マルタ

6月15日  金曜日  晴れ

16時40分マルタ島ヴァレッタ着 建物がみな同じ色をしている  いわゆる蜂蜜色だ  17時00分税関を出て  ホテルが近くのように思えるので歩き出す  しばらく歩くと暑いので同行者がぶつぶつ言う  声をかけてきたタクシーに乗る  マルタの金を持っていないと言うとイタリアリラでよい3万(1650円)だと言う

17時30分ブリティッシュホテル着  予約した部屋はハーバービューでないがハーバービューの部屋が空いていて20マルタリラ(LM) 現金払いだと5%引きだという  クレジットカード払いだというと5泊するから5%引きにしてくれる  1泊朝食つき 19LM(5230円)  平均為替レート 1LM=275.3円

ホテル近くのCDで現金10LM出し  キャッシュカードを持って出たつもりだったがクレジットカードだったので10LMにする  シティバンクのキャッシュカードでは手数料なしだがクレジットカードでは借金なので利子がつくのだ

ホテルレストランで夕食  野菜スープ、パプリカの肉詰め、カジキステーキ、ビール3(小ビン)、白ワインハーフで14.05LM(3870円)  味付けが濃すぎる  レストランには海に面したテラスがあり景色を見ながらゆったりと食事できる  西の方角で花火が上がっている

6月16日  土曜日  晴れ

10時15分ホテル発  すぐ近くのアッパーバラッカガ-デンへ行く  目の前にグランドハーバー、スリーシティ、その向こうに建物がずっと続いている  シティゲートそばのインフォメーションでホテルリスト、地図、バスインフォメーションをもらう

マーチャント通りで衣類、靴の露店市がある  覗きに行くがあまり興味がわかない  考古学博物館へ行く  1.00LM(275円)  マルタには巨石神殿があり最も古いものは紀元前3600年頃に作られピラミッドや万里の長城よりも 前に作られた世界最古の巨石建造物だそうだ  巨石神殿からの発掘品のうち 眠れる女神やその他豊満な腰の女神像が飾ってある  豊満な腰はマルタ女性としてあたりまえなのか街で多数見かけた  巨石を動かすのに使ったころ石やてこを差し込んだくぼみのある石が飾ってある

歩いていると貴族の館カーサロッカピッコロの前に出て見学  2.00LM(550円)  きれいな食堂で台所を見せてくれと言うと作り変えて今はプライベートな場所なのでだめ

15時20分ホテルへ帰って昼寝  20、21日はゴゾ島へ行く予定で泊まるところは民宿みたいなところと思い ホテルリストから選びゲストハウストリトンに電話で予約する

ホテルレストランで夕食  野菜スープ、ミックスサラダ、ハタの焼き物、タコシチュー、ビール4、白ワインハーフ、ミネラルウォーターで 14.95LM(4115円)  タコが塩辛すぎて美味しくない

マグロ養殖池を運ぶ グランドハーバー内で人の乗った大きな丸い生け簀みたいなものを運んでいる  ウェイターに聞くとマグロの養殖場だと言う(tuna farm)  マグロの養殖は難しいと聞いたことがあるがこんなところで養殖できるのだろうか  同じ物が二つ向かいの海上にある
マグロ養殖池を運ぶ

6月17日  日曜日  晴れ

ブリティッシュホテルレストランの食事が美味しくないしシャワーだけなのでホテルを替わろうとアッパーバラッカガーデン前のカスティーユホテルを覗く  部屋を見せてもらうとこちらの方がきれいでバスタブがついている  6月18、19、22-24日予約しブリティッシュホテルの18、19日をキャンセル  20、21日はゴゾ島へ行く予定だ

シティゲート前バスセンターの横で日曜市がある  衣類、雑貨類の露店市だ  人が一杯集まっている  プリントされた布巾を売っているがそれによるとシイラのステーキ、ウサギのシチュー、タコのトマト煮が マルタの名物料理のようである

セントエルモ砦で日曜日にある騎士団のパレード インガーディアを見に行く  途中カテドラルの前を通ると旗、ロウソク、 十字架等を持った行列が出てきた  砦のほうへ行くのでインガーデァに関連したものかと思ったら違った  途中で戻りだした  何の行列か分からない

11時からのインガーディアを見物  入場料1.50LM(415円)  派手な格好をした4カ国の騎士団のパレードだ  観光客向けの見世物だ  隣に座った人がニコンのカメラを持っていたことから話をするとロシアからの団体観光の人だ

カテドラルの行列 インガーディア 大砲を撃つ 隊長
カテドラルの行列 インガーディア 大砲を撃つ 隊長と記念撮影

カフェコルディナで休憩  外は満員で中に入る  サンドイッチ、ビール(ラガー、エール)、オレンジジュース、カプチーノ、 蜂蜜リングでLM5.50(1515円)  ここで食べた蜂蜜リングは他と違ってフレーバーが強い

カスティーユホテル前で日本人アベックと話する  夜の飛行機でチュニジアへ行くのだそうだ  その後シチリア島トラパーニへ行くとのことなのでマグロトロ、レストランパラディソのウニを推薦しておく

15時25分ホテルに帰り昼寝  夕方レストランヘ行こうと歩いていると朝あったカテドラルの行列にまたあった  朝と同じ少年たちだ

中華レストランBlue moonへ19時の開店まで10分待って入る  酸っぱいスープ、ミックス野菜カレー味、麻婆豆腐、エビチャーハン、ビール4、 中国茶、アイスクリームでLM11.10+0.90(3300円)

6月18日  月曜日  曇りのち晴れ

朝の内ぱらぱらと雨が降る  この旅行で初めての雨だ  すぐあがってしまった

8時15分ブリティッシュホテルチェックアウト  5泊予約したのを3泊に変更したが5%割引の1泊19LMにしてくれた  8時35分カスティーユホテルに行く  チェックイン時間よりも早いが部屋に入れてくれた  1泊朝食つき36LM(9910円)

8時55分ホテル発  マーチャント通りに面した建物の中にある市場へ行く  魚屋、肉屋、八百屋とあるが客が少なく活気がない  置いてあるものは鮮度が悪くつやが無いすぐ出て兵器庫へ行く  1.00LM  騎士の甲冑や武具が置いてある  飾ってある鉄砲の口径を見ると2cm位ある  撃った時反動が大きいだろう  カテドラルへ行く  入場料なし  寄付二人で2.00LM  床は一面騎士の墓碑だ  カテドラル美術館ではカラヴァッジョの絵 聖ヨハネの斬首と聖ヒエロニムスを見て光の当て方が他の画家と違うことを実感した  入場料1.00LM

バスセンターでバスの7日券を買う  5.50LM(1515円)  ほとんどのバスルートで運賃は15c(セント)(41円)と 非常に安いので引き合わないだろうが小銭を用意しなくても良いので7日券にした

81番のバスでイムディーナへ行く  深い堀と城壁に囲まれた街だ  メインゲートを入り細い道をまっすぐ行くと稜堡にでる  高台にあるのでモスタの街やヴァレッタの方角の街がよく見える  カテドラルにヴァレッタのカテドラルと同じように床が大理石の墓標で埋まっている  小路に入るとプラスチックの水道管がはっている  石の中に入っている管が詰まってしまうと工事が大変だ

甲冑 墓碑 水道管が詰まっている イムディーナのメインゲート ピアノを聴きながらの夕食
兵器庫の甲冑 骸骨の墓碑 水道管が詰まっている イムディーナの
メインゲート
ピアノを聞きながらの夕食

東側の崖下に鉄道の駅址のような建物が見える  昔マルタに鉄道が走っていた名残のようである

ラバトの街の聖パウロ教会に法王が訪問したときの写真と洞窟があるが興味が無いので入らず

ホテルへ帰って風呂へ入るとバスタブが長すぎて入りにくい  足が届かずうっかりするとおぼれそうだ

ホテルのレストランで夕食  今日のスープ、ミックス焼魚、ウサギのシチュー、ビール、白ワインハーフで13.80LM(3800円)  ホテルレストランは最上階にあり眺めが良い  今日はピアノの生演奏つきだ

6月19日  火曜日  晴れ

ホテルすぐ前の郵便局で日本へのハガキを出す  切手37c(102円)  シティゲートで移動パン屋が2軒パンを売っている  朝なのでパンが山盛りだ  27番のバスに乗りマルサシロクへ行く  漁港ということなので魚市場があると思っていったが無い  露店市はあるが衣類、土産物だけだ  魚屋が無いか聞くと固定の店が1軒あったが小さな店で冷凍品が多い  マグロはしっぽだけだ  港に浮かんでいる小船の多くには目が描いてある

ピシェスレストランで昼食  今日の魚として冷蔵庫から出してきたのはマグロ、シーバス、ホウボウだ  シ-バスを選んで焼いてもらう  3.00LM(826円)  その他にサラダ、リゾット、ビール3、ファンタで10.10+0.90LM(3030円)  白い皿に人参の赤を散らしてきれいである  焼シーバスが美味しい

シティゲートのパン屋 船の目 昼食 クルーズ船 ココパッツォのパスタ
シティゲートのパン屋 船の目 ピシェスでの昼食 クルーズ船 ココパッツオのパスタ

マルサシロク15時45分発のバスでヴァレッタへ戻る  15時30分ホテル着  昼寝

19時ごろホテルを出てバスでスリマへ行く  サンジュリアン湾の見えるところまで行きそこから海岸沿いに歩いて引き返す  タワーロードからハイストリートへ入ったところに大きなスーパーマーケットがある  スリマクリークに大小さまざまなクルーズ船が止まっている

バスでヴァレッタに戻りサウスストリートのレストランCocopazzoで夕食  入口に今日の魚が飾ってあるが昼に食べたので選ばない  魚スープ2、ボンゴレムール貝リゾット、イカ墨スパゲッティ、ビール、グラスワインで11.90+1.10LM(3300円)  スパゲッティの量が多いのにぎょっとする  量が多くて全部食べられない  イカ墨が薄くこくが無い

6月20日  水曜日  晴れ

8時35分ホテルチェックアウト  スーツケースをホテルに預けて出発  バスセンターから9時20分発38番のバスでハジャーイム巨石神殿へ行く  空港滑走路の下をくぐり30分ほどでハジャーイム神殿の前につく  入場料1.00LM(275円)  紀元前3000年頃作られた巨石建造物だ  隣のムナイドラ神殿へ行く  クレーンがあるので何をしているのかと思ったら2001年4月13日にかなりひどい破壊行為があり修復工事中で立ち入り禁止だ

ハジャーイム神殿 ムナイドラ復旧工事 ブルーグロット ブルーグロットの上から ゴゾ連絡フェリー
ハジャーイム神殿 ムナイドラ復旧工事 ブルーグロットの色 ブルーグロットの上から ゴゾ連絡フェリー

暑い中をブルーグロットへ行く  船着場まで歩き観光船に乗る  2.50LM(690円) 乗船時間は20分くらい   ここらは断崖ばかりでそこらじゅうに洞窟がある  ブルーグロットとは青い洞窟と言う意味だがカプリ島とは違い入口が広いので色がターコイスブルーだ

レストランKingfisherで昼食  魚スープ、マルタサラダ、マッシュルームオムレツ、ビール、ミネラルウォーターで5.10+0.40LM(1515円)  計算書は5.05LMとなっているが計算すると5.10だ  地球の歩き方に観光客に対しオーヴァーチャージをすることがあると書いてあったが 逆のアンダーチャージだ

バス道路へ上がってブルーグロットの上から写真をとったらバスが来た  14時30分138番のバスでヴァレッタへ戻り 15時00分発45番のバスでチルケッワへ行く  ヴァレッタからチルケッワまで1時間位かかるがバスインフォメーションによるとバス代が20c(55円)だ  16時35分発フェリーでゴゾ島のイムジャーへわたる  途中コミノ島のブルーラグーンのきれいなターコイスブルーの色が見える

17時05分25番バスでヴィクトリアバスセンターまで行く  15c(41円)  マルタ島のバス7日券はゴゾでは通用しない  マルサルフォーン行きのバスは18時00分で待っているとタクシーの運転手が誘いをかけてくる  3.00LM(826円)というので乗る  マルタのタクシーはメーターが無く乗る前に料金を交渉するのだ  運転手はトリトンの場所を知らなかったが止まったところがちょうどトリトンの前だ

ドアが開かないので隣の中華レストランへ入っていくとここがトリトンのレセプションだった  予想していたような民宿ではなく安いホテル と言った感じである  1泊朝夕食付き 一人8LM(2200円)  夕食は中華で手羽焼、牛肉のオイスターソース煮、チャーハンで飲物代はもちろん別だ

水、湯の出が悪い  部屋が4階のせいもあるがちょろちょろとしか出ない  湯はバスルームにあるタンクで電気で加熱しているようである  各建物の屋上に水タンクが置いてある  水道の圧力では水がよく出ないようである

6月21日  木曜日  晴れ

9時15分ホテルを出てバス停へ行くとバスは出たばかりだ  次のバスは1時間後でヴィクトリアからのバスとうまくつなげるかわからないのでタクシーに乗る  アズールウインドウまでLM4(1100円)の約束で乗る  途中サンローレンツのガラス工房で見ていけと止まる  同行者が見ている間にタクシーのチャーター料金を交渉  6時間20LM(5500円)でまとまる

アズールウンドウへ行く途中畑にきれいな紫色の花が咲いている  タクシーを止めて写真をとる  このような時タクシーは便利だ  花の名前は分からないがゴゾの特産だそうだ

アズールウインドウは岩にあいた窓で高さが20m位ある  岩のくぼみにたまった海水から塩が出来ている  なめてみるとあまり塩辛くなくうまみのある塩だ  アズールウインドウの前にある深い潮溜まりでスキューバダイヴィングの講習をやっている  ウインドウの上まで行き写真をとる  写真で窓の右上に立っているのだがほとんど点だ

紫色の花 天然塩 スキューバダイビング アズールウインドウに立つ
紫色の花 天然塩 スキューバダイビング アズールウインドウに
立つ

シャーラのジュガンティヤ巨石神殿へ行く  LM1(275円)  一番古い時代のものらしいがハジャーイム神殿と印象が違う  巨石もあるが小さな石を積んである  ここの入場券でタコラ風車館へ入ることが出来る  古い工作道具が飾ってある

運転手のすすめるゴゾヘリテイジ(歴史を映像と人形で紹介)を見てからイムジャーのインフォメーションで観光案内をもらいコミノ島の よく見える高台のアーラへ行く  ブル-ラグーンのターコイスブルーがきれいだ  小説家クィネルがこのあたりに住んでいるはずだが聞いても分からない  日本へ帰ってから観光雑誌トラベルフロンティアを見ると一番最初に泊まったブリティッシュホテルで「燃える男」を書いたそうだ  また小説に出てくるバルグレンイーグルス(谷間の鷲)はイムジャーに実在する  知ってたら行くところだったのに

リゾートホテル タチェンチヘ行き豪華ホテルの感じを味わう  地球の歩き方によると1泊朝夕食付き二人で88LM(24200円)  トリトンとえらい違いだ

ジュガンティヤ神殿 シャーらの風車 タクシー運転手のおじいさん タチェンチ
ジュガンティヤ神殿 シャーラの風車 タクシー運転手の
おじいさん
タチェンチ

15時00分マルサルフォーンへ帰る  タクシー運転手に約束の20LMのほかにチップを2LMあげようと思ったら小さいのが5LMしかないのでそれをあげる

小さな船着場で魚釣りをしている  パンを水につけふやかしてから沢山の針のついた糸を巻きつけ投げる  1 - 5cmの小魚がうようよいてパンに黒山のようにくらいつくが針にかからない  その内30cm位のが食いつくと針にかかり釣上げることが出来る

夕食は点心(春巻、餃子、シュウマイ)、酢豚、餡かけ揚げ麺

6月22日  金曜日  晴れ

朝食を食べていると宿の主人が昨日のタクシー運転手は自分の父だという  78歳だそうだ  昨日もらった観光案内で行きたいところが増えていてバスではとても回りきれないと思っていたのでチャーター交渉に行く  昨日いたバス停横が定位置だ  9時から3時間10LM(2750円)で交渉成立

2階ベランダの石がひどく腐食している  溶けてなくなっているのもある  ここでも酸性雨があるのだろうか

まずマルサルフォーンの西にある塩田へ行く  塩田というよりも2-3m四方くらいの水ためだ  ポンプで海水をくみ上げておくと 5日くらいで塩が出来るのだそうだ  容器1杯(約2kg)35c(96円)  運転手のおじいさんも買っている

石の腐食 塩田 天然塩を買う カリプソの洞窟から
石の腐食 塩田 天然塩を買う カリプソの洞窟から

カリプソの洞窟へ行く  ホメロスの詩オデッセイにでてくるカリプソだといわれている  ラムラ湾の赤い砂浜がよく見える  タピヌのバジリカへ行く  人が沢山集まっている  観光バスで来ている人も多い  いつもは開いていないらしい奥の院が開いていて人々がかわるがわるお参りしている

昨日気がつかなかったアズ-ルウインドウそばのインランドシーへ行く  途中運転手が車を止めて石切場を見せてくれる   マルタの建物は全てこの石を積んで作られていてこの色だ  インランドシーは細い切り込みで外海とつながっていて船で外に出 アズールウンドウを外から見ることが出来る  遊覧船 二人でLM3(825円)

石切場 インランドシー入口 レストランの魚
石切場 インランドシー入口 レストランの魚

クラフトヴィレッジヘ行く  レース、衣料、革製品、陶器、銀製品があるが何も買わない  ヴィクトリアにつくとちょうど12時だ  約束の10LMにチップを1LMあげる  午後マルタ本島へ帰るというとタクシーで行きますよというが断る

チッタデルからゴゾ島が一望できる  マルタ本島より起伏が多く標高は最高でも200m以下のようだ  川らしきものはあるが今の時期はまったく水が流れていない  大きな木が全然無い  井戸用と思われる風車が所々にある  マルタ本島より畑に緑の作物が多い

13時45分ヴィクトリア発25番のバスでイムジャーへ行き 港そばのスーパーマーケットで安い土産物を買う  港のレストランに 今日の魚がおいてある  これがマルタのレストランの展示方法だ

フェリー15時00分発  料金1.75LM(482円)  ゴゾへ来るときは払わなくてマルタ本島へ行くときだけ払うシステムだ  チルケッワで645番のバスに乗ると来た時とは違い海岸沿いの道を行くスリマ行きのバスでヴァレッタへ行かない  私たちは7日券を持っているので関係ないが料金も40cと高い

 スリマでバスを乗り換え17時20分カスティーユホテルに再びチェックイン  今度の部屋はバスタブの長さがちょうどだ

ホテルの屋上レストランで食事  風に吹かれながら見晴らしのよいところで最高の気分だ  南の方角で花火が上がっている

6月23日  土曜日  晴れ

巨石神殿ハイポジウムの修復が終わり見ることが出来るが予約制で 予約はハイポジウム事務所でしか出来ないとのこと   早く行けば見ることが出来ないかもしれないと思いバスセンター7時30分発の11番バスで行く

バスの運転手はバスに固定なのか前部におもいおもいの飾りがある  この運転手は歌手?の写真などを飾っている  キリストやマリアの像を飾っている人も多い  バスのドアは無い  客は乗ってきたとき運転手から切符を買うのだが 地元の人はほとんど小銭を用意している  つり銭は無いか硬貨1枚だ  観光客は用意が悪く1LM硬貨や2LM札を出して多くの硬貨のお釣りをもらっている

ハイポジウム事務所で聞くと今日は空きがない  25日8時にに一人だけ空いているとのこと  25日は出発日だが飛行機の出発は15時なので見ることは可能だ  同行者が見ておけというので一人だけだったが予約  3LM(826円)

道を何べんも聞いてタルシーン神殿にたどりつく  1LM(275円)  入口の巨石は修復してあるが つるっとしていて新しく見えほかの古く見える部分と調和していない  巨石の運搬用に使われたころ石がごろごろころがっている

バスの前部 タルシーン神殿 ケッパを摘む
バスの前部 タルシーン神殿 ケッパを摘む

タルシーン神殿近くのバス停から11番のバスでアーダラム洞窟へ行く  入場料1LM  運転手の言ったバス停で下りて 観光客らしい女性二人組についてビゼブジャの方へおりていく  どうも変なので道端の人に聞くとさっき降りたバス停の通りを へだてた前だ  戻る途中ケッパを摘んでいる人を見かけた  写真の植物の開花前の若いつぼみだ

アーダラム博物館には驚くほど沢山の鹿、河馬等の骨が展示してある  洞窟の前に川があり流れ込む水で動物の死体が堆積し化石化したようだ  今は水が流れていないので沢山の動物の死体が流れ込むのが想像できない

レストランを探してビゼブジャのプレティ湾まで歩いていく  砂浜の海水浴場で水がきれいだが目の前にコンテナ荷おろし用のクレーンが立っている  このような港湾設備のあるところで水がきれいなのは不思議だ

ビゼブジャの海 Awratの焼き物 マグロの養殖池 個人用ヨットの入口
ビゼブジャの浜 Awratの焼き物 マグロの養殖池 個人用ヨットの入口

ガソリンスタンドの人に魚の美味しいレストランを聞くとマルサシロクへ行けというがここでということで教えてもらったレストランへ行く  今日の魚はカジキ、鯛に似たAwrat、うつぼだ  Awratを焼いてもらう  醤油をかけると美味しい  ほかにサラダ、ビール、ミネラルウォーターで6.30LM(1734円)

12番のバスでパオラへ行き 4番に乗り換えてヴァレッタの向かいのヴィットリオーサへ行き マグロの養殖池を見に行く  池を見てもマグロらしきものはいない  そこへ車を乗りつけた二人が潜水具を取り出して付けている  見ていると一人が日本語で話かけてきた  日本人で水産会社で働いている  マグロのいけすが壊れたので修理にマルタへ持ってきている  シチリア島のトラパーニ等がマグロ獲りの基地で沖にいけすを置き獲れた マグロに餌を20日くらいやりトロ部分を増やしてから日本へ送るのだ  日本の水産会社、商社が何社も進出しており獲れたうち90%は日本へ持っていっている  数日間持っていた疑問が氷解した  この前食べたトロがあっさりしていたはずである

いけすのそばに豪華なヨットが泊まっている  船尾に個人用ヨットで入るなと表示がある  3人の船員が掃除をしている  どれくらいの金持ちなのだろうか

ホテルレストランで夕食

6月24日  日曜日  晴れ

マルサシロクの日曜市がどんなものかと出かける  27番のバスに乗りマルサシロクに着くと9時50分だ  火曜日に来たときと大違いでマルサシロクの海岸全体に露天市がある  魚、野菜、衣類、雑貨の店だ  マグロはあるがトロを置いているのは1軒だけだ  2切れ 480g買う  1.92LM(529円)  預けておいて店を端から端まで見て回る  何人もの日本人に会う

ケッパ、野菜、レモン、パンを買ってヴァレッタへ戻る  帰りのバスで4人がけの席の向かいに一人で座っていた少年が 日本語で表示されたピカチュウの箱を持っている  見せてもらうとジグソーパズルだ  一人かと思ったらヴァレッタで下りると母親と妹が一緒だった

マルサシロクの魚屋 日曜市 ピカチュウの少年 マグロのトロ
マルサシロクの魚屋 マルサシロクの日曜市 ピカチュウの少年 マグロのトロ

ホテルに戻ってトロを食べる  あっさりしているが美味しい  昼寝の後出発のために荷物を整理する

ホテルレストランで夕食  このところ毎日花火が上がっている  双眼鏡で見ると南の方の町で教会などが色つきライトで飾られている  お祭りのようである  レストランのもう一つ上にテラスがありベンチが置いてある  ここで花火や夜景を見る

6月25日  月曜日  晴れ

一人でハイポジウムへ行く  7時15分バスセンター発11番のバスに乗る  ハイポジウムにつくと早すぎたのでタルシーン神殿などまわりを歩く  8時15分のガイドつきツアーで一行は10人だ  ハイポジウムはほかの巨石神殿と異なり石をくりぬいてあり縦3層になっている  写真撮影禁止  真っ暗で人が入ったときのみランプがつき温調してある  保存に気を使っている

ハイポジウム ハイポジウムの予約は15日前からハイポジウム事務所でのみ可能  日祝日以外の8,9,10,11,12,14,15時のガイドツァーに各10人予約できる  時間は季節により変動あり
見学可能な人数は限られているので見たい人は早めに予約に行かなければならない
ハイポジウム

9時45分ホテルに帰り10時50分チェックアウト  荷物を預けロウアーバラッカガーデン等海側の通りを散歩  たまたま出会ったトラットリアSiracusaで昼食  コックがイタリア人だ  ムール貝、海のリゾット、ビール3、ファンタで10.10+0.90LM(3028円)  海のリゾットが美味しい  ここに限らずリゾットはどこでも美味しかった  むしろパスタの味がもう一つのところがあった

ホテルでタクシーを呼んでもらうと標識の無い車が来た  7.00+0.50LM(2065円)  白タクかと最初思ったがどうもハイヤーのようだ

チェックインのときミラノから関西空港の飛行機の座席をドアウェイで予約  マルタ発16時10分