Word The Damage
やんぐの衛生日記 | 壊れ物たち

速いMacintoshが買えない理由

 もう今となっては8100/80等というのは時代遅れののろのろマシンだ。
 まあ、エディタや簡単な表計算、軽いデータベースなどの事務的な使用ならもっと昔の、何となれば030マシンでも問題なく使えるんだけど、画業などを生業としている以上やっぱり速いマシン以外は時の無駄遣い。最新の機種だと多分8100より4倍くらい速いと思われるので、是非買い替えたいところだ。
 だがしかし。なぜか買い替えたい欲求レベルがある程度以上上がらない。
 「今でも何とか使えている」「買いたくなるような機種がない」という以外にもう一つ大きな理由を発見した。名前だ。
 8100という名前は現在主流の千桁ネーミングの仲間である。これが例えば今もっているのが840だとすると、気分的に8000番台の10分の1であるからして、どうしても千桁のマシンが欲しくなるのではないだろうか。事実、840から8100へのアップグレードは迷わず決行した。
 ところが実際には「840から8100」という機種の乗り換えはあまり実りのあるものではなかった。たいした違いがなかったのである。
 それに対して例えば「8100から8600」への乗り換えは実に4倍近い速度を得られるというとんでもないアップグレードとなる。なのに、名前だけ見てるととてもそんなに違いのあるマシンとは感じられない。601のNubusと604eのPCIでは明らかにぜんぜん違うマシンなのに名前がそっくりなのでそれほどの差を感じないということだ。
 
 以前、大怪獣くあどらに憧れていた頃、「くあどら」という言葉は魔法の呪文だった。「なんか凄い」感じがするのである。いまだになんか凄いと思っている。

 そんなわけで8100を所有してる身分としては、8600あるいは9600や7300など、似たような名前が付けられている機種を見ても、理屈の上ではともかく、なんとなく「わしのもまだ最新機種のなかまじゃけんね」と思ってしまうという昨日今日明日。
 もし9600が「Macintosh バハムート」とかあるいはもっと端的に「604e II」などという名前がつけられていたら、ひょっとしたらとっとと買い替えてるかもしれないと思う明後日明明後日五明後日。

 で、とはいうものの、では「くあどら」みたいに、またなんか名前を付けたほうがいいかというとこれが微妙で、「せんとりす」みたいな悪例もあるし、なにより最近はいろんなメーカーがダサい名前をつけまくっているので今更「バハムート」もないのであるが。

そういえば、9600よりちょっと凄いのではないかという印象を持つ9800という機種も持っているがこれは違うメーカーの機械です。

追記:その後しばらくしてG3というシリーズが出て、売れに売れているそうです。やっぱりな。