情報サービス論期末試験用講義ノート (続 4/5)
言葉、語句を探す
・探すトゥールは辞書等同定しやすい。
・権威のある辞書は紙媒体のものが依然重要。
・ある程度の辞書はWebで利用でき、無料のものが多い。
辞書とは「語を一定の観点から整理配列して表記法、発音、語源、意味、用法などを記述した本」国語学辞典 東京堂 1961
国語辞書、双解辞書、多国語辞書
語数、語彙の種類、定義
辞書、辞典、字典
言語の種類の数だけある
関連語、反意語
略語、略称
同義語、類義語、関連語、反意語
シソーラス
専門用語
人工語 エスペラント語
俗語、方言 slang
言語地図
隠語、駄洒落
語源 etymology
新語、時事、口語
死語、古語、文語
語法、用字、用法
動詞活用
発音、イントネーション
絵文字 pictograph
崩し字辞典, 草書
正字法, 略字、俗字
オンライン(Web)辞書、電子辞書
オンライン(Web)翻訳
旅行用辞書
学習用辞書
得意な出版社(例)
国語ー>岩波書店
漢和ー>角川書店
英語ー>研究社 Webster
フランス語ー>白水社、大修館書店
冊子体の辞書
・依然権威のある辞書は冊子体のものが多い
・一般的な辞書は個人でも所有
・利用頻度の少ないマイナーな言語はWeb辞書で代用できる
・更新に難点があるため、新語に弱い
・長い年月をかけて編集されるものがある
・同じものでも、机上版、逆引き、革装版、大活字版、さらに電子版として、DVD版、オンライン版などが存在
辞書のWeb化
•小学館、三省堂、研究社等の辞書が検索可能。
•Webster, Oxford, Cambridgeなどの英語の辞書も検索可能。
•百科事典も一部役に立つ。
•Weblio, Kotobankなど辞書を集めたページがある。
•OneLook dictionaryのように、複数の辞書を同時検索できる。
•発音を聞くことができる。
•Webの翻訳サイトも辞書として利用可能。
•Webでフレーズ検索を利用するなどすれば用例、定義などを掲載したページを検索できる。
引用句(quotation), 用語索引(concordance), 文章集成(corpus)などの利用がより便利。
・Webではマイナーな言語の辞書までも利用可能。
・Web検索ではあやふやな用語、間違ったスペルを直すことが可能。Did you mean? 「もしかして」
辞書としてのWebページ
–略語辞典として
•stands for のフレーズを使う。略語の後に続ける。
–用語辞典として
•とは を検索する言葉の後に着ける。
•define: を用い言葉の定義を調べる。 主として英語。
–用例集(コーパス corpus)として
•“” ダブル・クォーテーションで複数文字を囲む。
地名を探す
Google Mapsの登場で地名は探しやすくなった。
・•地名を入力すると地図上に表示
・各種主題図については、ほとんどの図書館が索引を作っておらず、探すのが難しい。
・•世界各国(特に途上国)の地図に関しては、アジア経済研究所、国際協力機構が有力情報源
・携帯での検索が今後増加するものと思われる。
•GPSを使った、カーナビでの利用
・ゼンリンの住宅地図は個人を探す時にも役立つ。
・地図情報は、軍事など国際関係での有力情報となりえる。
地名事典
行政地名、自然地名の由来、起源を解説
地名索引、gazetteer: 地名、地域名、都市名の位置を示す
地図、map, cartography
国土地理院、
日本地図センター
地形図と主題図
索引図
緯度・経度、縮尺
白地図
地図は日本の図書館ではまともに(図書・雑誌のように)整理されているケースが少なく、OPACにほとんど収録されていない。
地図帳 Atlas ギリシャ神話の巨人
地球儀、3D
旅行書
地域年鑑
住宅地図: ゼンリン
インターネット動的地図“ならでは”の機能
地名を検索し、検索結果を地図上に表記
縮小・拡大
左右・上下(東西・南北)への全方位移動
属性情報の取り込み
Webcam(ウェブカメラ)
気象情報
経路検索
トラッキング(追跡) 飛行機、汽車、船、バス、郵便物
Mobileでの利用
GPS(Global Positioning System)
Google Maps: Google Earth、Street View、Search Nearbyなどの機能
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