![]() |
ちょっとした思い付きでベースのヘッドにシールを貼ってみたところ、あんまりカッコよくなかったのですぐにはがしたんですが、なんと、ヘッドの文字が表面のクリアごとシールにくっついてベリっとはがれてしまったではありませんか!! きっと、長年の劣化で表面のクリア塗装がダメになっていたんですね。 アンビリーバボー!!! |
![]() |
文具屋で転写シールなるものを買ってきてパソコンで似たようなフォントで文字を作って、貼ってみましたが、表面の塗装ごと剥がれてしまっているので凹凸があり、色も違って全くしっくりきません。 |
![]() |
それならば、全部隠してしまえと、大きめのシールを作て貼りましたが、色も悪かったせいか、息子たちに、お店で買った証のテープみたい!と言われてしまいました。 えーい!それなら、剥がしてしまえと、勢いよくテープを剥がすと、なんと、Fender の文字まで剥がれてしましました。(あまりのショックに写真も撮れませんでした) 絶望です!! |
![]() |
こうなったらやけくそです。うまくいく保証は全くありませんでしたが、全部剥がして作り直すしかありません。 目頭が熱くなりました!クスン・・・ |
![]() |
シールで簡単に剥がれるくせに、いざ全部剥がそうとすると、めちゃくちゃ大変でした。紙やすりでひたすら削っています。(塗装剥離剤を使ったほうがよかったかも・・・) |
![]() |
何とか削り終わり、白木が現れました。しかし、日焼けしたサイドや裏に比べるとあまりにも白く、このままでは話になりません。 |
![]() |
色を付ける方法をいろいろ考えましたが、実際にやってみないとどうなるか分かりません。とりあえず、100均で一番薄いメープルの色付きニスを買ってきて試してみることにしました。 最初は濃すぎると思い、透明のニスを混ぜて同じような色合いの木に塗ってみましたが、薄すぎてダメです。ならば原液をとそのまま塗ってみると、案外良い色になることがわかりました。 |
![]() |
ならば本番!ということで刷毛でさっとひと塗してみると、どうでしょう!!ばっちり色があったではありませんか!!!! |
![]() |
サイドの色と比べても区別がつきません。 しかし、ここまで来るまでには、刷毛塗りのムラをなくそうと1000番くらいの紙やすりで削っていて、下地が出てしまったり、2度塗りをしたら濃すぎたりと、5~6回は全部剥いで納得がいくまで塗りなおしています。丸2日かかりました!、 |
![]() |
さて、これはメルカリで購入した水貼りにデカールです。プラモデルについている水につけてずらしながら貼るデカールと同じものです。 |
![]() |
ネット情報によるとこの水張デカールは長い間水につけてしまうと裏面の糊が解け、接着しなくなるので10秒ぐらいで水から上げ急いで貼ること!とあったので、その通りやると、まだ全然台紙から剥がれず、さらに10秒くらいつけてもまだ剥がれず、30秒位で一部が剥がれてきたのでちょっと無理をして台紙から剥がそうと力を入れたことろ半分から真っ二つにちぎれ、水の中で丸まってしまいました。2000円以上するデカールが一瞬にして真っ二つ。絶望に打ちひしがれながら、なんとがピンセットでもう一度台紙に戻し、ちぎれたところをわからないようにうまくつなぎ合わせて やっとの思いで貼ることができました。ホッ!! ネットの嘘つき------!! |
![]() ![]() |
ここまでくればこっちのもの!バイクの塗装で鍛えた、スプレー塗装はお手の物です。 数回に分けてクリアを吹き、丸1日乾燥させました。 |
![]() |
良い感じにつやが出ていたのでそのままペグをつけて弦も張りましたが、やっぱり光を当ててみると、表面の凹凸が若干気になったのでさらに鏡面コンパウンドで磨きをかけました。 |
![]() |
完成です!今回はいろいろなことを試しましたがなかなかうまくいかず、結局全部やり直すことになりました。苦労した分仕上がりは納得のいくものとなり、満足してます。 ついでに弦高やネックの調整も行ってとても調子が良くなりました。 楽器のリペア屋さんになれるかも??(笑) |