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新しい相棒、DUCATI DIAVELを紹介します。DIAVELとは、英語に直すとDEVIL、つまり悪魔という意味。たしかにちょっと悪魔っぽい風貌をしていますね。と言うことはすでに私は悪魔に魂を売ってしまったと言うことでしょうか?心はすっかりこいつにやられてしまっています。
初めて出会って、DUCATIショップで試乗したとき、今までのV-maxと同じ排気量ながら、全くのフィーリングの違いに驚き、「なんて乗りづらいバイクなんだろう、これは絶対に買わない」と強く思ったことを覚えています。今までのV型4気筒エンジンは、(もちろん直列4気筒エンジンもでしょうが)低速から高速までスムーズに吹け上がり40km/h以上であればトップギアでだけで走行から追い越しまで対応できたのですが、こいつときたら、低速ではギクシャク、低速で高いギアに入れようものならノッキングのような状態に。
これが大排気量の2気筒エンジンなんだ。と初めて理解はしたものの、やはりV-maxの乗りやすさと比べてしまう、自分には扱いきれないな、と言うのが正直な感想でした。帰り道で妻に「どうだった?」と聞かれたときは「全然ダメ!」と答えたことも覚えています。
しかし、それから何日かたち、ネットで動画やインプレ等を見ていくうちに、「これがDUCATIなんだ。」「自分がこのバイクの走りを知らなかっただけ?」「バイクに自分の走りを合わせればいいじゃん!」などと、都合の良い方にだんだんと心が動いていきます。あれほど、「こんな乗りづらいバイク!」と思っていたのに、240mmもある太い後輪で地面を蹴って走るような感覚は、「これはこれでおもしろいんじゃね??」などと思うようになり、ネットの動画はほぼ見尽くしました。中には、新型V-MAXとバトルしている動画もあり、MAXと同等の性能があることも分かりました。
もう頭の中はDIAVELのことでいっぱいです。これが悪魔の正体なんでしょう!!知らず知らずのうちに人の心に入り込み、頭のてっぺんから足の先まで支配していく!ああ、なんと恐ろしいことでしょう!!私はもう悪魔のしもべとなってしまいました!。
しかーし!この悪魔も案外こちらに対して従順で、特に高速走行においては、その有り余るパワーと旋回能力で素晴らしい走行性能を見せてくれます。納車してから1週間もしないうちに北海道から伊豆に渡り、1週間で約1,500kmを走破してきましたが、非常に安定した走りを見せてくれました。今は12月。DIVELは車庫ですでに冬眠に入っていますが、来シーズンもこいつと色々な思い出を作っていこうと思います。
モデル名 | DUCATI DIAVEL CARBON |
エンジン形式 | テスタストレッタ11°DS L型2気筒 4バルブデスモドロミック 水冷 |
排気量 | 1,198.4cc |
ボア×ストローク | 106×67.9mm |
圧縮比 | 12.5:1 |
最高出力 | 162hp/9250rpm (本国仕様に変更) |
最大トルク | 13.3kgm/8000rpm (本国仕様に変更) |
燃料噴射 | 三菱電機製電子制御燃料噴射、ミクニ製電子制御楕円形スロットルボディ、ライド・バイ・ワイヤシステム |
エグゾースト | ステンレスサイレンサー、触媒コンバーター、O2センサー×2、アルミテールパイプ&エンドキャップ |
ギアボックス | 6速 |
フロントサスペンション | マルゾッキ製50mm径DLCコートフルアジャスタブル倒立フォーク |
フロントホイール | マルケジーニ製鍛造軽合金9本スポーク 3.50×17 |
フロントタイヤ | 120/70ZR17 ピレリ製ディアブロ・ロッソII |
リアサスペンション | プログレッシブリンク、ザックス製フルアジャスタブルモノショック、アルミニウム片持ち式スイングアーム |
リアホイール | マルケジーニ製鍛造軽合金9本スポーク 8.00×17 |
リアタイヤ | 240/45ZR17 ピレリ製ディアブロ・ロッソII |
フロントブレーキ | 320mm径セミフローティングダブルディスク、ブレンボ製4ピストン ラジアルマウント モノブロックキャリパー |
リアブレーキ | 265mm径ディスク、ブレンボ製2ピストンフローティングキャリパー |
車両重量 | 乾燥重量205kg 車両総重量234kg (燃料と油脂類すべてを含む) |
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