「あなたがたは神に選ばれ、聖なるものとされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛はすべてを完成させるきずなです。」 (「コロサイの信徒への手紙」3;12〜14) |
ナンバーワンにならなくてもよい、オンリーワンになりなさい、という歌詞の歌が流行っているそうです。でもチョット立ち止まりましょう。オンリーワンでもいいのですが、このことを突き詰めてゆくと我侭、勝手ということになる危険性があります。唯我独尊おれは世界に一人と傲慢にも繋がります。オンリーワンだけでは足りないのです。どなたかがこの後に「for
you」を付けなければならないのではなかと仰っていましたが、まさにその通りだと思います。この言葉なしのオンリーワンは危険なものを持っています。 |
批判ばかりされた子どもは 非難することを覚える |
この詩を子供に教えられる大人が今の時代どれだけいるでしょうか。旧約聖書の「サムエル記下」にナタンがダビデを叱責する話があります。ダビデが部下の妻を横取りし、部下を戦地に送って殺してしまいます。ナタンがある二人の男の話をダビデにしますが、ダビデはその中の一人の男の行いに激怒し「主は生きておられる。そんなことをした男は死罪だ。そんな無慈悲なことをしたのだから」と言います。そこでナタンは「それはあなただ」と叱責し、ダビデはその言葉で自分の犯した罪に気づくのです。人のことはよく見えても自分のことに気付かないそれが人間というものでしょう。 |
「愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。
いまだかって神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。」
(「ヨハネの手紙1」4;11〜12) |