関西空港 → ベルリン

11月19日 水曜日    曇り(関西空港)
霧雨(ベルリン)

Nさん

06時25分自宅発。  07時31分大阪駅発関空快速に乗る、 08時47分関西空港着。  エスカレータを上がったところで 同行者の友人Nさんにぱったり会う、彼女とは一緒にドイツ南部へ行ったことがある。 これからタイへ行くところだそうだ。

荷物のチェックに並びチェックインは09時20分。  KL868  ドアウェイ席を頼んだがもうなくなっていて壁のすぐ後ろの真ん中の席になる (28F、G)。  ここでも足を伸ばせ通路へすぐ出ることができ長時間のフライトでも楽だった。

アムステルダム着15時10分 、16時30分発 KL1829に搭乗、乗り換えは余裕時間はあまりないが表示にしたがって行けば迷うこともない。   ベルリンTegel空港着17時30分、空港でユーロ現金を引き出すのにCDを探してうろうろしたが何とか探し出して230euro引き出す。  タクシーで アレキサンダー広場の ParkInnホテルへ行く  18.30+1.70euro(2740円)。

このホテルはJTBで6泊予約  1泊朝食付き9900円  37階建ての大型ホテルで部屋は1803。目の前にアレキサンダー広場、Sバーンの駅、 テレビ塔が見える 、バスタブが付いていて 同行者も満足げだ。

ホテル周りを見てもすぐにレストランが見つからず広場横のKaufhofで夕食の惣菜を買い部屋で食べる  17.42euro(2390円)。

11月20日  木曜日    晴れのち曇り

夜中に何回も目が覚めてよく寝ることができなかった  09時15分朝食  食べるものの種類が多く味もまあまあである。

11時00分ホテル発、アレキサンダー広場にクリスマスマーケットの店の建物が建っているがまだ開いていない。広場の本屋で日本語のベルリンガイドを 購入6.30euro(860円)。 Sバーン アレキサンダー駅でユーレイルパスをバリデートし Uバーンの切符売り場でWelcomeCard2003を購入 19euro(2600円)。 このカードでベルリンの交通機関に(ベルリン市内および近郊都市 A、B、Cゾーン)72時間自由に乗ることができ観光ツァーや 博物館の割引が受けられる。 私たちは割引券を使う機会がなかったので交通機関だけの割引券を買ったほうがよかった。

ワインのグラス売り クリスマスの飾り 調味料の量り売り

駅の構内に酒屋があり種々のワインがフラスコに入れてあってコックで出せるようになっている、 グラスで飲めるようである 。
まず長距離列車に乗るときに利用しそうなOst(東)駅へ行く  西、北方面へ行く列車の始発駅だ。  花屋でクリスマスの飾りを売っている 。 ここにも量り売りの酒屋があり酒だけではなくオリーブオイルや酢などの調味料も売っている、  赤ワインを試飲  1.50euro(205円)、 これからクリスマスの売出しをするのかコンコースで出店の飾り付けをやっている。

SバーンでZoo駅へ行く 、 ここは東方面へ行く列車の始発駅だ。  途中Lehter駅で大きな工事をしている。  現在ベルリンの主要駅はZoo駅だが工事がすむとLehter駅がベルリン中央駅になるようである、  2006年のワールドカップサッカーまでに完成させるのだろう。

カイザーヴィルヘルム教会 教会前のクリスマス市 キリスト像

Zoo駅から東南のほうへ歩き出すとすぐに爆撃の跡の残る建物がある、  カイザーヴィルヘルム教会だ。  前の青いステンドグラスで囲まれた建物が今礼拝に使っている教会だ、  中の様子もキリストの像も今まで見たこともない斬新なものだ。  周りにクリスマス市の店が立っているがここもまだ開いていない。

Blankenfelde駅 事故で停車

15時前になりこれから美術館へ行っても時間がないのでポツダムへ行こうとFriedrichstrでS1に乗り換えるのを間違ってS2に乗ってしまった。  だいぶ行ってから路線図を見ると駅名が違うので気付いた。  そこから戻ってももう暗くなるのでそのまま終点のBlankenfelde駅まで乗る。  乗り間違えはよくあるのでこんな時のためにも乗り放題の切符は便利だ。  Blankenfelde駅で多くの乗客は隣を走っている国鉄の駅へ行きもっと先まで行くようである。

元へ戻る電車が出発して2駅くらい過ぎ踏切の上で急停車した。 16時ごろで  停車したまままったく動かない。  車内放送はあるが もちろんまったく分からない。  20分くらいすると消防車や救急車が来た。  ドアを開けて降りる人がいる。  Sバーンは架線ではなく線路の横から集電しているので危険だと思うがドアは手で開くことができる。  消防車の人がはしごを持ってきて乗客を降ろし始めたので私たちも降りる。  指揮者のような人に聞いても英語は話さないので事情は分からないが同行者によると人身事故だという。

ベルリンへ来て2日目で様子が分からないのにこんなところで放り出されてどうしたらよいか分からない。  降りた乗客のほとんどが元のほうへ歩いていくので私たちもついていく。  駅の手前に広い道路がありそこのバス停に大勢の人がいる、  ここからバスで動けるようなので案内図を見てUバーンの駅を通るバスに乗る。  隣にいた若い男女に聞いてJohannisthaler Chausseeで降りると女性がUバーンのプラットホームまで案内してくれる。  わざわざバスを降りて案内してくれたようである、  有難うございました。

ここからは間違いなくアレキサンダー広場まで帰りホテル着17時30分。  ホテルレストランZille Stubeで夕食、  ポテトスープ、ランプステーキ14.50euro(1990円)、ソーセージチーズ盛り合わせ、ビール3、りんごジュースで39.40euro(5400円)。

11月21日  金曜日    曇りのち晴れ

早く目が覚めたので6時20分に朝食、  こんなに早いと人は少ないがしばらくすると日本人の客が多く来た。 08時00分ホテル発  S7からS1へ間違いなく乗り換えてポツダム中央駅着09時05分、  トラムでサンスーシ宮殿へ行くにはどこかで降りて少し歩くのだなと案内板を見ていたらシャルロッテンブルク行きの96番が来た。  予定を変更してシャルロッテンブルクから公園内を歩いていくことにして96番に乗る。  シャルロッテンブルクと聞こえたような気がするが乗客はほとんど乗ったままだ。  乗客に聞くとシャルロッテンブルクだというので降りる。  終点で折り返しではなくループ状になっているのだ。  トラムの出入り口は日本のように両側にはなく右側にしかない。

新宮殿 新宮殿前 庭園内のメイン道路 中国茶館

シャルロッテンブルク宮殿、新宮殿、中国茶館と広大な庭園を歩く。  公園内の木はほとんど落葉樹で今の時期は葉は全然ない。

庭園から見たサンスーシ宮殿 フリードリッヒ大王の墓

ベルリン案内本にサンスーシ宮殿を庭園側から写した写真が載っている、  ブドウや木の緑がきれいで噴水があがっているが、今はブドウの枝も刈り取られて丸裸である、  やっぱり6月ごろ来たほうがよさそうである。  サンスーシ宮殿の東南にフリードリッヒ大王の墓があり花が供えてある。

像の汚れ

サンスーシ宮殿 入場料8.00euro(1100円)、  時間指定で20人くらいまとめて案内してくれるがドイツ語なのでまったく分からない。  建物の外の彫刻が黒く汚れている、  大気汚染のせいだろうか、  この後どこへ行っても同じように黒くなっていた。

フランクフルトが二つある

13時10分サンスーシ宮殿前からバスでポツダム中央駅へ戻る。  バスの路線番号は控えていないが20分に1本あるので駅から 直接サンスーシ宮殿へ行くのならバスが便利である。

 中央駅国鉄の列車案内板の行き先にFrankfurtが二つある、  皆が知っているMainのFrankfurtと初めて見るOderのFrankfurtだ。

クリスマスの飾り

駅の花屋で見たクリスマスの飾りは1.99euro(270円)。

国会議事堂の見学列 ガラス張りのドーム

S1に乗りベルリンのUnterdenLindenで降りてブランデンブルク門へ行く。  そこからすぐ近くの国会議事堂へ行くと見学の人が 並んでいる、  30分ほど並んで入る、  入場無料、  入口でセキュリティチェックがある。  今日は議会がないのか議事堂は見学できず屋上にあるガラス張りドームのスロープを 登る。  上から周囲がよく見える。 出てくると17時ごろでもう暗くなっている。

ウンターデンリンデン スケートをする少女

 ウンターデンリンデンの菩提樹に電光飾りがあって綺麗である。  Sバーンの駅のほうへ歩いていくとデモをやっていて若い人たちが 何か叫んでいるが何のデモか分からない。  しばらく待っていると人が少なくなり目の前にスケートリンクがある。  少女たちと雪ダルマがが滑っているのをしばらくみる。  みんな非常にかわいらしい。

18時10分ホテル帰着、  ホテルレストラン Zille Stubeで夕食、  定食14.50euro(1990円)、サーモン、ビール2で34.80euro(4770円)、  定食についていた青菜(Feldsatat)がおいしい。

11月22日  土曜日    晴れ後曇り

Ost駅裏の蚤の市 窓ガラスを割る道具 Braunschweig駅のICE

フェルメールの絵を見にBraunschweigへ日帰りで行くので今日も早起きした。  07時30分ホテル発、  列車の始発駅から 乗ろうとOst駅へ行く、ユーレイルセレクトセーバーパスの1日目を使用。  まだ出発まで時間があるので外へ出ると蚤の市を開きかけていて 一回り見る。

08時26分発ICE875バーゼル行きに乗車、  車両の真中に窓ガラスを割るための道具が付いている、  日本ではこんな物を見たことがない。  座席にはこの列車の時刻表が置いてあり停車駅の到着、発車時刻と乗換え列車の案内が書いてある。

HelzogAntonUlrich博物館 木組みの家

Braunschweigまで1時間半ほどの間まったく山や丘がなくまっ平らだ。 Braunschweig中央駅着09時57分、  トラム5番に乗り10分ほどの Museumstrasseで降りると目の前に HerzogAntonUlrich博物館がある、  入場料2.5euro(340円)、  異常に安い、  年間券はわずか13euro(1780円)だ。 10時25分に入場し絵画展示場が開くのは11時からと言うので待っていたが場内案内をみると陶磁器などの展示が10時-11時となっているので見に入る。  これがすばらしい、  陶磁器、工芸品、彫刻、宝石があるが良いものだけしか置いていない、  とても30分では見ることができない。

午後にまた開くときに来ることにして11時に絵画のほうへ行く、 フェルメールの「二人の紳士と女」がある、他で見たフェルメールの絵に比べると 平板な感じがする。  展示されている絵の数は少ないが質の良いものが多いように思った。 絵画展示室が開いているのは11-13時で、13-14時までまた工芸品展示室が開き そちらをゆっくりと見る。

私たち以外の観客は数人だ、  絵も工芸品も非常に良いものが多い。 博物館を出たところで地図を見ているとMay I help youと近づいてきた人に近くのカフェを聞いてResidenzCafeで軽食をとる。  その後回りを歩くと木組みの家が多い。

帰りは中央駅まで歩く、  Braunschweig中央駅16時00分発のICE878に乗る、  ICEは1時間に1本ある、  ベルリンZoo駅着17時17分。  Braunschweig - Zoo間212kmを1時間17分かかるのでほぼ時速200kmだ。  その間ほとんどICE専用線を走るが高架ではなく平地を走るので速く感じる。

カイザーヴィルヘルム教会へ行くとオルガン演奏会があったので聞く、 無料  献金5euro(685円)。

Zoo駅前の中華レストラン揚子江で夕食、  スープ麺、ホウレン草ガーリック炒め、マーボ豆腐、ビール、 白グラスワイン、コーヒーで34.35+1.65euro(4930円)。  Zoo駅で朝日新聞を売っていた 3.50euro(480円)。  ホテル帰着21時10分。

11月23日  日曜日    薄曇り

絵画ギャラリーのフェルメール

9時25分ホテル発、  ベルリンの絵画ギャラリーへフェルメールの絵を見に行く。  U2でポツダム広場へ行き 絵画ギャラリーへ着くと10時の 開扉10分くらい前で待っている人はほとんど日本人のようである。  入場料6eur(820円)。  ここにはフェルメールの「紳士とワインを飲む女」と「真珠の首飾り」がある。  その他の画はあまり多すぎて 印象に残っていない。

すぐ近くのソニーセンターでぶらぶらしてから博物館島、ドームのあたりを散歩。

オペラの前のシャンパン オペラ座内 フィガロの結婚

15時50分ホテルに帰りスーツに着替えて国立オペラ座へ行く、  今晩はオペラ フィガロの結婚を見るのだ。   開演には早く着いて 回りのクリスマス市を見てまわる。  17時15分入場、  天井桟敷席(4階右側の1列目7,8)をオペラ座サイト http://www.staatsoper-berlin.de/en/intro.htmで購入、  8euro(1100円)、 手数料2euro、  10月22日に申込み、  1週間ほどでチケットを送ってきた。  席は身を乗り出さないと舞台全景が見えない、  もう少し正面の席のほうが良かった、  値段は32,42euroと高くなる。  18時00分の開演まで下でシャンパンを飲む、  4.50euro(620円)。 指揮はダニエル・バレンボイムだ、  歌っているのはイタリア語で 舞台の上にドイツ語の訳が出ている、  両方とも分からないので歌を聴いて華麗な舞台を見る。  21時30分終演。

バス200番でホテルへ帰る、  帰着21時50分、  ホテルレストランZille Stubeで夕食、  チキンサラダ、ウインナシュニッツェル、グラス赤ワイン、ビールで28.80euro(3950円)。

11月24日  月曜日    晴れ

洗濯をして出発が遅くなった、  12時20分ホテル発。  アレキサンダー広場のクリスマス市の店が開いている、  クリスマスの 一ヶ月前から開くようである。

Frankfurt(O)駅前の地図 クリスマス用品の店

歩いてポーランドへ行くことができると聞いたのでFrankfurt(O)へ行く。  ユーレイルセレクトセーバーパスの2日目を使用、  Ost駅発 12時55分、  Frankfurt(O)着14時05分。  駅前の地図を頼りに歩いていく、  途中クリスマスの花や飾りを売っている店が多くある。

川向こうはポーランド

 20分ほどでポーランドへ渡る橋に着いた、  ドイツ側からポーランド側へ行く人も反対の人もけっこう沢山いる、   みんなパスポートをちらっと見せるだけだ、  我々は記念のためにスタンプを押してもらう。

Subiceに入ったところ

町の名前はSubiceというようだ、  走っている自動車のエンジン音が大きい、 ドイツ車と比べると格段の差だ。 店構えがドイツと違う。

魚屋 魚屋の店構え

魚屋があり入ってみると鯉のような魚が置いてある、  ショーウィンドウの魚のマリネのようなものがおいしそうなので買う。  ポーランドのお金を持っていないので2euro分入れてもらう。  あたりを歩き回ってみたが魚屋と同じような店構えがほとんどだ、  1時間半ほど歩き回って薄暗くなってきたのでドイツへ帰る。  リンゴや絵はがきをいずれもeuroで買う、硬貨でも受取ってくれる、多分物価がドイツよりも安いので多くのドイツ人が買物に来るのだろう。

夕食

帰り道の肉屋で夕食用のスープ、惣菜を買う、 9.99euro。駅のCDで300euro引出し。  17時20分Frankfurt(O)発  駅で焼きそば、パン、ビール2 買って列車の中で夕食とする。

アレキサンダー広場近くのクリスマス市 当てもの? 観覧車から

アレキサンダー広場駅手前で線路のそばにネオンも鮮やかにクリスマス市が開いている。  駅から大勢の人が歩いていくのに ついていく。飲み物の店の前で大勢の人がグリューワインを飲んでいる、  私たちも1杯を二人で分ける、  2euro(270円)カップのデポジット2euro、  カップが気にいれば持って帰ることができる。

同行者が寒いけれど観覧車に乗ろうと言い出し乗る。  ここのクリスマス市は通り道が一本道でずっと歩いていくと同じところを通らずに 出口へ行くことができる。

ホテル着20時30分

11月25日  火曜日    曇り

10時20分ホテルをチェックアウト、  ホテルレストランで3回食事したが支払済みになっている。  私は払っていないと言うがホテル側は 誰かが支払ったからいらないという、  請求書をよくチェックせずに支払う人がいるのだ。

アイスバーン

アレキサンダー広場にアイスバーン(Eisbahn)と書いてある大きなテントがあったが、今日は開いていてスケートをしている。 日本語でアイスバーンと言うと少し意味が違うがスケート場はアイスバーンには違いない。

ペルガモンの壁画 兵士

ユーレイルセレクトセーバーパス3日目を使用、  ペルガモン博物館へ行く、  入場料6euro(820円)。  壁画というかタイル画 というかすばらしい大きなものがある、  トルコのペルガモン遺跡の発掘物だ。  今の時代だったらトルコから持ち出すことはできないと思うが持ってきたおかげでこのように 保存され見ることができる。

ベルリンの壁 壁のアピール

Ost駅の西側にあるベルリンの壁へ行く、  大きなものはもうここにしか残っていないらしい、 22日にOst駅へ来たときに駅前に出て 目の前まで行ったのにその時はこれがベルリンの壁だとは気づかなかった。  壁は高さ4mくらい 厚さ20cmで長さが1kmくらいある、  監視所みたいな建物もある、  絵やアピールが描いてある。

撮影中 色々な絵

 東洋人の撮影隊が女性を歩かせて撮影していた。

ホテルに戻り預けていた荷物を持ってOst駅発15時47分のEC177でドレスデンへ行く。  ベルリンの市街を過ぎるとドレスデンまで大きな町はない、  17時45分ドレスデン中央駅着。