Ver.39（横浜アリーナ）

  横浜アリーナ公演には、TPD+TPD DASH!!+研修生18人、OPD18人、当時の穴井のレギュラー番組「モ
グラネグラ」水曜日で一般公募した4人を加えて40人というダンサミ史上最多人数（実際「モグラネグ
ラ」火曜日で結成されたシルバーパフォーマンスチーム（じっさまばっさま軍団）を加えると相当な
数）が登場するということで話題となった。1994年の7月中旬頃に渋谷駅から新宿方面行の山の手線に
乗ったら礼らしき人物を、新宿で降りたら雅らしき人物を、さらに高尾方面行きの東西線に乗り換え
ようとしたらかなを見かけた。そしてこの公演を控えてこんな噂を耳にした。

  「メンバー全員が水着姿でステージに立つ」

この噂に、公演の第1部が始まるまで変な不安感に駆られた。
  横浜アリーナの昼の部で見ることになった僕は、左側の席に座っていた。ステージが始まる前から
緊張するのは1年前の武道館から変わらない。前座でセキシマコンビと大藤が観客にウェーブの練習を
させていた。
  夏ちゃんのギターを合図で第1部が始まった。メンバー全員が1970年代のアメリカの若者のファッシ
ョンをイメージした衣装を身につけ、曲も1970年代のロックンロールを意識したアレンジがなされてい
た。目の前にいるメンバーはかな、関、大藤、なとりった、あちゃ、そして新人の平野だった。双眼鏡
でこのダンサミを見ていたが、かなやあちゃや平野の方を向くことが多かった。この時のあちゃは衣装
がピンク尽しでかわいかったし、かなもスカートが結構似合っていた（本人はズボンがよかったと後日
言っていたが）。また平野のダンスの頼りなさもかわいかった。
  メンバーの衣装は、スカート派（さとP、よねみっちゃん、涼子、由理ちゃん、穴井、かな、大藤、
礼、なとりった、あちゃ、平野）と長ズボン派（知砂、ヤギマイ、夏ちゃん、関、島津、まちゃこ、雅
）に分かれ、ダンスでもターンが多かったため、その度にスカート派の皆さんのスカートが舞い上がっ
て（なとりった、あちゃは筒上のスカートだったため舞い上がらなかった）、ファンの皆さんは目のや
り場に困ったことだろう。（僕も、大藤のおみ足とかなのパンツを見てしまった。）
  第1部の感想とすれば、由理ちゃんの「恋して女みがいて」はレゲェアレンジがマッチしていて、メ
ドレーの「R&R Night」ではメンバー全員の楽しんでいる感じがよく、「誘惑のブギー」でシ
ットリと締めたのがよかった。
  第2部のしょっぱなから「ショーほど素敵な商売はない」で度肝を抜き、そのあとOPDが登場し「OPD
メドレー」を披露した。その後はアルバム「Never Stop」をメインとしたステージが展開された。そん
な中、去年からの盆踊りシリーズ第2段「ブギウギ・ダンシングシューズ〜盆踊り〜」はじっさまばっ
さまが参加していてへんなノリだった。そのあとの「炎のように嵐のように」の関がビシっと締めてく
れた。またラスト部分が、今までは

だったが、この公演では

に変った。「Can't Stop the Music」では観客がウェーブをやった。
  アンコールの「EXPLOSION」は総勢40人でやったため、大迫力となった。
  この公演を見た当時、「TPD in the CASE」で言っていた「7人であることの存在感が希薄」である
ことは感じられなかった。

このダンサミについて少しだけ触れている平野美保のページへ

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