3月24日
湯布院の金鱗湖は温泉の湧く湖。田園の中をポカポカ歩く辻馬車とともに桃源郷を演出する。

別名“豊後富士”とも呼ばれる秀麗由布岳(標高1584m)の西麓に広がる由布院盆地。のどかな盆地に湧き出でる由布院温泉は、緑豊かな田園風景に溶込むように作られた絵になる街並みも魅力。大分川河畔緑地や由布津江川沿いにはゆふいん自然遊歩道が設けられ、春には黄色い菜の花の絨毯や桜並木、初夏にはホタルの舞い姿、秋には実りの風景が見られる。またJR由布院駅から徒歩15分ほどのところには金鱗湖があり、朝霧が立ちこめる早朝には幻想的な雰囲気を醸しだす。

由布院
熊本県と大分県にまたがったA級活火山で、安山岩からなる二重式活火
山といわれる。太古より4回にわたって火砕流を九州中部一帯に流しつ
づけ、これによって形成されたカルデラは東西18km、南北25km、周囲
90kmにも及び、世界最大級であるといわれる。中央火口丘群をなす根子
岳、高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳を阿蘇五岳と呼ぶ。中岳は有史以来
、現在でも噴煙を絶やしたことがない。また最高峰の高岳山頂は岩屑が
堆積していて、周囲にさえぎるもののない展望には、外輪山の連なりをは
じめ四方にそれぞれの山が望める。残念ながら霧で火口の見学は出来ない。
阿蘇山