7)海龍(黒色塗装)



ハイルン、と読んでしまうと台湾の涙滴型通常動力潜になっちまうので、
「かいりゅう」。水中を戦闘機のように起動して敵を攻撃する構想で開発されたが、
結局体当たり特攻艇になっちまうという、
大戦末期の日本を象徴するようなミゼット・サブ。
まったくしょーもない戦争をやったもんだよ、わが国は。
模型の海龍だが、
オールド・ファンならLSから出ていたゴム動力のヤツを覚えているだろう。
「世界の艦船」の海龍は、黒一色、
セイルの日の丸と喫水線のステンシルだけというシンプルなもの。
左右合わせの接合部も目立たないので、
純粋にウェザリングやスミ入れなどを行うだけでよさそう。
セイルの形などはバリエーションがあるようなので、
資料を調べて改造するのもいいかも知れない。


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