第14回ダイエーOSCカップ大会 選手権クラス 男子


 選手権クラス 男子 
順位  氏  名   所   属  得点
 1  田村 岳斗  東北学院大学 78.1
 2  竹内 洋輔  法政大学 74.1
 3  岩本 英嗣  日本大学 72.8
 4  田中 総司  東北高校 72.9
 5  関 徳武  東北福祉大学 70.0
 6  中庭 健介  香椎FSC 66.4
 7  上野 貴史  明治大学 65.7
 8  中川 尊城  東洋大学 63.5
 9  阿部 一弘  泉DOSCアカデミー 63.0
10  渡辺 大介  日本大学 63.2
11  黒田 拓志  岡山国際FSC 57.7
12  下川 史哲  香椎FSC 56.4
棄権:重松 直樹(新松戸DOSCアカデミー)


毎度の事ですが、全日本の上位とジュニアの上位がずらりと揃ったダイエーカップならではの豪華メンバーでした。
内容もメンバー同様に見ごたえがある素晴らしいものでした。
1位の田村君から、竹内君、岩本君、4位の田中君まで4回転ジャンプを持っていますが、実際に試合で決めたのは田村君だけでした。 4トゥループ&3トゥループのコンビネーションのはずでしたが、セカンドジャンプが2回転になってしまいました。しかし、練習も 含めて4トゥループの確率はかなり高くて安定してきました。ただし、課題の3アクセルは練習も含めて1度も成功しませんでした。 世界ではとうに3アクセル、4トゥループは必須ですから早くアクセルを完成させて欲しいものです。とはいうものの、跳べるジャン プは確実に決めてくる所はさすがです。プログラムはX−JAPANの曲(曲名はちょっと忘れた)を使っていました。個人的には昨 年のプログラムよりも好きです。
竹内君は練習で4回転に挑戦していましたが成功しませんでした。転び方がちょっと危なっかしくて怪我をしないかとヒヤヒヤしました。 案の定、試合の後でアイシングしていましたが大丈夫でしょうか?3ルッツ&3トゥのコンビは決りましたが、3アクセルが手付きと2 アクセルになってしまい、全日本チャンプも今回は1位を田村君に譲る結果となってしまいました。そう言えば洋輔君はダイエーの大会 ではあまり優勝してないような気が・・・地元なのにね。
3位の岩本君は良い出来でした。3アクセルと3ルッツは失敗しましたがその他のジャンプは無難に決めました。何よりも踊りが素晴ら しくて、(曲はアンダルシア)カッコ良かったです。この調子ならショートプログラムのタンゴ(ピアソラらしい)も楽しみです。
今回期待していた重松君は残念ながら棄権でした。(素晴らしいボレロが見られなかったのは本当に残念)しかし、それを補ったのは田 中君でした。昨年から一段とジャンプがパワーアップして、ジャンプだけを取れば田村君を脅かす存在になってきました。練習では3ア クセル&3トゥ、4トゥ、4トゥ&3トゥを成功させ、それになんと!4サルコゥにも挑戦していました。サルコゥはもうちょっっとで 完成と言った感じでした。ただ、試合で決ったのは3アクセル&3トゥだけで、4トゥは転倒で、サルコゥは3回転になってしまいまし た。いざと言う所で決められる田村君と決らない田中君のここが力の差という所でしょうか。
この他に、中庭君と、渡辺君も3アクセルに挑戦しましたがいずれも失敗に終わりました。中庭君は一年で一気に背が伸びたのでジャン プの調整も大変でしよう。でも、日本人には珍しくノーブルな雰囲気を持った選手なので好きです。(ぢつは奈穂画伯がファンです)
また、関君も相変わらず独特な演技で良かったです。人気もだんだん定着してきたみたいで個人応援団がいました。
最後に、残念と言うか苦言を呈したいと思います。(選手権男女共に言える事なのですが)
一部の人たちが、特定の選手を応援するあまりに、他の選手の演技中にもかかわらず大声で騒いだり、記念写真を撮ったりしていたのは、 他の観戦者の妨げになるばかりで無く、演技者に対しても非常に失礼だと感じました。最後の選手が演技を終わるまで応援するのが礼儀 だと思うし、途中で退場する際には演技の妨げにならないように静かに退場して欲しいと思います。
それと、相変わらずストロボを使っての撮影がありましたが、迷惑と同時に危険なので止めて欲しいです。


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