. 8-5 16-14 21-17
2nd     25 - 18   18 min. 8-4 16- 8 21-12
3rd     25 - 17   18 min. 8-4 16- 8 21-15
Total   75 - 57   55 min.

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キューバ対韓国

試合開始直後は、キューバがフェルナンデスのサーブで崩す。チャン・ユンヒのスパイクミス、チャン・ユンヒをブロックして、コスタとベルのスパイクも決まり、4連続ブレーク。しかし、直後に韓国もチャン・ソヨンのサーブでキューバを崩す。チャン・ユンヒ、パク・ミキョン、パク・スジョンのスパイクで、3連続ブレーク、同点。9-8キューバリードから、ク・ミンジョンのノータッチエース、チャン・ユンヒのスパイク、キューバにネットタッチで、韓国3連続ブレーク、逆転。この後チャン・ソヨンにもサービスエース。さらに、17-14韓国リードから、ク・ミンジョン、パク・スジョンのスパイクとフェイントで3連続ブレーク、一気に突き放す。このセットは韓国がスピードとコンビネーションでキューバの守備を翻弄した。最後はチャン・ユンヒのスパイクで、25-19韓国。

第2セット序盤、キューバは、コスタ・アゲロ・フェルナンデスとサービスエースが出る。しかし、今ひとつ波に乗ったという感じではなかった。そして、12-10キューバリードから、チャン・ソヨンのネットインエースが出ると、パク・ミキョンのライトスパイク、アゲロにネットタッチで、韓国が3連続ブレーク、このセットも中盤に逆転。この後、チャン・ユンヒにもノータッチエース、カン・ヘミがルイザを止めて、一時18-15と韓国は3点リードした。しかし、キューバはフェルナンデスの速攻でまず1ブレーク。そして、19-18韓国リードから、ベル、コスタのスパイク、チャン・ユンヒのスパイクミスで、キューバの3連続ブレーク。ここで韓国はタイムアウトをとったが、1ポイント遅かった。23-22キューバリードから、パク・ミキョンのライトスパイク、ルイザのスパイクミスで2連続ブレーク、韓国が先行。しかしキューバもフランシアのクイックで切り、デュースに突入。25-25からキューバがアゲロのサーブで崩し先行。韓国は29-29からベルを拾い、パク・ミキョンが決めて再び先行。31-30から、キューバのスパイクを拾いク・ミンジョンまでつなぐが、ブロックされる。この場面で、チャン・ユンヒが右足を捻挫したらしい。32-31の場面、キューバのサーブレシーブが大きく乱れるが、アゲロがライトから決める。直後に、コスタのライト攻撃で、キューバが先行。34-33から、再びコスタのライトからのスパイクがブロックをはじき、この大会最長のセットをものにした。

第3セット以降、チャン・ユンヒの打数はめっきり減った。8-6キューバリードから、長いラリーになるが、最後はフェルナンデスがツーで打ってキューバの勝ち。さらに、韓国のサーブレシーブが乱れチャン・ユンヒがブロックされ、コスタのスパイクも決まった。3連続ブレークで11-6。だいたいこの差のまま終盤まで展開するが、キューバの23点目、24点目がいずれも韓国のサーブミス。しかもこの間、キューバもサーブミスをしている。終盤は韓国らしからぬミスも目立った。最後は韓国のサーブレシーブが乱れ、最後ルイザに決められた。25-19キューバ。

第4セットに入ると、韓国の速い攻撃も通用しなくなり、逆にキューバに打ち返され得点される。サーブレシーブのミス、チャン・ユンヒがツーで打ってミスなど、韓国にミスも出て、7-1と序盤から一方的な展開に。11-6から、長いラリーがあるけれども、最後はフランシアがセンターから打って決めた。そして、15-10の場面で、フェルナンデスの怪力スパイクをチャン・ユンヒが顔面に受け、脳震盪でチョン・ソンヘと交代。韓国はついに立て直しがきかず、一方的展開となった。21-14から交代で入ったチョン・ソンヘが止められ、さらにサーブレシーブが乱れて無理に打ってアウト、そしてコスタのサービスエース。一気にマッチポイント。最後はベルが決めて、25-15、キューバが終わってみれば順当に試合をものにした。
MIPはフェルナンデスが選ばれた。

チャン・ユンヒのけががなければ、もう少し粘れたかもしれない。しかし、やはり韓国の限界はこのあたりにあるような気がする。世界トップのチームとなれば、序盤はスピードとコンビに対応できなくても、試合中に修正できてしまう。
それにしても、不安なのはチャン・ユンヒのけがの状況である。

       CUB - KOR
         3 - 1
1st     19 - 25        18 min. 8-6 13-16 15-21
2nd     35 - 33        28 min. 8-6 14-16 21-19
3rd     25 - 19        19 min. 8-6 16-11 21-15
4th     25 - 15        19 min. 8-2 16-10 21-14
Total  104 - 92   1 h. 24 min.

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中国対アメリカ

アメリカのブロックとサーブに中国は予想以上の苦戦を強いられた。中国の胡進監督は、第2セットのタイムアウトの際、今までにない厳しい表情を見せた。
もちろん、クロアチアとアメリカではチーム構成が全く違うけれども、試合の流れとしては、先のクロアチアと中国の試合と似たようなものに感じられた。アメリカは中国を苦しめながら、1つの凡ミスからセットを落としている。

中国はスピードとテクニックにかけては世界でもトップにある。また、相手に点をやってはいけないところで必ず得点する、相手のミスに乗じて得点するなど、勝負勘も鋭い。しかし、それを武器にぎりぎりでセットをとっているようでは、同じ四強が相手では勝てない。四強直接対決はロシア戦を残すのみだが、やはり難しいだろう。

       CHN - USA
         3 - 0
1st     29 - 27       23 min. 8-6 16-14 21-19
2nd     25 - 23       23 min. 8-5 16-15 21-19
3rd     25 - 18       19 min. 8-7 16-13 21-16
Total   79 - 68   1 h. 5 min.

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第7日

ロシア対チュニジア

これまでも全開でない試合の多かったロシアだが、この試合は2割か3割くらいの力しか出していないという感じ。そもそも、MIPにチュニジアのスーダニが選出されたことからして、ロシアの動きの鈍さがわかる。(敗戦チームからの選出は、おそらく大会2度目)
一方、前日25-3という悲惨きわまりないセットのとられ方をしたチュニジアは、この試合は見違えるほど動きがよくなっていた。ロシアのスパイクをシャットしたり、拾ってラリーが続いたりする場面も多かった。第2セットの18点は、この大会チュニジアの1セット最多得点、総得点43も最多タイである。この試合が内容のあるものになったのは、やはりチュニジアのサーブが走っていたことが第一の要因だろう。この試合、チュニジアのサービスエースは実に6本。ロシアの失点の多くは、サーブで崩したところに起因するものだった。

第3セット、ロシアにちぐはぐなプレーが続き、バシレフスカヤがセーニコワと交代。下げられていた間、バシレフスカヤが涙を流していた。23-11リードとなった場面で、監督はバシレフスカヤを戻した。思わぬドラマのあった試合だった。

       RUS - TUN
         3 - 0
1st     25 - 13   17 min. 8-1 16- 8 21-12
2nd     25 - 18   20 min. 8-5 16-12 21-16
3rd     25 - 12   16 min. 8-2 16-11 21-11
Total   75 - 43   53 min.

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イタリア対クロアチア

クロアチアは、中盤までに、サーブミス、サーブレシーブのミス、スパイクミス、ラリー中の反則など、つまらないミスを積み重ね、それで逆転不可能な差をつけられた。終盤に追い上げようとしても、無理がある。見るのもうんざりするいつものパターンである。大方サーブカットは短すぎるか長すぎるかどちらか。そうなるとリヒテンシュタインもアンダーでしか上げられないし、すぐに反則をする。

前日はそれほど調子が悪いとは思われなかったバーバラだが、この試合では、前日の無駄遣いのせいもあり、特に第2セット以降は見るからにジャンプ力が落ちていた。第2セットは、バーバラのスパイクは8点目以降わずか1本しか決まっていない。第3セットに入っても、序盤で立て続けにシャットされた。この大会好調だったレトも第2セットで腕を痛めてしまい、第3セットからは代わってリビチッチが入っていた。(リビチッチはこの試合までセッター対角で先発が多かったが、そのポジションにはこの試合シスコビッチが先発していた。)とにかく、クズマニッチの速攻か、若い選手を使わなければならないという状況に追い込まれたわけである。その中で、シスコビッチ、リビチッチ、クズマニッチと、とにかく1本ずつスパイクを決めたことで、少しずつ流れがクロアチアに傾いた。決まらなかったが、ブレークチャンスでクズマニッチの速攻を使う場面もあった。(これまでなら、絶対にバーバラに持ってきている)連敗で上位進出の望みはなくなり、ようやく、順位はどうでもよい、この先につながる試合をしなくてはならないと、気持ちが吹っ切れたのだろうか。前日の日本戦第1セットで、これができていれば、という思いはあるが、もうどうでもよいことだ。怒る気力ももはやない。

とにかく今は、大会の後、クロアチア協会が何らかのアクションをとることを期待している。あり得ないこととは思うが。

       ITA - CRO
         3 - 1
1st     25 - 23        21 min. 8-3 16-12 21-17
2nd     25 - 19        19 min. 6-8 16-13 21-17
3rd     18 - 25        19 min. 6-8 10-16 16-21
4th     25 - 23        21 min. 8-6 16-12 21-17
Total   93 - 90   1 h. 20 min.

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日本対ペルー

       JPN - PER
         3 - 0
1st     25 - 22        24 min. 5-8 16-14 21-17
2nd     25 - 19        25 min. 8-5 16-11 21-16
3rd     25 - 13        21 min. 8-3 16- 7 21- 9
Total   75 - 54   1 h. 10 min.

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ブラジル対アメリカ

第1セットは、中盤まで競り合いとなる。しかし、17-16ブラジルリードから、アメリカがサイン違いで失点。この後、ソウザのサービスエースを立て続けに食らい、ブラジルがエース3本含む5連続ブレーク、第1セットを奪った。

終盤のミスでセットを落とすパターンが続いたアメリカだが、第2セットも中盤まで競り合う。そして19-18ブラジルリードの場面で、ハーリーのサーブで崩してブロックで仕留めたところから、逆にブラジルにスパイクミスやコンビミスが続発。最後もブラジルのミスで、25-20でようやくセットをとった。

しかし、第3セットは、前半アメリカにスパイクミスや反則が次々出て、9-5ブラジルリードからブラジルが7連続ブレーク、大差が付く。

第4セットも、序盤にアメリカの攻撃がブラジルのブロックにつかまり、それ以降もコインブラの剛速球サービスエース、アメリカのミスなどで一方的な展開となった。
コインブラのジャンプサーブは、アゲロ、イエリッチと並ぶすさまじい破壊力がある。出場時間が少ないためセットあたりの本数で評価されるランキングではトップではないが、エースの割合は実に20%近いという桁外れの数字を出している。(ランク1位のアゲロの得点率は17,8%程度で、これもオーバーハンドのサーブカットが認められて以降では全く常識破りの高率である)

       BRA - USA
         3 - 1
1st     25 - 19        21 min. 6-8 15-16 21-17
2nd     20 - 25        21 min. 8-7 16-15 19-21
3rd     25 - 15        19 min. 8-4 16- 5 21-12
4th     25 - 14        20 min. 8-4 16- 7 21-11
Total   95 - 73   1 h. 21 min.

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キューバ対アルゼンチン

キューバとアルゼンチンでは攻撃の威力も違うし、アルゼンチンにはそれほど複雑な攻撃があるわけではないので、キューバのブロックもすぐに対応できてしまう。アジアのバレーのような精度の高さということではないけれども、 キューバのセッターのパス力もすごいと改めて認識した。コートの反対側まででも、アタッカーが打ちやすいトスを楽々と上げる。

       CUB - ARG
         3 - 0
1st     25 - 14   18 min. 8-6 16-11 21-13
2nd     25 - 18   17 min. 8-4 16-12 21-16
3rd     25 - 14   18 min. 8-4 16- 7 21-11
Total   75 - 46   53 min.

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中国対韓国

第1セットは終盤まで接戦が続いた。21-21から、韓国のサーブレシーブが乱れ、 センターから無理に打ったところシャット。さらに、パク・スジョンのブロードがミスとなり、中国2点リード。韓国はパク・ミキョンのスパイクで23-23の同点とする。しかし、24-23から、韓国のサーブレシーブがまた乱れ、 最後王麗那のフェイントで決められた。韓国は終盤、サーブレシーブの乱れから痛い失点が2度あった。

第2セットは、序盤孫月のスパイクなどで中国が先行。韓国は次第に呉咏梅を拾うようになり、呉咏梅をシャット、呉咏梅のスパイクミス、王麗那もシャットでいったんはリード。しかし、またも孫月のスパイクとフェイントで中国が逆転。

第3セットは、中国のサーブが弱くなったところ韓国が自在にコンビバレーを展開、一方中国はセンター線が思うように使えず、中盤以降大差が開いた。

第4セットも序盤は競り合い。ここから中国を生き返らせたのは、孫月の気迫のサービスエース2本。この後、邱愛華のサーブでも韓国を乱し4連続ブレーク、最後は孫月のサーブ順でまたエース、一気にラッシュをかけ、最後は邱愛華のライト攻撃でセットをものにした。

MIPはセッターの諸韻頴だったが、今日の孫月の気迫はすさまじいものがあった。どこかのチームのエースキャプテンにも、今日の孫月の10分の1でいいから気迫を見せてほしい。そうすればチームがあれほど簡単に崩れることはないはずだ。

       CHN - KOR
         3 - 1
1st     25 - 23        21 min. 8-6 16-15 20-21
2nd     25 - 22        22 min. 8-5 14-16 21-18
3rd     16 - 25        20 min. 6-8 11-16 11-21
4th     25 - 17        20 min. 7-8 16-12 21-17
Total   91 - 87   1 h. 23 min.

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第8日

ロシア対クロアチア

スロースタートの試合の多いロシア、第1試合だとさらにひどくなるらしい。この試合も終盤までクロアチアにリードを許すが、クロアチアのいつものボーンヘッド、ソコロワのサービスエースなどで、難なく逆転。

第2セット以降は一方的な展開となった。
ただし、アルタモノワは第2セットまで全くエンジンがかかっておらず、打数自体ほとんどなかった。
MIPは「バーバラのジャンプサーブを平然と拾った」リベロモロゾワが選出。
ソコロワのサーブもすさまじい代物。どうやって捕るんだろうか、という感じである。

あえてクロアチアに好意的な見方をするなら、この試合は初めから本気でやるつもりなどなかったと思われる。前の試合で腕を痛めたというレトのけがの状況ははっきりはしなかったけれども、全く出場する気配はなかった。クロアチアはこの試合の前まで4連敗、上半分の順位の望みもすでに消えている。シドニー五輪のことを考えれば、ロシアに少しでも楽に勝ってもらって、早く五輪出場権を確定してもらったほうがありがたいに決まっている。順当にいってくれれば、ロシアは全勝でキューバとの決勝戦という形になると思うけれども、その前で足下をすくわれる可能性もないわけではない。そうなった場合を考えれば、むしろ1セットでさえとりたくない!

       RUS - CRO
         3 - 0
1st     25 - 22   18 min. 3-8 12-16 19-21
2nd     25 - 10   16 min. 8-4 16- 8 21- 9
3rd     25 - 17   19 min. 8-4 16-11 21-14
Total   75 - 49   53 min.

怒るのもイタリア戦で最後である。どれほどばかげたプレー、ばかげた試合を見せられても、今さら怒らない。怒ったところで何一つよくならないからだ。あの連中に怒るだけ無駄だ。ただでさえ毎日6試合を見ている中で、そんなことで体力・気力を無駄遣いしたくない。

クロアチアの選手は、何も考えずに試合をしている。相手のコートを見ていない。相手がどのようなプレーをしてくるのか考えていない。だからセット終盤に必ず逆転される。
もちろん、国際大会出たての選手にいきなり、相手のことを考えてプレーしろ、というのは無理だ。だから、キャプテンがその見本とならなければならない。しかしキャプテンも全くその役割を果たしていない。馬鹿正直にプレーして、肝心の場面ではことごとく失点している。勝利への気迫も全く感じられない。
監督については、選手育成の能力にも非常に疑問を感じる(バーバラ以外、一人でもまともな選手を育てたか?)が、試合中のベンチワークの能力も皆無。タイムアウトが常に2ポイントくらい遅い。この大会だけでそれで何度失敗したかわからないのに、この試合でも全く同じ失敗を繰り返している。
要するに監督も選手も全員アホということだ。それでセットをとれるはずがない。

神は自ら助くる者を助く、という格言がある。クロアチアチームは、監督も選手も五輪出場が悲願と口にしながら、この3年間、その五輪出場に向けて自らを助ける努力は全くと言っていいほどしなかった。それにもかかわらず、神はこのチームを助けようとした。
欧州選手権を思い起こしてみてほしい。ロシアもイタリアも、予選リーグでクロアチアとは別の組になった。同じ組のチームは、ベチェバを欠き片方の翼をもがれたブルガリアと、チーム再建途上のドイツ、ポーランド。逆の組のロシア、イタリア、オランダと比べると、失礼ながらいかにも格下である。しかも、他チームの試合結果により、予選リーグ3試合のうち1試合を残して、クロアチアの1位通過が決まった。準決勝もシナリオ通りのイタリア戦、しかも選手を最大限温存した状態で準決勝に臨めた。運命の女神は、このチームがワールドカップに出場できるよう、最大限の後押しをしたのだ。
しかし、そのワールドカップをこのチームは全く無駄に過ごしてしまった。

もう言葉もない。ただただ悲しい。

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イタリア対ペルー

ペルーは伝統的にアジア式の守りとコンビを引き継いでいるが、アジア諸国と大きく違うところは、フェイントをほとんどしないことである。徹底的に強打で攻撃する。コンビを絡めているにもかかわらず、シャットされる割合が異常に多いのは、そのせいかもしれない。特に、ロシア戦では25点ラリーポイント3セットでシャット21本という歴史的な被弾だった。

この試合でも第1セット7本、第2セット5本のシャットを食らい、一時はイタリアのブロック練習のような様相さえ呈した。しかし、そのイタリアのブロックが、第3セット4点目を最後に全く出なくなる。粘って決め返されたり、逆にブロックされたりして、ペルーに逆転を許す。イタリアは、セット中盤で、セッターカッチャトーリをロビアンコに交代。しかしかえって流れが悪くなり、一時18-12までリードを広げられる。結局この差を逆転できず、最後はサムディオが決めて第3セットはペルー。

第4セットは序盤から、強打、サービスエースなどでイタリアが着実にリードしていった。

       ITA - PER
         3 - 1
1st     25 - 17        19 min. 8-6 16-14 21-16
2nd     25 - 14        22 min. 8-4 16-10 21-14
3rd     23 - 25        23 min. 8-6 12-16 19-21
4th     25 - 15        19 min. 8-3 16-11 21-13
Total   98 - 71   1 h. 23 min.

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日本対チュニジア

チュニジア相手の場合、気を抜きすぎてつまらないミスから失点という場面が意外と多いけれども、この試合の日本はそのようなところは見られなかったと思う。
ただし、第3セット中盤までのチュニジアの出来のよさは今大会一番だったと思う。相手のミスでなく、きちんとスパイクやブロックで得点していた。速攻を使う場面もあった。

ここ2戦、大懸の活躍があまり見られないが、これは調子が悪いのではなくて、使いすぎだと思う。アメリカ、イタリア、クロアチア戦で。最後の四強との連戦など考えなくて、勝てる相手に勝つということならそういう使い方でいいわけだし、実際それで勝てたからよかったのだが、最後の3試合を考えているのなら、途中であのような使い方をしてはいけない。(しかし、アメリカ戦であれだけ酷使したのは、完全に余分だ)あれだけ小さいエースで、しかもサーブレシーブの要でもある選手が、(チームがチームになっていないどこかのエースを別にすれば)総得点でもトップにいるという事態の異常さに気がつかなくてはならない。

       JPN - TUN
         3 - 0
1st     25 - 10   18 min. 8-1 16- 5 21- 6
2nd     25 - 12   18 min. 8-2 16- 4 21- 9
3rd     25 - 12   21 min. 8-5 16-10 21-12
Total   75 - 34   57 min.

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ブラジル対韓国

第1セットは序盤から長いラリーが続く熱戦となった。しかし、長いラリーが多いことは、すなわち韓国の速い攻撃にブラジルのブロックがついていきレシーバーもよく拾っていることだった。次第に決め手を失った韓国は、第1セット終盤にスパイクミスを連発。ブラジルがこのセットを奪った。

第2セット序盤も第1セットの流れのまま、韓国の攻撃は決まらず、逆にブラジルの強打で打ち返され、韓国にミスも出てブラジルが先行。このセット中盤、ク・ミンジョンに代わり19歳のイ・ユンフイが入る。そのイ・ユンフイが流れを変えた。外に打ちタッチアウトをとる努力が効を奏し、ブラジルにスパイクミスが出たこともあり、次第に韓国が追い上げ、イ・ユンフイのスパイクで22-22とついに同点。しかし、24-23から、ここまで何度も乱されているアナモーゼのサーブ順でまたしてもサーブレシーブが乱れ、チャンスボールをディアスに決められた。

第3セットは、5-5までは点数が離れなかったけれども、ここでまたしてもモーゼのサーブで崩され、一方的なブラジルペースになってしまった。MIPはレイラ・バロス。

守りといえば韓国の専売特許のように言われるが、この試合については守備面でもブラジルが上回った。韓国のスピードとコンビネーションに振り回されることが全くなかった。韓国がやらなくてはならないことを、全部ブラジルにやられてしまった。今日のブラジルは完璧に近い内容で、これではとても全日本の歯が立つ相手ではないと見る。

       BRA - KOR
         3 - 0
1st     25 - 21       25 min. 7-8 16-15 21-17
2nd     25 - 23       24 min. 8-3 16-11 21-19
3rd     25 - 12       18 min. 8-5 16- 7 21-10
Total   75 - 56   1 h. 7 min.

なお、この試合の終了後、マリアが不安定になったため無念の(?)再起動となった。試合の合間を縫って、できる限り短時間で投稿するため、掲示板のウィンドウは開いたまま、原稿ができたら電話線をつないで即投稿。富山から帰ってきて最初に電源を入れて以来、マリアは一度も電源を切っていないし再起動もしていなかったと思う。

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キューバ対アメリカ

この試合、アメリカのスタメンは、
サンス−デジレ、ゼメイティス−スターク、ロベル−オーモー
と、サンス以外は全員メンバーを入れ替えた。

第1セットはアメリカがサーブレシーブの乱れから崩れ、ミスから失点を重ねて、大差が付く。

しかし、第2セットになると、逆にアメリカにサービスエースが出るなどで、接戦となる。中盤アメリカが2点リードの場面が何度かあったが、キューバもそのたびに追いつき、22-22からアゲロのノータッチエース。24-23からベルを止めてデュースとするものの、アメリカにブレークチャンスはなく、25-24からサーブレシーブが乱れてチャンスボールをコスタに決められた。

第3セットも前半はアメリカのサーブレシーブの乱れからキューバがリード。しかし、オーモー→ノリエガ、ロベル→タガロアの2枚交換で、流れが変わる。解説のゼッターランドがタガロアをえらく低く評価(私も上手だとは思わないが)、2枚替えなどしないほうがいいと言っている間に、そのタガロアのサーブ順でよもやの5連続ブレーク、逆転。この後もキューバに焦りからかスパイクミスが出て、最後はロベルのスパイクがブロックアウトをとり、アメリカが1セットを奪う。

第4セットは、8-6キューバリードで、これまでほとんど止まっていなかったアメリカの速攻を止めたあたりから、キューバがペースをつかむ。15-11から、アゲロの2連続ノータッチエースなどで3連続ブレーク。終盤はキューバがサーブで崩し、ブロックも次々出て、一方的となった。

この試合で初めて、アメリカの控えセッターオーモーのトス回しをじっくり見られた。ほとんどジャンプトスできっちりとボールを上げる。画面で見ていても、打ちやすそうだ。(タガロアのトスはアタッカーに向かって戻ってしまい、打ちにくいボールになることが多い。アメリカのアタック決定率が極端に低いのは、そのあたりも一因であろう。)なぜこのオーモーが先発でないのか、と不思議でならない。セッターオーモーだったら、日本戦も韓国戦も勝てたような気がする。
MIPはキューバのアゲロが受賞したが、このアゲロのジャンプサーブは恐るべき威力がある。この試合でも6本のエースをたたき込んだ。この大会、実に5本に1本がエース。こうなると、アゲロにサーブ順が回ってくるのが楽しみになる。

       CUB - USA
         3 - 1
1st     25 - 12        16 min. 8-3 16- 7 21-11
2nd     26 - 24        20 min. 8-7 15-16 20-21
3rd     21 - 25        19 min. 8-6 14-16 17-21
4th     25 - 13        16 min. 8-6 16-11 21-12
Total   97 - 74   1 h. 11 min.

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中国対アルゼンチン

アルゼンチンというのはある意味、今大会の12チームの中で最もやりやすい相手だ。アタックにしてもサーブにしても、難しい攻撃は全くない。(繰り返しになるが、チュニジアのサーブはけっこう曲者である)中国がそのアルゼンチンを軽くあしらってこの程度のものである。

       CHN - ARG
         3 - 0
1st     25 - 17   17 min. 8-5 16-12 21-15
2nd     25 - 15   16 min. 8-4 16- 9 21-14
3rd     25 - 16   17 min. 8-7 16-12 21-13
Total   75 - 48   50 min.

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