2.釣り心再び目覚める |
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梅雨時になるとアジが産卵のために天草の島々の海に群れをなします。 これを釣り上げるのもなかなか興味深いものがあります。でもこの釣りは根気のいるもので、アジがたまたま回遊してきたときにしか釣果がありません。しかし、大きな群れに当たると、一時に300グラムから400グラムのアジが十数匹掛かり、引き上げるのが大変です。アジは口元が柔らかいので、無理をするとバレテしまいますから、用心深く引き上げねばなりません。 梅雨時になるとアジが産卵のために天草の島々の海に群れをなします。これを釣り上げるのもなかなか興味深いものがあります。 |
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夜明けとともに出漁して、午前中いっぱいが勝負といったところでしょう。潮時がありますから、毎日大漁というわけにはいかないようでした。又棚取りが難しいので、擬餌針を20本以上取り付けて釣りますから、針さばきも大変です。でも毎年梅雨の時期になると親しい友人に連れられて船出したものでした。 大漁の時にはご近所へお配りしたりと大変でした。 |
3.川釣りへ回帰 川釣りから始まった遊びでしたから、再び川釣りに回帰し、熱中したものです。水俣川も今とは違い、中流域から下流域にかけて流れに変化があり、深い淵と瀬が連なっていて各所によい釣り場がありました。 春から初夏にかけてのハエ(オイカワ)釣りは楽しめました。早朝、瀬に上って来るハエをクリ虫を餌にして釣ります。婚姻色の美しい大型のハエを釣り上げるのはなかなかのものです。先調子のロッドで竿をしならせて釣り上げます。夕暮れ近くになると、瀬に立ち込み、毛ばりを引いてハエを釣り上げます。辺りが暗くなり、川岸の竹やぶに蛍が光る状況になってもまだハエは毛ばりを追います。本当に楽しい釣りでした。 |
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桜の咲くころ、水俣川の下流にある潮止めの堰の魚道を、鮎が群れをなして上っている姿を眺めたのはもう二十年以上も前のことでした。その姿を眺めながら、解禁日の六月一日を楽しみにしていたものでした。解禁日前夜はなかなか寝付かれず、午前四時頃起き出して目指す釣り場へ出かけたものです。初釣りを終えてから会社へは出かけていました。 |
4.釣堀 |
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大きなやまめの引きは豪快で、先調子のロッドではハリスを切られることが度々で、胴調子の柔らかなロッドでじわじわと魚を手繰り寄せ、網ですくって取り込みました。40センチに近い大物を釣り上げたときの興奮は大変なものでした。 |
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5.夢 |