その1
ついにフロッピードライブが壊れた。回転音もおかしいし、イジェクトもしなくなった。
思えばQuadra840だったころからなのでもう結構な年月がたっているなあ。
当然フロッピーディスクを「しゅたっ」と引き込む式の、口元が切れ上がったデザインの頃のSONY製のドライブだ。
そういえば雑誌の広告で、このドライブの新品を売っているのを見たことがあるが、今でも手に入るのだろうか。
8100にぶち込めるG3カードの購入を検討してるので出来ればフロッピードライブとついでにCDドライブも交換してしまいたいなあ。
ハードディスクも4G以上のをひとつぶち込みたいし、さらについでにメモリも最大まで積んでしまいたいなあ。
あ。そこまでするんなら新しいの買ったほうが早いわ。
その2
それでもどこかにフロッピードライブが売っていないものかとでんでんタウンをうろついてみたが、蓋のついた三菱製のドライブが辛うじて売っているだけ。ソフマップの店員は840型にはこのフロッピードライブはぶち込めませんと言い切るしもうあきらめるしかないのか。と、ふと目に留まったLCIIIかそれ以前の格安中古機種。値段は2万円を切るものもある。
これか。
記憶に間違いがなければ、フロッピードライブは同じ機種の筈だからこの安い機械を買ってフロッピーだけ分捕ればよいではないか。
よし。と思って2万円以下の機種を物色し始めた。
ああ。しかし。みなさん。
薄型でかっこいいLCIIIやまだまだ使える機種、買って帰ってフロッピーだけ剥ぎ取ってあとはポイなどということができますか?脳死推進派の殺人医者じゃあるまいしそんな殺生はできません。そんな買い方はできませんったら。
というわけで何も買わずに帰ってきたのであった。
6年以上使っているFAXが壊れた。いわゆる事務機らしい事務機で、今でもこのタイプのやつは実売20万円ぐらいするんであるが、普段はファクスソフトウェアを使っているので今更事務機レベルのファクスなどいらない。かといってなければ困るときもある。
そこで都合よくキヤノンの営業の兄ちゃんがやってきたので、「どんなもんでもええから安いファクスないか?」と言ったところホビー用のファクスのカタログを見せてもらった。
なななんと。「大容量1.2メガのメモリ搭載で60枚分記録」「普通紙高画質」「コピー/カラーコピー機能」「留守電機能」その他その他これでもかってぐらいの宣伝文句の大集合。これで定価7〜9万円というのだから驚き。
しかしよく観ると
「大容量1.2メガのメモリ搭載で60枚分記録」「ただし留守電と共有しています」
「普通紙高画質」「コピー/カラーコピー機能」「360dpi相当のインクジェット」
「カラープリント機能」「ただしパソコンからの出力は出来ません」
しかもファクスをリアルタイムで出力できないらしい。
わはははは。
こんなものはいらない。
98.2.26
ちなみに、その後「事務機と馬鹿の中間の手ごろな機械はないのか」と詰め寄ったところ、ちょうどよい機種があったのでCanonの名誉のために付け加えておきます。ただし2年ぐらい前のマシンをたいした値引もなしに購入してあげました。他にいい形がないからしょうがない。
MacOS8
8.1でファインダが速くなったと思っている人もいるようですが、8が遅すぎたのであって、よほど速いマシンを使ってないかぎりやはり遅い。結論から言うと新しいOSは新しい速いマシンで使うのが正しい、とこういうわけですね。遅い遅いと文句言いながらOSのアップデートをするのはもうやめたっ。新品を買うぞ。
というわけで、8をしばらく使い込んだ結果として、この項を書き直しました。
ケチをつけよう
●「何メガ使用」というウィンドウの表示がなくなったこと。「何メガ空き」しか表示しなくなった。なぜこうなったのかさっぱりわからない。実に不便。この不満は解消する方法がわかりません。
●デザインが全体的にネズミ調となり、ウィンドウやダイアログのボタンやアイコンが漫画っぽくなった。
当初はウィンドウの回りが太くなったのが厭だったが、「端も掴めるため」であればまあ仕方がないかな。ぼてぼてしてて鬱陶しいけど。
デザインの不満はKaleidoscopeのおかげで難なく解消。「System7」も使えるようになってめでたし。しかし、「System7」より気に入っているのは「Dave's System 7」という、多分Daveさんというひとが作ったカラーネタ。これはすばらしい。なぜ純正のデザインがこうならなかったのか不思議だ。「Dave's System 7」がなければ多分OS8は使っていなかったことでしょう。悲しいことにDaveさんのSystem7はお金が要らないのでシェアウェア登録して絶賛の意を表すことができません。手紙で絶賛しようと試みましたが中卒でしかも当時英語が1であった私には不可能なことでした。*注98.6月
●コンテクストメニュー
私も例に漏れずFinderPopを使ってみましたが、ファイルを摘んで「えーと、こいつを何処へ片づけよっかなー」と思考しているとぴょこっとメニューがでてきて鬱陶しいので今は使用をやめました。あ、いえ、使っているときもありますが。
こういうメニューは便利なときもありますが通常なくても差し障りがないので私はコントロールキイとの併用がちょうどよいと思います。基本的にはあってもなくてもどっちでもでもよい機能です。いや、やはりちょっと便利かな。
●スティッキーメニュー
これは閉じないプルダウンメニューのことですが、はじめてこれに触れたときにはこんな感想を持ちました。
>とくにスティッキーメニューなどはマウスクリックの微妙な操作と緊張を強いてくるのでかなりストレスがたまります。吐いたゲロが洋服に付いてしまったような嫌な感じです。
メニューをクリックするそのクリックのタイミングで閉じたり閉じなかったりするというのはこれは精神衛生上よくないです。この機能は私にとってカスです。ファインダ周りについてはようやく少し慣れてきましたが、いろんなアプリケーションに多用されているポップアップメニューや小さなプルダウンメニューまでもががちっと固まるのはもう最悪。この機能があるというだけで8を捨て去る可能性もありました。
なぜこの機能をオンオフするコントロールパネルがないのか。これは邪悪だ。喝っ。とわめいていたら世の中、そう悪者ばかりではないわけで、teflonの存在を知り早速この機能を無効にして一安心。teflonを創った方には本当に感謝していますが悲しいかなこれもフリーなので送金できない。絶賛のメールを書こうにも中卒でしかも英語の成績が...。
誉め称えよう
8をCDで買う価値は、CyberDogにあります。CyberDogは良いです。良くないところもありますがそれ以外は良いです。
8自体もそうです。良くないところを書きましたがそれ以外は良いので差し引きでいうと圧倒的に良いです。
ただしその良さはMacOS自体の良さであって、それならSystem7.xですでに完成されてたとも言えます。
8.1のCDにはCyberDogが入っていないので価値はないです。
追記
新規インストールをすると「アシスタント」とか「インフォセンター」とか「wwwブラウザ」とかその他わけのわからないものがインストールされます。あれはいったい何なのでしょう。その正体がどこにどうあるのか何とどう関連しているのか何が重要なのか削除はどうするのかとにかくもはや何をどう言っていいのかわからないくらいわけがわからないものでした。わはははは。笑うしかないのである。
いえほんとに意味がわからないのです。なんのためのエイリアスなんのためのコントロールパネルなんのためのapplescriptなんのための分かりやすいファイルシステム。なんだかなあ。
98.3.6改
*98.6月追記
現在Dave's System 7は、「page not found」になっているみたいです。
しかし心配無用。Bさんという方の作った「Like System7」「Lve System7」「True platinam」があります。非常に細かなところまで気を使ったSystem7風スキームで、System7のどこが優れたデザインであったか、という再認識にも繋がります。特に「Love System7」のタイトルバーの幅が泣かせます。
Kaleidoscope自体の問題があって、いつも使うわけにいかないのが悲しいんですが、こういう方がいらっしゃるというのが心の支えとなります。
Bさんのスキームのダウンロードはこちら、同、ホームページはこちらです。
ちなみに、System7風以外にも小気味の良いデザインのスキームが置かれていてお勧めです。
word the Damage
MO(というかフェッチというかHDTというか)
アルダスのフェッチという画像データベースをまだ使っている。アルダスもフェッチももうないがアプリケーションが存在している以上使えるのでそれでいいのだ。
そのフェッチがちょっとおかしな動きをしでかして、何をやっても「ディスク"DiskImage"を挿入してください」というエラーメッセージを表示して消えなくなった。
仕方なしに「Disk Image」という名前のMOディスクを挿入したとたんにフリーズ、そもそもそのMOの内容と表示中のカタログとはなんの関係もないのだから固まってもおかしくない。
で、再起動後「Disk Image」と名付けたその名の通りDiskImageを集めたバックアップ用MOディスクもしっかり破壊されていたのを確認した。
しょうがないなあとか思ってノートン先生に診断してもらったら珍しいことに修復不能。だんだん冷や汗が出てきたが慌てず修復を試みる。しかし何をやってもだめで初期化以外にどうしようもないことがはっきりしてきた。
なんでこんなことになったのだろう。
立ち直るのに2日ほどかかったが忘れるためにやはり初期化してしまおうと決心してHDTをたちあげた。
HDTというのはディスクのフォーマットや初期化をするためのアプリケーションで新バージョンになってマウントやアンマウントに時間がかかるようになってしまったのがちょっと残念、というもの。 とにかくそのHDTを立ち上げてメニューから「初期化」を選べば簡単に初期化できるということで、「初期化」を選んだ。
だが何と初期化できない。途中で止まってしまい「初期化できない。ローレベルのフォーマットをしてくれ」てなことが表示された。
そんなに壊れてたのか。
で、フォーマットをしようとするとまたエラーが表示され、何やらブロックがどうのこうのだからフォーマットの前に「テスト」を実行してマッピングし直せとお達し。
うーむ。時間はかかるが仕方がない。
メニューから「テスト」を選んだところまたまたエラー表示。「フォーマットしてからしかテストできません」と言ってくるのである。
これは関西人でなくとも「どないせーちうねんっ」と叫んで当然だ。関西人だが。
そこで阿保の私がなにをしたかというと、また素直に「フォーマット」を実行したのである。
あたりまえのように「テストを実行してからフォーマットしてください」とエラー表示がでたのでわくわくしながら「テスト」を開始。
「テストはフォーマットしてからね」
はい。
「フォーマットの前にテストしてね」
OK。OK。
その後自己矛盾を抱えたHDTの人工頭脳が壊れて人間を襲い始めたかというとそういうことはなかったが。