home

 
BENCHER
MK-1
電源まわり改良



BENCHER MK-1 KEYER

これはたぶんケスラー貿易商会の扱いだったと思う。
当時の価格は、箱によると20800円らしい

sorry photographs only

BENCHER MK-1(Logikey K-1)の電源周りの改良
といっても、単に手持ちのニッカド充電器をACアダプターの代わりに使えるようにしただけ。
2013.1.2 update 
サムネイルをクリックすると大きい画像になります。
Click on each image for a larger picture
数年前の関ハムで5000円で購入
箱には定価が印刷してあり、20800円とある。
たしかこれは昔ケスラー貿易商会が扱っていたやつだと思う

タイミングといい出所はたぶん奈良エコー無線閉店による引き上げ品のように思った。

新品なので和文の取説もある。
上ケースをあけたところ。
基本的には006P9V電池で動くが、外部電源を供給することで、電池はバックアップとしてはたらく。 たいていの場合、こういう構成であっても12V系のACアダプターで十分動くはず。
でも手持ちのACアダプターで、中心導体がφ2.5と太いものは無いんです。
DCケーブルを作ればいいのですが、φ2.5のDCプラグが手元に無く、そういえば昔買ったC311のニッカド充電器がセンタープラスで太かったなと思いつないでみたが起動しない。電池併用でもダメ。
STANDARDの充電器
C10/120-1
これのDCプラグがちょうどφ2.5だった
中身はたぶんセンタータップ式の全波整流だろうね。
MAX663CPAは5Vレギュレータ
それの8番ピンに電池と外部電源がダイオードでつながっている。
スピーカーは外部電源そのままが供給されるので、脈流だと音が出ない。
外から電解コンデンサをあてがってみると、うまく起動したので、コンデンサを追加することにした。
写真は改造前オリジナル。103=0.01μFのパスコンが入っているところ。これを外して
基板の半田面はこうなっている。
下の回路図で言うとC10を外して、電解コンデンサ100μF 25V を取り付け。
外した103は基板の半田面に移設。
これで、粗悪な脈流の充電器でも使えるようになった。
なんで最初からケミコンを入れておかないのだろうか。穴だけでもいいのに。
だから未だに粗悪なACアダプターにはつなぐなという注意書きがK-3、K-5にも見られる。 MAX663CPAの入力電圧最大定格は+18V

他にも回路のまちがいがある。アクティブLOWのパドル入力のパスコンは対GNDに入れるのではなく、+5V側に入れないと、RFの回り込みでLOWになっちゃう。次回修正しよう。

あっちの製品は、簡単な取説は本体に印刷されている。

背面パネル

使ってみたけど、次短点メモリーがレベル4ではなく3.7ぐらいなのでCを打ったつもりでもKにになってしまう。
speedをつまみで連続可変できるところはよいが、 これも打ちにくいキーヤーだ。


K-3、K-5ではCurtis "A"のモードにも変更できるが、カーチスの文献によるとぼくには使いにくいモード。Curtis "B"だとよいみたい。カツミのエレキーはどうもAccukeyerの動きに似せているのかも。もうちょっと文献を調べよう。
取扱説明書


ベンチャー MK-1
オペレーティングマニュアル


簡単マニュアル 1番にCQを登録する
1番ボタンを2秒押す、離す、アンサーC
CQ CQ CQ DE CALLSIGN CALLSIGN CALLSIGN + K /P55 /1
1番ボタンを押す。
/P55は埋め込みコマンド、ポーズ時間55×0.1s間無音を入れ込む。(max9.9秒、それ以上はさらにコマンドを追加)。
/1は1番メッセージを繰り返しといった具合です。 入力を間違えたらHH(内部処理は7短点以上で受付)を打てば直前の語は訂正できる。

電源に関する注意書き

☆ベンチャー MK-1 学習編☆

回路図はこちらにあります。 http://www.idiompress.com/CMOS-docs.html

sch-mk-1.pdf
が、後からこの回路図を再製したようで、内部電源の電圧が9Vのところ、4.5Vのコンポーネントを流用している。
ケスラー貿易商会 当時の広告


CQハムラジオ誌 1991年9月
この頃発売されたと思うが、当時は19400円だった

カツミ電機のEK-150が16900円だったので、それと比べると 高いので、当時はとても買う気にはならなかったが、使ってみるとけっこう便利。和文もメモリーできるところは、SMART KEYERよりすぐれている。
その後、MK-3になり24800円、今はK-5に変わりましたね。

CQハムラジオ誌 1993年7月
20800円だったのはこの頃ですね


このキーヤーが20年以上も前のものだったとは。
手元に来てもっと早く使ってあげればよかったね。

MK-1は一時期広告から外れていた
CQハムラジオ誌 1999年9月
この頃はMK-3にモデルチェンジしたもよう


これのほうがよいみたいだね。電池によるバックアップではなくEEPROMにストアーされるようになった。


問い合わせをする