Vmax vmax V-max 有機 EL バックライト メーター
V-maxのメーター類はさすがに古さを感じさせます。特に夜間の照明はレトロな感じで嫌いではないんですが、いまいち視認性に劣っている気がします。タコ、水温メーターの照明LED化も失敗に終わり(ウインカーLED化のページ参照)何かよい知恵がないものかとネットを閲覧しておりますと・・・・・・
ぜのんさんのHPへとたどり着き、そこで紹介されていた「ベイプリッジメータ」を見つけて脳みそに衝撃が走りました。私が探し求めていたものの答えがここにありました。近未来を思わせるその美しい輝きは瞬く間に私をELバックライトの虜にしてしまったことは言うまでもありません。早速ぜのんさんにメールを書き、制作方法等を伝授していただきパーツを注文して、制作活動に入ったという次第です。さらに、ぜのんさんが作成したタコメータの中の「魔神」の文字までパクらせていただきました。ぜのんさん、本当にありがとうございました。
早速制作開始です
2009年8月。ELバックライトを作成して1週間後の北関東ツーリング。フェリーで小樽を出発して新潟に着いた朝、下船のためエンジン始動!!あれーーーっっバックライトがつかない!!どうしちゃったんだろう!どこかが接触不良にでもなったかな???ショックとともに製作時の苦労が頭をよぎります。何度かメインキーをON,OFFしてみると・・・・つきました・・よかったーー。原因はわかりませんが、なおりました。ホッ・・・・。
しかし、一度つかなかったということは、やはりどこかに欠陥がある可能性があります。あまりいい気持ちはしません。ツーリングが終わったら、もう一度分解してみよう!!!。
ところが、フェリーから外に出てしまえば外は明るいためついているのかいないのか、よくわかりません。まぁ大丈夫だろうと思ってあまり気にもせず走って行きました。3時間ほど走ったでしょうか。関東へ向かう途中の福島県にさしかかったとき大きなトンネルがありました。今までは日中でも当然のことながらトンネルでは鮮やかに光っていてくれたので、楽しみにタコメータに視線を落とすと、なんと真っ暗ではありませんか!!!!
やっぱりダメだったか・・・・・。かなり落胆しましたが、特に走行に支障があるわけでもないので、そのままの状態でツーリングを続行することにしました。
さらに、少し走った時、ふとタコメータを見ると、文字盤に今までになかった茶色っぽいシミみたいなものがついています。最初は内側から何かの拍子にゴミが乗ったのかと思っていましたが、何故か、そのシミは時間がたつと少しずつ大きくなっている気がします。バイクを止めて、よく見てみるとそれはシミではなく何と文字盤が焦げているではありませんかーーっ。バックライトは壊れてもインバーターからパネルまで80Vもの電圧がかかり続けている訳ですから、どこかがショートして焼けているに違いありません。
これは大変!!下手をすると本体のヒューズが飛び、走行不能になるかもしれません。そこで慌てて会津高原の憩の家というところの駐車場に避難し、電源を取り外すことにしました。このとき、あまりに焦っていたものですから、ネジが1つ転がって、隣に止めたバイクの下に入ってしまいました。急いでをれををとろうとした次の瞬間、「あちちーーっ」・・・左腕をマフラーに接触させてしまい、結構な火傷をしてしまいました。かなりヒリヒリしましたが、それを見ていた1人の仲間以外には帰ってくるまで内緒にしていました。(すぐ調子に乗って馬鹿にするやつがいるものですから・・・・)
火傷を負いながらも電源を取り外している私
こうして私のELバックライトはあまりにも短い生涯をを終えることになりました。
帰ってから原因を調べたところ、下の写真の部分を折り曲げて作成したために、通電性が悪くなりそこに抵抗ができ熱を帯びて燃えたものだという結論に達しました。
しかしながらこれであきらめる私ではありません。札幌に戻ってから、行きつけのパーツショップに電話すると、同様のパネルを3千円で販売しているとのこと。すぐに買いに行き、再び制作活動へ・・・・。今度は折らないで作成することに成功したのですが・・・・、はさみでの切り取りに失敗し、これまたオジャン。さすがにすぐにまた・・・・、という元気はなくなってしまいました。ノウハウと、スキルは身につけましたので、今度またいつか挑戦したいと思っています。