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 アリストV300に乗るNO.6242の真珠と心中さんが、内外装や電装系、パワーアップやブレーキ強化といったこれまでのアリストカスタマイズについての総括をレポートしてくださいました。


Vol.468 アリストカスタマイズ総括
<作成:'09年5月26日>
早いもので、平成13年に平成10年登録の真珠(アリストV300)を購入してから8年が経ちました。この度、訳あって真珠とお別れしました。以下は、本クラブサイトに毒され?(笑)アリストカスタマイズを行ってきた内容の総括です。皆様のご参考になる事があれば幸いです。

【外装】

外装はほとんどさわっていません。ヘッドライトユニットを後期ベルテックス純正のものにし、HI・LO・フォグを全て6000KのHIDに統一した位です。夜はパッシングの必要はありませんでした。皆さん道を譲って頂けます(笑)外装で一番大変だったのは、樹脂パーツの変色との戦いでした。16アリストの前期のパールは前後バンパー及びドア下部が時間とともに変色し、ツートンになる宿命だったのですが、Dと板金屋さんと相談し、それぞれのパーツを車体と色合わせして塗装しました。それで、変色は一件落着なのですが、次が飛び石との戦いでした。飛び石の傷が原因で、塗装のクリアー部分が日焼けの肌のように剥離することが再々でした。これは飛ばさないしか対処方法がありませんでした。

【内装】

色々頑張りました。まず、クラブサポートショップのロブソンレザーさんで本革シートに張り替えました。パンチングとパイピング加工したのですが、この出来が素晴らしく、乗る人皆さんから高評価を頂きました。次に、アリストSに設定のあるウォールナットパッケージの本木部品への換装です。ステアリングやコンソールなど、一式入れ替えました。近所の行きつけのDで行ったのですが、サービスの方は私のオーダーに最初戸惑っていましたが、快く対応して頂きました。この換装はやはり純正クオリティだけあって、大変満足いくものでした。

【電装系】

まず、今でも当クラブサイトでご活躍のOTSIRA先生作300キロメーター装着です。これは、車を人に預ける度に必ず聞かれるポイントでした。そのお陰でふよわキロを経験できました。もう二度と経験することない速度域です(笑)また、昨年不調が発生した際、OTSIRA先生にご相談したところ、大変ご丁寧な対応をして頂きました。OTSIRA先生 その節は、誠に有難うございました。改めてお礼申し上げます。

次に、ナビです。私のカスタマイズのモットーはさりげなく最小限に!でも、車好きが見たらびっくり!がモットーでした。そこで、既存のマルチをそのまま残し、ナビだけをCDからHDDに変更する事を決意しました。方法については、当クラブサイトに先人の皆様のノウハウが溢れているのですが、関西には作業を受けてくれるショップがなかなか有りませんでした。そんな時に、神戸市にあるカスタムオートマルタさんへ相談すると「やった事は無いですが、挑戦させて下さい!」との返事を頂きました。そしてRGBケーブルの解析からはじまって、無事にアルパインのHDDナビが16前期マルチの画面に収まりました。これには大変興奮しました。その後、カスタムオートマルタさんとは上記HID加工やセキュリティでお世話になりました。今後も次期愛機でお世話になります。マルタさんは元○産のメカニックでしたので、その作業クオリティは間違いなく、A型の私も安心して愛機を預けられました。カスタムオートマルタさん本当に有難うございました。

【吸排気系】

元来、大手志向の私は取り付け部品の殆どをTOMSで統一していました。バレル2+フロントパイプ+TECIIの組み合わせは、その耐久性、音質、細部に渡るクオリティは満足いくものでした。が、高かったです(笑)今は旧車セールで安くなっていますね。

まず、TECIIを装着した時の感想は、“うわっ原チャリみたい!!”でした。あまりのレスポンスに驚き、運転怖かったです(笑)次にバレル2マフラーを装着したのですが、TECIIに変えたら次は必ず必要と感じました。パワーは元々ある上に、高速直線番長ですのでパワーアップを体感するまでには至りませんでした(笑)最後にフロントパイプですが、これは驚きました。バレル2だけでは体感する程ではなかった違いを鈍感な私にも否応なしに体感させられました。高速道路へ合流し、加速して追い越し車線へ加速していく時に、明らかな吹けの良さを体感しました。ただし、一度怖かったのが知り合いの車とトレイン走行している時に、ぬえわキロから一気にフル加速した際にバックファイヤをおこしたらしいです。それを聞いてから、ぬえわキロからはまったりと加速するようにしていました。といっても、ふおわキロあたりまでですが(汗)

また、インタークーラーはブリッツの前置きをバンパー加工で付けていました。この組み合わせは今でもベストマッチだったと思っています。低速が犠牲になることもなく、大変運転しやすかったです。

【足回り】

これも、上記にあるように大手志向です(笑)まず、ホイールはBBS−LM19インチにしました。当初はベルテックス純正17インチをわざわざ新品で購入しスぺーサーでツライチにして乗っていました。しかし高速では17インチ+スぺーサー(勿論ハブリング装着)では高速域(ぬあわキロ以上)でのハンドルぶれがひどかったです。やはりスぺーサーによる高速領域での安定感に疑問を感じ、BBSーLMを装着しました。それが後に思わぬ事になるとは知る由もありません。

純正ベルテックス17インチからBBSーLMへの交換後の第一印象は“軽っ!!”でした。17インチから19インチへ変更するので、重たく感じると思ったのですがさすがはBBSですね。街中では段差乗り上げ時以外では19インチを意識する事は無く、快適でした。ハンドルのぶれもBBSにしてからは逆に安定していたように思います。19インチなので低速でわだちでのゆれは辛抱でした(それが箱替えの一因ですが) それと、Dで整備する際、若手の整備士さんは触ってくれませんでした。何故でしょう?(笑)

車高調はアドボックスです。またまたTOMSです。途中オーバーホールによる設定変更でアドボックス・スーパースポーツにセッティング変更しましたが大変満足いく車高調でした。でも冬場の異音は辛抱しました。勿論、TOMSから出ていた全ての足回り部品は装着しました(各メンバーブレース、タワーバー、ARSキャンセラー等)

アドボックスは車体購入後すぐに装着したのですが、それから4年たちオーバーホールをする事になった際、Dの主治医とも相談しどうせやるならアドボックス・スーパースポーツ仕様へ変更しようと、半ばノリで変更しました。主治医曰く、これだけブレース関係など一式を変えているのだから、頂点逝っといたほうが楽しいでしょ?でした。その主治医はD勤務なのにM3を所有するつわものでしたが(笑)

アドボックスをオーバーホールしてアドボックス・スーパースポーツ仕様に乗った走り出しの印象は、あれ?変ってる?でした。ですので、スーパースポーツであっても、街乗りは犠牲にならないと感じました。がしかし、高速では違いました。良い意味で、路面に対する追従性が上がったと感じました。悪い意味では路面通りに車体が動く為、運転手及び助手席で前方の路面を把握している人以外は、ちょっとしんどかったかもしれません。これが箱替えの最大の要因です。やはり乳飲み子には厳しいようで(笑)

アドボックス・スーパースポーツ仕様になってコーナリングではアドボックスから益々安定感が増し、神戸では六甲山が有名ですがその六甲山の道を車格とは似つかわしくない速度で上ったり下りたりしていたと思います。六甲山では良くあるコーナリング中での急な車線変更や急ブレーキといった場面で、車体がサスを介して路面とがっぷり四つで組み合っているような感覚でした。日本の高級車(ゆさゆさ揺れる)クラウンと同じプラットフォームの車だとは、ここまで弄れば想像も出来ませんね。本当にアリストは弄りがいのある「悪ガキ」でした。

そして、最後にまたまたまたTOMSです。ハイパーブレーキキットを販売直後に装着しました。ここまできたらTOMSアリスト?そこで、問題が!そうです、上記BBS−LMはBIGキャリパー対応では無かったのです。しかし、LMのデザインに惚れており他に変える気は起きません。一応、TOMSの型紙ではOKだったのですが、クリアランスが数ミリしかなく現品ではどうなるか心配でした。が、無事に収まりました。この時のDのメカニック○本さんの安堵の表情が忘れられません。このブレーキセットは大変よく出来ていました。キャリパーの中身はap製、ローターはスープラ純正の組合わせで大変ソフトなフィーリングでありながら、必要な時にはとんでもない制動力を発揮しました。TOMSさん上手く合わせたなといった印象です。

【最後に】

14、16アリストは近年まれにみる国産らしからぬ国産車だったと思います。今後、このような車をトヨタが世に出すかどうかは分かりませんが、出来れば「高級」「おもてなし」「エコ」一辺倒で個性の無い優等生な車を作って売るのでは無く、アリストの様な勉強すれば出来るのに、わざと宿題せずに学校にくるような悪ガキな車をもう一度作って欲しいと思います。出来ればアリストという名前で・・・アリストはこれだけ多くの人々をアリ地獄に引きずり込んでいるのですから(笑)

クラブレクサスisland
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