鶏の飼育方法と平飼いもみじ卵

鶏種はゴトウもみじ

我が家では、生まれて間もない雛を購入して育てます。鶏種は
後藤孵卵場という会社の「もみじ」という名の、国内で改良された赤鶏です。


開放鶏舎での平飼とケージ飼い

飼い方は、地面に放して飼う平飼方式と、ケージでの飼育を行っていますが、どちらも通風のいい開放鶏舎です。飼育の基本的な考え方は、私の稲作にも共通する所が多いですが、まずは薄飼い。雛の時から十分なスペースを与え、あまり過保護にしないで、出来るだけ早く外気温に順応出来る様に育てます。雛の時からこのように育った親鶏は、暑さや寒さに対してストレスが少ないです。

平飼いもみじ卵

飼料は自家配合

飼料は配合されたものではなく、原料を単品で仕入れて自分で配合しています。生育期間毎に、三種類の飼料を自家配合し、また親鳥用の飼料は季節によっても配合割合を調節し、暑さ寒さに備えます。普通の飼料と比べてカロリー蛋白とも少し控えめのを、これが少し難しいですが、過ぎず不足しない様に与えます。雛の時から多くやりすぎていると、好きな餌だけ選り食いするなど悪い癖がつきます。毎日食べ尽くす量を与えて、かつ栄養不足にならない餌の量が必要です。

現在我が家では親鶏の羽数が3000羽です。この業界ではかなり小規模な経営で、餌やりをはじめほとんどの仕事は手作業で行うのですが、鶏の年齢や季節の餌の要求量に対応しやすいのが手作業のいい所ですが、でも毎日休むことの出来ないほこりっぽいつらい仕事でもあります。


飼料に薬品類は一切使用していません

飼料に抗菌や成長促進のための抗菌剤は一切使用していません。うちのように地面で雛を育てる場合、小腸や盲腸がやられる、コクシジウム症という原虫病にかかりやすく、被害も大きくなりがちで、以前は予防薬に頼るしかなかったのですが、今では餌にオリゴ糖や、納豆菌の醗酵飼料を配合することで、ほぼ解決しています。たまにコクシジュウムの症状が出る群れがありますが、薬品を使わずに我慢して見守っていると、ほとんどの雛は自力で克服出来ることが分かりました。一度かかるとより免疫が強くなるそうです。その他に季節の雑草や唐辛子の粉末を与えています。

また屠場からのリサイクル飼料の、肉骨粉などは使用しません。

ワクチン

ワクチン接種を否定される方もおられますが、うちでは法定伝染病のニューカッスル病のワクチンと、もう一つ鶏痘のワクチンを40〜70日令にそれぞれ一度接種してます。

おもな飼料

・ピュアコーン(非遺伝子組換、ポストハーベストケミカルフリー、アメリカ産)
・米ぬか (近所のコイン精米機や米屋さんから)
・魚粉 (酸化防止剤無添加、かつお節のヤマキ、愛媛県伊予市より)
・大豆粕(非遺伝子組換)
・コーングルテンミール
・かき殻(広島産)
・季節の雑草や野菜
・発酵醤油粕 (原料の大豆や麦は国産、メキシコ産の岩塩 小豆島の正金醤油)
・唐辛子

黄身の色

一般に値段の高い卵ほど卵黄色を濃くする傾向があります。カラーファン
という黄身の色見本がありますが、値段の高い特殊卵などは、13〜15
と最高に濃い数値になるよう、南米産などのパプリカから濃縮、抽出した
ものを添加し、オレンジ色に近い色になるよう、飼料を配合設定します。



ほとんどのお客さんは黄身の色が濃いほどいいと思われているようで、
濃い色にしたほうが受けがいいのですが、うちの卵の黄身の色は、カラー
ファンで、8〜9程度の濃さで、黄身の色は、餌の原料のトウモロコシ類や
緑餌からでるレモンイエローです。
(カラーファンとは卵の色見本のカード)

前に試しにパプリカを使ったことがありますが、見事にオレンジに近い
黄身の色に変わります。しかし自分としてはやはりナチュラルなレモンイエ
ローが好きでパプリカは止めました。
またこのパプリカ粉末すごく微粉で、配合の時気をつけていても吸い込み
やすく、せき込んだら苦しいので、息を止めて扱わなければなりませんでし
た。抽出のため何か薬品など使われてなければいいですが。


平飼いもみじ卵




平飼いもみじ卵は、吟味したこだわりの飼料を食べ、大地を走り回って健康に育った鶏たちから産まれた卵です。普通の卵を食べられないお子さんが、うちの卵なら食べるといったお

母さんの話をよく聞きます。ぜひ一度お試し下さい。



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