CNGノンステップバス−東京都交通局−


東京都交通局は1999年3月、全国で最初にCNGノンステップバスを導入した事業者です。

優れた低公害性を重視し、2007年前半まで毎年導入を続けていました。


−いすゞ自動車−

(2007.12.31)
S-E400(深川)
1998年度購入分(車両番号:S-E400・深川営業所所属)

都営バスに導入された、いすゞ自動車製CNGノンステップバスの試作車です。1999年3月に都主催の出発式でお披露目され、当時としては先進性の高い車両として注目を浴びました。ガスボンベがある屋根上の突起に「人と環境にやさしいCNGノンステップバス」と、「CNG Non-Step Bus」の表記があり、CNGノンステップバスを特徴づけています。

このCNGノンステップバスは、2000年前半まで製作されていた「キュービック」とよばれるバス車体をベースに、ノンステップ化およびCNGボンベを追加するなどの改造を行い製作されました。当時製作されていたディーゼル燃料のノンステップバスと同様、トランスミッションはオートマティック式、車内は後部までノンステップ化された構造です。エンジン配置の都合で最後部にデッドスペースが生じており、その分定員が減っているのが少しネックでした。

この車両は深川営業所に配置され、東16系統(東京駅八重洲口〜月島駅〜豊洲駅〜東京ビッグサイト)用の車両として営業を始めました。その後も概ねこの路線での営業が続いています。しかし、投入から約9年近くが経過しているため、最近では運用される時間帯が限られているようです。


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