(2017年5月)
エンジンがかからない
息子が乗っているGSX250S カタナ。エンジンの始動性が著しく悪く、いつもセルを回し切ってバッテリーが上がり、挙句の果てに押し掛けを余儀なくされていました。時にはエンジンが温まっている時にさえ、なかなかかからないことも・・・・何度もショップに持っていきキャブのOHをはじめ、プラグの調整等、毎年10万円近く修理費がかけてもしばらくするとまたダメ、というのが続いていました。そこで、ネットであらゆる情報を検索し、症状やエンジンのかかり具合を照合したところ、イグナイターの不具合に行きつきました。(このショップではイグナイターではないと断言していましたが・・・)ヤフオク等を調べると、1万円程度でイグナイターを修理してくれる業者さんや、修理を完了したものを販売している業者さんを発見し、息子に購入を勧めました。しかし息子はバイク屋さんが違うといったんだからイグナイターが原因ではないと言い張り、購入する気はありません。それなら私が直すしかない!!バイク屋がなんてったって私の見立てに間違いはない!と自分で修理をすることになりました。 |
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修理開始!
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まずはイグナイターを取り外します。カプラーと抜くだけなので簡単です。 | 基盤を抜くのですが、これが大変!振動止めのボンドのようなものがべったり付いていてなかなか外れません。隙間にカッターの刃を入れましたが刃が折れ、マイナスドライバーでこじったら簡単に割れてしまいました。〜最悪〜でも瞬間接着剤でしっかりと補修しました。 | それぞれのパーツについている振動止めのボンドをラジオペンチで剥がしていきます。 |
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取り替えるパーツです。トランジスタが2個、コンデンサが5つです。 | こいつがトランジスタ。このイグナイターに使われているトランジスタはすでに生産されていなかったので、代替品になります。 | 多少厚みが違いますが、元のネジでぎりぎり大丈夫でした。トランジスタと周りの放熱板の間にはパソコンのCPU用の熱伝導グリスを塗ってあります。 |
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次はコンデンサ。これも全く同じものはなかったので代替品です。 | 取付完了!! | 基盤を元に戻し、ほっとボンドで固定。割れたところの補強もしました。 |
結果発表!!
修理したイグナイターをバイクに取り付け、おそるおそるセルのスイッチを押します。![]() ![]() |
いままで悩んでいたことが嘘のようにエンジンに火が入ったではありませんか!!夏の炎天下での押し掛けのつらい日々が走馬灯のように・・・とまではいきませんが、感動ものです! こんなことならもっと早く直しておけばよかった。皆さんもスズキ系のバイクでエンジンの掛かりが悪い時にはイグナイターを疑ってくださいね。 |