ハニスポの記事
(2008年1−6月)


2008年6月27〜29日
プロ野球セ・リーグ公式戦
カープ VS ジャイアンツ
(広島市民)

第10戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000001001グライシンガー
台無しちゃん
6-6-0
カープ01301001X6前田(健)
2-0-0
ホームラン栗原8号(3)[台無しちゃん]-3裏
しんちゃん7号(1)[前田(健)]-7表
第11戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0020100X3ドロドロの
ドロ〜・・・
カープ0020103
ホームラン小笠原12号(2)[ルイス]-3表
第12戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100000056豊田
3-0-0
カープ0000010001永川
2-1-13
ホームランラミちゃん20号(4)[永川]-9表
<3試合分の戦評>
 とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)の交流戦明けの最初のカードは、すぐ真下(4位)のミッキー(ryとの3連戦。
 その初戦・・・

THLZ先発
”台無しちゃん”
案の定
である

しかも
打線も
ミッキー(ry先発
前田健太
(2年目20歳)

7回1点に
抑え込まれ・・・

 続く2戦目で、試合開始から雨が降りしきる中、ここまでリーグ最多勝(10勝)のミッキー(ry先発・ルイスから3回表に小笠原の2ランで幸先良く先制するも、すぐその裏にヒットと坂本のお手玉で1アウト1、2塁とされ、アレックス、栗原の連続タイムリーで追いつかれ、その後5回表裏に1点ずつを取って迎えた7回表2アウト1塁で雨が強まり、痛み分けとなった。
 そんな鬱陶しい梅雨空の下、それ以上に憂鬱にさせられる事が明らかになった。

 日本プロ野球組織(以下、NPB)は、ダニエル・リオス投手(スワローズ)からドーピング検査(5月21日の試合終了後に実施)で陽性反応(禁止物質に指定されている筋肉増強剤の一種・ハイドロキシスタノゾロール)が出た事(検査による違反発覚は先月25日のルイス・ゴンザレス内野手(ジャイアンツ)以来3人目)、および同投手に対して来年6月27日まで1年間の出場停止処分とする事を発表した。
(NPBアンチ・ドーピング特別委員会は筋肉増強剤の一種が検出された事を重視し、「無期限出場停止」に次いで重い「1年間の出場停止処分」の決め手となったとされる)
 また、所属球団であるスワローズは同日、同内野手との契約を解除し、鈴木正球団社長は球団の役員、幹部、担当者に厳重注意した。

 同投手は、5月21日にNPBの事情聴取に対して、「昨年11月上旬から12月中旬までマイアミ(米フロリダ州)の医師に注射による治療を受けた」と話した。
 しかし、長谷川一雄コミッショナー事務局長は「昨年12月で治療をやめているのであれば、半年たったこの時期に出るのは医学の世界では考えられない」と一蹴した。

 3戦目は両軍とも”左腕・高橋”を先発に立て、1対1のまま9回表を迎え、9回裏でサヨナラ勝ちを決めたいマーティー・ブラウンは、9回表のマウンドに永川を送り込んだ。
 だかTHLZ打線は、永川のフォークボールだけに狙いを絞り、しかも永川もフォークボールしか投げなかったばっかりに、5失点と滅多打ち・・・。
 5点リードとなり、はらぼうは9回裏のマウンドにクルーンではなく、

上    原    投    入

 その上原は、5番・前田智徳遊撃フライ、6番・シーボル二塁ゴロ、7番・倉二塁フライと、復帰登板を3者凡退で飾った。

 かくしてTHLZは3位を死守して、6月を終えた。

2008年6月6〜7日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS マリーンズ
(東京ドーム)

第3戦
チーム名12345678910
マリーンズ00300000003川崎
0-2-1
ジャイアンツ0001110001X4クルーン
1-1-17
ホームラン根元1号(1)[野間口]-3表
小笠原9号(1)[清水]-4裏
加治前1号(1)[川崎]-10裏
第4戦
チーム名123456789
マリーンズ0011010003小林(宏)
2-7-0
ジャイアンツ01400011X7バーンサイド
2-0-0
ホームラン谷(夫)3号(1)[小林(宏)]-2裏
ズレータ4号(1)[バーンサイド]-6表


2008年6月8〜9日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS ライオンズ
(東京ドーム)

第3戦
チーム名123456789
ライオンズ0000000000
1-1-0
ジャイアンツ00000004X4内海
4-4-0
ホームラン谷(夫)4号(2)[許]-8裏
第4戦
チーム名123456789
ライオンズ1033000029西口
3-3-0
ジャイアンツ2001000003グライシンガー
台無しちゃん
6-4-0
ホームランブラゼル17号(3)[グライシンガー]-3表
中島13号(3)[グライシンガー]-4表
加治前2号(1)[西口]-4裏


2008年6月11〜12日
プロ野球セ・パ交流戦
ファイターズ VS ジャイアンツ
(札幌ドーム)

第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000010001野間口
2-3-0
クルーン
1-1-18
ファイターズ0000000000ダルビッシュ
6-3-0
ホームランラミちゃん18号(1)[ダルビッシュ]-6表
第4戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000010012バーンサイド
2-1-0
ファイターズ10001100X3多田野
3-0-0
MICHEAL
2-0-11
ホームラン田中(賢)8号(1)[バーンサイド]-1裏


2008年6月14〜16日
プロ野球セ・パ交流戦
イーグルス VS ジャイアンツ
(Kスタ宮城)

第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツ日本プロ野球史上初
地震のため中止
イーグルス
第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000グライシンガー
台無しちゃん
6-5-0
イーグルス00300000X3岩隈
10-2-0
第4戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100110003内海
5-4-0
イーグルス0000000000まー君
6-4-0
ホームランラミちゃん19号(1)[まー君]-2表


2008年6月17〜18日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS バファローズ

第3戦
(福島県営あづま)
チーム名123456789
バファローズ1001001003本柳
2-4-0
ジャイアンツ000200011X4豊田
2-0-0
ホームランカブレラ12号(1)[野間口]-1表
前田1号(1)[山口(鉄)]-7表
小笠原10号(1)[本柳]-8裏
第4戦
(東京ドーム)
チーム名123456789
バファローズ0000000101オルティズ
3-4-0
ジャイアンツ00110000X2バーンサイド
3-1-0
クルーン
1-1-19
ホームラン小笠原11号(1)[オルティズ]-4裏
一輝1号(1)[豊田]-8表


2008年6月21〜22日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS ホークス
(東京ドーム)

第3戦
チーム名123456789101112
ホークス1000000000012佐藤誠
0-1-0
ジャイアンツ0000000010023山口(鉄)
4-2-1
ホームラン大道1号(1)[杉内]-9裏
松田7号(1)[東野]-12表
第4戦
チーム名123456789
ホークス1000010013久米
4-2-1
ニコースキー
1-3-2
ジャイアンツ0100100002クルーン
1-2-19
ホームランしんちゃん6号(1)[和田]-2裏
由伸9号(1)[和田]-5裏
 とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)の谷(夫)が6月3日のバファローズ戦の9回表に、13球団(”近鉄バファローズ”を含めて)アーチを達成した事(史上4人目、日本人では初)を伝えるの忘れてた。

<訃報>
 「クララ白書」や大ヒット作「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ等、少女小説の第一人者として知られた氷室冴子女史が6月6日、肺癌のため死去した(享年51歳)。

<交流戦後半について>
 借金3の完済は勿論の事、1つでも貯金を作りたいTHLZは、交流戦の後半12試合に臨んだ。
 最初の相手は”幕張バレンタインランド”だが、2連勝した時と違って、里崎、サブロー、ズレータといった主力が戦線復帰していた。
 初戦はTHLZ・野間口、”幕張(ry”・清水の両先発で始まったが、野間口が2回までに2安打1四球と安定せず、3回表に2アウトから根元の一発で先制された後、1安打2四球で満塁のピンチを作り、サブローの2ベースで更に2点を追加されたため、3回裏に打順が回った所で代打を送って、野間口を早々に降板させた。

1アウト一塁
9番代打
はらぼうの後輩その1
田中大二郎
(東海大相模高、2年目)
清水の4球目に
空振り三振

 その後THLZは、2番手・山口鉄也、3番手・越智が踏みとどまっている間に、4〜6回裏に1点ずつ返して追いつき、両軍同点のまま試合は延長戦へ突入し、10回表のマウンドに登ったクルーンが振り逃げのランナーを出塁させながらも無失点に抑え、10回裏へ・・・。

1アウト走者なし
9番
はらぼうの後輩その2
加治前竜一
(東海大学、1年目)
川崎の3球目を
ライトスタンドへ・・・

プロ初打席
サヨナラホームラン
(日本プロ野球史上初)

ちなみに
ラミちゃん
連続試合安打
途切れる


27試合
(チーム歴代2位)


 2戦目では、THLZの正捕手・しんちゃんが体調不良で欠場する事したのに対抗して、”幕張(ry”の切り込み隊長・西岡が左足首に違和感を感じて2回裏の守備から交代するという、両軍の苦しい現状が滲み出ていた。
 両軍1対1で迎えた3回裏、2アウトから満塁のチャンスを作ったTHLZが、ラミちゃん、谷(夫)の連続タイムリーで、4点を勝ち越し、4回表に1点を返されるも、試合はTHLZペースで進んだ。
 そんな6回表1アウトで”幕張(ry”4番・ズレータが、カウント1-3からの5球目をぶっ叩くと・・・

ラミちゃん
その打球を見送る
だが
何故かその打球が
ラミちゃんの所へ
落ちてきて
ラミちゃん落球

だが
審判団の判定は
”本塁打”

ズレータ
(”幕張(ry”)
レフト天井の照明にブチ当て
1990年
ブライアント
(バファローズ)
以来の
”認定本塁打”
(東京ドームの特別ルール:「打球が、外野のフェア地域にある懸垂物(センター天井のスピーカー、レフト天井の照明、ライト天井の照明)に当たるか、挟まった場合は本塁打とする。」)
 THLZはそこで先発・バーンサイドを諦めて継投策に入り、リリーフ陣が”幕張(ry”の反撃を抑える一方で、終盤に2点を追加し試合を決めた。
 これでTHLZは、去年まで交流戦3勝13敗と苦手としていた”幕張(ry”に対して今季4戦全勝。

2001年6月8日の
大阪府内の小学生大量殺傷事件から
ちょうど7年経った
2008年6月8日正午

東京秋葉原の交差点で
トラックが突っ込み
そのトラックから降りた男が
刃物を振り回し
死者7人
負傷者11人

男は駆け付けた警察官等に逮捕。
警察の調べにより
男は
静岡県裾野市在住
派遣社員
加藤智大(25歳)
と判明
犯行動機も殺人目的と判明

 前回2連敗したライオンズを迎えてのホーム2連戦の初戦は、THLZ・内海、ライオンズ・帆足の両先発左腕の投げ合いとなった。
 序盤3イニングでは、内海がパーフェクトピッチングに対し、帆足が1回裏2アウト3塁、2回裏1アウト1塁のピンチを凌ぐ力投を見せた。
 中盤3イニングでは、内海、帆足ともに塁上にランナーを賑わせ始めたものの、ともに凌ぎ切った。6回裏ノーアウト1塁の場面で、THLZ3番・小笠原がプロ12年目で初犠打を記録したものの、実らなかった。
 そして7回表に内海が先頭打者を出塁させたものの、自らのバント処理で併殺に打ち取って無失点に抑えたのに対し、7回裏に帆足がTHLZ下位打線相手に1安打されながらも無失点に抑えたものの、8回表に打順が回った所で代打・高山を送られ、内海よりも先にマウンドを降りる事となった。その高山が打ち取られる等して2アウトとなったものの、2番・栗山四球、3番・中島レフト前ヒットで、ライオンズが1、2塁のチャンスを迎えたものの、4番・ブラゼルの放ったライトへの鋭い打球が地表スレスレでTHLZのライト・加治前にダイレクトキャッチされたと判定され、得点を奪えなかった。
 8回裏、1アウトから2番・キムタクが出塁して代走・脇谷を送ると、2アウトとなったものの4番・ラミちゃんの打球がレフトフェンスに達すると、脇谷が一塁から一気にホームインして、THLZが待望の先制点を奪い、更に谷(夫)の2ランと古城?のタイムリーで3点を追加して勝負を決め、THLZは勝率5割に復帰した。

<訃報>
 プロ野球選手の経験はないものの、会社員等を経てスカウトとしてカープに入団すると、有名アマチュア選手の獲得のみならず、無名選手の才能発掘にその手腕を振るい、衣笠祥雄、三村敏之、池谷公二郎、高橋慶彦、川口和久、達川光男、正田耕三等、獲得した選手達が1970年代後半〜80年代後半にかけてのカープ黄金期に活躍した主力選手に大成した事から、カープ黄金期の陰の功労者としてファンの間でも知られ、1998年にスカウト業を引退するまで、ベイスターズ、ブルーウェーブ(現・バファローズ)、ファイターズでもその手腕を遺憾なく発揮し続けた”名スカウト”・木庭教(きにわ・さとし)氏が、5月23日に肺癌のため岡山県倉敷市内の病院で死去していた事が6月8日に分かった(享年81歳)。

 今季初の貯金生活を目論んだTHLZだったが、THLZ先発・グライシンガーが4回7失点(タイムリーと3ラン×2)と試合をブチ壊し、またしても借金生活へ逆戻り・・・

”グライシンガー”
なんて
格好つけた名前
付けてんぢゃねぇよっ!!

今日から
お前の名は
”台無しちゃん”
だっ!!

 これでTHLZは、去年3勝1敗と貯金を稼いだライオンズに対して今季1勝3敗。

<訃報>
1931年
岡山県で生まれ
2歳から終戦まで
旧・満州で過ごし
帰国後
映画に魅せられる

1956年
慶応大学文学部卒業後
20世紀フォックス映画に入社
1961年
日本ユナイト映画へ移籍
宣伝総支配人に就任

1972年
「水曜ロードショー」
および
「金曜ロードショー」
解説に就任
四半世紀
約1200回

1995年
「シベリア超特急」
監督・主演

「日本アカデミー賞」
「ゴールデン・グロス賞」
「日本映画批評家大賞」

発案

「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」

映画評論家
水野晴郎氏
2008年6月10日午後
肝不全のため
死去
(享年76歳)

 前回2連勝した”劇団ひちょり”の本拠地・札幌に乗り込んだTHLZは、初戦の先発に野間口を立てた一方で、

”劇団ひちょり”先発
ダルちゃん

どう考えても
”劇団ひちょり”の
勝利です。
本当に
ありがとうございました。

 そのダルちゃんが自らのミスから3回表1アウト1、2塁のピンチを招いたにも関わらず、THLZがそのチャンスを生かせず、おまけに5回表1アウトまでノーヒットに抑え込まれる一方で、野間口が2回裏1アウト3塁、3回裏2アウト1、2塁、4回裏2アウト2塁、5回裏1アウト2塁と毎回ピンチを招きながら何故か失点を免れていた。

誰が考えても
”劇団ひちょり”の
勝利です。
本当に
ありがとうございました。

 6回裏、ラミちゃんがダルちゃんの外角ストレートを叩くと、打球はライトスタンドに吸い込まれ、運良く先制点を挙げ、6回裏から野間口を諦め継投策に入り、THLZ2番手・山口鉄也がこの回の先頭打者・田中賢介をショートゴロに打ち取った・・・ と思いきや、何とショート坂本がボールをこぼし、それをきっかけに1アウト1、3塁の大ピンチを招き、6番小谷野でスクイズを敢行!!

THLZが
スクイズを見破れなかった
この時点で
”劇団ひちょり”の
勝利です。
本当に
ありがとうございました。

と思いきや、その打球はキャッチャー前にワンバウンドして、それを取った所に丁度来た3塁ランナー・田中賢介にタッチして2アウト、更に1塁へ送球して3アウトと、ゲッツー完成!!
 大ピンチを脱したTHLZは7回表、1アウト1、3塁と待望の追加点の大チャンスを作った・・・と思いきや、ダルちゃんがスクイズを見破ってウェストし、鈴木尚広が飛びつくもバットに当たらず1アウト、更に3塁ランナー・古城(!?)を三本間で挟殺して3アウトと、ゲッツー完成!!
 更に8回表、1アウト1、2塁のチャンスで4番・ラミちゃんが三振に倒れ、5番・谷(夫)死球で2アウト満塁としたものの、前の回に6番・しんちゃんに代走を送ったために加藤健が入っていて、その加藤健が三振に倒れて・・・

ダルちゃんから
滅多に得られない
2度の大チャンスを
2度とも逃した時点で
”劇団ひちょり”の
勝利です。
本当に
ありがとうございました。

 THLZ1点リードのままで9回裏を迎え、THLZ守護神・クルーンが、2本も良い当たりを打たれたものの運良く2アウトを稼ぎ、7番・三木をフォークで三振に打ち取った・・・と思いきや、捕手・加藤健が後逸して振り逃げされ、続く8番・小田にレフト前に運ばれて2アウト1、2塁の大ピンチを招いて

ここまでの
試合の流れからして
”劇団ひちょり”の
勝利です。
本当に
ありがとうございました。

と思いきや、9番・糸井を三振に打ち取って・・・

ダルちゃん相手に
大金星

勝率5割です。
本当に
ありがとうございました。

 この機に乗じて貯金生活を目論んだTHLZだったが・・・

その前に
いや
その背後に
立ちはだかったのが

多・田・野



T・D・N



アーーーーーッ!!!

 これでTHLZは、去年1勝3敗と負け越した”劇団ひちょり”に対して今季3勝1敗。

 ”ノムさんと楽天家な人々”の本拠地・仙台に乗り込んだTHLZは、5月4日に腰痛で2軍落ちしていた由伸を呼び寄せ、前回の屈辱を晴らさんと鼻息を荒くしていた・・・のだが・・・
 6月14日午前8時43分頃、岩手県内陸部を震源とする強い地震があり、同県奥州市と宮城県栗原市で震度6強、同県大崎市で6弱を記録した。秋田県湯沢市、仙台市宮城野区等でも6強を記録する等、東北から関東の広い範囲で強い揺れを観測し、北海道や北陸地方などでも揺れを観測した。また、その後も余震が続いた。
 気象庁によると、震源の深さは約8キロ、マグニチュードは7.2と推定されるとの事で、今回の地震を「岩手・宮城内陸地震」と命名。
 そしてこの地震の影響により、同日14時にKスタ宮城で開始予定だった”ノムさん(ry”との初戦の中止を決定し(地震による試合中止は日本プロ野球史上初)、代替試合は6月16日18時から同球場にて開催するとの事。

 翌日、改めて”ノムさん(ry”に前回の屈辱を晴らさんと意気込んだTHLZだったが・・・

その前に
立ちはだかったのが


クマーーーーッ!!!

 THLZ先発・”台無しちゃん”があっさりと3点を先制される一方で、

クマーーーーッ!!!
が2回表1アウト1、2塁、4回表1アウト1、2塁、8回表1アウト1、3塁という3回のピンチを切り抜けて見事完封勝利を飾り、震災に遭われた仙台の人々を励ました。

 続く2戦目も”ノムさん(ry”先発が

まー君

という事もあって、誰もが”ノムさん(ry”の連勝を信じて疑わなかった・・・
のだが・・・、2回表にラミちゃんの一発で先制すると、5回表には古城(!?)と鈴木尚広の連続2ベースで1点追加し、6回表にもラミちゃんの3塁ゴロで3点目を奪った一方で、THLZ先発・内海が初回のピンチを切り抜けて以降、味方の好守もあって安定したピッチングで見事完封勝利(チーム今季初)を飾り、前回と前日の屈辱を晴らす事ができた。
 ちなみに、まー君VS坂本の”幼馴染対決”は、ライトフライ2つの後、センター前ヒット、ライト前ヒットの4打数2安打で引き分けた。
 これでTHLZは、去年3勝1敗と貯金を稼いだ”ノムさん(ry”に対して今季2勝2敗。

 仙台を発ったTHLZは、バファローズとの2連戦を福島と東京ドームで戦う事となった。
 福島で行われた初戦は、初回にカブレラの一発で先制された一方で、THLZ打線がバファローズ先発・中山の前に3回パーフェクトに抑え込まれていた。
 しかし、4回表に2点目を奪われたその裏、先頭の由伸がこの試合チーム初&一軍復帰後初のヒットで出塁すると、続くキムタクの2ベースで1点を返し、更にラミちゃんの犠牲フライで同点に追いついた。
 7回表に伏兵・前田大輔の一発で勝ち越されるも、8回裏に小笠原の一発で追いつき、同点のまま9回裏を迎えた。
 先頭の谷(夫)が出塁するや否や代走・鈴木尚広(福島出身)を送り、しんちゃん送りバントの後、坂本ライト前ヒット、代打・清水敬遠で1アウト満塁のチャンスに、

代打
古城ぃっ!?

 「タチの悪いジョーダンであってほしい」と思う間もなく、初球を叩いた古城(!?)の打球はセンターやや深めの所に飛び、3塁ランナー・鈴木尚広(福島出身)がホームインして、THLZ今季2度目のサヨナラ勝ち&今季4度目の勝率5割。
 東京ドームに場所を移して行われた2戦目は、3回裏に由伸が一軍復帰後初のタイムリーで先制し、4回裏には小笠原の一発で1点を追加し、投げてはTHLZ先発・バーンサイドが安定したピッチングで、来日して初めて6イニングを投げ切り、7回表も西村と藤田で無失点に抑えた。
   8回表1アウトで9番代打・一輝がプロ初ホームランで1点を返され、2アウト後に2番・坂口の3ベースで一打同点のピンチを迎えた。
 3番・カブレラを歩かせた所で豊田がマウンドを降りると・・・


クル━(´ω`)━(ω` )━(`  )━(  )━(  ´)━( ´ω)━(´ω`)━ン !!

 4番・ローズを三振に討ち取ってピンチを脱すると、9回表も3者連続三振、計4者連続三振で抑え切り・・・

THLZ
4度目の挑戦で
今季初の
貯金生活

ちなみに
この日
セ・リーグ全勝
(交流戦史上初)

 これでTHLZは、去年2勝2敗だったバファローズに対して今季3勝1敗。

 同じ頃、”ノムさん(ry”が、甲子園でどんでんず相手に連敗し・・・

ノムさん
監督通算1454敗
歴代最多敗戦記録
更新
(前の記録保持者は故・三原脩氏)

監督通算23シーズン

弱いチームを率いて
強いチームに挑んだ
”証し”
と言っても
過言ではない

 1か月近くに渡って繰り広げられたセ・パ交流戦も最後のカードを残すのみとなり、THLZは最後のカードとなる対”王さんの福岡発銀河系(?)軍団”2連戦に臨んだ。
 試合前に環境省等が「七夕ライトダウン」の実施を呼びかけるイベントを催した初戦だったが、その試合展開はその呼びかけに反するものとなった。
 THLZ先発・”台無しちゃん”が1番・本多2ベース、2番・川崎犠牲フライ、3番・松中犠牲フライであっさりと1点を先制され、3〜6回に毎回の様にランナーを賑わせながらも無失点に抑え切り、試合を台無しにせずに味方の反撃を待った・・・のだが・・・

1回裏ノーアウト2塁
2番・キムタク三振
3番・小笠原三振
4番・ラミちゃん三ゴロ

3回裏1アウト1、3塁
2番・キムタク三振
3番・小笠原三振

5回裏1アウト1、3塁
2番・キムタク三振
3番・小笠原遊飛

8回裏1アウト2塁
3番・小笠原二ゴロ
4番・ラミちゃん一飛


”王さん(ry”先発
杉内の粘投

THLZ打線の「残塁ショー」

8回まで
繰り広げられていた

9回裏も
2アウトとなり
ランナー無し

杉内
完封勝利まで
あと1アウト

だが

打席には
7番・坂本の代打
The Last "NANKAI"
大道

カウント2-3
杉内の144球目

バット一閃

打球は
左中間スタンド中段へ
起死回生の一発

 試合は延長戦に突入し、THLZ4番手・クルーン、5番手・豊田が無失点に抑え、サヨナラの瞬間を待った・・・のだが・・・

10回裏1アウト1、2塁
3番・小笠原併殺打

11回裏2アウト1、2塁
8番・寺内三振

まだまだ続く
THLZ打線の「残塁ショー」

 それでもTHLZは12回裏にサヨナラ勝ちを決めるために、12回表のマウンドに送ったのは

西村



ぢゃなくて
何故に
東野!?

しかも
この回の先頭は
速球に強くて
一発のある
松田だお!?

案の定
松田に
外角低めの速球を
右中間スタンドに
叩き込まれたやんっ!!!

 12回表を1失点に止めたTHLZだったが、12回裏の打順はと言うと・・・

9番・古城(!?)
(打の”台無しちゃん”)
1番・鈴木尚広
(打てない代走屋)
2番・キムタク
(この日右打席で大ブレーキ)

 以上の事を考えれば、”王さん(ry”が逃げ切るを図るために、12回裏のマウンドに送ったのは

左の小椋



ぢゃなくて
何故に
右の佐藤誠!?

でもまぁ
あの3人なら
佐藤誠で十分だろう

ところがギッチョン!!

9番・古城(!?)
初球を
レフト前ヒット
1番・鈴木尚広
初球を
右中間2ベース
12回裏ノーアウト2、3塁

でもまぁ
その後
2番・キムタク三振
3番・小笠原三振
4番・ラミちゃんも凡打

決着だろう


ところがギッチョン!!

この日初めて
左打席に立った
2番・キムタク
初球の外角低めを拾うと
打球は
左中間を破って・・・

キムタク
左打席に
”CHANGE”
して
最後の最後で
”HERO”


<訃報>
 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の3代目セーラームーンをはじめ、ドラマ、映画等幅広いジャンルで活躍した女優・神戸みゆき(本名・神戸美有紀)女史が、昨年公演の舞台「レ・ミゼラブル」を体調不良を理由に降板後、入退院を繰り返した末に6月18日未明、心不全のため神奈川県内の病院で死去した。
 わずか24歳の若さだった。

 この時点で14勝9敗で4チーム(”劇団ひちょり”、THLZ、”王さん(ry”、どんでんず)が並び、”劇団ひちょり”は勝てば優勝、THLZまたは”王さん(ry”は勝って”劇団ひちょり”が引き分け以下なら優勝、どんでんずは勝ってTHLZと”王さんが引き分けなら優勝という条件の下、最終戦(”劇団ひちょり”対どんでんず、THLZ対”王さん(ry”)に臨んだ。
 THLZ先発・内海が初回にノーアウト満塁のピンチを迎えて1点先制されるも、その後は立ち直り、2回裏にしんちゃんの一発で同点、5回裏に由伸の一発で逆転に成功。しかし6回表に追いつかれ、同点のまま9回表を迎えた。
 THLZは必勝を期すべくクルーンを投入したものの、エラー等で1アウト2、3塁のピンチを迎え、1番・本多のセカンドゴロによって1点を勝ち越された。
 その頃、”劇団ひちょり”がどんでんずに敗れ、この試合の9回裏の攻防に交流戦優勝がかけられる事となった。
 THLZは1点ビハインドで迎えた9回裏、6番・しんちゃんが出塁して、鈴木尚広を代走に送ったものの、7番・坂本が送れずに三振、鈴木尚広が盗塁失敗して追い込まれ、8番代打・清水がセカンドゴロに倒れ・・・

”王さんの福岡発銀河系(?)軍団”
交流戦初優勝

 これでTHLZは、去年4戦全勝だった”王さん(ry”に対して今季1勝3敗。





THLZ

交流戦後半
8勝4敗0分

対”幕張バレンタインランド”戦
4勝0敗

対ライオンズ戦
1勝3敗

対”劇団ひちょり”戦
3勝1敗

対”ノムさんと楽天家な人々”戦
2勝2敗

対バファローズ戦
3勝1敗

対”王さんの福岡発銀河系(?)軍団”戦
1勝3敗

交流戦通算
14勝10敗0分

この時点での通算成績
68試合消化
34勝33敗1分
(セ・リーグ3位)


2008年5月20〜21日
プロ野球セ・パ交流戦
マリーンズ VS ジャイアンツ
(千葉マリン)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ02013024012豊田
1-0-0
クルーン
0-1-13
マリーンズ02600020111根本
0-1-0
ホームランラミちゃん14号(3)[荻野]-8表
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1040200018西村(健)
5-2-0
クルーン
0-1-14
マリーンズ0000302005小林(宏)
1-6-0
ホームランラミちゃん15号(3)[小林(宏)]-3裏
ラミちゃん16号(2)[小林(宏)]-5裏


2008年5月23〜24日
プロ野球セ・パ交流戦
ライオンズ VS ジャイアンツ
(西武ドーム)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000001グライシンガー
5-2-0
ライオンズ42100003X10
5-2-0
ホームランG.G.佐藤13号(2)[グライシンガー]-1裏
中島10号(2)[グライシンガー]-2裏
G.G.佐藤14号(1)[グライシンガー]-3裏
中島11号(2)[林]-8裏
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1000010002野間口
1-2-0
ライオンズ1002100004帆足
5-0-0
グラマン
1-0-10
ホームランG.G.佐藤15号(1)[野間口]-4裏
石井(義)1号(1)[野間口]-4裏
中島12号(1)[野間口]-5裏


2008年5月25〜26日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS ファイターズ
(東京ドーム)

第1戦
チーム名123456789
ファイターズ0202000004藤井
1-4-0
ジャイアンツ21010101X6西村(健)
6-2-0
クルーン
0-1-15
ホームランスレッジ7号(2)[木佐貫]-2表
キムタク2号(1)[藤井]-2裏
稲葉8号(2)[木佐貫]-4表
ラミちゃん17号(1)[星野]-8裏
第2戦
チーム名123456789
ファイターズ0001010103グリン
2-7-0
ジャイアンツ20011000X4バーンサイド
1-0-0
クルーン
0-1-16
ホームランキムタク3号(2)[グリン]-1裏
田中(賢)7号(1)[豊田]-8表


2008年5月28〜29日
プロ野球セ・パ交流戦
ジャイアンツ VS イーグルス
(東京ドーム)

第1戦
チーム名123456789
イーグルス0100000001長谷部
0-1-0
ジャイアンツ02300100X6内海
3-3-0
ホームラン中島1号(1)[内海]-2表
谷(夫)1号(2)[長谷部]-2裏
しんちゃん5号(3)[長谷部]-3裏
第2戦
チーム名123456789
イーグルス1001020004朝井
5-5-0
小山
2-1-4
ジャイアンツ0020000002グライシンガー
5-3-0
ホームラン山崎(武)10号(1)[グライシンガー]-4表


2008年5月31〜6月1日
プロ野球セ・パ交流戦
ホークス VS ジャイアンツ
(ヤフードーム)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000100001野間口
1-3-0
ホークス00030000X3杉内
5-3-0
第2戦
チーム名123456789101112
ジャイアンツ0000000210014山口(鉄)
3-2-1
ホークス100020000002X5ホールトン
2-3-6
ホームラン松中11号(2)[バーンサイド]-5裏


2008年6月3〜4日
プロ野球セ・パ交流戦
バファローズ VS ジャイアンツ

第1戦
(京セラドーム)
チーム名123456789
ジャイアンツ1000000023内海
3-4-0
バファローズ10000205X8近藤
5-4-0
ホームランカブレラ9号(1)[内海]-1裏
後藤3号(2)[林]-8裏
谷(夫)2号(2)[加藤]-9表
第2戦
(スカイマーク)
チーム名123456789
ジャイアンツ3000001004グライシンガー
6-3-0
クルーン
0-1-17
バファローズ1001000002金子
2-6-0
<交流戦前半について>
 去年15勝9敗と、とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)にとってリーグ優勝への足掛かりとなった交流戦の季節が、今年もやってきた。
 試合数は去年と同じ24試合で、1カード2連戦故に、そのカードの初戦を落とすと2連敗で終わってしまう厄介な日程である。

 さて、THLZの最初の相手は、過去3年間で3勝13敗の「鬼門」”幕張バレンタインランド”で、しかも足かけ3年で6連敗中の「鬼門の中の鬼門」千葉マリンスタジアムでの2連戦だった・・・。
 加えて、”幕張(ry”の先発が、よりによってプロ初登板から3連勝中とノリにノッている2段階ドラフト高校の部1位・唐川だった・・・。


 THLZはプロとしての意地を見せて2回表に2点を奪うものの、すぐその裏にTHLZ先発・尚成が同点に追いつかれ、3回裏には2番手・越智とともに一挙6失点と試合をブチ壊し(試合後、尚成2軍落ち)、このまま唐川にも4勝目を献上して、またしてもTHLZが”幕張(ry”の前に屈すると誰もが思っていた・・・のだが・・・、その唐川が勝利投手の権利まであと1アウトまで来た所で2点差に追い上げられて降板した瞬間、THLZに僅かな光明が見えてきた。
 7回表に同点に追いつけたにも関わらず、7回裏に再び2点を勝ち越されて、その光明が潰えたかに見えたが、8回表に”幕張(ry”4番手・川崎から1アウト2、3塁のチャンスをつかむと、3番・小笠原が代わった”幕張(ry”5番手・根本の初球を叩いて1点差に詰め寄り、更に4番・ラミちゃんが”幕張(ry”6番手・荻野の初球を叩くと、

その打球は
”幕張(ry”ファンで満杯の
ライトスタンドへ・・・。

 結果、THLZが千葉マリンスタジアムでの連敗を6で止めた試合ではあったが、

THLZ打線が
23安打12得点
と猛爆して
つかんだ勝利

と言うより

正捕手・里崎が不在の上
Y(薮田)F(藤田)K(小林雅英)
に代わる
新たな「勝利の方程式」
(川崎、アブレイユ、荻野)
が崩壊した
”幕張(ry”の今年を象徴する
敗戦だった。

 続く2戦目の”幕張(ry”の先発が、よりによって「鬼門の中の鬼門」小林宏之(対THLZ戦6連勝中)だった・・・のだが・・・、今期の小林宏之は1勝5敗と絶不調で、案の定ラミちゃんに2本塁打5打点を含む7失点と打ち込まれ、その結果、

THLZが
「鬼門」”幕張(ry”に
連勝して
快調なスタートが切れた

と言うより

”幕張(ry”が
怪我人続出
投手陣崩壊
という
今年の惨状を示す
2連敗だった。

 その頃、どんでんずとの2連戦を1勝1敗で終えたバファローズのテリー・コリンズ監督が、「この国で野球をする情熱を失った」事を理由に、試合後に辞任を表明した(日本通算83勝105敗5分け)。
 その後任として、大石大二郎ヘッドコーチが代行する事となった。

 借金を1として5度目の5割到達のチャンスを迎え、意気揚々と西武ドームへと乗り込んだTHLZだったが、現在パ・リーグ首位のライオンズの強力打線が火を噴き、THLZ先発・グライシンガーを叩き潰して10点を奪い圧勝した。
 続く2戦目も、THLZ先発・野間口が3本塁打と打ち込まれ
はしたが、いずれもソロだった事が不幸中の幸いであった。
 だが、得点圏に走者を置く事6回(1回表無死2塁&2死2塁、2回表2死1、2塁、3回表1死2塁、6回表1死1、3塁、8回表無死2塁)、うち得点できたのがたった2点という拙攻の果てに連敗・・・。

 本拠地・東京ドームに戻って巻き返しを図ろうとするTHLZだったが、その前に立ちはだかったのは、昨年のパ・リーグ覇者にして日本2位の”劇団ひちょり”だった。
 その”劇団ひちょり”に対して、THLZは初戦の初回に2点を先制したものの、THLZ先発・木佐貫が軽々とリードを不意にして、5回途中で降板するという苦しい展開。
 しかし、藤田と西村が”劇団ひちょり”の攻撃を凌ぐと、6回裏に”劇団ひちょり”3番手・宮本の暴投で勝ち越し、8回裏のラミちゃんのダメ押し弾もあって、見事逃げ切った・・・のだが・・・

7回表
THLZ3番手・西村の
内角シュートが
ひちょりの
左手小指を
直撃

結果
左手小指骨折
全治4、5週間

<訃報>
 5月26日早朝、東京都内の路上に停められていた乗用車内に女性が倒れているのを、通行人が見つけ警察に通報した。
 その女性とは、昨年TBSを退社してフリーアナウンサーとして活動していた川田亜子女史であり、既に死亡していた(享年29歳)。
 車内から焜炉と練炭、家族あての遺書が見つかり、窓に目張りがしてあった事から、警察では練炭自殺をしたと見ている。

 川田女史は5月に入って自身のブログで度々悩みを吐露し、体調も思わしくなかったともいう。

 昨日の試合後に2軍落ちした木佐貫に代わり、一軍昇格を果たした新外国人投手・バーンサイドが、即日東京ドームの先発マウンドに上がって6回途中2失点と好投し、8回2アウトから登板したクルーンが1点差を守り切って日本通算100セーブを挙げて、”劇団ひちょり”に連勝した。
 だがこの試合の4回裏に、THLZの切り込み隊長・亀井が2塁へ滑り込んだ際に右足首を捻挫した(翌日に2軍落ち)。

 そして、この試合を含めて各地で熱戦が繰り広げられている19時頃、日本プロ野球組織(以下、NPB)は、ルイス・ゴンザレス内野手(ジャイアンツ)からドーピング検査(4月30日の試合終了後に実施)で陽性反応(興奮剤として禁止物質に指定されているクロベンゾレックス、アンフェタミン、パラヒドロキシアンフェタミンの3種)が出た事(検査による違反発覚は昨年8月のリック・ガトームソン投手(ホークス)以来2人目)、および同内野手に対して来年5月25日まで1年間の出場停止処分とする事を発表した。
(そのうちのアンフェタミンが、覚せい剤取締法に指定されている薬物でもある事が、「無期限出場停止」に次いで重い「1年間の出場停止処分」の決め手となったとされる)
 また、所属球団であるジャイアンツは同日、同内野手との契約を解除し、清武英利球団代表と島崎雅夫国際部長をけん責処分とした。

 同内野手は、5月21日にNPBから通知を受けたジャイアンツの事情聴取に対して、禁止薬物等の摂取を全面的に否定し、24日に行われたNPBの事情聴取でも使用を否定した。
 しかし、ジャイアンツからの要請を受けたNPBが、同時に採取された別の検体も分析した結果、25日にも同じ禁止物質が検出されて、今回の処分となった。

 ”ゴンザレス”内野手が日本球界を去る事となった同時期に、去年日本球界を去った”ゴンザレス”投手(ジェレミー・ゴンザレス氏、在籍時の登録名”G.G.”)がベネズエラで落雷を受けてこの世を去ったと報じられた(享年33歳)。

 借金を1として6度目の5割到達のチャンスを迎えたTHLZだったが、その相手が”ノムさんと楽天家な人々”という事もあり、誰もが5割挑戦失敗を予感し、案の定初戦の2回表に1点を先制された。
 だが、すぐその裏に逆転した事で、THLZ先発・内海が調子を上げていって、8回までに11奪三振を挙げ、9回も3者凡退に抑えて 今季チーム初の完投勝利を挙げるとともに・・・

THLZ
6度目の挑戦で
今季初の
勝率5割に到達

 だがそれも束の間、2戦目ではTHLZ先発・グライシンガーがピリッとせず、打線も2回裏の逆転後の2死満塁と6回裏の1死2、3塁のチャンスを逃し、2点ビハインドの9回裏2死から出塁したヤノケンの盗塁死(状況を考えると、ノムさんならずとも嘲笑する”大失策”)もあって・・・

THLZ
たった1日で
再び借金生活へ

 勝率5割への復帰を目指したTHLZだったが、その相手が”王さんの福岡発銀河系(?)軍団”で、しかもその初戦の”王さん(ry”先発が杉内では、正直勝てません・・・。
 おまけに、元・育成選手の松本がプロ初打席で3塁ゴロを打って一塁ベースを踏んだ瞬間、右足首をあり得ない方向に捻って、右くるぶし剥離骨折(全治不明)・・・orz

<訃報>
 ウガンダ共和国のイディ・アミン大統領と似ていた事が芸名の由来であり、元ビジーフォーのメンバーで、デブキャラタレントの先駆けとして名言「カレーライスは飲み物」を残したウガンダ・トラ氏が、5月31日早朝、東京都内の病院で亡くなった(享年55歳、死因は不明)。

 続く2戦目も、”王さん(ry”先発・新垣相手に7回まで無得点に抑え込まれ、

絶望した!
”暴投王”相手に
苦もなく抑え込まれる
打線に
絶望した!!

と、THLZファンの誰もが絶望的な気分でいた・・・
のだが・・・、8回表に坂本のライト線2ベースで1点を返して新垣をマウンドから引きずり下ろすと、代わった”王さん(ry”2番手。小椋から1番代打・大道のタイムリーで1点差に詰め寄り、9回表にはここまで3打席ノーヒットのラミちゃんがレフト線2ベースで出塁して足掛かりを築くと、谷(夫)のレフトオーバー2ベースで追いつき、更に清水敬遠、坂本センター前ヒットで1アウト満塁と攻め立てた・・・のだが・・・、矢野がゲッツーで同点止まり・・・。
 その後、9回裏には豊田が、10回裏にはクルーンが、サヨナラ負けのピンチを作りながらもそれを凌ぎ切り、味方の勝ち越しを待った。

ちなみに
クルーンが
10回裏の先頭打者
松田の3球目
(3球三振)

162km/h
を計測

自身の持つ
日本最速記録
(162km/h)
を更新

 10回表、11回表と軽々と抑え込まれていたTHLZ打線だったが、12回表に先頭の坂本が四球で出塁し、続く矢野が送って1アウト2塁として、途中出場の寺内がライト線3ベースで待望の勝ち越し点を奪ったまでは良かったのだが・・・

絶望した!
3塁ランナーを返せない
キムタクと古城に
絶望した!!

そして、これが最後に仇になろうとは、THLZファンの誰もが予想だにしなかった・・・。

 THLZが1点差で逃げ切ろうと臨んだ12回裏、”王さん(ry”打線が5番・柴原三塁前内野安打、6番・松田レフト線2ベース、7番・長谷川敬遠でノーアウト満塁とTHLZ7番手・山口鉄也を攻め立てると、8番・本間三振も9番代打・森本がカウント2-3からレフト前に運んで同点に追いつき、1番・本多が三塁内野フライで2アウトとしながらも、2番・ムネリンが初球を叩き、その打球が高くバウンドし、それを何とかつかんだ一塁手・キムタクが一塁へ放るも・・・

THLZ
サヨナラ負けで
再び借金3に・・・

<訃報>
 元・日本サッカー協会会長で現同協会最高顧問、日本体育協会副会長の長沼健氏が6月2日昼、肺炎のため都内の病院で死去した(享年77歳)。
 選手時代には日本代表として1956年のメルボルン五輪に出場し、1962年から日本代表監督を務め、1968年のメキシコ五輪では銅メダル獲得という偉業を成し遂げた。
 日本サッカー協会の幹部職を経て1994年に会長に就任し、2002年大会の開催を目指して招致活動に尽力し、単独開催とはいかず、ライバルの立候補国だった韓国との共催という形ではあったものの、アジア初のW杯の招致に成功した。
 1998年フランス大会でのW杯初出場を目指しながら、就任当初(1995年頃)に芳しい成績を残せなかった加茂周・日本代表監督の続投の際に「加茂監督が辞めさせられるなら、自らも会長を辞める」と宣言しときながら、1997年のW杯アジア最終予選途中での加茂監督更迭時には辞任せずに日本のサッカーファンの顰蹙を買い、日本代表にとって初のW杯出場となった1998年フランス大会が終了してようやく会長職を退任して、名誉会長への就任とともに第一線から退いた。

 と、ここまで書いてみると、長沼氏が己の一生を日本サッカー界に捧げてきて、日本サッカーの現在(いま)を築いたんだなぁ、と今更ながらに思えてきた・・・。

 ご冥福をお祈り致します。

 連敗を3で止めたいTHLZだったが、監督の代わったバファローズに対して内海を先発に立てたにも関わらず、その内海が同店の6回裏2アウトでピッチャーゴロを悪送球した挙句に勝ち越しを許すは、8回裏にはリリーフ陣が5失点と完全に試合をブチ壊すはで・・・

絶望した!
THLZの
あまりものダメっぷりに
絶望した!!

 何としてでも連敗を止めたいTHLZは、打線を組み替えた甲斐もあって、初回に3点を先制した・・・のだが・・・

絶望した!
2〜6回まで毎回安打
なのに
追加点を挙げられない
THLZ打線に
絶望した!!

 THLZ先発・グライシンガーは初回に1点を返され、4回裏には2アウトから1、3塁のピンチを作った挙句に・・・

絶望した!
1塁への
牽制悪送球で
追い上げられて
絶望した!!

 THLZは7回表に谷(夫)の内野安打でようやく追加点を挙げる事が出来たものの、8回表の1アウト1、3塁のチャンスを逃し・・・

絶望した!
13安打を放ちながらも
たった4点しか取れない
THLZ打線に
絶望した!!

 それでも、グライシンガー−豊田−クルーンが青色吐息ながらも2点のリードを守り切ってはくれたのですが、何か?

かくして
THLZは
プロ野球セ・パ交流戦
前半戦を
6勝6敗0分
で終えた

絶望した!
THLZの借金減らない上に
離脱者出まくり
他にも
訃報頻発しまくり

絶望した!!


2008年5月13〜15日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ベイスターズ VS ジャイアンツ

第6戦
(長野オリンピック)
チーム名123456789
ジャイアンツ10020000003越智
0-1-0
ベイスターズ0000002011X4寺原
2-4-4
ホームランラミちゃん12号(2)[ウッド]-4表
村田10号(2)[尚成]-7裏
第7戦
(横浜)
チーム名123456789
ジャイアンツ0100000012金刃
0-1-0
ベイスターズ05000000X5那須野
2-5-0
寺原
2-4-5
ホームランしんちゃん3号(1)[横山]-9表
第8戦
(横浜)
チーム名123456789
ジャイアンツ1000000203西村(健)
3-2-0
クルーン
0-1-11
ベイスターズ0010010002吉見
0-1-0
ホームラン村田11号(1)[内海]-6裏


2008年5月16〜18日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ
(東京ドーム)

第7戦
チーム名123456789
カープ0032010017高橋建
5-2-0
ジャイアンツ0000000101野間口
1-1-0
ホームラン前田(智)3号(1)[金刃]-6表
第8戦
チーム名12345678910
カープ00101200138永川
2-0-3
ジャイアンツ00020210005アゴ倉
0-2-0
ホームランしんちゃん4号(2)[篠田]-4裏
倉1号(1)[グライシンガー]-5表
シーボル5号(1)[グライシンガー]-6表
栗原4号(2)[アゴ倉]-10表
第9戦
チーム名123456789
カープ0110100003ルイス
5-4-0
ジャイアンツ40000002X6西村(健)
4-2-0
クルーン
0-1-12
ホームランラミちゃん13号(3)[ルイス]-1裏
ルイス1号(1)[木佐貫]-3表
<6試合分の戦評>
「ビルマの竜巻」
「四川大地震」


 アジア2国が大きな災害に見舞われる中、それに比して取るに足らない災難にとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)ファンは見舞われた。


 何故か長野で行われたべい☆すたとの3連戦の初戦で、序盤で3点のリードを奪い、THLZ先発・尚成も7回に村田の2ランを浴びたものの、1点リードを保ったまま9回裏を迎えた・・・のだが・・・、THLZ守護神・クルーンが同点に追いつかれ、THLZファンが予想だにしなかった延長戦に突入する羽目に・・・。

10回表
6番・ゴンザレス
ライト前ヒット
7番・隠善
送りバント

ゲッツー
8番・脇谷
三振

無得点


10回裏
9番代打・石井琢朗
ライト前ヒット
1番・大西
送りバント

成功
2番・仁志
暴投
のち
レフト前ヒット

サヨナラ勝ち


 続く2戦目はTHLZが2回表に先制したにも関わらず、この日の先発のために再昇格した金刃がすぐその裏に5失点で2回持たずに降板し、THLZファンの期待を裏切った。
 3タテを避けるべく、
初回に1点を先制したTHLZだったが、その後は立ち直ったべい☆すた先発・三浦に抑え込まれ、その間に村田の打棒で逆転され、敗色濃厚のまま8回表を迎えた・・・のだが・・・、べい☆すた・大矢監督が何を思ったのか、ここまで好投の三浦を7回裏に代打を送って降板させ、継投策に走り、そのおかげでTHLZ打線が逆転に成功した・・・のだが・・・、9回裏にクルーンが振り逃げや暴投で2アウト1、3塁の大ピンチを作って、THLZファンを絶望させた・・・のだが・・・、連夜のヒーローの2番・仁志の打ち損じに救われ、THLZは何とか3タテを逃れた。

 ミッキー(ry相手に3タテして何としても借金を完済したいTHLZだったが、その初戦でTHLZ先発・野間口の5失点等、投手陣が7失点とメッタ打ちを食らう一方で、打線がミッキー(ry先発・高橋建の前に8回1点と抑え込まれて、交流戦前での借金完済がなくなった。
 続く2戦目はシーソーゲームの展開となり、7回裏に1点を勝ち越したTHLZが、8回を豊田が抑えて、1点リードを保ったまま9回裏を迎えた・・・のだが・・・、THLZ守護神・クルーンが同点に追いつかれ、またしてもTHLZファンが予想だにしなかった延長戦に突入する羽目となり、10回表にアゴ倉と越智が3点を奪われて、ミッキー(ryと入れ替わりで5位転落・・・。
 3タテを避けるべく、
初回に1点を先制したTHLZだったが、その後は立ち直ったミッキー(ry先発・ルイスに抑え込まれ、その間に5回までに1点差に詰め寄られ、5回途中〜7回を西村が凌ぎ、8回を豊田が3人で抑え、1点差のまま8回裏を迎えた・・・のだが・・・、ルイスの後を受けたミッキー(ry2番手・岸本から2点を奪い、リードを3点に広げて9回表に送り込まれたクルーンが安心し切って3者三振で抑え込み、THLZはまたしても何とか3タテを逃れて、ミッキー(ryと入れ替わりで4位に浮上した。

絶望した!
1点リードで
逃げ切れない
守護神に
絶望したっっ!!

 かくしてTHLZは、44試合を消化して20勝23敗1分け借金3で、プロ野球セ・パ交流戦へと突入する事となった。


2008年4月29〜5月1日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ
(東京ドーム)

第4戦
チーム名123456789
カープ1000001002梅津
0-1-1
ジャイアンツ01010010X3グライシンガー
3-1-0
クルーン
0-1-7
ホームラン赤松1号(1)[グライシンガー]-1表
ラミちゃん7号(1)[長谷川]-2裏
ゴンザレス1号(1)[梅津]-7裏
第5戦
チーム名123456789
カープ1100000114永川
1-0-0
ジャイアンツ0020002003アゴ倉
0-1-0
ホームラン赤松2号(1)[尚成]-1表
前田智2号(1)[尚成]-2表
亀井3号(1)[大竹]-3裏
亀井4号(2)[コズロースキー]-7裏
第6戦
チーム名123456789
カープ1003000026ルイス
4-3-0
ジャイアンツ0000000000木佐貫
3-2-0
ホームラン赤松3号(3)[木佐貫]-4表


2008年5月3〜5日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズアトムズ VS ジャイアンツ
(神宮)

第7戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000055山口(鉄)
1-0-1
スワローズ
アトムズ
0000000000村中
2-3-0
ホームランしんちゃん2号(3)[五十嵐]-9表
第7戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0300111017野間口
1-0-0
スワローズ
アトムズ
0200000002川島亮
0-1-0
ホームラン小笠原6号(1)[川島亮]-5表
第7戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0001500006グライシンガー
4-1-0
クルーン
0-1-8
スワローズ
アトムズ
0200100004石川
5-2-0
ホームランラミちゃん8号(1)[石川]-4表


2008年5月6〜8日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS タイガース
(東京ドーム)

第7戦
チーム名123456789
タイガース0105002008アッチソン
4-2-0
ジャイアンツ0013000004尚成
2-3-0
ホームラン今岡2号(1)[尚成]-2表
ゴンザレス2号(2)[アッチソン]-4裏
第8戦
チーム名123456789
タイガース0300010105江草
1-0-0
藤川
1-1-12
ジャイアンツ2000002004山口(鉄)
1-1-1
ホームランラミちゃん9号(2)[下柳]-1裏
鳥谷4号(2)[木佐貫]-2表
矢野1号(1)[木佐貫]-2表
金本5号(1)[アゴ倉]-6表
ラミちゃん10号(3)[能見]-7裏
第9戦
チーム名123456789
タイガース0000000005久保田
1-1-0
ジャイアンツ0000000006山口(鉄)
2-1-1
クルーン
0-1-9
ホームランラミちゃん10号(2)[久保田]-8裏


2008年5月9〜11日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ドラゴンズ
(東京ドーム)

第7戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0002400107小笠原
4-2-0
岩瀬
0-0-11
ジャイアンツ0201010004内海
2-3-0
ホームランキムタク1号(1)[小笠原]-4裏
ノリ7号(2)[内海]-5表
小笠原7号(1)[小笠原]-6表
第8戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000120104チェン
2-2-0
ジャイアンツ11020001X5山口(鉄)
3-1-1
クルーン
0-1-10
ホームラン坂本3号(1)[吉見]-1裏
ウッズ6号(2)[野間口]-6表
デラロサ1号(1)[山口]-8表
第9戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0030000003中田
4-3-0
ジャイアンツ10011330X9グライシンガー
5-1-0
ホームランラミちゃん11号(1)[中田]-4裏
小笠原8号(1)[中田]-6裏
<12試合分の戦評>
 4月もあと2日となり、GWに突入しようという所で、とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)は5位ミッキーと(ryとの3連戦の後、3位スワローズ、首位どんでんず、2位オレ竜との9連戦を迎える羽目となった。

 先発にグライシンガーを立て、機先を制する気満々のTHLZの出鼻を
「"RED STAR"を継ぐ者」
"RED PINE"
のプロ第1号によっていきなり挫かれた。

 しかし、ラミちゃんの一発ですぐに追いつくと、スンヨプと入れ替わって一軍昇格のゴンザレスのタイムリーで逆転。7回表に前の打席でプロ初安打を記録したルーキー小窪のプロ初打点で追いつかれたものの、すぐその裏にゴンザレスの一発で再び勝ち越して、「ベネズエラコンビ」の活躍で初戦を制した。
 続く2戦目でも"RED PINE"の2戦連続先頭打者アーチ等で主導権を握られ、1点ビハインドで迎えた7回裏、亀井のこの試合2本目のアーチで逆転に成功した・・・のだが・・・、8回表に追いつかれると、9回表にはアゴ倉が逆転を許し、勝てる試合を落としてしまった。
 どうにかこのカードの勝ち越しを目論み、"RED PINE"の3戦連続先頭打者アーチを免れたTHLZ だったが、初回に先制され、3回表には"RED PINE"の3戦連続アーチとなる3ランで突き放され、打線もミッキー(ry先発・ルイスに完封され、成す術なく破れ去った。

 GW9連戦の初めの3連戦の舞台は、開幕戦で3タテを食らった神宮球場で、相手はスワローズアトムズだった。
 その初戦でTHLZは、スワローズアトムズ先発・プロ3年目の村中の前に、8回表までで3四球(うち1挟殺)のみと、4月30日から19イニング無得点なだけでなく
この試合
ノーヒットノーランまで
あと3つ
と追い込まれていた。
 THLZ先発・内海が5回裏、7回裏のピンチをしのぎ、2番手・山口もエラー等で迎えた2アウト3塁のピンチを切り抜けても、4番・由伸が腰痛で8回裏の守備から退いた事もあり、絶望的な気分のまま、9回表を迎えた。
 そして9回表、先頭の9番・谷(夫)がセカンドゴロに倒れて
ノーヒットノーランまで
あと2つ

 だが、1番・亀井が悪足掻きに足掻いた14球目を振り抜くと、打球は右中間深くのフェンスに突き刺さり、チームをノーヒットノーランの危機から救った。
 2番・坂本が倒れて2アウトとなり、ここまで村中相手に3三振と抑え込まれていた3番・小笠原だったが、
スワローズアトムズ・ベンチは何を思ったのかその小笠原を敬遠して、4番・山口の代打・大道との勝負を選んだ・・・のだが、その大道が村中の137球目を叩いて右中間を破り、村中をマウンドから引きずり下ろした。
 その後、スワローズアトムズ2番手・五十嵐リョータを、絶不調のどん底に喘いでいたしんちゃんの会心の一撃で沈め、チームにとって大き過ぎる1勝を挙げた。

 5月4日、筆者はアキバを一しきりブラついた後、神宮へ向かう気になり、神宮へと足を運んだ。
 この日のTHLZの先発はグライシンガーと予想した筆者だったが、神宮球場のスコアボードを目にした途端、唖然とした。
THLZ先発
野間口

しかも
由伸が
いないし・・・

 2回表にその野間口の内野安打と前夜の勢いを保った亀井の3ベース等で3点を先制したものの、すぐその裏に1点差に追い上げられ、5回表に小笠原の一発でリードを広げても、またすぐその裏に2アウトから1、3塁のピンチを迎え、打席には4番・魔帝ガイエルと、イヤ〜な予感・・・だが・・・、カウント2-3からのインコース直球でズバッと斬って取り、その後も味方が小刻みに点を追加してくれて、野間口は今季初勝利を手にした。

 ここまで来たら3タテしたいTHLZだったが、2回表に2アウト満塁の先制のチャンスを潰すと、すぐその裏にTHLZ先発・グライシンガーがスワローズアトムズ打線に捕まって2点を先制されてしまった。
 しかし、4回表にラミちゃんの一発で1点差とすると、5回表にはTHLZ打線がつながり一挙5点を奪って試合をひっくり返した。
 その後、5回裏に1点を返され、9回裏にクルーンが連打で1点を失って、イヤ〜な予感がしたものの、何とか逃げ切って・・・
THLZが
開幕3連戦
3連敗の借りを
完済した。

 これで上昇気流に乗りたいTHLZだったが、その前に立ちはだかったのが
セ・リーグ首位
どんでんず

 その初戦、THLZ先発・尚成が安牌打者・今岡の今季2号で先制され、その後同点に追いつけたものの、
4回表
打者10人

5安打
(うち二塁打2本)

3アウトのうち
2つが犠牲フライ

どんでんず先発・アッチソンの
タイムリー
一塁・小笠原のトンネル
もあって

一挙5点

 すぐその裏にしんちゃんのタイムリーとゴンザレスの2ランで3点を返したものの後が続かず、どんでんずの前に屈した・・・。
続く2戦目では
2つの
衝撃的な出来事が・・・

 初回にラミちゃんの2ランで先制するも、2回表に鳥谷、矢野の2発で逆転され、すぐその裏のノーアウト満塁の大チャンスを潰し、THLZ1点ビハインドで迎えた3回表2アウトランナー無し・・・

THLZ先発・木佐貫の4球目が
どんでんず4番・金本の
後頭部を直撃!!
(木佐貫、危険球退場)

 しかし、金本はその後も出場し続け(連続フルイニング出場継続)、6回表にはアゴ倉から一発を放って、レフトスタンドに陣取るどんでんずファンを安心させた。
 4回裏のノーアウト1,2塁のチャンスも潰し、THLZ2点ビハインドと言いつつかなり敗色濃厚で迎えた 7回裏に1アウト1、2塁のチャンスを作り、4番・ラミちゃんの打球はレフトスタンドのフェンス際まで飛び・・・

そこに待ち構えていた
どんでんずファンが
パンチング!!

逆転3ランが
タイムリー2ベースに・・・

 その後、5番・しんちゃんが四球で1アウト満塁とチャンスを広げるも、6番・ゴンザレスのライト前の打球で判断ミスした一塁走者・しんちゃんが二塁フォースアウトした事もあって同点止まりとなり、8回表に再び突き放されて、またしてもどんでんずに苦杯を舐めさせられた・・・。
 3戦目の試合前、精神面での悪影響が懸念されて出場選手登録を抹消された木佐貫が金本のもとを訪れて、危険球に関して謝罪したのに対し、金本は笑顔で応じ、木佐貫に対して激励もしてくれた。  先発投手のコマ不足のTHLZが3戦目の先発マウンドに、プロ3年目の栂野を送り込み、3回表に1点を先制され、その後3番・新井と4番・金本に連続して四球を与えた事もあり(ただし、この回は1点止まり)、すぐその裏のノーアウト3塁で打順が回って来た所で隠善(今春、育成選手から支配下登録選手に昇格)を代打に送り、その隠善が起用に応えて同点打を放ち、その後、1〜3番の3連打で逆転に成功した。
 栂野を先発に立てた時点で、小刻みな継投策を目論んでいたTHLZだったが、THLZ2番手・越智が1アウト1塁から3番・新井と4番・金本に連続して四球を与えた事からその目論見が狂い始め、3番手として登板した藤田が5番・葛城を三振に打ち取れたものの、6番・鳥谷にカウント1-3と苦しくなった所で放った5球目をライト前に弾き返され逆転を許し、続く7番・野口のレフト線の当たりで、レフト・ラミちゃんが何を思ったのか2塁へ送球し(セオリーだと3塁へ返球)、一塁走者・鳥谷のホームインをも許して、3点差に広げられてしまった。
 すぐその裏にTHLZ打線が3者凡退に抑え込まれた一方で、6回表にはどんでんず先発・ボーグルソンの安打でチャンスを作れたりして、誰もがどんでんずの3タテを予感した・・・
のだが・・・、このボーグルソンの出塁がTHLZに僅かな光明をもたらした。
 6回裏、ボーグルソンが坂本とラミレスに打たれて1アウト1、2塁とされたところで降板し、2番手・江草が5番・しんちゃんをキャッチャーファールフライで打ち取り、THLZの僅かな巧妙すら潰えた・・・と思いきや、6番・ゴンザレスの打席で暴投して2アウトながら2、3塁とピンチを広げた挙句に、ゴンザレスにレフト前に弾き返されて1点差に追い上げられた。
 8回裏、1点差を守るべくマウンドに送り込まれた久保田から、先頭の小笠原が2ベースで出塁し、続くラミちゃんが外角スライダーをライト方向への大きなファールを放った後、ライトへ打たせまいと久保田が放った内角ストレートを弾き返し・・・

どんでんずファンが
立ち入れない
バックスクリーン左の
カメラマン席に着弾!!

今度こそ
正真正銘の
逆転2ラン!!

 その後、クルーンが新井、金本、葛城を斬って取り、どんでんずに一矢報いた。

 セ・リーグ2位・オレ竜相手に勝ち越すべく、初戦の先発に内海を立て、ここの所不調のしんちゃんに代えて加藤健にスタメンマスクを託して必勝態勢で臨んだTHLZは、2回裏にその加藤健のタイムリー2ベース等で2点を先制して、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

 4回表に同点に追いつかれ、すぐその裏にキムタクの今季初アーチで勝ち越せたものの、5回表にノリの2ラン等で一挙4点を奪われた内海が5回6失点と期待を裏切り、9回裏にオレ竜守護神・岩瀬を攻め立てて、ノーアウト2、3塁の大チャンスを作ったもののタイムリーが出ず、川井−小笠原−小林−チェン−岩瀬と5人の左腕を注ぎ込んだオレ竜の前に屈した・・・。
 続く2戦目も、THLZ先発が野間口に対し、オレ竜の先発が6試合でわずか5失点、驚異の防御率1.10を誇る吉見と言う事もあって、誰もがこの試合のオレ竜の勝利を疑わなかった・・・
のだが・・・、初回に坂本の約1か月ぶりの一発で先制すると、2回裏に脇谷の2ベースで1点、4回裏には亀井の3ベースで2点を追加し、吉見を4回4失点でマウンドから引きずり下ろした。
 4回まで無失点と好投していた野間口だったが、5回表に3連打と犠牲フライで1点を返されると、6回表にはウッズの2ランで1点差と詰め寄られ、8回表にはTHLZ3番手・山口が9番代打の守備要員・デラロサの一発で同点に追いつかれ、
1番・荒木四球
2番・井端送りバント
3番・森野二塁ゴロ
で2アウト3塁のピンチを迎え、4番・ウッズの打球が三遊間へと転がっていった・・・
のだが・・・、ショート・坂本がこれをつかむと、一塁への矢のような送球で鈍足ウッズをアウトに、逆転を阻止した。
 すぐその裏、THLZが6オレ竜番手・チェンから
1番・亀井四球
2番・坂本送りバント
3番・小笠原二塁ゴロ
で2アウト3塁のチャンスを作り、4番・ラミちゃんの打球が三遊間へと転がっていってレフトまで到達し、1点を勝ち越した。
 その後、9回裏にクルーンが2アウト後に連打で1、3塁のピンチを迎えたものの、9番代打・井上を三振に斬って取り、何とか逃げ切った。
 ここまで来たらオレ竜に勝ち越したいTHLZは、先発にグライシンガーを立て、初回にオレ竜先発・中田から内野安打で出塁した亀井が牽制悪送球で3塁まで進み、坂本の犠牲フライで1点を先制して、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

 3回表にグライシンガーが一挙に3失点して、この時点で誰もがTHLZの敗北を予感した・・・
のだが・・・、4回裏、5回裏に1点ずつを返して同点に追いつくと、6回裏には小笠原の一発で逆転し、更にはプロ初スタメンの隠善と脇谷のタイムリーでリードを広げ、7回裏にもゴンザレスと隠善のタイムリーで3点をダメ押しした。
 この試合、大抜擢された隠善の3安打3打点1得点もあって勝利し、オレ竜相手にうれしい勝ち越しを決めた。
 結果、この9連戦を6勝3敗と3つ勝ち越し、借金を1にまで減らした。

上原いない
豊田も木佐貫も金刃もいない
由伸も二岡もスンヨプもいない

小笠原もしんちゃんも絶不調

だが
ラミちゃんがゴンザレスが
グライシンガーがクルーンが
内海が西村が
大道が清水が
亀井が坂本が脇谷が
隠善が山口(鉄)が
THLZの順位を上へと
持ち上げていく。



2008年4月22〜24日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ベイスターズ

第3戦
(宇都宮清原)
チーム名123456789
ベイスターズ0000100001土肥
0-3-0
ジャイアンツ00301002X6内海
2-2-0
山口(鉄)
0-0-1
第4戦
(東京ドーム)
チーム名123456789
ベイスターズ0000020002寺原
1-3-0
ジャイアンツ00000141X6西村(健)
2-2-0
第5戦
(東京ドーム)
チーム名123456789
ベイスターズ0001001002那須野
1-3-0
ジャイアンツ30000102X6尚成
2-2-0
ホームラン小笠原5号(3)[那須野]-1裏
しんちゃん1号(1)[佐藤(祥)]-6裏
ラミちゃん6号(1)[桑原(謙)]-8裏


2008年4月25〜27日
プロ野球セ・リーグ公式戦
タイガース VS ジャイアンツ
(甲子園)

第4戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0010020003木佐貫
3-1-0
クルーン
0-0-6
タイガース0001000001安藤
3-2-0
第5戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1000100002上原
0-4-0
タイガース00302001X6岩田
3-1-0
第6戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000021003クルーン
0-1-6
タイガース000010012X4久保田
1-0-0
<6試合分の戦評>
 とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)打線の売りと言えば、何と言っても「一発攻勢」であるが、べい☆すたとの3連戦のうち2試合では、一発なしの「つなぎ」の攻めを見せた。
 52年ぶりに宇都宮で開催された初戦では10残塁と「残塁ショー」を展開しつつも、一発なしで6得点を叩き出して連敗を止め、東京ドームに戻っての2戦目では、5回まで零封されていたべい☆すた先発・寺原相手を7回でマウンドから引きずり下ろすと、谷(夫)、坂本、キムタクの3連続タイムリーで試合をひっくり返し、2連勝とした。
 3戦目では、お馴染みの一発攻勢でべい☆すたを叩き潰し、べい☆すた相手に今季初の同一カード3連勝を飾った。

<訃報>
 昭和11年に日本放送協会(以下、NHK)に入局し、昭和28年にテレビ放送の第一声「こちらはNHK東京放送局であります」を発声し、昭和34年には初の天覧試合・ジャイアンツ対タイガース(後楽園球場)を中継し、長嶋茂雄三塁手のサヨナラ本塁打を実況する等、数々の歴史的放送を担当してスポーツアナウンサーとして一時代を築き、平成17年に放送関係者として初めて野球殿堂入りを果たした元NHKアナウンサーの志村正順氏が昨年12月1日、急性心不全のため神奈川県の病院で死去した事が、4月24日に判明した(享年94歳)。

 その翌日、天覧試合を戦った両チームが甲子園で相まみえた。
 THLZ打線がどんでんず先発・安藤から10安打2四死球で3点を奪ったものの、10残塁と「残塁ショー」を展開したものの、前日の延長戦の疲れからか、どんでんず打線がたった3安打で、THLZ投手陣の与えた6四死球に付け込めなかった事もあって、THLZが初戦をものにした。ちなみに、この試合で2番手で登板した藤田(THLZ)が、日本新記録となる527試合連続救援登板を達成した。
 しかし続く2戦目は、THLZ先発・上原のどん底ぶりもさる事ながら、どんでんず先発・岩田の好投の前にTHLZ打線が2点に抑え込まれ、連勝も4で止まった。
 さて、両チームとも勝ち越しのかかった3戦目では、5回裏にどんでんずが赤星のタイムリーで先制するも、6回表にTHLZが2アウトから2者連続四球で作ったチャンスから、ラミちゃんのレフトオーバーの当たりで2点を奪い逆転し、7回表も1アウト3塁から9番の先発・内海に代打・谷(夫)を送って勝負に出ると、その谷(夫)がバットを折られながらもしぶとくレフト前に落して1点追加した・・・のだが・・・、8回裏にエラーによるノーアウト3塁で今季絶不調の今岡にタイムリーで1点差に詰め寄られ、それでも1点リードで9回裏にクルーンを投入して逃げ切りを図ったTHLZだったが、そのクルーンの制球が悪く、2アウト1、3塁から赤星の内野安打で同点に追いつかれ、続く藤本を四球で歩かせると、3番・新井に対してはカウント0-3とし、何とかカウント2-3にまでこぎつけはしたものの、3球粘られた後の9球目の外角低めのストレートに球審の右手は上がらなかった・・・。
 この勝利でどんでんずは、前のカードで連続勝ち越しは途絶えたものの、9カード連続して負け越しなしと、早くも首位独走と言える状態になった。

 さて、4月も残り2試合となり、4月の負け越しが決まったTHLZは、スンヨプも上原もいない状況をどう凌ぐのやら・・・?


2008年4月15〜17日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ドラゴンズ VS ジャイアンツ
(ナゴヤドーム)

第4戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0110100003上原
0-2-0
ドラゴンズ00042000X6中田
2-1-0
岩瀬
0-0-5
ホームラン由伸6号(1)[中田]-3表
森野4号(1)[上原]-4裏
由伸7号(1)[中田]-5表
第5戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1000000001内海
1-2-0
ドラゴンズ30000300X6川井
1-0-0
第6戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0001000001グライシンガー
2-1-0
クルーン
0-0-5
ドラゴンズ0000000000山井
0-1-0
ホームラン由伸8号(1)[山井]-4表


2008年4月18〜20日
プロ野球セ・リーグ公式戦
カープ VS ジャイアンツ
(広島市民)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0003002005尚成
1-2-0
カープ0001000001大竹
0-3-0
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000木佐貫
2-1-0
カープ00001000X1高橋建
2-1-0
ホームランシーボル3号(1)[木佐貫]-5裏
第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000000204上原
0-3-0
カープ01003100X5ルイス
3-2-0
梅津
0-0-1
ホームラン小笠原4号(2)[ルイス]-1表
石原2号(1)[栂野]-6裏
古城(!?)2号(2)[横山]-8表
<6試合分の戦評>
 とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は、絶不調のスンヨプとミス連発の脇谷を2軍落ちさせ、代わりにゴンザレスと円谷を昇格させて、名古屋へ出向いてオレ竜との3連戦に臨んだ。
 これは個人的な話になるのだが、筆者は水曜に本業で名古屋へは行ったものの、翌日も仕事があるために、ナゴヤドームへは足を運べなかった。
 1、2戦に上原、内海を投入し、必勝態勢で臨んだTHLZは、2試合とも先制して、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
2試合とも
スタートだけは
幸先良かった・・・。

と言う事で、上原、内海ともに序盤から乱調で簡単にひっくり返され、。2試合ともオレ竜に完敗した。
 続く3戦目も、THLZ先発が去年ナゴヤドームで0勝3敗のグライシンガーに対し、オレ竜の先発が苦手の山井と言う事もあって、誰もが3タテを予想し、実際にTHLZ打線も山井の前に6安打1点に抑え込まれた
・・・のだが・・・、グライシンガーが8回1/3まで8安打を浴びながら無失点に抑え、8回裏1アウト2塁とした所で祖母の葬儀のために一時帰国するクルーンにマウンドを託し、託されたクルーンも打者5人を2者連続を含む3三振等完璧に抑え切り、何とか一矢を報いた。

 クルーン不在で広島に乗り込むという無謀極まりないTHLZが初戦の先発に今季勝ち星なし(0勝2敗)の開幕投手・尚成を立てれば、「ミッキーとマーティ=ブラウン」も今季勝ち星なし(0勝2敗)の開幕投手・大竹を先発マウンドに送り込んだ。
1回表1アウト1、2塁
2回表2アウト1塁
3回表2アウト1、2塁

と3度もチャンスを潰し続け、4回表2アウト2塁のチャンスも、9番・尚成の打球は力なくレフトへと上がって3アウト・・・と思いきや、

ミッキー(ryの
レフト・天谷
ショート・梵と
交錯し
落球!!

 その後も亀井のタイムリー3ベースで2点を追加したのだが、すぐその裏に尚成が、今季未だタイムリーなしの4番・栗原に今季初タイムリーを献上し1点を返された。
5回表1アウト2、3塁
6回表1アウト1、2塁

と2度もチャンスを潰し続け、6回裏に1アウト1、2塁のピンチを作って尚成がマウンドを降りると、2番手・西村が最初のバッターに四球を出して1アウト満塁とピンチを広げ、誰もがTHLZの逆転負けを予感した・・・
のだが・・・、西村が開き直って後続を抑え、そのピンチを切り抜けた。
 すると、7回表に2点を追加し、その後のミッキー(ry打線をアゴ倉−山口−豊田のリレーで抑え切り、
14安打3四球1失策出塁

たった5得点

という、性質の悪いブラジリアン・ジョークをカマしておきながらも、
THLZは初戦をものにした。
 続く2戦目では、4回表ノーアウト1、2塁で、絶不調の3番・小笠原に送りバントを命じたものの、2度失敗した揚句に普通に打たせたらゲッツーでチャンスを潰したのが響き、ミッキー(ry先発・高橋建に完封され、8回1失点(シーボルの一発のみ)に抑えていたTHLZ先発・木佐貫を見殺しにした。
 3戦目を前に、仙台ではイーグルスの本拠地連勝記録が8で止まり、横浜では吉見(オレ竜)の連続イニング無失点記録が24で止まった。

 勝ち越しのかかった3戦目で、THLZは何と中4日で上原を先発のマウンドに送り、初回に小笠原の2ランで先制し、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

その後、THLZ打線がミッキー(ry先発・ルイスを打ちあぐね、5回裏に上原が前回同様に連打を浴びて逆転された。

3点差で迎えた
8回表
ノーアウト1塁で
痛烈なライナーが
ライトスタンドへ

その打球の主はというと



古城!?

 なおもヒットと相手エラーでノーアウト1、2塁の大チャンスを迎えたものの、2番・亀井に送りバントを命じたものの失敗した事等が響き、この試合を落として2連敗とし、順位も5位に転落。
 ちなみに、この試合で3番手で登板した藤田(THLZ)が、連続救援登板の日本記録526試合に並んだ。


2008年4月8〜10日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ベイスターズ VS ジャイアンツ
(横浜)

第1戦
チーム名123456789101112
ジャイアンツ0000300000003どろ〜・・・
ベイスターズ1000101000003
ホームラン坂本2号(3)[土肥]-5表
相川1号(1)[上原]-5裏
吉村4号(1)[上原]-7裏
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000022004内海
1-1-0
クルーン
0-0-2
ベイスターズ0000000101那須野
0-2-0
ホームランラミちゃん2号(2)[那須野]-6表
金城1号(1)[内海]-8裏
第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツちゅーしぃー
ちゅーしぃー
ベイスターズ


2008年4月11〜13日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS スワローズ
(東京ドーム)

第4戦
チーム名123456789
スワローズ0010000001村中
1-1-0
ジャイアンツ20000000X2グライシンガー
1-1-0
クルーン
0-0-3
ホームラン由伸5号(1)[村中]-1裏
亀井2号(1)[村中]-1裏
第5戦
チーム名123456789
スワローズ0100014028リオス
1-1-0
ジャイアンツ0001300004西村(健)
1-2-0
ホームランラミちゃん3号(3)[リオス]-5裏
ガイエル4号(1)[尚成]-6表
リグス3号(3)[豊田]-7表
第6戦
チーム名123456789
スワローズ0101001104増渕
1-1-0
ジャイアンツ30200010X6木佐貫
2-0-0
クルーン
0-0-4
ホームラン小笠原3号(2)[増渕]-1裏
ラミちゃん4号(1)[増渕]-1裏
ガイエル5号(1)[木佐貫]-2表
ラミちゃん5号(2)[増渕]-3裏
ガイエル6号(1)[木佐貫]-4表
飯原2号(1)[木佐貫]-7表
古城(!?)1号(1)[鎌田]-7裏
<訃報>
 テレビドラマ「月光仮面」の原作を手がけながら、「おふくろさん」等のヒット曲を送り出し、昨年森進一氏が「おふくろさん」に勝手に台詞をつけた事に憤慨して“歌唱禁止”を通告し、話題になった作詞家・作家の川内康範氏が4月6日未明、青森県八戸市内の病院で死去した(享年88歳)。

65試合分の戦評>
 とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は9試合消化2勝7敗と同成績でドべに並ぶべい☆すたとの3連戦に臨む事となった。
 しかし初戦が行われた4月8日の関東地方の天候は、「世界一の晴れチーム」が試合をやるにも関わらず大雨で、さすがに雨天中止になるだろうと誰もが思っていた・・・のだが・・・、

THLZ
上原

べい☆すた
土肥

の両先発で
何故か
試合が始まった・・・

 初回に1点を先制され、4回まで相変わらず土肥を打ちあぐねていたTHLZ
だったが、坂本の2試合連続となる2号等で3点を奪い、上原の初勝利となるかと思いきや、5回裏に相川、6回裏に吉村に一発を食らって同点に追いつかれ、またしても先発復帰後初勝利を得られなかった。
 で、試合はと言うと、べい☆すたが9回裏に吉村の2ベースと小関の敬遠で得たノーアウト1、2塁のサヨナラのチャンスを、相川の送りバントが小フライになったのに2塁ランナー吉村が何故か飛び出してゲッツーで潰すは、11回裏の2アウト1、2塁のチャンスも逃せば、負けじとTHLZも10回表の1アウト1塁で送りバントを失敗するは、11回表のノーアウト1塁から代走・尚広が2盗を決めたのに、続く脇谷が送りバントを失敗した上に、小笠原の三振で尚広も3塁で刺されるはで、両軍ともに勝機を逃しまくった挙句、

ドロドロの
ドロ〜・・・

 続く2戦目では、THLZ先発・内海が2〜5回まで毎回ランナーを許しながら何とか凌ぐ青色吐息のピッチングを展開する一方で、THLZ打線がべい☆すた先発・”5億3千万円の焼きナス”相手に、5回まで1安打2四死球無得点と見事に抑え込まれ、とてもじゃないが「勝てる気がしねぇ」惨状だった
・・・のだが・・・、6回表にラミちゃんの開幕戦以来の2号2ランで先制すると、7回表には3塁フライ落球や悪送球で2点を追加し、内海も8回まで1失点に抑え、後はクルーンで締めるのみ・・・・・・と思いきや・・・、9回裏1アウトから三塁手の緩慢プレーとお手玉で一打同点の大ピンチを招いた・・・のだが・・・、仁志をゲッツーに斬って取り、今季初の連勝を飾る事ができた。

さて・・・
古城・・・

アンタ
何で生きてるの?

樹海で
首吊ってなかったの?

 続く3戦目は打てん雨天中止となり、何で初戦を無理矢理強行したのか、小一時間問い詰めたくなる気分にさせられた一方で、THLZは今季初のカード勝ち越しを決めた。

 金曜からは、開幕カードで今季終了させてくれたスワローズとの3連戦との事で、THLZの面々は
この恨み・・・
晴らさでおくべきか・・・

という強い気持ちで臨んだそうな。
 その強い気持ちは早くも1回裏、由伸と亀井の「いきなりアベックアーチ」という形で表れ、THLZが幸先の良いスタート切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

 その後、立ち直ったスワローズ先発・村中の前に、2〜5回まで3者凡退を含め6回4安打に抑え込まれ、7、8回裏の追加点のチャンスをも逃し、初回の2点止まりだった。  だが一方のスワローズも、この試合の前まで打線が湿って3連敗と不調で、この試合も3回表につないで1点を返せたものの後が続かずに、

両軍揃いも揃って
「どっちの残塁ショー」
を展開した。

 結局、THLZ先発・グライシンガーが古巣を相手に移籍後初勝利を手にした。

 4月12日昼、横浜球場両軍のOBである故・加藤博一氏の追悼式典が執り行われた後に、ベイスターズ対タイガースの第5戦が行われた。
 4月6日に木佐貫からプロ通算1999本目の安打を放って以降、この試合の前まで15打席ノーヒットに喘いでいたタイガース・金本知憲外野手は、弟分・新井貴浩内野手が第1打席でプロ通算1000本安打を達成した(日本プロ野球史上249人目)のを余所に、第3打席までノーヒットで、合わせて18打席ノーヒットとなって「1999本目からの足踏み記録」を更新してしまった(これまでの記録は、1975年の故・江藤慎一氏(ライオンズ)、1980年の柴田勲氏(ジャイアンツ)の17打席連続)。
 しかし、勝ち越しタイムリー3ベースの新井を3塁に置いて迎えた第4打席に、ベイスターズ先発・寺原隼人投手の5球目をライト前に運び(タイムリー)、日本プロ野球史上37人目の通算2000安打を達成した(40歳と9日での達成は、歴代3番目の高齢記録)。

カープで11年
タイガースで6年

未だに連続フルイニング出場を
続けている
「鉄人」
にとっては
この記録も
「通過点」
でしかないのかもしれない。

 続く2戦目では、1対1の同点で迎えた5回裏に、昨日投げたグライシンガーの後釜であるスワローズ先発・リオスから、ラミちゃんが3ランを放ってリードを奪い、6回表に魔将・ガイエルの一発を打たれたTHLZ先発・尚成をスッパリと諦めて西村に継投した・・・だが・・・
 7回表、先頭打者・福川を四球で出塁させるという致命的なミスから1アウト1、3塁を生み、2番・田中を2塁ゴロに打ち取れたにも関わらず、二塁手・脇谷が何を思ったのか本塁へ送球してオールセーフにするという致命的なミスをやらかし、2アウトまでこぎつけたものの、4番・リグスの所で豊田をマウンドに送り、フォーク2球を空振りさせてツーナッシングと追い込んだのに、しんちゃんが何を思ったのか外角低めストレートという致命的なリードミスをしたのに対し、豊田の手から放たれたのが致命的な投げミスな真ん中に吸い込まれたナチュラル・シュートで・・・

案の定
スタンドイン!!
⊂⌒~⊃。Д。)⊃

 結局、スワローズ先発・リオスが来日初勝利を手にして、スワローズの連敗は4でストップした。

 両軍ともにどうにか勝ち越したい3戦目では、壮絶な空中線となった。
 小笠原やラミちゃんがお得意の一発攻勢でリードを奪う一方で、魔将・ガイエルが痛烈な一撃でジリジリと差を詰めていき、7回表の飯原の一発でスワローズが2点差と追い詰めてきた・・・のだが・・・
7回裏
1アウト後
痛烈なライナーが
ライトスタンドへ

その打球の主はというと



古城!?

 8回表に再び2点差に詰められたものの、そのリードをクルーンが守り切り、この3連戦を勝ち越し、この前の恨みをある程度晴らせはした。


2008年4月1〜3日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ドラゴンズ
(東京ドーム)

第1戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0001020014中田
1-0-0
岩瀬
0-0-2
ジャイアンツ2100000003上原
0-1-0
ホームランビョンギュ1号(2)[上原]-6表
ノリ2号(1)[上原]-9表
第2戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000110013チェン
1-0-0
岩瀬
0-0-3
ジャイアンツ0000000000内海
0-1-0
第3戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0110300005川上
0-1-0
ジャイアンツ00010050X6西村(健)
1-1-0
クルーン
0-0-1
ホームラン小笠原1号(1)[川上]-4裏
ベンちゃん1号(3)[金刃]-5表
由伸1号(3)[川上]-7裏
亀井1号(1)[川上]-7裏
小笠原2号(1)[川上]-7裏


2008年4月4〜6日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS タイガース
(東京ドーム)

第1戦
チーム名123456789
タイガース0102020106安藤
2-0-0
ジャイアンツ1000000001尚成
0-2-0
ホームラン由伸2号(1)[安藤]-1裏
今岡1号(1)[尚成]-4表
フォード1号(1)[尚成]-4表
鳥谷2号(1)[栂野]-8表
第2戦
チーム名123456789
タイガース0000120003岩田
2-0-0
藤川
0-0-0
ジャイアンツ0000000101グライシンガー
0-1-0
ホームラン金本3号(2)[グライシンガー]-6表
第3戦
チーム名123456789
タイガース0000000101福原
1-1-0
ジャイアンツ00206001X9木佐貫
1-0-0
ホームラン由伸3号(2)[福原]-3裏
坂本1号(4)[福原]-5裏
由伸4号(1)[筒井]-8裏
<6試合分の戦評>
 開幕カードで今シーズン終了してしまったとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は、本拠地・東京ドームで昨年の日本一・オレ竜と去年優勝争いを繰り広げたどんでんずとの6連戦を迎える羽目に・・・。

 はらぼうは連敗を止めるべく、今年先発に復帰した上原をマウンドに送り、初回にオレ竜先発・中田を攻めて、小笠原としんちゃんのタイムリーで2点を先制し、3回裏にも由伸の犠牲フライで1点を追加して、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは幸先良かった・・・。

 その後、立ち直った中田から追加点を奪えないでいるうちに、4回表に1点を返され、6回表に不発弾ビョンギュの2ランで追いつかれ、開幕カード無安打のベンちゃんに移籍初安打を献上し、9回表にノリの一発で勝ち越され・・・

THLZ
開幕4連敗
(球団タイ記録)

さすがにワースト記録更新だけは避けたいはらぼうは連敗を止めるべく、去年の開幕投手・内海を先発に立てる一方で、オレ竜は200勝まであと7勝と迫った山本昌をマウンドに送ったのだが、その山本昌が2回裏1アウト1塁の場面で突如降板し、去年まで育成選手(左肘手術からのリハビリのため)だったチェンが2番手として急遽マウンドに登った。
 そのチェンが好投する一方で、内海が5回表2アウトから先制を許し、6回表にも開幕カード打点なしのベンちゃんに移籍初打点を献上し、9回表にも 移籍初登板のクルーンも追加点を奪われ、結局、THLZ打線が4投手相手にたった2安打しか打てずに・・・

THLZ
開幕5連敗
(球団新記録)

 THLZ先発・金刃は2、3回に1点ずつ奪われ、4回裏に小笠原が今季1号で1点差に詰めたものの、5回表に開幕カード本塁打なしのベンちゃんに移籍初本塁打を献上し、4点差という絶望的な差をつけられた・・・
のだが・・・、

7回裏

6番しんちゃん
レフト前ヒット

7番坂本
レフト前ヒット

だが

8番脇谷
空振り三振

9番代打キムタク
センターフライ

「もはや・・・これまでか・・・」

しかし

1番由伸
その打球は
レフトスタンドへ
一直線

1点差に

2番亀井
その打球は
ライトスタンドへ
一直線

同点に

3番小笠原
その打球も
ライトスタンドへ
一直線

逆転


 その後、8回表を豊田が、9回表をクルーンが無失点に抑え・・・

THLZ
開幕6試合目にして
今季初勝利
クル━(´ω`)━(ω` )━(`  )━(  )━(  ´)━( ´ω)━(´ω`)━ン !!


 前日の初勝利で気を良くしたはらぼうは、連勝を狙って尚成を先発に立て、1回裏には由伸が先頭打者ホームランを放って先制点を奪い、幸先の良いスタート切った。

そう・・・
スタートだけは幸先良かった・・・。

 2回表に尚成が金本のプロ通算1997本目の安打を足掛かりに同点に追いつかれると、ここの所不調だった5番今岡と7番フォードに今季初本塁打を献上して、6回途中5失点でマウンドを降り、THLZ打線もたった1点しか奪えずに完敗・・・。  続く2戦目も、5回表に先制されると、6回表には金本のプロ通算1998本目の安打となる2ランで突き放され、THLZ打線もプロ3年目のどんでんず先発・岩田から8回裏にたった1点を返すのがやっとで連敗・・・。
 何とか3タテだけは避けたいはらぼうは、木佐貫を先発マウンドに送り、その木佐貫は初回から金本のプロ通算1999本目の安打となるレフト前ヒット等で2アウト1、3塁のピンチを迎えながらも何とか切り抜け、3回裏に由伸がプロ通算250号となる2ランで先制し、幸先の良いスタート切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

と言いたくなる様な、その後の2アウト1、3塁と4回裏のノーアウト1、2塁でタイムリーが出ない有様に、1塁側ベンチでは早くも暗雲が立ち込め始めた・・・
のだが・・・、

7回裏

2番亀井
レフト前ヒット
3番小笠原
レフト前ヒット
4番ラミちゃん
左中間前ヒット

1点追加

5番スンヨプ
絶不調なのに
四球

満塁

6番しんちゃん
止めたバットなのに
センター前ヒット

1点追加

どんでんず
先発・福原を諦め
2番手・阿部に

7番
坂本勇人
(19歳)
2-1からの4球目
真ん中低めを振り抜き
その打球は
レフトスタンドへ
一直線

プロ通算1号
グランドスラム

 その後木佐貫は、4〜5回表に毎回先頭打者を許しながらも丁寧なピッチングで切り抜け、プロ通算2000本安打まであと1本と迫った金本をセンターフライとレフトフライに抑え、8回表に1番代打・葛城のタイムリーで完封を逃した所で、お役御免となった。
 9回表、1アウト2塁の場面で第4打席が巡ってきた金本だったが、THLZ2番手・越智の前に3三振に倒れ、火曜日からの本拠地・甲子園での対オレ竜3連戦に持ち越しとなった。

 その頃、広島市民球場では・・・
第3戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000201003高崎
0-2-0
カープ03033413X17長谷川
1-1-0
ホームラン天谷1号(2)[高崎]-4裏
内川1号(2)[長谷川]-5表
梵1号(3)[三橋]-5裏
アレックス2号(4)[三橋]-6裏
吉村3号(1)[長谷川]-7表
喜田剛1号(1)[ヒューズ]-7裏

 かくしてTHLZはこの6連戦を2勝4敗で終えたのだが、打線のこの惨状からすれば致し方なしと言った所か・・・。

<訃報>
 映画「十戒」でモーゼ役を演じ、「ベン・ハー」、「猿の惑星」等で知られ、全米ライフル協会の会長を務めた事もあるアメリカの俳優・チャールトン・ヘストン氏が3月5日、米カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で死去した(享年84歳)。


2008年3月28〜30日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ
(神宮)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100001002尚成
0-1-0
スワローズ04011000X6石川
1-0-0
ホームランラミちゃん1号(1)[石川]-2表
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ3000000003西村
0-1-0
スワローズ01011030X6押本
1-0-0
林昌勇
0-0-1
第3戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0010100002吉武
0-1-0
スワローズ20000350X10佐藤賢
1-0-0
ホームラン福川1号(4)[越智]-7裏
 3月25〜26日にMLB公式戦・レッドソックス対アスレチックス開幕2連戦が行われ、松坂君がレッドソックスの開幕投手を務め、岡島が勝利投手となる等して「故郷に錦を飾る」一方で、「パ・リーグが開幕したこの期に及んでMLB公式戦を開催するとは、何考えてやがるY新聞の糞っ垂れが!!」と非難轟々で、3月26日深夜に行われたサッカーW杯3次予選・バーレーン対日本で日本が痛い星を落とし、本大会への道が険しくなった翌朝に、ゴジラ松井(ヤンキース)の独身歴が33年でストップしたニュースとともに、MLB挑戦2年目に突入した桑田真澄投手(パイレーツ)が、チームからの戦力外通知を受けて現役引退を表明した。
 PL高校時代に清原とともに”KKコンビ”として甲子園を沸かせ、1985年秋のドラフト会議でジャイアンツ入りを熱望していた清原を差し置いてジャイアンツに1位指名を受け、ジャイアンツのエースとして1987年、89年、90年、94年とチームのリーグ優勝や日本一に貢献しつつも、1988年、92年、93年、95年とチームに対して背信行為を繰り返したり、1995年の右肘断絶から立ち直るも球威の衰えに泣かされたり、2002年に12勝を挙げて甦ったと思ったら、2006年に戦力外になるまでロクに成績を残せず、それでも去年MLBのマウンドに立つ事ができた(日本通算成績は442試合173勝141敗14セーブ、防御率3.55、打率.216、7本塁打、MLB通算成績19試合0勝1敗、防御率9.43)。
 こうしてセ・リーグ開幕を前に、一時代の終わりを感じる事となった。

<3試合分の戦評>
 パ・リーグから遅れる事約一週間後の3月28日、セ・リーグも開幕を迎えた。
 昨年セ・リーグを制覇しながらも、日本2位以内を逃したとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)の、セ・リーグ連覇は勿論の事、今年の日本一およびアジア一を目指した長き戦いが始まった。
 その野望を達成するため、クル━(´ω`)━(ω` )━(`  )━(  )━(  ´)━( ´ω)━(´ω`)━ン !!(元・べい☆すた)、グライシンガー、ラミちゃん(ともにスワローズ)という大型補強(Y新聞調べ)もしくは(○日新聞orS新聞の嫌味)を敢行したものの、オープン戦の戦績は「巨額の焦げ付き」の間違えではないかと思えるものだった。

 そのTHLZの開幕3連戦の相手はと言うと、グライジンガーとラミちゃんを「強奪」(○日新聞調べorS新聞調べ)されたものの、高田繁新監督の下、機動力を主体としたチームへと転換した(というか、ノムさん時代の嫌らしいチームへと元に戻った)スワローズ。

 開幕前、チームリーダーである宮本内野手は、下記の様なコメントを残していた。

「(THLZに)エース(グライシンガー)と4番打者(ラミちゃん)を奪われて、(THLZに)おめおめ負けてたまるか!!」


(校正後)

「エース(グライシンガー)はともかくとして、4番打者だったポンコツ(ラミちゃん)ごときを横取りした位でいい気になっている間抜け(THLZに)に負けたら赤っ恥もいいとこだ!!」

 さて、「世界一の晴れチーム」のはずが、雨が降りしきる18時にシーズンを開幕させたTHLZのマウンドには、4月1日からの対オレ竜3連戦のために上原を温存するというチーム事情から、尚成が登っていた。
 2回表、先頭打者のラミちゃんが、ライトスタンドからのブーイングへの挨拶代わりとして、移籍第1号を左中間に叩き込み、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

 すぐその裏、先頭打者を四球で出すと、雨で濡れた人工芝にチーム全体が足を滑らせて4点で逆転を許し、レフトへの打球が全て得点と化す一方で、THLZの重量打線(嫌味)は繋がりを欠いて、幸先悪く開幕戦を落とした。

 続く2戦目では、スワローズ先発のプロ2年目の左腕・村中を初回から攻め、3安打3四球で3点を奪い、幸先の良いスタートを切った。

そう・・・
スタートだけは
幸先良かった・・・。

 その後、THLZが再三再四の追加点のチャンスを潰している間に、スワローズに5回までに追いつき、7回裏にTHLZ2番手・西村と3番手・山口の乱調に付け込まれて3点を勝ち越され、見事開幕2連敗となった。

 開幕3連敗だけは避けたいTHLZだったが、その先発はプロ3年目にして一軍初先発の栂野と、戦う前から敗色濃厚で、初回に2点を先制されたものの、5回までに同点に追いつき、安打もスワローズと同じ11安打を放った・・・のだが・・・

THLZ
2得点

スワローズ
11得点



THLZ
開幕3連敗

 好・走・守全てにおいて目を覆いたくなる惨状にあるTHLZ
だが、シーズンは始まったばかりで、下を向いている暇もなく、何とか勝率を5割に戻すべく、次の戦いへと気持ちを切り替えていく必要がある・・・のだが・・・

4月1〜3日
対オレ竜3連戦
(東京ドーム)

4月4〜6日
対どんでんず3連戦
(東京ドーム)



THLZの2008年
\(^o^)/オワタ!!



2008年3月24日
パ・リーグ開幕したけれど・・・

<訃報>
 映画「ジョーズ」で巨大ザメと戦う主人公を演じたアメリカの俳優・ロイ・シャイダー氏が2月10日、多発性骨髄腫の闘病の末に死去した(享年75歳)。
 また、映画「ビルマの竪琴」、「東京オリンピック」、「犬神家の一族」等で知られ、戦後の日本映画界をリードしてきた映画監督の市川崑(本名・市川儀一)氏が2月13日未明、、肺炎のため東京都内の病院で死去した(享年92歳)。
 更には、「2001年宇宙の旅」等で知られる”SF界の巨匠”である英国のSF作家アーサー・C・クラーク氏が3月18日、移住先のスリランカで死去した(享年90歳)。
 球界でも、1959年にドラゴンズに入団すると1年目からレギュラーとなり、1964〜65年に連続して首位打者を獲得し、1970年にオリオンズ(現・マリーンズ)へ移籍すると、1971年には首位打者となって、史上初の「両リーグで首位打者獲得」を成し遂げ、その後もホエールズ(現・ベイスターズ)、ライオンズ、オリオンズと渡り歩き、ライオンズ時代ではプレイングマネージャーも務め、1976年に引退するまでにプロ通算18年間で2057安打、367本塁打、1189打点、打率2割8分7厘という好成績を残した右の強打者であり、1985年には日本初の”野球専門学校”である「日本野球体育学校」(江藤野球塾)を設立した江藤慎一(えとう・しんいち)氏が2月28日昼、肝臓がんのため東京都内の病院で死去した(享年70歳)。

 そして3月8日に執り行われた第2回「声優アワード」の授賞式冒頭にて、幼い頃「テレビっ子」だった自分自身にとって一番辛い訃報が舞い込んだ・・・。

 洋画や海外ドラマの吹き替えを中心に活動し、「007」シリーズのロジャー・ムーアの声をば担当する一方で、1976年の香港映画「Mr.BOO!」でマイケル・ホイの声をコミカルに吹き替えて人気をば博しちゃったりなんかして、「いいんでないか外科い?」「しちゃったりなんかしてぇ」等、ダジャレやアドリブを交えた名調子のナレーションで多くのファンを虜にしちゃったりなんかしたりした、アニメ「名探偵ホームズ」のホームズ役でも有名だったりしちゃったりなんちゃってな声優・広川太一郎氏が、3月3日癌のため、都内の病院で亡くなっていた事が分かった(享年68歳、なんてさ)、とか言っちゃったりして、憎いねとっつぁん、ツンツンツン!
(T-T)


 日本プロ野球では、全12球団が次々と春季キャンプを打ち上げて、オープン戦でシーズン本番に備え、3月20日にパ・リーグが開幕して、3月28日にはセ・リーグも開幕する、とか何とか言っちゃってみたりしてぇ!
 そんな中、セ・リーグ連覇は勿論の事、クライマックス・シリーズを勝ち抜き、日本一およびアジア一をば目指すとうきょうはらぼうらんどぜぇた(タコ……じゃなかった以下、THLZ、なんてさ)だったが・・・
オープン戦16試合
2勝10敗3分1雨
(12球団最下位)
チーム打率
0.208
(12球団最下位)
orz



THLZの2008年は如何に!?


とか言っちゃってみたりするんだなぁ
この幸せモノぉ!

2008年2月4日
2008年最初の更新

<訃報>
 マリーンズのエース・清水直行投手の妻・明美さんが1月17日午前、夫と2人の子を残し、心不全でこの世を去った(享年32歳)。
 上記の訃報は1月20日に明らかになったのだが、それと時を同じくして、去年1月1日付でオリックス球団社長に就任した雑賀忠夫氏が1月19日午前、肝腫瘍胎児性肉腫のため、東京都港区の北里研究所病院で死去した(享年62歳)。

 そして、下記の訃報は信じられない気持ちでいっぱいなんだけど・・・
 1970年に佐賀・多久工高からドラフト外でライオンズに入団し、背番号75でプロ野球生活を開始して、1976年にライオンズが福岡から所沢へ引っ越す際には兵庫で途中下車(タイガース)して、1979年にプロ10年目で初ホームランを江川卓投手(ジャイアンツ)から記録する等、”江川卓に強い男”として売り出し、1983年にホエールズ(現・ベイスターズ)に移籍すると、同じく俊足を誇る高木豊内野手や屋鋪要外射手とともに”スーパーカー・トリオ”の一角として活躍したものの、シーズンオフには人気番組「プロ野球ニュース」でそれ以上の大活躍を見せ、1990年に21年間の現役生活(通算1063試合出場、628安打、23本塁打、169盗塁)に別れを告げると、明るい性格と軽妙な語り口を生かし、野球解説者として多くの野球ファンに愛されていた俊足巧打の外野手・加藤博一氏が、1月21日午後に肺癌のため、神奈川県内の病院で死去した(享年56歳)。
 2年前に肺癌と診断され、昨年に左肺を摘出して仕事に復帰したものの、その後複数個所に転移が判明して、入退院を繰り返していたそうな・・・。
 
3人とも、何とも早すぎる死やねぇ・・・。


 それにしても、”中東の笛”に泣かされ続けたハンドボール日本代表(男女とも)が、せっかくつかんだやり直し予選のチャンスにも関わらず韓国の前の屈してしまったのはさておき、大手製紙業各社が揃いも揃って古紙配合率を偽装したり、ジャイアンツを退団したパウエルがオリックスに復帰したと思いきや、何故かホークスとも入団契約を交わしたり、

挙句の果ては
Made in Chinaの
”殺虫剤餃子”


年が明けて1ヶ月間、マジでロクな事はなかったです。


 2月1日にプロ野球12球団がキャンプインして、2008年シーズンに向けて動き始めた。
 ただ、北京五輪による選手給出もあり、予想の付きづらいシーズンとなると思われる。
 それでもまぁ、これから明るい話題があふれ出てほしいものです。


ハニスポの記事(07年7−12月)